子どもを授かる前の女性に伝えたいこと!:日本人の行き過ぎた清潔志向の功罪とは?
コロナ禍、私もアルコール消毒を3回くらいやらされました。
イヤなので、プッシュボタンを押したふりをしてごまかそうとしたのですが、ホテルのフロントの人がガン見していて「もういちどお願いします!」と言われ、仕方なくアルコールを手に吹きかけました。
そんな私のような人間がいる一方で、スーパーやコンビニ、ドラッグストア、飲食店などに入る時、未だにアルコール消毒をしている人たちがいます。それも、入店時と退店時の2回という人がいるので驚きます。また、幼い子どもにアルコール消毒をしっかりさせている親を見ると悲しくなります。
寄生虫を自らの腸内で飼い花粉症にならないことを証明されるなど、過剰な清潔志向が免疫力を低下させると警鐘を鳴らし、寄生虫や細菌と共生する大切さを訴えた藤田紘一郎先生監訳のこの「すべての不調をなくしたければ除菌はやめなさい」
毎日せっせと除菌に励む今の日本人に読んでもらいたい本ですね https://t.co/BLscgTPdHo pic.twitter.com/OyIz0q4vCt
— 竹村幸太@量子波動Labメタトロン・トウリーディング (@Kota_Takemura) February 14, 2023
清潔と感染はどのような相関があるのか?O157で確認してください。
・人と微生物との共生 アトピーからO157まで 藤田 紘一郎 2001 年 50 巻 3 号 p. 203-204
(前略)III.0157と 超清潔志向
岡山県邑久町におけるOl57集団中毒の際には、中村教授は感染者の「清潔度 」のチェックもあわせて行った。
感染者の児童のうち、重症になった一割の子どもはすべて神経質で 、 「超清潔志向」に育てられた子どもたちであった、という。
興味深い点は、浦和市の場合も堺市の場合も、 邑久町と同じように菌が検出された人の約30%は全く無症状。約60%が下痢のみ、約10%が重症になったという。
なんともない人と、重症になる人との差はいったいどこからくるのだろうか。
腸内細菌の研究者たちは「健康な腸内細菌叢をもっている」人と、そうでない人との差を指摘している。つまり、健康な腸内細菌叢をもっている人の腸の中では、病原菌が増殖しにくい、というのだ。
「超清潔志向」で腸内細菌叢の種類や数が少なくなった人や、抗生物質や抗菌剤の乱用などで腸内の細菌が少なくなった人たちは、腸内細菌たちが棲 んでいるアパートに「空き家」が増える。この時0157がお腹に入ってくると、0157はその「空き家 」に棲んでしまうようになる。
アメリカでは、「大腸菌を飲む」ことが真剣 に考えられ始めている。
「悪玉腸内細菌」として大変嫌われてきた大腸菌を飲む、というのだ 。
0157の腸内定着を防ぐために、無害な大腸菌をお腹に入れて。157が入った場合に備えようとするものだ。腸内細菌のアパートに大腸菌をいっぱい棲まわせて、「空き家」をなくすれば万が一 、病原性大腸菌0157が入ってきても、腸内ではなかなか定着できないという理屈なのだ。
もう30年近く前のことですが、タイの国際ホテルで食中毒が発生しました。確か二十数カ国の人が同じ食事をしていた一方で、食中毒はある一カ国の人たちのみに発生しました。そして、その一カ国とは日本人でした。
今現在、私のような人間はばっちいというレッテルを貼られてしまうと思いますが、除菌・抗菌グッズを使うような清潔志向について再考していただきたいと思います。
・アレルギー病はなぜ増えたか きれい好きの功罪検証 藤田 紘一郎 2015 年 63 巻 6 号 p. 910-913
はじめに
アトピー性皮膚炎、気管支喘息、花粉症などのIgE抗体が関与するⅠ型アレルギー疾患が日本に出現したのはたかだか50年前のことである。私たちは古来より寄生虫や細菌などのいろいろな微生物と上手に共生することにより、健康のバランスを保ってきたものと思われる。
