子どもを授かる前の女性に伝えたいこと!【重要】不妊の原因を正確にご存じですか?
子どもを授かるにはどうしたらいいのか?
悩んでいるご夫婦は少なくないでしょう。
しかし、安心してください。不妊の原因を理解すれば問題なく子どもを授かることができます。
まずは、ご一読いただいた上で行動されることをお勧めします。
不妊の原因は男女とも必須脂肪酸にあった!
精子が卵子に受精した受精卵が子宮に着床すると妊娠が成立します。
まず、理解してほしいのが受精卵とは母親にとって「自己」ではないことです。卵子は母親の「自己」ですが、精子は「非自己」です。よって、受精卵は母親にとって「半自己」です。
つまり、「半自己」であるが故、母親の子宮はそれを異物と認識することになります。
アレルギー反応と妊娠
花粉症は、花粉という非自己が侵入することで起こります。ただし、花粉が侵入しても平気な人もいますが、くしゃみや鼻水などアレルギー反応を起こす人もいます。今では日本人の半数以上が鼻炎や喘息、アトピーなどのアレルギー症状をもつと言われていますね。
実は、受精卵の着床でも同じことが起こります。なぜならば、受精卵は「半自己」≒「異物」だからです。
これで何となく想像できると思いますが、過剰なアレルギー体質(異物を排除するシステム)だと母親の子宮が受精卵の着床を妨げます。ですから、もしあなたが鼻炎などのアレルギー症状があったり、足が浮腫むなら、それを治すことが子宝を得ることに繋がると理解してください。
異物を排除するシステムがなぜ、過剰に働いているのか?
実は、異物を排除するシステムは妊娠と密接な関係があります。
・1. 必須脂肪酸欠乏における脂肪酸伸長酵素のリン酸化を介した脂肪酸代謝の制御機構 市 育代, 藤原 葉子 2019 年 93 巻 8 号 p. 367-368
多価不飽和脂肪酸(PUFA)は生体膜の主要な構成成分で,生体機能の恒常性維持にも重要な役割を果たす.哺乳動物はリノール酸(18:2 n-6)や Į-リノレン酸(18:3 n-3)などの PUFA を生体内で合成することができないため,これらの必須脂肪酸を食事から摂取しなければならない.
そして,必須脂肪酸が欠乏すると,知能発達・皮膚バリアー能の破綻・不妊等をきたすことが知られている.
必須脂肪酸には以下のふたつがあります。また、ご覧のようにオメガ6はアレルギー促進、オメガ3は抑制に働きかけるため両者ともバランスよく食事から摂取する必要があります。
・オメガ6:リノール酸、アラキドン酸など:炎症を促す。アレルギー促進。血を固める
・オメガ3:α-リノレン酸、EPA、DHAなど:炎症を鎮める。アレルギー抑制。血液サラサラ
しかし、国民の半数以上がアレルギーであることからわかるように、ほとんどの人はオメガ6超過剰かつオメガ3不足の食生活です。つまり、異物を排除する働きが過剰に働いていることになります。
ここで結論を記します。
オメガ6脂肪酸の摂取量を適切に減らした上で、オメガ3脂肪酸を十分に摂取すること。10日間チャレンジを生活に取り入れれば妊娠は可能です。※ チクワを食べた人は難しいかもしれません
オメガ6脂肪酸が過剰に働くからこそアレルギー症状が発症します。また、異物を排除するシステムが過剰に働くので受精卵の着床を妨げます。また、オメガ3脂肪酸はアレルギーを抑制しますが、その摂取量が少なすぎるためその働きは期待できません。
・オメガ6脂肪酸の摂取量を減らす ➡ 異物を排除するシステムの働きが正常となる
・オメガ3脂肪酸の摂取量を増やす ➡ 異物を排除するシステムの暴走を防ぐ
まずは半年間、10日間チャレンジを適切に生活に取り入れましょう。おそらく3カ月も続ければ妊娠は可能となることでしょう。ですが、焦ってはいけません。
理由は別記事で詳しく説明しますが、をはじめて短期間のうちに妊娠すると「妊娠うつ」や「妊娠高血圧」、「早産(未熟児出産)」、「産後うつ」、「胎児の目や脳の発達」、「夜泣き」などさまざまな問題が生じる可能性が高くなります。
体質は1~2か月でガラリと変わるものではありません。真剣に半年間取り組むことを強くお勧めします。また、体質だけでなくは精子や卵子の質も高めることができるからです。
生殖細胞は赤血球から作られていた!
