金子農相「日本の食料自給率は37%。現在の状況があるのは、国民が安い農産物を求めたからだ。」
・飼料穀物と肥料にリスク 食料供給「近年にない厳しさ」 農水省 6/21(火)
(前略)
家畜の餌となるトウモロコシなど輸入に頼る飼料穀物の価格高騰、農産物生産に必要な肥料原料の調達難を「重要なリスク」と分析。コロナ禍に伴う供給網の混乱とロシアのウクライナ侵攻の影響を挙げ、国内の農林水産業や食品産業は「近年に例を見ないほどの厳しい環境下にある」と懸念を示した。(以下略)
・農相が語る食料価格高騰と自給率 6/21(火)
(前略)
金子氏は、「日本の食料自給率は37%(カロリーベース)だ。輸出国である日本は貿易全体で食料を考え、不足するものを外国から買ってきた。現在の状況があるのは、国民が安い農産物を求めたからだ。高くても自国の農産物を食べる感覚があれば今のようにはなっていない」と言う。
「国産の農産物であっても肥料や飼料をすべて国内で賄うことはできない。工業製品の輸出で外貨を稼ぎ、農業政策に投入してきた。世界経済の循環を考えて政策をやってきた」と語った。
能登地方の地震はまたまた深さ10kmで発生しましたね。なりふり構わず自然災害を装っているようです。
自然災害は怖いものです。しかし、自然災害に対して私たちができることは備えることだけ。洪水にはハザードマップの確認や車の非難、どうしても正常バイアスが働きますが、線状降水帯の警報にはそれなりに反応する必要があるでしょう。
※ 私は、基本ご紹介いただいたサバイバルファミリーのような状況を覚悟していますので…
地震には水や安全な非常食の備蓄が重要です。また、夏なら日差し除けや冬なら寒さ、一年を通して雨除けとして使えるサバイバルブランケットの備蓄は必須でしょう。※ 100均で買えるようです。
|
都会にお住まいだと飲み水の確保にも限界があるでしょう。また、せっかく給水車が来ても自宅にペットボトルしかなければ十分な水をもらえません。その意味で、以下のようなウォータータンクの常備も必須です。
|
政府はコロナパンデミックを諦め?サル痘パンデミックのシナリオに変更しているように思えます。重要なので強調しますが、今は戦時下です。政府は人工地震や気象兵器(線状降水帯による豪雨や台風)など、未だ深い眠りの中にいる人には自然災害と疑うことがないであろう兵器を用いて人口削減を行っています。
ここ1か月、日本のあちこちで雹が降ったこと。また、5月6月と、例年にはない涼しさ・寒さが続いていることもお氣づきだと思います。ラニーニャ現象が発生していることから、猛暑のシナリオは想定内。さらに、節電を盛んに訴えていますから、夏の猛暑化の停電も視野に入れておく必要があるでしょう。そして、そんな政府に対して私たちは〝備える″ことしできません。
この所再三指摘してますが、こんな話を聞いても受け取り方・事態の認識は人それぞれ。また、認識が違えば備え方も人それぞれ違います。
もやし栽培の提案!
・生産コスト上昇で「モヤシ」業者が悲鳴 ラーメン店で山盛りモヤシを残す客に「道具ではない」と嘆きも 5/31(火)
(前略)
原油高で輸送費や工場での燃料費がかさみ、生産コストが上昇している。にもかかわらず、小売店への納入価格はなかなか上げてもらえない現状に、生産業者からは「薄利で耐えてきたが、もう限界」と悲鳴が上がる。(中略)
「うちのモヤシが9円で売られている」
今年に入って、モヤシの全国的な業界団体「工業組合もやし生産者協会」(東京)に、こんな報告が上がってきた。一緒に送られてきた画像には、店頭でおなじみの200グラムのモヤシ一袋が毎日「9円」で売られている様子が写っていた。(以下略)
モヤシの小売店への納入価格は、200グラム一袋で20円台が一般的だ。
ということで、「緑豆」と「小豆」、「青えんどう豆」、「レンズ豆」各々20gのもやしを作ってみました。
緑豆
小豆
青えんどう豆
レンズ豆
結果
緑豆 – 6日目に収穫
小豆 -6日目に収穫
これ5日目
下が6日目(ピンボケ)でもパンパン
青えんどう豆 – 5日目に収穫 チョーパンパン
レンズ豆 – 7日目に諦めて収穫 スッカスカ
結果
レンズ豆却下。
緑豆と青えんどう豆、小豆のコストを確認してみました。
※ もやし 1袋分/約25gの種で計算しています
緑豆
1㎏ 1050円 – 40袋分
1袋-約26円
|
小豆
900g 1150円 – 36回分
1袋-約32円
|
青えんどう豆
120g 726円 – 4と5分の4袋
1袋-約152円
ということで、生育は早いが高コストのため却下!