しかし、現代文明がもたらした快適な生活や過剰ともいえる清潔志向は、共生していたウイルスや細菌類、寄生虫を排除することになった。そのことが私たちの免疫力を低下させ、アレルギー病やがん、心の病などに苦しむ様になったのではないだろうか。
私たちの体の細胞や免疫システムは、1万年前とほとんど変わっていない。1万年前、正常に働いていた免疫システムは、ストレスや清潔志向の社会の中で低下してきているのである。アレルギーやがんに関わる免疫力と日本人のきれい好きの功罪について述べる。
腸内寄生虫感染が花粉症を抑制している
日本人は昔から寄生虫に感染していた。回虫の感染率は江戸時代から第2次世界大戦後10年くらいまで、少なくとも50%以上の値で推移してきた。しかし、1950年から1975年の25年間に急速に感染率が減じ、さらに、その後は現在に至るまで0.02~0.01%台で推移している。
1963年、日本で初めてスギ花粉症患者が日光市で見つかったのは、日本人の回虫感染率が5%を切ったときである(図1)
アレルギー性疾患の増加の誘因として、大気汚染、自動車排気ガス、水質汚染物質、食品添加物などのアジュバント作用を持つ物質の増加、食生活の欧米化、住環境の密閉化など多くの要因があげられている。確かにこれらのことが、要因の一つであることは事実であろう。
しかし、大気汚染の規則が強化され、環境条件が改善されたにもかかわらず、アレルギー性疾患が日本人に増え続けているのである。これは、日本人の「清潔志向」と体内から寄生虫など微生物を追い出した体内事情と無関係ではないと思われる。
宿主にIgE抗体を誘導する寄生虫体内活性物質
寄生虫感染が他の細菌やウイルス感染と異なる点は、寄生虫感染だけが宿主にIgE抗体を産生することである。この場合、寄生虫に特異的なIgE抗体のみならず、寄生虫には無関係な非特異的IgE抗体も同時に産生することが特徴である。
われわれは寄生虫抗原そのものの特殊性が宿主にIgE抗体を誘導する重要なファクターであると考え、寄生虫体内の生物活性物質を単離した。これは分子量約20,000の糖蛋白質の物質で、他のダニや花粉などのアレルゲンと極めて類似し、虫の分泌排泄液中に含まれていることが明らかとなった。
また、この物質を大腸菌にてリコンビナント(rDiAg)として発現させ、抽出、精製した。
この寄生虫来のrDiAgは129残基のアミノ酸から構成され、自然界で極めて安定な物質であった。さらに、rDiAgを用いてマウスにおけるIgE抗体産生を調べた。その結果、顕著な総IgE抗体産生の亢進が認められた。
寄生虫によるアレルギー発症の抑制
アレルギー反応とは、簡単に言うと、鼻や皮膚などの粘膜にある肥満細胞が敗れた状態のことであり、IgE抗体が関与するⅠ型アレルギー反応のことである。
ヒトの免疫は、マクロファージ、ヘルパーT-2細胞(Th-2)、B細胞の3つの細胞でなされている。スギ花粉が体内に入るとマクロファージが出てきてスギ花粉を処理し、その情報をMHCクラスⅡとTCRを介して、また、CD40という鍵とその鍵穴を介してそれぞれTh-2とB細胞に伝える。B細胞はその情報に基づいてスギ花粉に対するIgE抗体を産生する。
しかし、寄生虫に感染していると寄生虫の分泌/排泄液中のDiAgがCD40 に吸着しており、その結果、マクロファージとTh-2とB細胞の伝達路が一部ブロックされ、スギ花粉がマクロファージに取り込まれてもその情報が完全にはB細胞に届かず、B細胞はスギ反応に非特異的なIgE抗体を大量に産生する。
このスギ花粉非特異的IgE抗体が互いに競合しあい、肥満細胞や好塩基球上の高親和性IgE抗体レセプター(FceR-Ⅰ)をすべえ覆い被(おおい)いつくし、新たにスギ花粉がやってきても付着できない。
結果として、個々のアレルギーに関与する特異的なIgE抗体のレセプターへの結合を阻害し、肥満細胞からヒスタミンなどの遊離を起こさせないようにしているのである(図3)。
実験的にもあらかじめ高レベルのIgE血清で処理された肥満細胞ではその後の特定のアレルギー疾患に関与するIgE抗体との結合能が著しく劣っていることが示されている。
