「本当の妊活!」を読んで食事を変えたら手汗や脇汗、足汗が出なくなったのはなぜでしょうか?

「病人の概念は存在しても、病気の概念は存在しない」

これはヒポクラテスの言葉ですが、多汗症もそれは同じです。

手汗や脇汗、足汗、頭汗が異状に多い。

これを、多汗症と呼ぶ。というか、多汗症という病名を付け、私たちを洗脳しているのが西洋医学です。

そんな多汗症に悩みつつ、不妊治療を続けていた方から「『本当の妊活!』を読み、食事を変えて1カ月も経たずに手汗や脇汗、足汗が出なくなったのはなぜ?」というご質問をいただいたので簡単に説明します。

多汗症の正体は?

多汗症。

これは、簡単に言えば「手に汗握る!」状態です。

ドキドキしながら映画を見ていると、誰もが手汗をかきます。これが手に汗握る状態ですが、それが脇で起きれば脇汗に、頭で起きれば頭汗、足で起きれば足汗となります。

どういうことかというと、「怖い映画をドキドキして見ている」で想像できると思いますが、これは‶緊張″していることを意味します。

通常時でも、緊張して「手に汗握る」状態が続くから多汗症となる!

暑さやストレスが無い状態なら、私たちは手汗や脇汗、頭汗、足汗をほとんどかくことはありません。一方で、緊張すれば手に汗握りますから、ヒトにより頭や脇、手、足に汗をかきます。

このことから、多汗症のヒトは通常時より緊張していることがわかります。

つまり、本人が自覚しているかどうかは置いといて、多汗症のヒトは普段から緊張しています。そのため、健康なヒトなら何も問題の無い些細なストレスでも、多汗症のヒトはその緊張が容易に強くなり「手に汗握る」ことになります。

その結果、手や脇などに汗が出ます。

手汗や脇汗、足汗はSOS!

子どもの手汗や脇汗はSOSです。絶対に放置してはいけません。

特に思春期の場合、子どもの手汗や脇汗などを放置すると問題が大きくなる可能性が大です。なぜなら、「手に汗握る」状況とは、情緒の乱れを意味するからです

例えば、私のお客様の多くは精神的な問題を抱えている方々です。大人ならうつ病やパニック障害、子どもなら2~3年以上の不登校・起立性調節障害などで苦しんでいるヒトたちですが、その半数以上は手汗や脇汗など、多汗の症状をもっています。

この事実は、手に汗握る=情緒の混乱=交感神経の緊張=アドレナリン(不安・恐怖)とノルアドレナリン(怒り・イライラ)の過剰分泌を物語ります

例えば、手汗や脇汗、足汗(で、足が臭い)子どもは、今笑っていたのに些細なことで拗ねたり泣いたりします。つまり、彼らは健康なヒトならストレスにもならない状況でも、それをストレスに感じてしまいます。だからこそ、気分のアップダウンがひどいのです。

なぜ、普段から緊張しているのか?

私は以前から、日本人のほとんどすべてのヒトに10日間チャレンジをお勧めしています。その理由は、ほとんどのヒトがサラダ油を使った炒めるや揚げるといった調理をし、植物油脂やトランス脂肪酸がたっぷりの冷凍食品やおお惣菜、ケーキ、パン、チョコレート、アイスなどを当たり前のように食べているからです

また、これらを食べると体内で慢性炎症が起きることになるからです。

では、体内で慢性炎症が起きるとどうなるのか?

というと、必ず交感神経が緊張します。

この時、前述したアドレナリンとノルアドレナリンの過剰分泌が起きます。また、交感神経とは闘争逃走の神経であるが故、自然と次のふたつの状況となります。

・逃走:猫に睨まれたネズミ

・闘争:窮鼠猫を噛む

このどちらも、精神的にはいっぱいいっぱいの状況であることは明らかでしょう。

ですので、例えば「友達が笑っている」のを健康な子どもと多汗症の子どもが見ると…

・健康な子ども:何か面白そうな話をしている。「何話してるの?教えて…」

となるのが…

・多汗症の子ども:「もしかしたら、私の悪口を言っているのかも…」

また、例えば先生に叱られると…

・健康な子ども:やっぱ怒られてしまった…

・多汗症の子ども:先生は私のことばかり怒る。他の子にはこんなに怒らない!

そう、疑心暗鬼となります。

大人も同じ!

「部下の逆パワハラで困っています!」

ここ10年くらい毎年数名の方から相談をいただきますが、もう、この理由も想像できますよね。

例えば、部下に注意をすると、部下はそれをパワハラと感じてしまい、パワハラを受けたと大騒ぎする。

これはまさしく部下が「猫に睨まれたネズミ」(パワハラと感じる)であるが故、「窮鼠猫を噛む」(パワハラだと騒ぐ)という状態です。

だからこそ、こういった問題は話し合いで解決することはありません。

また、こういった精神状態は次のような問題も抱えることになります。

・根に持つ。あのせいで…と、恨む

一方で、しっかり10日間チャレンジを生活に取り入れると次のようになります。

過去のイヤな経験を、あのおかげで…と、感謝するようになる(試したヒトしかわかりませんね。笑)

まとめ

なぜ、多汗症の話をしたのかというと、不妊で悩む女性の多くが多汗症の症状を持っているからです。

また、そんな女性は不妊に対して過度のストレスを抱えるため、ご主人に対して知らず知らずのうちに「猫に睨まれたネズミ」や「窮鼠猫を噛む」対応をします。また、それが故、ご主人はそのストレスから避けるため、不妊期間が長ければ長いほど、奥さんを避けるようになってしまうようです。

その理由もお分かりいただけましたよね。

多汗症(脇汗や手汗など)=情緒の混乱=交感神経の緊張=アドレナリン(不安・恐怖:猫に睨まれたネズミ)とノルアドレナリン(怒り・イライラ窮鼠猫を噛む)

この図式が原因だったのです。

10日間チャレンジ!, Blog’s

Posted by sinsd