|
と、思ったのですが…
イギリス産青えんどう豆
1kg 790円+送料880円 – 40袋分
1袋-約42円
|
でも、ご家族で食べるなら…
例えば、5人家族なら1キロだと8回で終わり。ならば、10キロ買っても十分に使い切れる。
イギリス産青えんどう豆
10kg 5800円 – 400袋分
1袋-約15円
|
じゃあ、緑豆と小豆も大容量の価格は…
小豆
10kg 7600円 – 400回分
1袋-約19円
|
小豆
20kg 15200円 – 800回分
1袋-19円
|
緑豆
10㎏ 6090円 – 400袋分
1袋-約15円
|
緑豆
10㎏ 5840円 – 400袋分
1袋-約15円
|
以上のように、ご家族で食べるなら10キロ単位
・【静岡開催】「食べられる草採りましょう会」 6月25日(土)、7月9日(土)、7月30日(土)
・7月3日:神奈川開催 – 西鎌倉 「食べられる草採りましょう会」限定30名 バーベキューは限定10名 – 神奈川在住者優先
・7月16日(土)美濃市 6月23日(木)正午より募集開始です
・7月23日(土)虹の松原(九州) 6月27日(月)正午より募集開始です
終了後、昼食は呼子のイカを食べに行きます。ご一緒される方がいらっしゃいましたらぜひ!
とにかく、1年分以上の食糧を確保しましょう。無農薬ササニシキ玄米は2年分の備蓄が必要ですね。味噌や醤油もさらに仕込んでおくのが賢明なようです。また、私はお客様に次のようにアナウンスしています。
「通販利用の購入は4月10日までに済ませること。」
「キュウリやミニトマト、ナスなど野菜は時間稼ぎのためF1種の苗でいいので栽培をはじめること。」
「苗以外は固定種の種を購入し、すぐにプランター栽培をはじめること。」
「畑を借りるのは否定しないが、盗まれることを想定してペットボトル栽培も検討する事。」
「盗まれないようベランダでのプランター栽培を推奨。」
「生育の早いラディッシュは毎日家族分の種まきをすること。」
今回が食糧備蓄について最後のお知らせとします。以下を参考に安心・安全な保存食を備蓄し、野菜のプランター栽培をはじめてください。
安心・安全な保存食
安心・安全な保存食とは、大きく次の4つがあります。
1.乾物:野菜や海藻類、魚介類などの食材を乾燥させて、水分をカラカラになるまで抜き、常温で数カ月以上の長期保存をできるようにした食品のこと
2.漬物:日本の伝統的な梅干しや白菜など野菜の漬物やキムチ、ジャムなどの食品
3.魚缶詰:サバやアジ、イワシなどの魚缶詰やツナ缶
4.穀類・豆類:玄米や雑穀、豆、スプラウトなど
1.乾物
乾物は水分を抜いているので微生物が繁殖せず、常温でも腐らずに保存できます。種類はとても多く、一般的には昆布、寒天、ひじき、干ししいたけ、切干し大根、高野豆腐など。他にも、豆類や麩(ふ)、麺類、のり、ワカメ、煮干し、桜エビなどがあります。
海苔
味付け海苔はダメです。また、韓国海苔も避けた方が無難です。前者は添加物まみれですし、後者はゴマ油が酸化しますので長期保存など危険です。
|
鰹節
削ってあるパック詰めでも悪くはないのでしょうが、自宅でその場で削った鰹節の味は別格でしょう。
|
だし昆布
これからは味噌が如何に大事なのか再認識されます。だし昆布も欠かせませんね。
|
とろろ昆布
個人的に大好きなのがこのとろろ昆布。お湯で戻すだけで食べれますのでお勧めです。
|
乾燥わかめ
味噌汁の具としてわかめも欠かすことはできません。
|
乾燥ひじき
好みは人により違いますが、私はひじきの煮物も大好きです。
|
乾燥もずく
私は海産物全般が好きなので、このもずくも欠かせません。
|
煮干し
煮干しも味噌汁のダシには欠かせませんね。
|
春雨
私はチャプチェが好きなので春雨も備蓄しています。
|
ごま
おひたしも大好きな私ですので、白ごま黒ゴマともに備蓄しています。
|
|
きな粉
私は甘いもの食べません。でも、甘いもの好きな方は、今後はきな粉が欠かせないものとなるのでは?
