子どもに脳の性能が落ちる食事を与える一方で、塾に通わせるという矛盾!
成績を上げるために塾に通う。
これは一見正しいように思えます。が、ハッキリ言って間違っています。
例えば、ポルシェと軽トラックが高速道路で競争をしたとしましょう。
どちらが勝つかは明らかですよね。たとえ、F1ドライバーが軽トラックに乗ったとしても、素人の私たちがポルシェに乗れば最高スピードの絶対値ががいますから楽勝です。
・成績を上げるために塾に通う=ドライビングテクニックを磨く
・脳の性能を上げる=軽トラックをポルシェに
よ~く考えてみましょう。
そもそも、車は故障したら動きません。もしそうなったら、どんなにドライビングテクニックが上達しても意味がありません。
同じように、脳の性能がポンコツとなれば塾に通っても成果が上がるはずもないのです。
逆に、脳の性能を上げてしまえば塾に通う必要も無いかもしれません。なぜなら、記憶力や理解力が上がるのですから。
残念なことに、多くのご家庭では脳の性能が落ちる食事を子どもに与えています。脳の性能を落としながら「成績を上げろ!」と、塾に通わせている…
まさしく本末転倒ですね。
私なら、繰り返しになりますが、塾より脳の性能を上げることを優先します。
・n-6/n-3比 鈴木 平光 1995 年 42 巻 6 号 p. 469
(前略)摂取食品のn-6/n-3比と健康
ヒトや動物がリノール酸を摂取すると,その体内でアラキドン酸が作られ,α-リノレン 酸を摂取するとEPAやDHAが作られる.また,DHAからEPAを作ることもできる.特に,生体内では,アラキドン酸,EPA,DHAが重要な働きをしており、これらの脂肪酸の変動
と以下の疾患等とのかかわりが注目されている。(1) 心血管系疾患
魚類などのn-6/n-3比の低い食品を多く摂取すると、生体膜のアラキドン酸の比率が減少し、EPAやDHAが増加する。その結果、血小板では血小板凝集能のあるトロンボキサンA2のの産生が減少し、凝集能のないトロンボキサンA3が増加する。
また、血管壁では血小板凝集抑制能のあるプロスタグランジンI3の産生が増加する。このため、血小板凝集は抑制される方向に傾き、血栓が生じにくくなる。このことにより、心筋梗塞や脳梗塞の予防が可能とされている。
また、n-6/n-3比が低い食品は血液中の脂質成分を減らしたり、赤血球膜の流動性を高めたりして血液の性状を変えることにより、動脈硬化症や高血圧症の予防にも良いとされている。
(2)がん
n-3系脂肪酸を多く摂取すると大腸がんや乳がんなどの発生を防ぎ、増殖を抑え、転移を防ぐことが知られている。疫学研究でもn-3系脂肪酸の摂取とがんの発生との間に負の相関が認められている。
(3)炎症性疾患
n-6/n-3比の低い食品を多く摂取すると白血球やマクロファージのアラキドン酸の比率が低下し、炎症作用の強いロイコトリエンB4の産生を低下させると同時に、炎症作用の弱いロイコトリエンB5の産生が増加するため、炎症性疾患の症状の軽減に役立つとされている。
(4)脳、神経系機能
脳や視神経の脂質に含まれる不飽和脂肪酸の主なものはアラキドン酸とDHAである。摂取するn-6/n-3比が変わると、脳や視神経ではアラキドン酸/DHA比も変化する。
動物実験ではDHAが多い方が記憶学習脳が高いことが認められている。最近では子どもの脳や視覚の発達にDHAが必要であることが明らかにされている。(以下略)
DHAが脳の性能を上げることは事実です。が、動物実験がどんな状況で行われるのか?想像してください。日本人の食事状況と比較してみましょう。
動物実験では余分なものは食べません。片や、ほとんどのお宅は添加物まみれの、毒以下のものを食べさせています。
「食」とは「人」が「良く」なると書きます。毒以下のものを食べさせて人が良くなるはずもありません。
・栄養による脳機能の活性化 : DHA 奥山 治美 1995 年 69 巻 5 号 p. 583-585
(前略)ω3欠乏におる学習脳の低下は可逆的であり、離乳期までω3欠乏にしておいても離乳後に補給すれば、脳のDHAも学習能も回復した。(以下略)
椅子取りゲームはご存じですよね。
例えば5人が参加して3つの椅子を争うなら、2人は椅子に座れません。DHAも同じです。アラキドン酸がたくさんあると、いくらDHAが椅子取りゲームに参加しても座ることができません。
10日間チャレンジは起立性調節障害や浮腫み、めまい、立ちくらみ、鼻炎や喘息などアレルギーの改善に繋がるだけでなく、脳の性能を上げることもできます。
・食事改善のお陰で、大学生の娘は成績優秀者として表彰を頂きました!