原油や物流費の高騰、ウクライナ情勢に円安が加わったことで値上げの対象は今後ほぼ全品目に広がるのは確実!
本日、洋服の青山でズボンを買ってきました。想像していていましたが、カーキー色など定番(売れ筋)のズボンは皆無でした。店員のお姉さんに聞いたところ、「そうなんですよね。4月からぜんぜん入ってこなくて、それでも4月はマレに入ってきたのですがせいぜい2~3本。5月は今のところ売れ筋の色の入荷は未定です。」という返事でした。
幸か不幸か私は痩せているため、在庫が少ないサイズだと言われてしまいました。また、その店員さんの個人的な話として、「家の冷蔵庫が壊れたので新しいの頼んだんですよ。でも、3週間たっても入荷が無いと連絡があり困っちゃってるんですよね~」と話していました。
想像していた通り、すでに中国からの輸入は〝ほぼ″止まっていると考えていいでしょう。
食料や生活雑貨はもちろんですが、衣料品や電化製品など必要なものは出来るだけ早く確保するよう行動されることをお勧めします。
以下、値上げを発表した会社のほんの一部をピックアップしました。
・餃子の王将、ギョーザなど14品値上げへ 5月から20~30円
食用油を巡ってはJ―オイルミルズや日清オイリオグループも、7月以降の値上げを予定している。
・昭和電工、5月20日納入分よりアンモニアおよび関連製品を値上げ
アンモニアは尿素の原料で、尿素はディーゼルエンジン車が動くのに欠かせないアドブルーの原料です。よって、今後もアドブルーの高騰は続くとともにトラック物流コストも上昇します。また、その価格がさまざまな商品価格の値上げに繋がることは私が指摘するまでもありません。
さらに、尿素は一般的に窒素肥料として利用されていることから、この秋の収穫に影響することは私が口にするまでもないでしょう。
・コカ・コーラ、小型容器の値上げを検討 大型PETの5月価格改定に続く動き 7月以降の実施を視野
はま寿司は高価格帯の商品を値上げします。
ゼンショーホールディングスは「はま寿司」で今月26日から「富士山盛りまぐろ軍艦」など1皿308円(税込)の高価格帯の商品を319円(税込)に値上げすると発表しました。
・アイリスオーヤマ、家電など10%超値上げ ヘルスケア商品やペット用品も
・5/2~【松屋】牛めし「価格改定」 値上げ分を補うお得術と「価格据え置き商品」
・ホットケーキミックス値上げ、メープルシロップや純ココアも 森永製菓、価格改定の商品一覧
・スシロー1皿100円終了…一番安い黄皿120円に値上げ 都市型の店舗は150円に 2022年10月から全店対象
・夏はカップ麺、秋はビール…値上げの傾向を掴むカギは「原材料比率」 (転載元)『女性自身』編集部
商品の値上げが連日報じられるなか、まだその発表がされていない品目もある。“原材料比率”という視点に立って考えてみると、今後の値上げの傾向が見えてくるという――。
「急激な円安の進行が止まらず、4月20日には一時1ドル129円台をつけました。約20年ぶりの水準ですが、この傾向が変わる要素は見当たりません」
こう話すのは、市場の動向に詳しい経済評論家の加谷珪一さん。
今年3月には1ドル115円台で推移していた円相場が、1カ月足らずで15円もの円安に。この異常事態は、家計にも大きな影響を及ぼすことになるという。
帝国データバンクの4月の調査「企業の今後1年の値上げに関する動向アンケート」によれば、今後1年以内に値上げを行うと回答した「飲食料品・飼料製造」企業は「73.1%」にのぼる。
「原油価格高騰と流通網の混乱、ウクライナ情勢という値上げの要因に、輸入物価を押し上げる円安が加わったことで、値上げの対象は今後ほぼ全品目に広がると予想されます」(加谷さん・以下同)