|
干しシイタケ
しいたけは超ーーーー大好きな食材です。干しシイタケも分厚いヤツは味が違いますよ。
|
切り干し大根
切り干し大根も好きです。と、ここまでピックアップしてみて、乾物は私が好きなものだらけだと今氣づきました。
|
高野豆腐
高野豆腐はほとんど食べた事ありません。が、保存食としては優秀なたんぱく源です。
|
ゲソ:スルメイカ
我が家の娘たち、とくに次女の子どもの頃はおやつ替わりにスルメイカ食べさせていました。お酒のおつまみにも。
|
漬物
漬物はできれば自家製を目指してください。私も味噌作りはじめましたし、梅干しは義母が作ってくれます。
ぬか床を用意すれば簡単かつ美味しい漬物を年中食べることができます。ので、ここでは昔ながらのしょっぱい梅干しだけご紹介しておきます。
|
干し柿
甘いもの好きな人のために干し柿だけはご紹介しておきます。
|
妻は、柿がないとダメな人なので…
魚缶詰
魚の缶詰です。後半にツナ缶をご紹介していますが、ツナ缶購入時は裏面を見極めて購入してください。
・サバ缶
|
|
・鮭(サケ)缶
|
|
・さんま缶
|
・イワシ缶
|
|
ツナ缶
油漬けのツナ缶は禁忌です。絶対に買ってはいけません。水煮ツナ缶を購入してください。念のため、過去記事の一部を再掲載します。
実は、マグロもその種類により魚肉中に含まれるEPAやDHAの含有量は大きな差があるようです。文部科学省の 日本食品標準成分表2015年版(七訂)脂肪酸成分表編 脂肪酸成分表編 第2章 第1表で確認したところ、カツオでは先の初ガツオと戻りカツオでは大きな違いがありました。
初ガツオ:EPA24㎎・DHA88㎎
戻りカツオ:EPA400㎎・DHA970㎎
魚好きの私は、以前は初ガツオを楽しみにしていましたが、いつからか戻りカツオの方が脂がのっておいしいと気づきました。しかし、あらためて調べてみてEPAとDHAの量が10倍以上も違うことに驚きました。
このように、獲れる時期で魚肉に含まれるEPAやDHAの含有量は大きな差があります。同じように、魚種によってもEPAやDHAの含有量には違いがありますので、ツナ缶でも大きな差がありました。
ツナ缶のEPA/DHA含有量
主原料をビンナガマグロかキハダマグロ、カツオに使うかでEPAやDHAの含有量に大きな差がありました。
ご覧のように、もっともDHAやEPAが豊富なカツオの味付け缶とキハダマグロの油漬け缶では、その含有量に8倍以上もの差があることがわかりました。
水煮タイプのツナ缶
水煮(ノンオイル)タイプのツナ缶は、油の代わりにマグロやカツオ、野菜エキスなどを使用しています。食塩未使用タイプのものもあります。ツナ缶を選ぶときは必ず水煮タイプから購入するようにしましょう。
参考までに、魚嫌いの子どもやメンタル面に問題を抱えているご家族がいらっしゃるなら、次の方法をお勧めします。
お勧めのツナ缶ランキング!