医学は「卵子の数が決まっている」と主張していますが、これはウソです。卵子や精子は赤血球から生まれます。
・血液と健康の知恵より引用
著者は体細胞の一種たる血球から生殖細胞が生ずることを実証した。これは明らかに顕微鏡写真にも撮り、血管の内部で赤血球のAFD現象によって生殖細胞ができることを実証している。(中略)
人間や哺乳動物の赤血球は無核であるからまだ細胞ではなく、細胞前段階のものであるが、これは生体内で核酸(DNA)を合成し、リンパ球その他の白血球を経てそれらの多数が融合して卵細胞となり、また雄では精原細胞➡精母細胞➡精子となる。
質の良い精子と卵子の方が受精率が高いに決まっています。また、逆に言えば、不妊で悩むご夫婦の卵子と精子の質は低下しています。
雄の生殖不能
オメガ6過剰かつオメガ3不足の男性は、精子の質が落ちて生殖不能となります。なぜなら、精子はDHA(ドコサヘキサエン酸)
・Fads2ノックアウトマウスによるアラキドン酸とドコサヘキサエン酸の新機能の発見 中村 学 2013 年 22 巻 1 号 p. 53-58
Fads2-/-マウスは4ヶ月令までは順調に育ち、見かけ上は野生型との顕著な違いは見られなかったが、4ヶ月令を過ぎると例外なく重度の皮膚炎を発症した。その他の表現型としては雌雄とも生殖不能、(中略)
Fads2-/-マウスにおいては
精子数が激減すると供に精子はすべて形態異常を示し、運動能力を持たない。表1に示すようにド
コサヘキサエン酸の添加で雄の生殖機能は正常に戻るが、アラキドン酸添加の効果はドコサヘキ
サエン酸より低く表現型は完全に正常化しない。
【補足】Fads2-/-マウス:体内でリノール酸をアラキドン酸へ、α-リノレン酸からドコサヘキサエン酸を合成できないマウス。したがって、体内にアラキドン酸とDHAを欠いている。
時間をかければかけただけの成果が上がります!
オメガ6の摂取量を減らし、オメガ3の摂取量を増やす。を生活に取り入れれば卵子や精子の質だけでなく、卵巣および子宮の機能も向上します。
・牛の繁殖性や過剰排卵反応に及ぼす多価不飽和脂肪酸の効果 高橋 正弘 , 山本 公平 2017 年 8 巻 4 号 p. 201-207
搾乳牛に対して不飽和脂肪酸を給与することにより,優良な品質の胚の割合が改善され胚の割球細胞
数も多くなり,受精と胚発生の改善が見られた.また,ホルスタイン種搾乳牛で,飽和脂肪酸を給与した牛群と比較して不飽和脂肪酸を給与した場合,胚の割球細胞数の増加が認められ,胚の発育が促進された.搾乳牛に対する PUFA の投与により,黄体期初期の血漿中プロジェステロン濃度は減少したものの,5 ~ 10…mm 径の卵胞数の増加,主席卵胞直径の増加,発情期のインシュリン様増殖因子 I(IGF-I)濃度とコレステロール濃度の上昇,リノレン酸投与区で卵胞期のエストラジオールが増加し,卵巣および子宮の機能に良い影響を及ぼしていることが示唆されている
卵子の品質と発育、子宮機能が向上したことで受精率が上がったということですね。
オメガ6過剰は受精卵の着床を妨げる!
