コレステロールを下げる薬っていうのはろくなことがない!
コレステロール値を下げる薬飲んでいるヒトはよ~く聞いてください。
・コレステロール値は高いほうが免疫が高い
・コレステロールを薬で下げると発がん率が上がる
・コレステロール値が下がるとうつになる
あれっ!手が滑ったよぉ~( ´∀` ) pic.twitter.com/VBlWM7Pts7
— 渋沢 栄一郎🗣#NO SLIP NO LIFE (@sibusawaeiiti) July 24, 2025
・飽和脂肪酸→コレステロール→冠動脈疾患を再検する 浜崎 智仁, 糸村 美保 2008年 8 巻 10 号 429-436
(前略)日本においては,コレステロール(あるいはLDL一コレステロール)と心筋梗塞の関連はあまり強固ではない。
少なくとも女性では老人保健法による健診レベルでの疫学調査をはじめ日本で証明されたことはほとんどない。男性でも家族性高コレステロール血症を除いて計算すれば,有意差のあるデータとはならないはずだ。
総死亡率に至っては5年程度の追跡を中心としたわれわれのメタ分析によると男性では総コレステロール値が高い方が死ににくいし,女性でもコレステロール高値は危険因子とはなっていない。(中略)
コレステロー ルが増えると本当に虚血性心疾患が増えるのだろうか?
ところが,虚血性心疾患による死亡率は増えるどころか,むしろ年々減っている(Fig.5)。
(中略)NIPPoNDATA80を見てみよう(Fig.8)。
この研究は,全国300地域から心血管疾患の既往のない30歳以上の男女9,216名を集め,13.2年追跡した ものである。
その間冠動脈疾患で79名死亡した(総死亡数の1/15)。 最初に測定した血清総コレステロール値で群分けし,冠動脈疾患で死亡するリスクを以下の因子で補正して計算している:年 齢,血清アルブミン,BMI,高血圧,DM喫煙,飲酒 。
総コレステロール値160~199mg/dLを基準とすると,男性では240以上では有意に数倍危険率が高くなっている。各カラムの幅はその群に含まれる人数に比例させてある。 なお,女性では有意差はない。 この研究でもコレステロールが高いと危険だと言えそうだが,よく見てみると冠動脈疾患での死 亡者数が非常に少ないことが分かる(下 段 に表示)。
総コレステロールが240以上での死亡者数は男女あわせても15名しかいない。
1万人近くを13年以上追跡して,やっと15名の死亡(有意差が出た男性に限っては8名の死亡)を確認できたのでは,たとえ,有意差があるにしても,コレステロールの影響は無視できる微々たるものとなる。
日本人は魚油を多く摂っているため心筋梗塞に非常になりにくいのである。(中略)
コレステロールが低いと死亡率が高いのは歴然としている(中略)
どのような調査であろうと,総コレステロールが240~259mg/dLあたりが,一 番死亡しないという概 念から大きくずれるものはない。
この論文で重要なのは、「魚油を多く摂っていれば心筋梗塞になりにくい」という点です。
ただし、この魚油は天然の海水魚のことであり、養殖魚は当てはまりません。したがって、大手回転寿司チェーン店などの魚は魚油を摂ることになりませんので注意してください。