つまり、寄生虫であれ結核などの細菌類であれ、人間がこれらに感染することが花粉症などの発症を抑えているのである。しかし、微生物とのつきあいを絶った日本人の免疫力は次第に低下してきており、その結果が日本人のアレルギー性疾患の多発という形で表れてきたのではないだろうか。
アレルギー性疾患の増加と社会的変化
日本人の「清潔志向の行きすぎ」がアレルギー性疾患の増加を導いているということを述べてきたが、これに関連した興味深い報告がある。
家族の形態とアレルギー体質児の形態を見てみると、兄弟数が少ない方がアレルギー体質児、アトピー性皮膚炎児が有意に高い。しかし、4人以上の兄弟となると発症率がとくに少なかった。
また、第一子の方が、それ以外の児童に比べてアレルギー体質児、アトピー性皮膚炎児、気管支喘息児のいずれも発症率が高かった(図4)。
そして、母親の就労状態との関係では、母親が働いていない家庭にアレルギー体質児、アトピー性皮膚炎児、気管支喘息児のいずれも出現率が高いことがわかった。
今、欧米では「環境衛生仮説」を支持する報告が増えている。先進国では環境が清潔になり、微生物に接する機会が少なくなっている。また、抗生物質の使用頻度が増加したため、乳幼児期の感染機会が顕著に減少している。
それと反比例するようにアレルギー疾患が急増した事に注目し、微生物と接する機会の少ない子供は、将来、免疫低下状態を導き、アレルギー体質になりやすいという学説である。
つまり、私が以前より、提唱しているように、「清潔志向の行き過ぎがアレルギーを増加させている」ということである。
この機序として乳幼児期の感染症の減少によりTh-1の活性化が十分に起こらないため、生来持っていたTh-2優位の状態のまま免疫系が成長してしまう可能性が考えられているが、私はむしろ自然免疫の関与を考えた方が理解しやすいと思っている。
つまり、さまざまな細菌などの感染がToll様受容体(TLR)を介して自然免疫担当細胞を活性化し、後に続く獲得免疫反応の方向性を決めている。
しかし、乳幼児期の感染症が減少すれば、自然免疫の発達を阻害することになり、その結果、獲得免疫反応が過度に活性化されたり、バランスをくずしたりするためではなかと思っている。
アレルギー反応を抑える腸内細菌
今、日本ではアレル犠牲疾患が増え続けている一方で、腸内細菌の数は、数年前の半分以下に減少している。そこで現在注目されているのが、アレルギー病と腸内細菌との関係である。
生まれてすぐにアトピーになる赤ちゃんの腸内細菌の数は非常に少ないことがわかっている。
腸内細菌は腸粘膜細胞と共同して免疫力の70%をつくっている。そのほか、食べ物の消化を助けたり、ビタミンや「幸せ物質」であるドーパミンやセロトニンを合成している。
赤ちゃんはお母さんの体内では無菌で生活しており、「免疫ゼロ」の状態からいきなり雑菌だらけの世界に生まれてくる。短い期間に赤ちゃんは自分自身の免疫を高めなければならない。
そこで、そこら辺のものをなめて体内に雑菌をとりこみ、免疫を高めようとしていると思われる。
そのとき、善玉菌のみを口に入れて免疫は高まりません。だからといって生命に危険な病原菌を入れるわけにはいかないので、少しだけ病原性のある「チョイ悪菌」をとり入れないといけない。それが土壌菌なのである。
赤ちゃんの腸内細菌を調べてみると、生まれた直後には一時的に大腸菌や腸球菌だらけになる。「チョイ悪菌」の大腸菌などの菌が赤ちゃんの生まれた直後にいっぱいにならないと、免疫が高められないからである。
腸に日和見菌を増やす
細菌、腸内細菌を遺伝子で検出する新しい技術が開発された。培養できる菌には100種類、100兆個の腸内細菌の存在が知られていたが、遺伝子で調べると3万種類以上、1,000兆個の腸内細菌が存在することがわかっている。
そしてその腸内細菌の4分の3は、納豆などの発酵食品に含まれている菌や人の皮膚などに存在する菌、土壌菌の仲間の菌などで構成される「フィルミクテス門」の細菌であった。次に多いのが、「バクテロイデス門」の細菌類で、これらはいずれも「日和見菌」と呼ばれる腸内細菌である。
