スーパーの卵や養殖の実態は? – 食物連鎖を利用した日本人家畜化計画

製薬会社は国民に植物油(サラダ油)使わせるように学者に「ウソをでっちあげさせ」誘導してきました。また、その裏で大豆や菜種などを品種改良と称し、さらに「からだ」と「こころ」が蝕まれるよう改悪してきました。(以下の記事で理解できると思います)

植物油を使うとコレステロールが低下する!とウソがでっち上げられた。

1980年代、大豆や菜種は〇〇が含まれないように品種改良種が開発された

植物油の使用は「炒める」「揚げる」といった調理の普及を促しました。また、それにより牛や豚、鶏肉を食べる機会が増えました。その裏で、彼らは私たちの「からだ」と「こころ」が蝕まれるよう食物連鎖を利用してきました。

【重要】オメガ6の必要量は1日10g/成人です。1日3食摂ったら確実にこの量をオーバーします。オメガ6脂肪酸は体内で「炎症を促す」「血を固める」「アレルギー促進」働きを促しますので、過剰に摂るとさまざまな病気のトリガーとなります。

 

食物連鎖の結果は? – 肉や養殖魚は食べてはいけない!

配合飼料の主な原料 は穀類ですが、なかでもトウモロコシは全ての家畜に対して利用され、配合飼料中の約半分を占める原料です。そんなトウモロコシの脂肪酸組成は以下の通りです。

食品の必須脂肪酸バランスの変化と慢性疾患 奥山 治美, 坂井 恵子, 他 1989 年 30 巻 1 号 p. 1-7

(前略)一般に植物はリノール酸を種子に蓄積するので、穀類を多く摂取する動物はリノール酸(ω6)系列が多い。一方、α-リノレン酸は葉や根に多い。また、植物プランクトンにも多いので、それを餌とする魚介類にはα-リノレン酸(ω3)系列脂肪酸が多くなる。(中略)

若年層の嗜好はより著しく変化し、魚離れ、野菜嫌いに対する油脂食品、鳥獣肉類、乳製品の摂取増加で特徴づけられる。

これらの摂取食品の変化から推測すると、過去20~30年の間に、特に若年層では脂肪摂取量の増加とともに、摂取脂肪のω3/ω6比の低下が進んでいると考えられる。(中略)

穀類を飼料とする家畜類ではリノール酸(ω6)系列の脂肪酸を相対的に多く含むはずである。ところが運動をさせないで濃厚飼料を与えた家畜では可食部に飽和脂肪酸、一価不飽和脂肪酸が著しく増え(霜降り肉)、高度不飽和脂肪酸の割合が相対的に少なくなる。(中略)

牧草で育てたというウシの肉が入手できる。これと市販の牛肉の脂肪酸組成を比較したのが図5である。(中略)

食物連鎖の結果が明確に反映されており、牧草で育ったウシの方がはるかにω3/ω6比が高い

ウシは反趨胃(はんすうい)を持ち、その中の微生物により食べた多価不飽和脂肪酸の一部は還元されるので、食物の脂肪酸の影響を比較的受けにくい包であるが、ブタなどではより直接的に飼料の脂肪酸組成を反映するのではなかろうか。

鶏肉、鶏卵は飼料の脂肪酸組成を非常に強く反映する。図6に示したように、リノール酸の多い餌とα-リノレン酸の多い餌で飼育したウズラの可食部の脂肪酸組成は、驚くほど異なっている。

輸送費が相対的に安くなり、過剰に生産されるトウモロコシや大豆などが家畜の餌の主要成分になったのは、おそらく、ここ数十年のことであろう。その結果、ほとんどすべての家畜の脂肪酸組成(動物性食品の脂肪酸組成)がω3欠乏、ω6過剰の状態となったのである。

魚介類も例外ではなく、養殖漁業における資料も重要なファクターとなる。図7に天然アユと養殖アユの脂肪酸組成を示す。

おそらくトウモロコシなどが使われているのであろう。養殖魚ではω6系列が相対的に多いのに対し、藻類を主食としている天然ものではα-リノレン酸が非常に多い。(中略)

必須脂肪酸としてのリノール酸は一日1~2gであり、この量はご飯とパンでまかなえる。

(中略)動物実験ではあるが、リノール酸過剰摂取ーα-リノレン酸欠乏による症候、リノール酸とりすぎ症候群ともいうべきものが存在することが明らかとなった。(以下略)

これは1989年の論文です。それ以降、日本人のほとんどが魚離れが加速し、欧米食どころか外食・中食(冷凍食品や弁当類、お惣菜)が普通になりました。

繰り返しますが、1989年に「リノール酸とりすぎ症候群」が明らかとなったと記されています。中食で売られているおにぎりは炊飯油で炊かれています。つまり、たった1個のコンビニおにぎりでリノール酸とりすぎと可能性があることを強調しておきます

天然および養殖ナマズの可食部の脂肪酸組成 白井 展也, 宮川 正也,他 2000 年 66 巻 5 号 p. 859-868

(前略)18:2n-6(リノール酸:オメガ6)含量はNo.5および7を除き養殖ナマズで多かった。(中略)

魚体内の脂肪酸組成が飼料脂質に類似することは古くから知られ、(中略)本研究でも養殖ナマズは飼料脂質と類似し、脂質含量が高い部位ほど飼料の脂肪酸組成に類似する傾向にあった。

夏季養殖マナマズの脂肪酸組成が天然のそれと近似したことは、脂質含量の減少と同様に、マナマズの産卵行動によりエネルギー代謝が促進され、同時に18:2n-6(リノール酸:オメガ6)から20:4n-6(アラキドン酸:オメガ6)への代謝も促進されたと考えられる。(中略)

アメリカナマズは極端n-3欠乏食で飼育されており、他の養殖ナマズに比べると必須脂肪酸の不足が考えられる。同様にn-3欠乏食であるタイ産ナマズにおいても、20:3n-9(ミード酸)が検出された。(中略)

水産脂質の性状とその脂質代謝および脳機能に及ぼす影響に関する研究 白井 展也
2005 年 14 巻 1 号 p. 93-99

(前略)

ナマズの油も飼料の脂肪酸組成の影響を受ける。そのため、DHAが豊富な飼料で飼育された日本産ナマズの油は、DHAなどのn-3系脂肪酸がほとんど含まれていない飼料で育てられたタイ産ナマズに比べ、DHAの割合が高かった。

また、養殖飼料には18:2n-6割合が多く含まれていたため、天然ナマズに比べて養殖ナマズは18:2n-6割合が高かった。(中略)

著者らはカテキンの脳機能改善効果について検討を行い、同時にDHAを摂取した時の効果についても明らかにした。その結果、カテキンの摂取は迷路学習能を改善し、また老齢マウスにおいてはDHAと同時に摂取した時に、著名な改善効果が認められた。(中略)

このことから、魚油や緑茶を摂取するという日本型食生活は痴呆症(認知症)の予防の観点からも有効であるものと推測できる。(以下略)

サラダ油や植物油脂、トランス脂肪酸、肉や一般の卵(平飼いはOK)、養殖魚を一切止めて。魚介類を毎日摂っている。そんな方は問題はないでしょう。

ですが、もし肉や卵を食べているなら…、

少しでも体調不良やネガティブな感情に振り回される傾向があるのなら、強く10日間チャレンジをお勧めします。

10日間チャレンジ!, Blog’s

Posted by sinsd