DHAやEPAの含有量が多い水煮のツナ缶。これがお勧めということで、以下に油漬けを除いた表を再度ご紹介しています。
ご覧の通り、カツオがもっとも多く、DHAとEPAの含有量から考えると私的にはキハダマグロは「却下!」となります。したがって、カツオもしくはビンナガマグロの「水煮」ツナ缶がお勧めです。
そこで、以下の「食べて安心な食品一覧」の缶詰ページで紹介しているツナ缶にランキングをつけてみました。
第1位 いなば ライトフレーク食塩無添加オイル無添加
第1位に輝いたのは、イナバ食品のライトフレーク食塩無添加オイル無添加です。原材料はカツオ。オイルも食塩も無添加です。
念のため「ライトフレーク」が「カツオ」です。ライトツナは今回の話で却下となった「キハダマグロ」です。紛らわしいので名前に注意して購入してください。
第2位 素材そのままシーチキンマイルド
第2位はシーチキンの素材そのままシーチキンマイルドです。こちらも主原料はカツオです。オイルは入っていませんが、食塩が入っているので2位としました。
第3位 いなば 油を使用しないライトフレーク
第3位は油を使用しないライトフレークです。こちらも主原料はカツオです。上記の素材そのままシーチキンマイルドは75グラム、こちらの油を使用しないライトフレークは70グラム。市場価格は前者シーチキンマイルドの方が安価だったため3位としました。
第4位 はごろも 素材そのままシーチキンファンシー
第4位ははごろも 素材そのままシーチキンファンシーです。主原料はビンナガマグロです。カツオと比べてDHAとEPAの含有量が少ないこと。また、カツオと比べて1個当たりの価格が高くなることから4位としました。
第5位 ライトツナ アマニ油
いなばライトツナアマニ油というツナ缶があります。こちらは主原料がキハダマグロですが、油を亜麻仁油にしていることから第5位としました。ただし、先ほどの表でわかるように、キハダマグロとビンナガマグロのDHAとEPAの含有量には大きな差があります。油を亜麻仁油に変えても、その差を埋めることはできません。また、アマニ油を使った分だけコストが上がり、販売価格も高くなっているようです。
ただ、このライトツナアマニ油を利用された方から「とてもおいしかった!」という声を複数いただいています。上位4つも食べてくれなければ意味がありませんから、このライトツナアマニ油も選択肢のひとつとしてご紹介しておきます。
第5位 ライトツナえごま油
5位はもうひとつ。同じライトツナで、こちらもサラダ油をえごま油に置き換えているツナ缶です。1缶に使われているえごま油で1日に必要なα-リノレン酸が摂取できるようです。ただし、こちらも原材料はキハダマグロです。
5位のライトツナを利用する際の注意点!
ライトツナのアマニ油とえごま油。このふたつを利用するなら、ひとつ注意があります。それは、このふたつは加熱調理に向かないことです。
ここではカンタンに説明しますが、えごま油やアマニ油の主成分であるα-リノレン酸は加熱するとカンタンに酸化される上、トランス脂肪酸が生成します。決して加熱調理に利用してはいけません。
4.穀類・豆類
「白」編に「米」と書いて「粕(かす)」となります。よって、今後の私たちは精白食品は食べ物ではないと認識する必要があります。また、小麦やトウモロコシは遺伝子組み換え食品がほとんどですから、安全な固定種であるとわかるまでは避けた方が無難です。
玄米
こしひかりはダメ。ササニシキが良い。という噂があります。私も真偽はわかりませんが、念のために無農薬ササニシキ玄米を選ぶようお勧めします。私もそうしました。
|
玄米餅
玄米餅は美味しいですよ。これに味噌つけるだけでもいけますし、お雑煮もお勧めです。
|
|
スプラウト
イカのスプラウトは市販の物1パックが100回作ることができるようです。
|
カイワレ大根などとセットになって売られているものもあります。
|
豆類
私は豆の栽培セットも購入しました。1日目に12時間水に浸し、その後2日水替え水切りを1日2回やるだけ。例えば、今日の夕方水煮浸せば、明後日の夕食時には発芽した豆を食べることができます。
|
十割そば
十割そばをお勧めするのは、それ以外は小麦が使用されているからです。
蕎麦も魚の缶詰入れるだけで美味しくいただけます。
|
|
|
固定種の種
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
まとめ
何度も繰り返しましたが、今回の食料備蓄は時間稼ぎです。今後、私たちは精製された食品を避け、固定種(F1ではない)の野菜や果物を育て自給自足に近い生活に回帰する必要があります。
とりあえず、私も固定種の種をいくつか購入し、プランター栽培をはじめました。
今すぐ備蓄食料を備えるとともに、まずはプランター栽培でいいのではじめてください。
・助けることができるのは家族まで!食糧備蓄の現実を知りましょう。他人を助けることなどできません
・手作り味噌づくりに挑戦してみました。出来上がりはどうなるのか?10カ月後までわかりませんが…
・安心・安全な保存食を備蓄して食糧危機・食糧難を乗り越えましょう! 自家栽培もはじめてね。
・有機大豆を自宅で煮てからの味噌作り! – とんでもない誤算がありましたので情報をシェアします。
・産地偽装の報道は「食糧危機が来るよ!」というお知らせです!リミットは間近だと思われます。
・野菜はペットボトル栽培できる!マンションなどにお住いで野菜栽培のスペースがとれない方へ
・4月より物価高と食料品を含めた品不足は決定的! – 1か月分レベルの備蓄では乗り切るのムリですよ
・認識が甘かった!そう痛感しました。みなさん、この指摘を真剣なアドバイスと受け止めましょう。
↑ とくに、この小林さんからいただいた指摘はよく噛みしめて読んでください
↑ 孤独でいたい方は読むのは時間の無駄です。