2020年度は、起立性調節障害(OD)が飛躍的に増加した年と歴史に刻まれるであろう理由とは?

「ありゃ、夫婦で顔出してるよ!しかも、自宅マンションまで映している。このマンションで新型コロナウイルス感染起こるに決まってるのに、テレビ局も少しは配慮しろよな!」

クルーズ船ダイアモンドプリンセス号の乗員と乗客おおよそ4,000名から、新型コロナウイルス感染者が706人出ました。14日間の隔離の後、陰性と判定された方が下船しましたが…

「誰が考えても、船内に隔離されている間にどんどん感染するんだから、下船した人からの感染が今からはじまるな~。」

帰宅して夕食を食べながら、妻とテレビを見ながらそんな会話をしたのが先月です。また、予想した通り、静岡でも下船者のひとりの感染が確認されました。

これ以上の感染拡大を防ごうと小中高の多くが休校となりましたが、おそらく3月はもちろん、4月もこのまままでウイルス感染拡大が続くのではないか?と想像しています。それどころか…

「もしかしたら、4月も学校休みでGWまでの9週間(2ヶ月と1週間)という長期休みかな?」

「4月に学校始まっても、4月25日(土)からGWが終わる5月6日(水)までまた連休になるのかな?」

そんな想像をしています。というのも、専門家が北海道の感染者について「道内感染者は推計940人に上る!」と発表したからです。これは、公表されている道内感染者77人の10倍以上です。また、「軽症で若年層に広がっているのでなければ整合性がつかない」とも報道されていました。

心配なのが以下の写真のような状況です。テレビでもそういった報道がなされていましたが、長期休暇中の子どもたちの食事が冷凍食品やコンビニ食まみれになりそうです。

ということで、新型コロナ関連について語ってみたいと思います。

新型コロナウイルス感染でやってはいけないこと!

ウイルス感染を防ぐために必要なことは、人ごみにいかないこと。専門家が発表した通り、ウイルスに感染したものの症状がでていない若者が相当数いるであろうことは容易に想像できますので。

次に、手洗いやマスクも感染予防には有効です。とくに手洗いは「水洗い」をした上で水気をしっかり拭い去り、その上で消毒用アルコールを使えば万全でしょう。私は見ていませんが、これはおそらくテレビ報道などでも推奨されていると思います。

が、テレビ報道を見ていないので、念のために付け加えておきたいのが「うがい」という問題です。

うがい薬は使わない方がいい!

ウイルス感染において注意が必要なのが「うがい薬」です。私は、うがい薬を使うならうがいをしない方が良いという立場です。なぜなら、うがい薬は常在菌まで消毒してしまうから。

例えば、腸内フローラという言葉があります。私たちの腸内には多くの細菌が生息しており、その数は約3万種類、100兆-1000兆個と言われており、それらを集めると1.5~2キロもの重量となります。

これらは「常在細菌(常在菌)」とも呼ばれておい、あたかも花畑(フローラ)のように細菌が生息してることから「腸内フローラ」と呼ばれています。そして、これら常在菌には大きく善玉菌や悪玉菌、日和見(ひよりみ)菌の3つがあり、勢力争いを続けています。

抗生物質は常在菌まで殺すことになる!

「抗生物質を飲むとネガティブになる!」

「抗生物質を飲んだらひどくだるくなって…」

観察力のある方なら、抗生物質を飲んだ後、体調やメンタル面の調子が悪くなったことに気づいたことがあるかもしれません。このように、抗生物質は細菌を退治してくれますが…

常在細菌まで殺してしまうため、体調やメンタル面の調子が悪くなることが多々あります。したがって、風邪程度で抗生物質を飲むことなど私の常識ではあり得ません。

うがい薬も同じです。

私たちの皮膚はもちろん、口の中にも常在菌が住み着いています。これら常在菌のおかげで口内環境は正常に保たれます。うがい薬は常在菌を殺菌し、口内環境を悪くする可能性があります。

そこで、うがいをするなら「粗塩」がお勧めになります。コップに粗塩をひとつまみ入れ、水で溶かしてうがいをしてください。体液のミネラルバランスは、ナトリウムを除けば海水と同じが理想とされています。また、粗塩なら常在菌に影響がありませんのでお勧めです。

余計なお世話!と、お母さん方の手抜きが心配です!

