子どもを授かる前の女性に伝えたいこと!:遺伝子のスイッチに影響を与えるものは何?

平飼いの鶏は、卵を産むようになって18ヶ月(養鶏場により1~2年差があるようです)経過すると強制換羽(かんう)を行います。強制換羽とは、文字通り「強制的に羽を生え換わらせる」こと。

なぜ、強制換羽が必要なのかと言えば、卵の品質が悪くなるからだそうです。

それが、強制換羽を行うと〝あたかも若メスのような卵質″になるそうです。

では、強制換羽とは具体的に何をどうするのか?と言えば「絶食」です。1~2週間(季節により絶食期間を変える)絶食をさせると、羽が生え換わり(生え換わるまで絶食を続ける)卵の品質が良くなるそうです。

この事実は、動物が絶食をすることで若返ることを意味すると考えていいでしょう。

実際、カロリー制限は,多くの動物種の寿命を延長し,がんなどの老化関連疾患の発症や生体機能低下を遅くすることが知られています。

これは人間も同じで、私は1年数カ月前から以下のような食生活を続けています。

「週5日は1食/日。水曜と日曜は昼にソバを食べるので2食/日」(※ 土曜も2食のことがある)

すると、1年1カ月後の今年1月聴力が回復していることに氣づきました。

それまで、テレビのボリュームは15でした。が、2022年暮れからそれが〝うるさく″感じるようになり、ボリュームを下げていったら8で充分に聞こえていました。

私は、「食材があっても調理ができなくなったレベルの認知症の女性が回復された」ことを何人も確認してきましたので、減食・節食・断食は神経レベルで若返り効果があると考えてよさそうです。

事実、千島先生も著書「血液と健康の知恵」で次のように記されています。

従来、脳と心臓は生命を維持するための重要な機関だから断食によっても殆ど目方が減ることがないと云われてきた。しかし、私が断食したカエルの脳について調べた結果、脳細胞も絶食によっていくつかの血球へ逆戻りするものであることを確かめた。

心臓や骨髄も筋肉と同様に血球へ逆分化する。このようにして脳も心臓も断食絶食によって血球うへ逆戻りするから脳や心臓も断食によって目方が減少することはたしかである。

血液と健康の知恵」より引用

ついでに、チクワを食べた人たちのためにさらに引用します。

断食や飢餓によって卵巣は著しい変化を起こす、まず卵子の外側から内部に向かって逆分化が進行する。卵黄中にメラニン色素が現れ→赤血球母細胞の核が出現→赤血球を形成→血管によって運び去られる。

睾丸は始めの間は却って精子形成は盛んに行われるが、睾丸の組織(間質や血管)は血球母細胞へ逆分化する。

チクワを食べたことにより生成される〇〇タンパクが卵巣や睾丸に蓄積し障害を受けると言われていますが、断食絶食により回復する可能性があります。

以上のように、千島先生が発見された「マイナスの栄養学」はサーチュイン遺伝子を活性化させることがわかります。

また、「何を食べない」で「何を食べる」のか?が、さまざまな遺伝子のスイッチのオン・オフと深く関わることをあらためてご紹介します。

なんと「1975年の日本食」が最強だった…! ラットに食べさせて分かった「驚きの実験結果」(転載元:現代ビジネス

「生まれ持った遺伝的な体質」は変えられる! 最新科学が示す「日本人が健康になる秘訣」とは?

親から受け継いだ遺伝子は生涯変わらないから、がん、糖尿病、認知症、高血圧、肥満など、さまざまな病気のリスクや体質は「遺伝的なものだし仕方ない」と思っていませんか。

しかし、近年のゲノム生物学の進歩によって、生活習慣や環境で遺伝子の働きが変わり、「病気のなりやすさ」も変わることが明らかになってきています。日本人の遺伝子と体質の特徴を捉えていくと、どうすれば遺伝的なリスクを抑え健康に過ごせるかが見えてきます。