大腸菌を含む「プロテオバクテリア門」の細菌類はそれぞれ腸内細菌全体の10%しか存在していなかった。
つまり、腸内細菌の大部分が「日和見菌」といわれる菌で構成されているのである。
免疫機能が十分に働き、人が元気で若く生きるためには、腸内細菌の数とバランスが必要で、この鍵を握っているのが、「日和見菌」なのである。
さらに、その人が各自持っている腸内細菌は、生まれて1年以内の生活環境で決定され、それが「指紋」のように一生変わらないと言うこともわかってきている。
細菌「母親の保有しているビフィズス菌が子どもに受け継がれる」という報告がヤクルト研究所より発表されている。子どものビフィズス菌の遺伝子分布が母親の持つビフィズス菌のものと一致していることがわかったのである。
つまり、腸内細菌の組成を決めているのは、生まれた直後に接触した人が持っている菌であるという研究も発表されている。人の腸内細菌は、母親と身近に接している限りたいてい母親の腸内細菌と類似している。
生まれて1年以内になるべく多くの種類の腸内細菌に棲んでもらうためには、お母さんの周りにある「日和見菌」を赤ちゃんに積極的に与えてあげることが必要なのである。
おわりに
腸粘膜に穴が空き、腸から食物の分子や腸内細菌、病原菌などが漏れ出る「リーキーガット症候群(腸管壁侵漏症候群)」。近年、乳幼児食物アレルギーが増えたのも、このリーキーガット症候群が原因ではないかと言われている。
腸内細菌が十分に働いていないと、腸は粘膜を正常に作れなくなり、腸粘膜に穴が開いてしまう。そうすると食物アレルギーを発症する危険性が高まるのです。
通常、タンパク質はとても小さな分子に分解されてから腸管から吸収されるが、リーキーガット症候群になると、栄養素は消化不十分な大きい分子のままで体内に侵入してしまい、抗原と認識してIgE抗体によるアレルギー反応、つまり食物アレルギーを起こすと考えられている。
腸に穴を開けさせないためにはどうしたらよいのだろうか。それには、腸を守っている腸内細菌を増やすことである。
とくに大切なのは、生まれて1年未満の赤ちゃんの腸が丈夫であることである。この時期には積極的に善玉菌、チョイ悪菌を問わず、細菌を体内に取り入れることが重要である。
また、腸内細菌や腸粘膜を痛めつけるような抗生物質や食品添加物、化学物質などは、できるだけ腸に入れてはいけない。タンパク質の離乳食を早めに与えるのも注意が必要である。
ライフスタイルの変化、清潔志向から、子どもの成長における弊害がさまざま指摘されているが、子どもの健やかな成長は、とにかく多種多様の菌と触れあい、取り込むことが重要である。
まとめ
私たちは細菌と共生しています。腸内細菌はもちろん、肌にも常在菌が生息しています。汚れや汗、皮脂を洗い流すことはサッパリしていいのですが、除菌・抗菌グッズは常在菌をアパートから追い出すことになります。また、そこに有害菌が住み着くキッカケを作ることになります。
除菌抗菌グッズの使用を止めましょう。
また、石油系界面活性剤の入ったシャンプーやリンス、ボディーソープなども止めましょう。
我が家では妻がパックスのボディーソープを使っています。
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使われる石鹸成分は「カリ石けん素地」です。
私は数年前まで松山の石鹸を使っていました。髪から顔、体までこれ1個ですべて完結です。そのため、髪が短いこともありますが、洗髪と体を洗う時間は2分くらいで終了です。付け加えるなら、体を洗う際は手でなでるだけ。スポンジなども使いません。
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ほとんどのヒトは石油系界面活性剤で肌を痛めています。これは、私たちの体に住む常在菌たちのアパートを壊すことになります。それが不法滞在者による治安の悪化につながることは、冒頭からのお話で容易に想像できることでしょう。
過剰な清潔志向も、洗脳された結果だったのです。
2023年5月までのタイムスケジュール!