「【重要】母親が冷凍食品やお惣菜を使えば、娘もそうなる!母親の食習慣が娘に与える影響とは?」記事でも紹介しましたが、食習慣はとても重要です。また、これが体調面に限らずメンタル面にも影響を与えることに疑いはありません。(今後、そういった研究の論文もご紹介していきます。)なのに…

一斉休校の取材でインタビューに答えていたお母さんの買い物かごには「冷凍食品」や「カップラーメン」などが山のように入っており、ご本人も悪びれることなく「手軽で便利なものを子供に…」みたいなことを話していました。また、大きなお世話をしてくれる会社も現れてしまいました。

大きなお世話!余計なお世話!

コンビニ大手ローソンとワタミの発表をご存知でしょうか?上記のように、子どものために?冷凍食品やカップラーメンを食べさせることとどちらがいいのか?一概には言えませんが、この2社は次のようなやらんでもよいことをやってくれるようです。

ローソン

3月2日、ローソンは全国の希望する学童保育施設に、昼食用としておにぎり計3万個(シーチキンマヨネーズ、おかか、鮭(さけ)、日高昆布)を無償で提供すると発表しました。

これは、給食に代わって昼食の準備をしなければいけなくなる保護者を支援するのが目的だそうですが、こんなものを食べさせられる子どもが可哀そうです。その理由は、以下の記事でご紹介しています。

「コンビニのおにぎりから植物油脂が消えたカラクリとは?」

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ワタミ

ワタミ株式会社も小学生・中学生・高校生を対象に「ワタミの宅食」を無料で提供すると発表しました。配送にかかる諸経費として、利用者には1食当たり200円(税込、以下同)のみ請求する。

いかにも良心的です。が、私は子どもたちが気の毒でなりません。

対象となるのは、休校になっている幼稚園、小学校、中学校、高校などに通っている生徒だそうですが、なんと満3歳~18歳までだそうです。

脳の成長は20代半ばまで続いている!

「私は平気じゃないですか!なぜ、サラダ油や植物油脂をとってはいけないですか⁉」

ここでお願いがあります。私は既存のお客様からのご紹介者は無料で相談を受け付けています。多数のご紹介をいただけるのは嬉しいのですが、「基礎知識」なしに相談を申し込む方が多々いらっしゃることに驚くとともに困っています。なかには…

「じゃあ、なぜ政府が規制をかけないんですか?教えてください‼」

こんな反応をされる方もいらっしゃいますので、正直疲れてしまいます。笑

お願いですので、私の著書や当社の資料、ブログなどをしっかり読み、基礎知識を得てから相談を申し込まれるようお願い申し上げます。

脳の約60%は脂です!

脳の60%は脂です。ここに私たちが食べた脂質(油や脂)が使われることになるのですが、その影響は大人と子どもで大きな差があります。その理由も、落ち着いて考えれば容易に想像できるはずです。

わずか3キロ程度で生まれた子どもですが、大人になれば女性が50キロ程度。男性も60キロ程度まで体重が増えます。また、身長も生まれた当時に比べれば1メートルを優に超えるほど成長します。

これは臓器も同じで、3歳児までの腸は、大人の腸と別物である。そう言っても、それほど言い過ぎではないほど仕組みが変わります。

その理由も明快で、3歳児までは十分な免疫力をもっていないからです。そのため、お母さんの母乳から免疫グロブリンをもらっています。そのおかげで、乳幼児はさまざまな病原菌に対抗できます。

実は、この免疫グロブリン、名前を聴いてもピンとこないとは思いますがとても大きな物質です。その大きな物質を吸収できるよう、乳幼児の腸はある意味無防備と言えます。大人の腸は、この免疫グロブリンを通すことなく消化します。

このように、体の構造は成長と共に変化します。そして、脳の脂質構成はとった脂質(脂と油)に相関します。これは、赤血球や臓器の細胞も同じです。サラダ油や植物油脂、トランス脂肪酸をとればとるほど、それらが細胞の膜に使われて本来の働きができなくなります。その典型が糖尿病や動脈硬化と呼ばれる生活習慣病です。

同じように、脳の神経細胞(ニューロン)やグリア細胞にもとった脂質が使われます。そして、糖尿病や動脈硬化と同じように、神経細胞やグリア細胞も本来の働きを失います。だからこそですが、専門家は「認知症」「3型糖尿病」と呼びます

この事実を前提にすれば、サラダ油や植物油脂、トランス脂肪酸が発達障害適応障害起立性調節障害(OD)などの原因となり得ることなど、誰もが容易に想像できるはずです。

教育関係で働く私のお客様が口にすること!