食生活の近代化で、寿命が半分になった人たち

体質に合わない食生活で寿命が縮むこともあります。遺伝性シスタチンCアミロイド血管症は、北欧の国アイスランドにみられる病気です。両親のどちらかがこの病気であれば発症し、脳の血管が破れる脳出血により平均30歳で死亡します。病気の原因は1550年ごろに生まれたある人物に起きた突然変異で、患者さんはすべてこの人の子孫と推測されています

不思議なことに、過去の記録によれば、19世紀までに生まれた患者さんは平均寿命が約65歳で、この病気でない人たちと変わりありませんでした。それどころか病気の遺伝子を持っていても、脳出血をはじめとする健康問題が起きることはなかったようなのです。

それが19世紀に入ると平均寿命が下がり始め、わずか数十年のあいだに半分以下まで短くなりました。いったいなぜでしょう? 患者さんたちに別の遺伝子変異が加わったと考えたくなるところですが、その可能性は低いでしょう。

米国とアイスランドの共同研究によると、少なくとも1800年まで系図をさかのぼることができる15の家系すべてで、一斉に同じ現象が起きているからです。そして病気の重症化はアイスランドの都市部で暮らしていた家系に始まり、次第に周辺の村々に住む家系に広がったことも明らかになりました。

研究者らは、この現象の背景にアイスランド人の食生活の変化があると考えています。アイスランドは島国で、かつては食料をほぼ自給していました。気候風土が穀物の栽培に適していないため動物の肉と内臓、バターが中心で、1790年ごろにはカロリー全体の45%を脂肪から得ていた一方で、炭水化物由来のカロリーは25%弱でした

19世紀に入り、海外から食料を輸入するようになると、都市部を中心に欧州式の食事が徐々に広がりました。1940年には脂肪に由来するカロリーが全体の32%まで下がり、代わって50%以上を炭水化物から摂取するようになったと記録されています。脂肪と炭水化物の摂取比率がほぼ逆転したわけです。これにつれて遺伝病が重症化し、患者さんの平均寿命が短くなりました。

正式な結論を出すにはまだ研究が必要ですが、アイスランドの伝統的な食事が、病気を引き起こす遺伝子のスイッチをオフにしていた可能性があるということです。

アイスランドほど極端ではないものの、食の近代化は日本でも起きました。厚生労働省が実施している国民健康・栄養調査によると、日本人の栄養摂取バランスは、1960年には蛋白質が13・3%、脂肪10・6%、炭水化物76・1%でした。これが2019年には、それぞれ15・1%、28・6%、56・3%になっています。アイスランドとは逆に脂肪の割合が上がり、その分、炭水化物が減ったかっこうです。

当然ながらアイスランドの人と日本人は体質が違うので、どちらの食事が正しいという話ではありません。確かなのは、一見不健康に思われるアイスランドの伝統食が、少なくともアイスランドの一部の人にとっては健康食だったということです

腸内細菌叢とdysbiosis 馬場 重樹, 佐々木 雅也, 安藤 朗 2018 年 33 巻 5 号 p. 1099-1104

(前略)腸内細菌叢は出生直後から離乳期に免疫システムとの相互作用を介して種々な選択と排除のプロセスを経て各個人の腸内細菌叢のコアが決定されると考えられている。一旦獲得された腸内細菌叢は安定であり、恒常的に維持されることが知られている。

また、腸内細菌叢はは国ごとに大きく異なることが示されており、日本人の腸内細菌叢のプロファイルはアメリカ、デンマーク、スペイン、フランス、スウェーデン、オーストリア、ロシア、ペルー、マラウイ、ベネズエラ、中国の健常人腸内細菌叢と比較し

①ビフィズス菌やブラウチアなどが優勢で、古細菌が少ない
炭水化物やアミノ酸代謝の機能が豊富である一方で、細胞運動性や複製・修復機能が少ない、
③他の国では主にメタン生成に消費される水素が日本人では主に酢酸生成に消費される、
④海苔やワカメ(の多糖類)を分解する酵素遺伝子が、約90%の日本人が保有されるのに対し他の国では多くても15%程度である