イベントが差し迫っていると思われます。
インフレで問題になるのは、物価が高騰して物が手に入りにくくなる。その理由は、使っていたお金が紙きれだから。紙きれだからこそ、売り手が価値を見出すことができなる。その連鎖がインフレから高インフレ、ハイパーインフレとなる。
逆に、この時に本物のお金(金や銀)を使えば売り手は気持ちよく売ってくれる。物は決して無くならない。ということで、あらためて今後の備えについて考えてみました。
最優先事項
一方で、今後は食料が奪い合いになることは確実である。また、安心安全な食糧の確保は尚更なので、最優先すべきは安心安全な食糧を1年分/家族確保することでしょう。なお、食料については記事下で長期保存が可能かつ安全な食品をご紹介していますのでご確認ください。
次に、備えるべきは日用品です。トイレットペーパーや生理用品など、ご家庭で日常的に使用される日用品も1年以上は備蓄しましょう。なお、日用品はわらしべ長者対策にも有効です。ほとんどの家庭は備蓄していませんので、保存場所に余裕のある方はできるだけ備蓄してください。
・わらしべ長者を目指せ!安い酒やトイレットペーパーは食料と交換できるし、食料は高価な物と交換できるよ!
・【第二弾!】わらしべ長者は目指すべき!と、3.11で被災された方の体験をお聞きして確信しました。
食生活改善の基本1.10日間チャレンジを続ける ←超重要
2.小麦断ち – 小麦が使われている食材全般
※ 古代小麦(スペルト全粒粉)は食べてかまいません
3.しっかり塩を摂る – 減塩は止めましょう。減塩は多くの不調の原因となります。とくに尿トラブル(頻尿、尿漏れ、夜尿など)の原因の多くは減塩です。
※ 塩とは食塩(食卓塩)ではありません。どんな塩を摂ったらいいのか?わからない方は当社の塩「ラメール」をお試しください。
4.16時間節食 – 前の日の最後の食事から16時間は食べ物を口にしない
例)前日19時に夕食(食事時間を考慮し20時に食べ終わった)+16時間=12時(正午)← 翌日の食事は正午以降
※ 個人的には1日1食を推奨。
食生活の改善は、あなたの体調だけでなくメンタル面を大きく改善します。その証拠に、私は不登校やモラハラ、起立性調節障害、足の浮腫みなどを改善する実用書を出版していますが…
一見、なんの繋がりもないこれらの悩みですが、私がその改善のためにご紹介する「はじめの一歩」は〝すべて″同じ。上記「食生活改善の基本」です。
※ 著書には洗脳された方から多くの批判レビューをいただいていますが、高評価のレビューをご覧になってください。しっかりやった人は皆、ご家族の人生の質を大きく高めていらっしゃいます。
とにかく、1年分以上の食糧を確保しましょう。無農薬ササニシキ玄米は2年分の備蓄が必要ですね。味噌や醤油もさらに仕込んでおくのが賢明なようです。また、私はお客様に次のようにアナウンスしています。
「通販利用の購入は5月14日までに済ませること。」
「キュウリやミニトマト、ナスなど野菜は時間稼ぎのためF1種の苗でいいので栽培をはじめること。」
「苗以外は固定種の種を購入し、すぐにプランター栽培をはじめること。」
「畑を借りるのは否定しないが、盗まれることを想定してペットボトル栽培も検討する事。」
「盗まれないようベランダでのプランター栽培を推奨。」
「生育の早いラディッシュは毎日家族分の種まきをすること。」
今回が食糧備蓄について最後のお知らせとします。以下を参考に安心・安全な保存食を備蓄し、野菜のプランター栽培をはじめてください。また、このピンチをチャンスに変えるよう、食生活の改善に努めてください。
安心・安全な保存食
安心・安全な保存食とは、大きく次の4つがあります。
1.乾物:野菜や海藻類、魚介類などの食材を乾燥させて、水分をカラカラになるまで抜き、常温で数カ月以上の長期保存をできるようにした食品のこと
2.漬物:日本の伝統的な梅干しや白菜など野菜の漬物やキムチ、ジャムなどの食品
3.魚缶詰:サバやアジ、イワシなどの魚缶詰やツナ缶
4.穀類・豆類:玄米や雑穀、豆、スプラウトなど
1.乾物
乾物は水分を抜いているので微生物が繁殖せず、常温でも腐らずに保存できます。種類はとても多く、一般的には昆布、寒天、ひじき、干ししいたけ、切干し大根、高野豆腐など。他にも、豆類や麩(ふ)、麺類、のり、ワカメ、煮干し、桜エビなどがあります。
海苔
味付け海苔はダメです。また、韓国海苔も避けた方が無難です。前者は添加物まみれですし、後者はゴマ油が酸化しますので長期保存など危険です。
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鰹節
削ってあるパック詰めでも悪くはないのでしょうが、自宅でその場で削った鰹節の味は別格でしょう。
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だし昆布
これからは味噌が如何に大事なのか再認識されます。だし昆布も欠かせませんね。
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とろろ昆布
個人的に大好きなのがこのとろろ昆布。お湯で戻すだけで食べれますのでお勧めです。
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乾燥わかめ
味噌汁の具としてわかめも欠かすことはできません。
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乾燥ひじき
好みは人により違いますが、私はひじきの煮物も大好きです。
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乾燥もずく
私は海産物全般が好きなので、このもずくも欠かせません。
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煮干し
煮干しも味噌汁のダシには欠かせませんね。
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春雨
私はチャプチェが好きなので春雨も備蓄しています。
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ごま
おひたしも大好きな私ですので、白ごま黒ゴマともに備蓄しています。
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きな粉
私は甘いもの食べません。でも、甘いもの好きな方は、今後はきな粉が欠かせないものとなるのでは?
