子どもを授かる前の女性に伝えたいこと!母親の食事が出産後の子育てに与える影響とは…
低ω3/高ω6の食事は以下のような問題に繋がりますので、母子ともに不幸となります。
1.妊婦のうつ
2.胎児の脳の成長を妨げる ➡ 発達障害
また、現在は妊婦の早産が増えていますが、これもまた低ω3/高ω6食が原因です。
・【重要】不妊の原因を正確にご存じですか? で紹介しましたが、低ω3/高ω6食は子宮の強い収縮を促し、運が悪いと流産となります。また、陣痛が早くなると早産となります。
・家畜への油脂の利用および応用 山田 豊 2008 年 8 巻 6 号 p. 251-256
プロスタグランジンF2α(PGF2α)は卵巣の黄体退行を促すため、発情同期化などの治療薬として用いられている。体内でのPGF2α生合成はシクロオキシダーゼの作用によりアラキドン酸から行われ、またアラキドン酸はリノール酸より体内で合成される。(中略)
妊娠期におけるPGF2αの過剰分泌は着床障害や流産の原因となる
早産になれば、当然ですが赤ちゃんは未熟児です。でも、考え方によっては未熟児出産の方が赤ちゃんにとって幸せなのかもしれません。なぜなら、早産のお母さんは十分な母乳が出ないからです。
母乳中の脂質は母親の食事の脂質内容と相関しますので、ミルクの方がオメガ6含量が少ない可能性がありますから。
でも、低ω3/高ω6食のお母さんは子育ても大変ですよ。
低ω3/高ω6食が母親の情動にもたらす影響とは?
オメガ3不足とオメガ6過剰が「不妊の原因」となり、「妊婦のうつ」や「胎児の脳の発達を妨げ」(私はこれが発達障害の原因だと想定している)、流産や早産=未熟児出産の原因にもなる。また、夫がモラハラになる可能性も高めることになり、夫婦仲も悪くなります。
そして、そういった食事を続けていると、出産後の母親の情動に大きな影響となって現れることになります。そのひとつが産後うつですが、時にそれは育児放棄や虐待などに繋がることになります。
母性は母親に備わっているものではなかった!
子どもを授かると母性が生じる。母親ならだれでも母性をもっているとほとんどの人は信じていますが、それは間違いです。母性も適切な栄養あってのものというのが真実です。
・ω3系脂肪酸の脳機能への影響と周産期(妊娠期,授乳期)での重要性 原馬 明子, 守口 徹 2017 年 55 巻 8 号 p. 553-558
ω3欠乏または正常の妊娠マウスの妊娠後期から出産後の行動を観察してみると,正常母獣は新生仔を出産し通常どおり育仔したが,ω3欠乏母獣は食殺や育仔放棄するものが30~40%も観察された.
ニュースなどで聞いた事ありますよね。「子どもを自宅に残したまま旅行に出かけてしまう夫婦」とかこれは育児放棄です。また、現実に子どもを虐待する親が後を絶ちません。
また、「自分の子どもが可愛くない」という母親は少なからずいます。そして、そんな母親にをやってもらうと1週間レベルで母性が芽生えます。1週間で「子どもが可愛い」と思えるようになります。
もちろん、感情のコントロールができるまではそれなりに時間がかかります。なんども指摘していますが、大人の脳へのDHAの取り込みは時間がかかりますから。でも、1か月レベルで虐待はこらえることができるようになります。
・ω3系脂肪酸の脳機能への影響と周産期(妊娠期,授乳期)での重要性 原馬 明子, 守口 徹 2017 年 55 巻 8 号 p. 553-558
巣から離した新生仔を回収する試験では,ω3欠乏母獣は正常母獣よりも新生仔の回収や保温行動までに時間を要し,新生仔への愛着が薄いことが考えられた.
「パチンコやってて車に子どもを放置している親」がこのタイプなのかもしれませんね。
・ω3系脂肪酸の脳機能への影響と周産期(妊娠期,授乳期)での重要性 原馬 明子, 守口 徹 2017 年 55 巻 8 号 p. 553-558
母獣の脳DHA量では,ω3欠乏母獣は正常母獣よりも著しく低下し,ω3欠乏の食殺母獣でさらに低下していた.さらにすべての母獣の海馬DHAとモノアミンを測定したところ,海馬のDHA量に対して,心身の安定や心の安らぎなどにかかわるセロトニン量には正の相関が認められた.
脳内DHAの量が減少すればするほど、母親の情動は悪化していくことになります。
その意味で、今後の食糧危機は心配です。冷凍食品はもちろんですが、昆虫食は一気にオメガ3不足とオメガ6超過剰となると思われます。大患難時代は育児放棄や虐待が増えることが想像されますね。
片付けができないのは発達障害のせい?
NHKの発達障害キャンペーン番組で、片付けができない人を「発達障害」と報道していたのを目にしたことがあります。が、ご覧の通りオメガ3不足かつオメガ6過剰は片付けができないというより、片付けをする気持ちも起きない精神状態を生み出します。
・ω3系脂肪酸の脳機能への影響と周産期(妊娠期,授乳期)での重要性 原馬 明子, 守口 徹 2017 年 55 巻 8 号 p. 553-558
出産以降,正常母獣は新生仔への授乳のために大きく丈夫な巣を作製していたが,ω3欠乏母獣の巣は小さく粗雑なもので,育仔環境に大きな違いが見られた.ω3欠乏の食殺した母獣に至っては,出産前からほとんど巣を作製しておらず,出産の準備すらできていない状態であった.
まとめ
脳内DHA量の低下が,不安レベルを高めること。また、母性の発動を阻む(はばむ)ことがお分かりんなったと思います。そして、日本でも育児放棄や虐待が増えている理由もお分かりになったことでしょう。
体と心を両面から病気にするのがオメガ6過剰かつオメガ3不足。
つくづく、「うまくやられたな~」というのが私の感想です。
魚離れはどんどん進んでいます。
また、食べ物でない加工食品の開発はどんどん進んでいます。さらに、加工食品の表示が4月から改悪されます。よほど注意してかからないと、誤って昆虫食べてしまう可能性すらあります。
どうしたらこの話が多くの人に伝わるのか?
ひとりでも多くの方にこの情報が伝わるようご協力ください。
以下の5つはチクワを食べた方はもちろん、不調のあるなしに関わらずすべての人にお勧めしております。
チクワを食べた方は以下の記事は必読です。お役立てください。
・年度末は眠っている家族や親戚。「体調+メンタル」不良を改善する大チャンスかも?
↑ページ内で問診票が無料ダウンロードできますのでお役立てください。
16時間節食(1日の中で16時間以上食べない時間を確保する)は重要ですよ。
病気の臓器細胞は十分な節食時に病気の白血球に戻ります。また、その病気の白血球も赤血球に戻り、その後アポトーシスします。真剣に取り組むことを心からお勧めします。