など日本人の腸内細菌叢には生体に有益な機能が外国よりも多く含まれていることが明らかとなっている。

このように我々日本人は恵まれた腸内細菌叢を有しているにも関わらず、近年、炎症性腸疾患の発症が増加している。食の欧米化などに端を発し、腸内環境に異常を来していることが想定されている。(以下略)

 

ポイント①-1.ビフィズス菌は成人の腸内細菌の約10%(成人の場合)を占め、乳酸菌の100倍以上多く含まれます。

①-2.ブラウチアが増えると痩せやすいことが知られています。日本人の食生活(和食)の特徴としてを含む食事が多いですが、麹に含まれるグリコシルセラミドを摂取させたマウスの腸内では本菌が増加することが報告されています。

②日本人は炭水化物などを栄養素として活用する代謝機能が優れているということです。

③悪玉菌は低pH(酸性)に弱く、酢酸が増えると腸内環境が改善します。

④日本人は海藻を食べるべき。ということでしょうね。

体が食を求め、食が体を作ることからわかるように、食習慣と体質は切っても切れない関係にあります。人が適応できる速度を超えた食生活の変化は体質のひずみを生み、病気をもたらす恐れがあるわけです。

日本食は、脂肪が蓄積しにくく負担が少ない

では、日本人にとっての日本食はどうでしょうか。大型の実験用ネズミであるラットを使って、日本の食事と米国の食事が遺伝子に与える影響を調べた研究があります。

日本食は厚生労働省、米国食は米国農務省がまとめた、1990年代後半における栄養摂取状況に関する統計資料をもとにして、それぞれ朝昼晩1週間分の献立を作りました。ある日の朝食は、日本食はご飯、鮭の塩焼き、冷奴、きのこのホイル蒸し、味噌汁、果物、そして米国食はコーンフレーク、ジャガイモとベーコンを炒めたジャーマンポテト、果物、紅茶、ミルク、ジュースという具合です。

毎回の食事は凍結乾燥させてラットに与えました。日米の食事のカロリーはほぼ同じながら、日本食は炭水化物が多くて蛋白質が少なく、米国食は脂肪の割合が高いのが特徴です。ラットに自由に食事をさせると、ラットは明らかに日本食のほうを好んで食べました

3週間後に血液と肝臓の組織を採取して、中性脂肪、コレステロール、血糖、そしてインスリンの量を測定しました。どちらの餌を食べたラットも体重は同じでしたが、中性脂肪値とコレステロール値は日本食ラットのほうが低く、とくに肝臓に含まれるコレステロールの濃度は米国食ラットの約70%しかありませんでした。食べた量は日本食のほうが多かったのに、コレステロール値が低く、体重は変わらなかったのはなぜでしょう。

この謎を解くために、肝臓の細胞からゲノムを取り出して、どの遺伝子がしっかり働いているかを調べたところ、興味深い2つの事実が明らかになりました。

検討した1万個以上の遺伝子のうち、餌の違いによって働く強さに差がみられた遺伝子は565個あり、日本食を食べたラットでは、炭水化物を分解してエネルギーを取り出し、これを活動のためのエネルギーに換える遺伝子の働きが高まっていました。遺伝子のスイッチがオンになったということです

また、日本食ラットでは、コレステロールの分解速度に関係する遺伝子の活動が明らかに強くなり、コレステロールを排出する遺伝子にも同様の傾向が認められました。日本食で肝臓に脂肪がたまりにくいのは、このためと考えられます。この逆に、米国食を食べたラットは栄養素からエネルギーを取り出すのに手間がかかり、肝臓に脂肪が蓄積しやすいことがわかりました。

もう一つの発見は、日本食ラットはストレス応答遺伝子と呼ばれる遺伝子の活動が米国食ラットより低かったことです。

ストレスとは、本来は環境の変化に体が適応しようとする反応のことをいい、ストレスを招く原因はストレッサーと呼ぶのが正式です。ですから本当は、「新しい仕事がストレッサーになって寝つけなかった」のように記載する必要がありますが、本書では理解のしやすさを考えて、体の適応反応を引き出す原因をストレスと書くことにします。