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干しシイタケ
しいたけは超ーーーー大好きな食材です。干しシイタケも分厚いヤツは味が違いますよ。
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切り干し大根
切り干し大根も好きです。と、ここまでピックアップしてみて、乾物は私が好きなものだらけだと今氣づきました。
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高野豆腐
高野豆腐はほとんど食べた事ありません。が、保存食としては優秀なたんぱく源です。
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ゲソ:スルメイカ
我が家の娘たち、とくに次女の子どもの頃はおやつ替わりにスルメイカ食べさせていました。お酒のおつまみにも。
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漬物
漬物はできれば自家製を目指してください。私も味噌作りはじめましたし、梅干しは義母が作ってくれます。
ぬか床を用意すれば簡単かつ美味しい漬物を年中食べることができます。ので、ここでは昔ながらのしょっぱい梅干しだけご紹介しておきます。
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干し柿
甘いもの好きな人のために干し柿だけはご紹介しておきます。
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妻は、柿がないとダメな人なので…
魚缶詰
魚の缶詰です。後半にツナ缶をご紹介していますが、ツナ缶購入時は裏面を見極めて購入してください。
・サバ缶
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・鮭(サケ)缶
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・さんま缶
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・イワシ缶
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ツナ缶
油漬けのツナ缶は禁忌です。絶対に買ってはいけません。水煮ツナ缶を購入してください。念のため、過去記事の一部を再掲載します。
実は、マグロもその種類により魚肉中に含まれるEPAやDHAの含有量は大きな差があるようです。文部科学省の 日本食品標準成分表2015年版(七訂)脂肪酸成分表編 脂肪酸成分表編 第2章 第1表で確認したところ、カツオでは先の初ガツオと戻りカツオでは大きな違いがありました。
初ガツオ:EPA24㎎・DHA88㎎
戻りカツオ:EPA400㎎・DHA970㎎
魚好きの私は、以前は初ガツオを楽しみにしていましたが、いつからか戻りカツオの方が脂がのっておいしいと気づきました。しかし、あらためて調べてみてEPAとDHAの量が10倍以上も違うことに驚きました。
このように、獲れる時期で魚肉に含まれるEPAやDHAの含有量は大きな差があります。同じように、魚種によってもEPAやDHAの含有量には違いがありますので、ツナ缶でも大きな差がありました。