今年はすでにパンやパスタなどの主食をはじめ、食用油、みそ、ティッシュなど、生活必需品の多くが値上げされた。間髪入れず、5月以降の値上げも続々と発表されている。
6月の値上げ予定が目立つが、加谷さんによれば、この傾向を読み解くための指標があるという。
「“商品の価格”に“原材料の費用”が占める割合を『原材料比率』といいます。この比率が高いほど値上げサイクルが速い、という傾向があります。原材料比率を商品カテゴリー別に把握しておくと、家計を守るための指針にもなるでしょう」
そこで、加谷さんが独自に調査した原材料比率をもとに、値上げのサイクルについて解説してもらった。
まずは、すでに多くのメーカーが値上げを実施したパンについて。
「パンの原材料比率は30~40%です。小麦を焼き上げてから店頭に並ぶまでの工程が少ない=原材料費率が高い商品の代表格です」
同様の原材料比率が6月値上げの「スープ、ソース、食酢」。7月の「オリーブオイル」(35~40%)もほぼ同じカテゴリーと考えてよい。
「原材料費の高騰が販売価格に直結しやすいため、企業が値上げをせずに我慢できる幅が狭い、とも言えるのです」
原材料費が今後も上がれば、さらなる値上げも予想されるという。
■8月に値上げに踏み切る企業が続出の可能性も
次いで原材料比率が高い食品には「カップ麺」「菓子類」「アイス」「乳酸菌飲料」など多くの品目があり、比率は25~30%。
「『3割』以内に収めるのが原材料比率の理想ですので、この『25~30%』がボリュームゾーン。発表分は6~7月に集中していますが、8月以降の値上げに踏み切る企業も多くなるでしょう。特に、すでに業界大手の『日清食品』が値上げを発表しているカップ麺については、競合他社の追随が相次ぐことも予想されます」
酒類では「ワイン」が20~25%、「ビール」「焼酎」で15~20%と、種類によって原材料比率に幅があるという。
「ワインの多くは海外産ぶどうを原材料としていますので、輸送コストの高騰などに加えて『円安』の影響も出てきたと考えられます」
これからおいしい季節になるビールだが、アサヒビールは10月1日出荷分から「スーパードライ」「クリアアサヒ」をはじめ162品目を店頭価格で6~10%値上げすることを発表。ビール業界でも他社の追随が続く可能性は十分にありそうだ。
ほかに原材料費率が低い品目として、「化粧品」(10%ほど)がある。
「宣伝費などの比率が高い化粧品業界でも、原材料費の高騰が著しいため、価格を見直さざるをえない企業が出てくると予想されます。 秋商戦の9月ごろからは、5%ほどの値上げは覚悟しておいたほうがいいでしょう」
原材料比率の低い品目は“値上げのサイクルが長く” “保存がきく商品”が多いのが特徴だと加谷さんは言う。
「そうした品目は、ある程度ストックしておくことを考えるのも、支出を抑える策の一つになります」
まだまだ終わりの見えない未曽有の値上げラッシュ。その波に賢く備えることが、家計が受けるダメージの軽減につながる。
※ 転載ここまで
・資源価格上昇との共振、打撃 円安に揺れる日本経済 小峰隆夫・大正大学教授 2022年5月16日
輸入エネルギー価格の上昇とともに円安が進行しているため、輸入価格が上昇し、その波及効果で国内物価も上昇している。
物資購入の優先順位を決めましょう!
「上海港ロックダウンは人為的なインフレを起こす手段!ですが、想定していたより遥かにヤバイ事態のようです!」で指摘しましたが、中国の港湾は世界的ハブ港として機能しているようです。この事実は特に日本は深刻です。
・日本は輸入全体から見た中国のシェアは約25% – なんと輸入の4分の1が中国!
・総コンテナ貨物量から見た中国のシェアは約49% – なんとコンテナ貨物の半数を中国の海運が運んでいた!
