シャンプーや化粧品、衣類、医療器具、プラスチック製品などにも不妊の原因が隠れている
フタル酸エステルは食料品の包装材および医療器具などの多くのプラスティック製品の可塑剤としてポリ塩化ビニルなどのプラスチックを柔らかくするために使用されています。が、それだけではありません。
柔軟剤やシャンプー、化粧品、医療器具など、男女問わず私たちの日常の品にフタル酸エステルは深く浸透しています。
そのフタル酸エステルは、以下のことからヒトの生殖性に大きな影響を与えることは明らかです。
・フタル酸エステルの生殖および発生に対する毒性影響についての最近の研究
(前略)
ラット、マウス、モルモットなどの実験動物の雄に対して、フタル酸エステルが精細管萎縮、精子形成阻害などの精巣毒性および雄副生殖器萎縮を引き起こすことは良く知られている 。
(中略)
Davisら(1994a)は、成熟雌ラットへのDEHPの経口投与により、性周期の延長、排卵阻害、血中17 β一estradiolおよびprogesterone濃度の低下、GTHサージの阻害が引き起こされることを示した 。
(以下略)
また、以下の記事から、私たちの想像以上にフタル酸エステルの弊害を受けていることがわかります。
・エコな靴ってなんだろう? 靴に使われることの多い4つの毒から考える
それ以外にも下着などに使われているようです。
したがって、当たり前のように利用しているペットボトルやプラスチック製品だけでなく、日常生活で使用している〝すべて″の製品を再確認する必要があります。後は、便利な生活の裏に氣づけるかどうか?という話ですね。