食糧事情が悪化したら学校給食の献立を確認しましょう。弁当持たせるのが理想ですよ。

「勉強しろ!と、いくら言ってもやらない。」

「塾に通わせているのに成績が上がらない!」

そんな愚痴を言うご両親も少なくないでしょうが…

実は、頭の回転を悪くする食事を子どもに与えることをご存じでしょうか?

子どもに脳の性能が落ちる食事を与える一方で、塾に通わせるという矛盾!

この記事でその事実をご紹介しましたが、多くの家庭の食事は脳の性能を劣化させるだけでなく近視(強度近視も)やアレルギー、不登校、発達障害などさまざまな問題の原因でもあります。

また、多くのご家庭では給食の実態をご存じありません。学校給食もまた、子どもたちをダメにするメニューであることを指摘します。

学校給食の実態!

ラードなど、動物性の脂肪に比べて植物油は健康的だというイメージがあります。しかし、その多くは私たちの「からだ」と「こころ」を破壊する、とんでもないパワーを秘めています。まずは、それをご確認ください。

ほとんどの人はリノール酸過剰!

必須脂肪酸という栄養素があります。なぜ必須なのかというと、体調維持に必要である一方で体内で合成できなから。食事から必ずとる必要があるが故に必須脂肪酸と呼びます。

この必須脂肪酸は大きくオメガ6とオメガ3の2種類あり、それぞれ以下のような生理活性作用があります。

・オメガ6:炎症を促す。血を固める。アレルギー促進

・オメガ3:炎症を鎮める。血液サラサラ。アレルギー抑制

また、オメガ6とオメガ3の代表的なものは以下の通りです。

・オメガ6:リノール酸、アラキドン酸

・オメガ3:α-リノレン酸、EPA、DHA

私が指摘するまでもなく、日本人の食生活は欧米化しています。また、「炒める」や「揚げる」料理が増え、それに伴って食用油(サラダ油)の使用量も増えています。

一般的な食用油の脂肪酸組成

1960年以降、オメガ6で日本人は潰されてきた!

日本人は、多方面から知らず知らずのうちにオメガ6過剰摂取状態にされてきました。

植物油を使うとコレステロールが低下する!とウソがでっち上げられた。

1980年代、大豆や菜種は〇〇が含まれないように品種改良種が開発された

スーパーの卵や養殖の実態は? – 食物連鎖を利用した日本人家畜化計画

【スーパーに食べ物ほぼ無し!】温度により野菜に含まれる〇〇組成は変化する。

その結果が鼻炎や喘息などのアレルギー、近視(強度近視)、起立性調節障害、発達障害、生活習慣病(高血圧や糖尿病、ガンなど)など病気の発症につながりました。

また、不登校やひきこもり、各種精神疾患、非行、犯罪、いじめ、ハラスメント(パワハラやモラハラ、セクハラなど)、万引き、ゲーム依存、ギャンブル依存など精神面の破壊もオメガ6過剰摂取が原因です。

そして、学校給食もまた、子どもたちを潰すために利用されています。

学校給食を変えましょう!

学校給食の実態を確認してください。

学校給食の多価不飽和脂肪酸について 続  順子, *筒井 京子, 中島 けい子 2003年 15 巻 2D-p10

[目的]近年、生活習慣病との関連からn-6系多価不飽和脂肪酸とn-3系多価不飽和脂肪酸の摂取比率が注目されるようになってきている。『第五次改定日本人の栄養所要量』(平成7年)においてはじめてn-6/n-3比率は4程度が適当であるとされ、『第六次改定』でもこの値が支持されている。

われわれは学校給食の脂肪酸バランスの現状について調査を進めており、今回は平成12年度A県N市学校給食の給食日誌から実際のn-6/n-3比の算出を試み、内容を検討した。また、平成7年度の調査(A県S市)とも比較検討した。

[方法]A県N市の平成12年度の給食日誌より栄養価表を作成し、一食当たりの飽和脂肪酸量、一価不飽和脂肪酸量および多価不飽和脂肪酸量を算出し、多価不飽和脂肪酸量からn-6/n-3比を求めた。

[結果]平成12年度は一食のn-6/n-3比は0.8_から_14.5の範囲で、平均すると5.4であった。平成7年度の平均6.4と比較すると低下していた。各献立のn-6/n-3比は0_から_34.0の範囲で、平均は5.9であった。

各献立を主材料別に分類すると、主に魚介類・藻類を使用した献立はn-6/n-3比が低く、穀類・種実類・肉類を主に使用した献立は比率が高くなる傾向がみられた

調理法によって献立のn-6/n-3比は変化し、「とりの照り焼き」は8.0であるが、「とり肉のから揚げ」は4.0と低くなる。調理方法あるいは用いる油脂によってもn-6/n-3比は変化し、ごま油を用いると献立のn-6/n-3比は高くなった

献立の組合せによっても一食のn-6/n-3比は大きく変化した。食材、調理法、献立の組合せ等を考慮すると、一食のn-6/n-3比を低くすることが可能であることが示唆された。

小学校給食のn-6系とn-3系多価不飽和脂肪酸構成比の現状 續 順子, 中島 けい子,他 2007 年 16 巻 1 号 p. 63-73

(前略)第六次改訂「日本人の栄養所要量」においてn-4系およびn-6系多価不飽和脂肪酸の接種比率の目安として4.0が示された。(中略)

給食一食中の脂肪酸量を、食品分類に従い調査期間中の69回の給食について集計した結果を表1に示す。(中略)

n-3系とn-6系の多価不飽和脂肪酸給与送料は各々46.4gと255.0gであり、これに基づくn-6/n-3比率は5.5で、目安とされた摂取比率4.0に比較的近い値であったがこれを上回るものであった。(中略)

こうした値が得られた要因としては、大豆油を主要な油脂類材料として選択使用していたことと、n-3系多価不飽和脂肪酸含量の多い魚介類を用いた食事の存在が主要なものと考えられた。(以下略)

「n-6/n-3比率は5.5で、目安とされた摂取比率4.0に比較的近い値であったがこれを上回るものであった。」

とありますが、冗談じゃありません。n-6/n-3比はおそらく2以下でなければいけません。

オメガ3とオメガ6のバランス

(前略)現状は、生活習慣病などは全くなかった原始狩猟時代での値1~2のようなオメガ3高値とは大きくかけ離れていて、多くの慢性疾患に苦しめられる原因となっているとの主張がある。(以下略)

まとめ

ほとんどの家庭の食事はもちろんですが、給食でもオメガ6過剰摂取が常態化しています。

今後、食糧事情が悪化した場合n-6/n-3比はさらに高くなることが予想されます。万一、給食で冷凍食品や昆虫食が出されるようになったら給食拒否もしくは学校に行かせないという選択が必要です。

最後に、食生活を改善しているつもりでも、肉や養殖魚を食べているならn-6/n-3比はまだまだ高いことが容易に想像できます。

大患難時代はもうすぐそこに来ています。

10日間チャレンジを強くお勧めします。

10日間チャレンジ!, Blog’s

Posted by sinsd