したがって、少なくとも上海港や広州港、深セン港がロックダウンを続けている現状では、日本にはほとんどコンテナ貨物が入ってきていないことが容易に想像できます。現在、生活必需品に限らず100均で買えるもの、電化製品に至るまでその多くが中国からの輸入品です。そこで、ご自分なりに買い物の優先順位をつけてください。
1.食料の備蓄:ササニシキ玄米を主食としてご家族最低1年分以上。味噌と醤油も忘れずに。長期保存が可能な魚の缶詰や乾物を中心に購入しておきましょう。水も忘れずに備蓄してください。
2.日用雑貨:トイレットペーパーや生理用品は必須です。ティッシュペーパー他、日用雑貨で必要なものを書きだし順次購入を進めましょう。
※ 古い電化製品などの修理は間に合わないようです
3.服や下着、ズボン、靴下、靴など、身の回りの生活必需品→私は、3年は買えないと思ってとりあえずズボン5つ買いました。
4.熱源:ポータブル電源やカセットコンロ、アルコールバーナーなど
・アルコールバーナー
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・燃料用アルコール
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・カセットコンロ
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・ガスボンベ
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5.簡易浄水器:川の水や風呂の水を飲料用にできるもの
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6.嗜好品:お酒など… ※ わらしべ長者用
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とにかく、1年分以上の食糧を確保しましょう。無農薬ササニシキ玄米は2年分の備蓄が必要ですね。味噌や醤油もさらに仕込んでおくのが賢明なようです。また、私はお客様に次のようにアナウンスしています。
「通販利用の購入は4月10日までに済ませること。」
「キュウリやミニトマト、ナスなど野菜は時間稼ぎのためF1種の苗でいいので栽培をはじめること。」
「苗以外は固定種の種を購入し、すぐにプランター栽培をはじめること。」
「畑を借りるのは否定しないが、盗まれることを想定してペットボトル栽培も検討する事。」
「盗まれないようベランダでのプランター栽培を推奨。」
「生育の早いラディッシュは毎日家族分の種まきをすること。」
今回が食糧備蓄について最後のお知らせとします。以下を参考に安心・安全な保存食を備蓄し、野菜のプランター栽培をはじめてください。
安心・安全な保存食
安心・安全な保存食とは、大きく次の4つがあります。
1.乾物:野菜や海藻類、魚介類などの食材を乾燥させて、水分をカラカラになるまで抜き、常温で数カ月以上の長期保存をできるようにした食品のこと
2.漬物:日本の伝統的な梅干しや白菜など野菜の漬物やキムチ、ジャムなどの食品
3.魚缶詰:サバやアジ、イワシなどの魚缶詰やツナ缶
4.穀類・豆類:玄米や雑穀、豆、スプラウトなど
1.乾物
乾物は水分を抜いているので微生物が繁殖せず、常温でも腐らずに保存できます。種類はとても多く、一般的には昆布、寒天、ひじき、干ししいたけ、切干し大根、高野豆腐など。他にも、豆類や麩(ふ)、麺類、のり、ワカメ、煮干し、桜エビなどがあります。
海苔
味付け海苔はダメです。また、韓国海苔も避けた方が無難です。前者は添加物まみれですし、後者はゴマ油が酸化しますので長期保存など危険です。
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鰹節
削ってあるパック詰めでも悪くはないのでしょうが、自宅でその場で削った鰹節の味は別格でしょう。
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だし昆布
これからは味噌が如何に大事なのか再認識されます。だし昆布も欠かせませんね。
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とろろ昆布
個人的に大好きなのがこのとろろ昆布。お湯で戻すだけで食べれますのでお勧めです。
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乾燥わかめ
味噌汁の具としてわかめも欠かすことはできません。
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乾燥ひじき
好みは人により違いますが、私はひじきの煮物も大好きです。
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乾燥もずく
私は海産物全般が好きなので、このもずくも欠かせません。
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煮干し
煮干しも味噌汁のダシには欠かせませんね。
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春雨
私はチャプチェが好きなので春雨も備蓄しています。
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ごま
おひたしも大好きな私ですので、白ごま黒ゴマともに備蓄しています。
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きな粉
私は甘いもの食べません。でも、甘いもの好きな方は、今後はきな粉が欠かせないものとなるのでは?
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干しシイタケ
しいたけは超ーーーー大好きな食材です。干しシイタケも分厚いヤツは味が違いますよ。
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切り干し大根
切り干し大根も好きです。と、ここまでピックアップしてみて、乾物は私が好きなものだらけだと今氣づきました。