「夏休みの学童保育で子どもは弁当持参なのですが、中身を見ると『そりゃそうだよね!』とわかるようになりました。落ち着きがなかったりキレる子どもは、やっぱり冷凍食品だらけのお弁当です。コンビニのお弁当やパンを買ってくる子はなお更です。」

モンスターペアレンツといった言葉があるくらいですから、教育関係者が生徒のご両親から受けるストレスは以前とは比較にならないことでしょう。そしてもちろん、モンスターペアレンツの原因も食べ物です。そのため、そんな食事で育つ子供にも必ず影響が現れます。

私のお客様にも先のように学童保育の先生、保育園、幼稚園、小学校、中学、高校の先生など教育関係者の方が少なくありません。どなたも、ご自分がうつやパニック障害だったり、子どもが発達障害や不登校、起立性調節障害(OD)などでご縁をいただいた方々ばかりですが…、問題が改善されると同じようなことを口にするようになります。

「あ~、今日の給食はこれか…。そんな給食の時は、午後の授業はダメですね!」(小学校教諭)

「ふだんの態度に問題がある生徒のお弁当を覗くと、やっぱりそういう弁当だとわかりました!」(高校教諭)

「自分のうつが治ったからこそですが、子どもたちが食べている給食を見ただけで胸が痛くなります!」(保育園教諭)

アレルギー症状のある人は新型コロナウイルスのリスクが高い!

中国における新型コロナウイルスでは、狭心症や心筋梗塞など心臓に持病のある人の致死率が最も高いというデーターを公表しました。また、続いて糖尿病や喘息、タバコによる肺気腫など呼吸器系の疾患をもつ人が続きました。そこで、注意が必要なのが花粉症などのアレルギーのある人です。

アレルギーでは体に炎症が起きている!

心臓疾患に続き、喘息の持病を持つ人が新型コロナウイルスによる致死率が高い。これは、新型コロナ感染により、もともとの持病に負荷がかかり呼吸器不全が起きたことを意味します。

また、一般にアレルギーは免疫の暴走とされていますが、体内で炎症が起きていることはあまり知られていません。新型コロナウイルスは粘膜から入り込みますから、鼻腔で炎症が起きている花粉症やアレルギー性鼻炎の人はリスクが高い可能性があります。

重要なのは、喘息と同じく「糖尿病」でも死亡リスクが高いことです。また、糖尿病は生活習慣病の典型です。このことから、起立性調節障害(OD)の人は新型コロナウイルス感染のリスクが高いことが想像できます。

私は著書「30日で朝『スッキリ目覚める』体質にする方法!」で、起立性調節障害(OD)と鼻炎などのアレルギーには共通のメカニズムが働いていると指摘しました。また、これらが生活習慣病であることから、栄養と食習慣により容易に改善できることも指摘しました。

さらに、起立性調節障害(OD)と鼻炎や喘息、蕁麻疹などのアレルギー症状のトリガーとなるのがサラダ油や植物油脂、トランス脂肪酸です。

また、その延長線上にある糖尿病ですが、これは細菌感染、ウイルス感染に弱く、抵抗力も弱くなっている状態です。生活習慣病とは、こういったリスクが高くなることも忘れてはいけません。

幸い、今のところ子どもは大人に比べて羅漢率は低いようです。しかし、6週間と長期になってしまったこの春休みですが、私からすれば新型コロナウイルスも心配ですが、休み明けの不登校や朝起きられない子どもが増えてしまうであろうことも心配しています。

まとめ

家庭での食事は給食以下!というご家庭がほとんどです。だからこそ、学校給食ではビタミンやミネラル類を強制添加してくれています。それも、一日に必要とされる量のおおよそ40%がとれるように。です。

では、長期の休みに限りませんが、休日における昼食の内容はどうでしょうか?

おそらく、ほとんどのご家庭では…、まあそういうものであるのが現実でしょう。それが、じわりじわりと子どもの脳の働きを悪くしています。

「こんな給食の献立では子どもたちが…」

私がご縁をいただいた先生方はそう口をそろえますが、家庭での昼食はそれ以下であることがほとんどです。

✓ 夏休み明け、9月1日に子どもの自殺が多い!

✓ 夏休み明け、発達障害や起立性調節障害(OD)、不登校が増える

こんなことは、教育関係者なら20年以上前から承知している事実です。その理由もお分かりですよね。

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おそらく「カップラーメン」や「コンビニ食」なんだろうな…?そう思われませんか?