頭痛が起きるメカニズム!を知れば、後は頭痛が起きない体質にできるよう行動するだけ。です!
「10日間チャレンジをはじめたら、20年以上も飲んでいたバファリンが必要なくなりました。頭痛や生理痛も食べ物が原因だったということでしょうか?」
という質問があったので説明します。
頭痛や生理痛がおきない体質にしよう!
5年ほど前のことですが、私も人生ではじめて頭痛を経験しました。
雪が降り積り、車がノーマルタイヤだったので山に半日ほど閉じ込められました。寒さに震えているうちに左側頭部がズキンズキンと脈を打つように痛み出し、50歳を超えてはじめての頭痛でしたので何が起きているのか?最初は理解できませんでした。が、帰ってきて風呂に浸かったらウソのように治りました。笑
それでは、痛みが生じるメカニズムを確認し、頭痛や生理痛などがおきない体質に変えてしまいましょう。
痛みは細胞レベルの反応である!
痛みはミクロの世界でおきています。ので、簡単に細胞膜とリン脂質について記します。
細胞は細胞膜と呼ばれる膜で囲われていることでその形を維持しています。
この細胞膜は脂質二重層という構造で、
以下のようなリン脂質が反対向きに重ない、疎水性部の尾が重なり、親水性の頭部が細胞内と細胞外に向くことで細胞内に水を保持できます。
このリン脂質の尾の部分に、今回の主役であるアラキドン酸(必須脂肪酸:オメガ6)が入っています。
痛みが生じるメカニズム!
私の場合、頭痛のトリガーは「冷え!」でした。このトリガーにはさまざまな要素があります。精神的なストレスもそうですし、排気ガスや薬、農薬、添加物など、ありとあらゆるものが痛みが生じるトリガーとなります。そして、その引き金がひかれると細胞で次のようなことがおきます。
1.細胞膜からアラキドン酸が分離
何らかの刺激がトリガーとなり、細胞膜のリン脂質からアラキドン酸が分離します。
2.アラキドン酸がシクロオキシゲナーゼの中に入る
3.シクロオキシゲナーゼがプロスタグランジンG₂をつくる
4.プロスタグランジンG₂がプロスタグランジンH₂に
5.プロスタグランジンH₂がプロスタグランジンE₂に
6.プロスタグランジンE₂が細胞外へ
7.痛み発生!
痛み止めアスピリンの作用とは?
バファリンでお馴染みの成分、アスピリンは120年以上前から痛み止めとして利用されてきました。では、その薬効はどういったものなのか確認してみましょう。
2.アスピリンがシクロオキシゲナーゼの中に入る
3.アラキドン酸はシクロオキシゲナーゼの中に入れない
プロスタグランジンが生じるプロセスが遮断されるため、痛みは生じない。
まとめ
慢性的な頭痛や生理痛の原因とは?
単純です。
オメガ6脂肪酸の摂取量が多すぎる。
サラダ油や植物油脂、トランス脂肪酸に含まれるリノール酸(オメガ6)は、体内でアラキドン酸に変換されます。また、植物油脂など、ほぼすべて(ごく一部を除く)の加工食品や菓子類に含まれています。
アラキドン酸が痛み(炎症)のトリガーである一方で、その消火(炎症を鎮める)はオメガ3脂肪酸(DHAやEPA)です。日本人はこれを魚食で補ってきましたが、多くの人は魚離れが顕著です。また、サーモンやブリなど魚の多くが養殖魚であるが故、それはオメガ3ではなくオメガ6の摂取源と化してしまいました。
つまり、ほとんどの人はオメガ3不足症+オメガ6過剰症であり、頭痛や生理痛はその結果にすぎません。
ということで、これが10日間チャレンジで頭痛や生理痛が改善する理由です。
慢性的な頭痛や生理痛でお悩みの方は、今すぐ行動してみましょう。きっと、元気になります!
↑ 孤独でいたい方は読むのは時間の無駄です。