ツナ缶のEPA/DHA含有量
主原料をビンナガマグロかキハダマグロ、カツオに使うかでEPAやDHAの含有量に大きな差がありました。
ご覧のように、もっともDHAやEPAが豊富なカツオの味付け缶とキハダマグロの油漬け缶では、その含有量に8倍以上もの差があることがわかりました。
水煮タイプのツナ缶
水煮(ノンオイル)タイプのツナ缶は、油の代わりにマグロやカツオ、野菜エキスなどを使用しています。食塩未使用タイプのものもあります。ツナ缶を選ぶときは必ず水煮タイプから購入するようにしましょう。
参考までに、魚嫌いの子どもやメンタル面に問題を抱えているご家族がいらっしゃるなら、次の方法をお勧めします。
お勧めのツナ缶ランキング!
DHAやEPAの含有量が多い水煮のツナ缶。これがお勧めということで、以下に油漬けを除いた表を再度ご紹介しています。
ご覧の通り、カツオがもっとも多く、DHAとEPAの含有量から考えると私的にはキハダマグロは「却下!」となります。したがって、カツオもしくはビンナガマグロの「水煮」ツナ缶がお勧めです。
そこで、以下の「食べて安心な食品一覧」の缶詰ページで紹介しているツナ缶にランキングをつけてみました。
第1位 いなば ライトフレーク食塩無添加オイル無添加
第1位に輝いたのは、イナバ食品のライトフレーク食塩無添加オイル無添加です。原材料はカツオ。オイルも食塩も無添加です。
念のため「ライトフレーク」が「カツオ」です。ライトツナは今回の話で却下となった「キハダマグロ」です。紛らわしいので名前に注意して購入してください。
第2位 素材そのままシーチキンマイルド
第2位はシーチキンの素材そのままシーチキンマイルドです。こちらも主原料はカツオです。オイルは入っていませんが、食塩が入っているので2位としました。
第3位 いなば 油を使用しないライトフレーク
第3位は油を使用しないライトフレークです。こちらも主原料はカツオです。上記の素材そのままシーチキンマイルドは75グラム、こちらの油を使用しないライトフレークは70グラム。市場価格は前者シーチキンマイルドの方が安価だったため3位としました。
第4位 はごろも 素材そのままシーチキンファンシー
第4位ははごろも 素材そのままシーチキンファンシーです。主原料はビンナガマグロです。カツオと比べてDHAとEPAの含有量が少ないこと。また、カツオと比べて1個当たりの価格が高くなることから4位としました。
第5位 ライトツナ アマニ油
いなばライトツナアマニ油というツナ缶があります。こちらは主原料がキハダマグロですが、油を亜麻仁油にしていることから第5位としました。ただし、先ほどの表でわかるように、キハダマグロとビンナガマグロのDHAとEPAの含有量には大きな差があります。油を亜麻仁油に変えても、その差を埋めることはできません。また、アマニ油を使った分だけコストが上がり、販売価格も高くなっているようです。
ただ、このライトツナアマニ油を利用された方から「とてもおいしかった!」という声を複数いただいています。上位4つも食べてくれなければ意味がありませんから、このライトツナアマニ油も選択肢のひとつとしてご紹介しておきます。
第5位 ライトツナえごま油
5位はもうひとつ。同じライトツナで、こちらもサラダ油をえごま油に置き換えているツナ缶です。1缶に使われているえごま油で1日に必要なα-リノレン酸が摂取できるようです。ただし、こちらも原材料はキハダマグロです。
5位のライトツナを利用する際の注意点!