ストレスといっても心理的な圧力とは限らず、栄養不良、栄養過多、疲労、痛み、高温、喫煙、騒音、圧迫などの体への負担や環境もストレスをもたらします。このとき活動するのがストレス応答遺伝子で、さまざまな蛋白質を作って環境の変化から体を守ろうとします。

食事も体にとっては体の外からの刺激です。米国食でストレス応答遺伝子の活動が高かった、言い換えるとスイッチがオンになったということは、日本食とくらべて米国食はラットの体にとって負担が大きかったことを意味しています。ラットが日本食を好んで食べたのはそのためかもしれません。

研究者らはマウスをもちいて、2005年、1990年、1975年、1960年の日本食について同様の実験を行いました。すると、肥満、糖尿病、脂肪肝の発生率がもっとも低かったのは1975年の日本食でした。和食を柱に、クリームシチュー、サンドイッチ、炒飯など洋風、中華の料理を週に数回食べるスタイルです。

「揚げる」調理法の裏に隠れた弊害とは…?

私は赤い□で囲ったものも食べず、ご飯を玄米にすれば〝さらに″健康長寿となると想定しています。

75群で最も老化の進行が抑制されていた(中略)

75群で学習記憶能が維持されている様子が観察された(中略)

現代日本食に比べて1975年日本食は寿命を延伸することが示された(中略)

現在長寿と呼ばれている人々は、40~60歳頃の壮年期・中年期に1975年頃の日本食を食べてきた世代である。つまり、生活習慣病の発症や老化の進行が始まる時期に適切な食事を摂取してきた可能性が高く、これが日本人の平均寿命の延長をもたらした可能性がある

しかし、現代の青年期以前の人々は現代日本食に慣れ親しんできた世代であるため、日本人の平均寿命延長が今後も続いていくことは難しいかもしれない。現に、糖尿病等の生活習慣病の患者数は年々増加を続けている。そのため、現在の食生活が続けば、日本人の健康状態や平均寿命は悪化していくことが懸念される。(中略)

この点を考慮に入れて食習慣を見直せば、1975年の日本食の健康有益性を実生活に取り入れることができ、誰もが百寿者(センテナリアン)に近づけるかもしれない。(以下略)

動物実験の結果をそのまま人にあてはめることはできませんが、米国食より日本食のほうが健康に有益で、多彩な料理で和食にアクセントをつける1975年ごろの日本食はさらに望ましいという結果は日本人にとって納得しやすいものです。(以下略)

まとめ

以下で紹介している食生活を取り入れましょう。

4の16時間節食ですが、16時間より18時間、20時間と食べない時間が増えた方が効果的です。ただし、できる限り腹8分目(6分目がお勧め)を心がけてください。満腹は避けましょう。

以下の5つはチクワを食べた方はもちろん、不調のあるなしに関わらずすべての人にお勧めしております。

1.10日間チャレンジ

2.減塩を止める – 塩(どの塩を買ったらいいかわからない方はラメールをお試しください)をとる

3.小麦断ち

4.16時間節食

重曹+クエン酸

チクワを食べた方は以下の記事は必読です。お役立てください。

年度末は眠っている家族や親戚。「体調+メンタル」不良を改善する大チャンスかも?
↑ページ内で問診票が無料ダウンロードできますのでお役立てください。

16時間節食(1日の中で16時間以上食べない時間を確保する)は重要ですよ。

病気の臓器細胞は十分な節食時に病気の白血球に戻ります。また、その病気の白血球も赤血球に戻り、その後アポトーシスします。真剣に取り組むことを心からお勧めします。

【拡散希望!】ワクチン打っても食事を改善すれば助かるかもしれません!すべては赤血球の質です

この生活を続ければ、私の聴力が回復したように何かが起こります。

 

10日間チャレンジ!, Blog’s

Posted by sinsd