最後に、オメガ6過剰が受精卵の着床を妨げ、オメガ3が着床を促すメカニズムをご紹介しておきます。
・家畜への油脂の利用および応用 山田 豊 2008 年 8 巻 6 号 p. 251-256
プロスタグランジンF2α(PGF2α)は卵巣の黄体退行を促すため、発情同期化などの治療薬として用いられている。体内でのPGF2α生合成はシクロオキシダーゼの作用によりアラキドン酸から行われ、またアラキドン酸はリノール酸より体内で合成される。(中略)
妊娠期におけるPGF2αの過剰分泌は着床障害や流産の原因となるが、多価不飽和脂肪酸の一部はPGF2.の生合成を阻害することが報告されている。とくにn-3系脂肪酸はシクロオキシダーゼの活性を阻害しての精製合成を阻害することがわかっている。(中略)
その効果はDHA>EPA+DHA>ジホモ‐γ₋リノレン酸(DGLA)>EPA>α₋リノレン酸>リノール酸、の順に高かったことを報告している。
α-リノレン酸の受胎率の向上に及ぼす影響は高く、Ambroseetα1.(2006)は搾乳牛へ圧片アマニ種子(α-リノレン酸56.7%)ま た は圧片ヒマワリ種子(同0.1%)を1日あたり油脂として750gを人工受精後に給与したところ、アマニ給与区の方が流産が少なかったと報告している。
受精卵とは母親にとって「半自己」です。よって、オメガ6過剰となれば着床が強く妨げられることになる。理解して頂けたことと思います。
まとめ
・体外受精や顕微授精を行っても胚が育たない原因
・そもそも、卵子の大きさや質が良くなかった原因
・胚が育っても着床しなかった原因
・精子の質や運動率が低かった原因
・せっかく着床したのに流産となった原因
これらすべて、オメガ6過剰かつオメガ3不足が原因です。したがって、10日間チャレンジを生活に取り入れるしか妊娠の手立てはありません。
今後のご紹介になりますが、単に赤ちゃんが欲しいだけなら人工授精や顕微授精をしながら亜麻仁油やエゴマ油を飲むだけで着床が可能なケースも少なからずあるでしょう。しかし、それは妊娠中や出産後にさまざまな問題を生じることとなるでしょう。ですから、10日間チャレンジを生活に取り入れることを強くお勧めします。
そうすれば、早産や妊娠中のうつ、妊娠中の糖尿病、産後うつ、子どもの夜泣き、ぐずり、母乳の質や量などの問題とは無縁となることでしょう。
不妊でお悩みの方の方でなくても、オメガ6やオメガ3が妊娠と深く関わっていたことはご存じではなかったことでしょう。ですので、もしお嬢さんがいらっしゃるのなら、この事実を教えてあげてください。
オメガ6やオメガ3は生体膜の重要な因子であり、細胞のエネルギー源であり、生理活性物質の前駆体でもあります。
今まで、医学はその働きを巧妙に使う一方で、その働きを隠し、私たちを病気に導いてきました。また、それらを放置し、治らないことを前提で「治療」と称して金のために弄ばれてきたというのが現実です。
医学の不妊治療もまやかしにすぎません。
賢明な判断をされ、適切に行動されることを強くお勧めします。
以下の5つはチクワを食べた方はもちろん、不調のあるなしに関わらずすべての人にお勧めしております。
チクワを食べた方は以下の記事は必読です。お役立てください。
・年度末は眠っている家族や親戚。「体調+メンタル」不良を改善する大チャンスかも?
↑ページ内で問診票が無料ダウンロードできますのでお役立てください。
16時間節食(1日の中で16時間以上食べない時間を確保する)は重要ですよ。
病気の臓器細胞は十分な節食時に病気の白血球に戻ります。また、その病気の白血球も赤血球に戻り、その後アポトーシスします。真剣に取り組むことを心からお勧めします。