ライトツナのアマニ油とえごま油。このふたつを利用するなら、ひとつ注意があります。それは、このふたつは加熱調理に向かないことです。
ここではカンタンに説明しますが、えごま油やアマニ油の主成分であるα-リノレン酸は加熱するとカンタンに酸化される上、トランス脂肪酸が生成します。決して加熱調理に利用してはいけません。
4.穀類・豆類
「白」編に「米」と書いて「粕(かす)」となります。よって、今後の私たちは精白食品は食べ物ではないと認識する必要があります。また、小麦やトウモロコシは遺伝子組み換え食品がほとんどですから、安全な固定種であるとわかるまでは避けた方が無難です。
玄米
こしひかりはダメ。ササニシキが良い。という噂があります。私も真偽はわかりませんが、念のために無農薬ササニシキ玄米を選ぶようお勧めします。私もそうしました。
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玄米餅
玄米餅は美味しいですよ。これに味噌つけるだけでもいけますし、お雑煮もお勧めです。
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スプラウト
イカのスプラウトは市販の物1パックが100回作ることができるようです。
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カイワレ大根などとセットになって売られているものもあります。
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豆類
私は豆の栽培セットも購入しました。1日目に12時間水に浸し、その後2日水替え水切りを1日2回やるだけ。例えば、今日の夕方水煮浸せば、明後日の夕食時には発芽した豆を食べることができます。
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十割そば
十割そばをお勧めするのは、それ以外は小麦が使用されているからです。
蕎麦も魚の缶詰入れるだけで美味しくいただけます。
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固定種の種
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まとめ
何度も繰り返しましたが、今回の食料備蓄は時間稼ぎです。今後、私たちは精製された食品を避け、固定種(F1ではない)の野菜や果物を育て自給自足に近い生活に回帰する必要があります。
とりあえず、私も固定種の種をいくつか購入し、プランター栽培をはじめました。
今すぐ備蓄食料を備えるとともに、まずはプランター栽培でいいのではじめてください。
・助けることができるのは家族まで!食糧備蓄の現実を知りましょう。他人を助けることなどできません
・手作り味噌づくりに挑戦してみました。出来上がりはどうなるのか?10カ月後までわかりませんが…
・安心・安全な保存食を備蓄して食糧危機・食糧難を乗り越えましょう! 自家栽培もはじめてね。
・有機大豆を自宅で煮てからの味噌作り! – とんでもない誤算がありましたので情報をシェアします。
・産地偽装の報道は「食糧危機が来るよ!」というお知らせです!リミットは間近だと思われます。
・野菜はペットボトル栽培できる!マンションなどにお住いで野菜栽培のスペースがとれない方へ
・4月より物価高と食料品を含めた品不足は決定的! – 1か月分レベルの備蓄では乗り切るのムリですよ
・認識が甘かった!そう痛感しました。みなさん、この指摘を真剣なアドバイスと受け止めましょう。
↑ とくに、この小林さんからいただいた指摘はよく噛みしめて読んでください
↑ 孤独でいたい方は読むのは時間の無駄です。