子どもを授かる前の女性に伝えたいこと!食事の油脂選択が子の精神・知能に与える影響!

「勉強をしなさい!」

と、子どもに口うるさく言う一方で「頭が悪くなる食事を食べさせている」というのがほとんど。

「DHAをとると記憶力が上がる!」「頭が良くなる!」

誰もが一度くらいは聞いた事のあるこの言葉ですが、これは真実です。でも、サラダ油を使った料理が当たり前ならDHAの効果はほとんど得られません。

そもそも、ほとんどの女性は妊娠・授乳期における食の重要性を理解していません。その結果が妊娠うつであり、切迫流産、早産(未熟児出産)、産後うつ、子どもの夜泣き、疳の虫、ぐずりなどの問題です。

ヒトの脳は胎児期から生後1~2年に急成長します。脳重量は生後6か月で2倍、1歳で3倍となり、同時に髄鞘化が急速に進行します。妊娠後期から、DHAは子どもの大脳皮質にとりこまれ急速に蓄積されています。脳の発達にきわめて大切な時期に十分な量のDHAが供給されるよう配慮が必要です。

食事の油脂選択が子の精神・知能に与える影響!

母体は余裕をもって胎児へDHA供給ができるよう備えるべきです。また、同時にオメガ6を過剰にとらない食生活をするべきです。詳しくは10日間チャレンジをご覧ください。

記憶学習や知能指数とDHA

DHAが記憶学習や知能指数など、脳機能の向上に大きな影響を与えることはさまざまな研究で明らかにされてきました。ご確認ください。

ドコサヘキサエン酸(DHA)の中枢神経に及ぼす影響 ~イオンチャネルからのアプローチ~ 西川 正純 2019 年 28 巻 1 号 p. 7-

DHA が哺乳動物の記憶の形成に重要な働きを担っていることが、迷路学習試験や明暗弁別試験などの動物行動薬理試験で確認されている。

1980 年代半ばに藤本と著者らは、DHA 高含有の魚油食とサフラワー・オリーブ油食で飼育したラットを用いY迷路学習試験によって記憶学習能力を評価した。

その結果、セッションを重ねるごとに迷路試験の正解率は上昇したが、DHA 食群では5セッション辺りからサフラワー・オリーブ油食群に比べて有意に正解率が高くなり、最終的には正解率は約 80%にまで到達した。

この時の全脳および網膜中の DHA 含量はサフラワー・オリーブ油群の2倍以上になっていた 。

このことより、DHA がラットの記憶学習に重要な働きを有することが明らかとなった。

ただし、DHA は母乳に含まれ、胎児期、乳児期の脳の発達に欠かすことの出来ない重要な成分であり、健常成人においては脳内の DHA 含量は高いことが知られている。このことから、脳内の DHA 含量が減少すると記憶学習能力が衰えると考えている。

DHA : 基礎と効能 矢澤 一良 1995 年 31 巻 1 号 p. 42-46

Lucas らは300名の未熟児の7〜8 歳時の知能指数(IQ)を調べた結果、母乳を与えられたグループに比較して、人工乳を与えられたグループでは IQがおよそ10程度低いことを報告している。

母乳中にはDHAが含まれており、日本人は欧米人よりも2~3倍DHA含有量が高いと言われている。

魚油の健康機能 鈴木 平光 1999 年 48 巻 10 号 p. 1017-1024,1197

妊婦や妊娠した動物が魚油を摂取すると、魚油に含まれているDHAは腸管より吸収され、血液中に取り込まれ、胎盤を通過し、胎児や胎仔の脳に到達し、その発達に役立つことが明らかにされている

また、出産後は、母乳中に分泌されることも知られている。

現在までに、母仔2世代の動物を用いた魚油の脳機能維持向上効果については、多くの研究が行われている。

仔ラットの学習能に及ぼす胎仔期から新生仔期の間の魚油摂取の影響を検討した結果では、魚油食のラットは、魚油を与えていないラットに比べ、6週齢における水迷路型学習実験の成績が良いとされている。

また、リン脂質型のDHAをラットの腹腔内に投与した時も、弁路刺激回避学習実験の成績が向上することが報告されている。(中略)

筆者らは母仔2世代もしくは3世代ではなく、1世代で、離乳直後のマウスにイワシ油食またはパーム油食を与え、12か月間飼育した実験では、イワシ油食のマウスの方が迷路の出口を捜す能力や記憶学習能が高く、シナプス膜の流動性も良いことを認めている。

最近では、より複雑な迷路を用いて、95%のDHAエチルエステルを2%含む飼料で3カ月飼育した場合も、同様の結果が得られていることを報告している。

臨床的には、早産児(未熟児)での研究例が多く報告されている。

DHAを強化していない人工乳を与えられた早産児では、その脳の発達や機能に悪影響を及ぼすとされている。事実、8歳になったときの知能指数(IQ)を調べたところDHAが強化されていない人工乳を与えられた早産児に比べ、DHAを含む母乳を与えたものの方がIQが高いことが報告されている。(中略)

正常出産児の研究でも、母乳を摂取してたものの方が、大脳皮質灰白質のリン脂質中のDHAレベルが高いこと。多価不飽和脂肪酸とコレステロールを添加した人工乳により、母乳に近い脂質や脂肪酸レベルを血液中に維持できること。また、母親が出産3カ月前から魚油を摂取することで、乳児は出産時からDHAを高く保つことができ、脳神経系機能の発達に有利であることが報告されている。

さらに、9才時における神経学的機能の及ぼす母乳と人工乳の比較を行ったところ、母乳の有効性がわずかながら認められおり、また、多価不飽和脂肪酸を添加した人工乳を与えた乳児では、標準人工乳を与えたものに比べ、Brunet-Lezineテストの得点が高いことが報告されている

最近では、DHAを強化した調整乳により、子供の問題解決能力が高まる可能性があることが発表されている。


下から4行目「母乳の有効性がわずかながら認められており」とありますが、この論文は1999年のもの。現代の女性は大きくオメガ6過剰オメガ3不足に偏っており、アトピーなどアレルギーを発症する子ども多いことから、母乳中の脂質もオメガ6の割合が高いことが想像されます。

また、DHAを摂取しても、リン脂質に取り込まれる際に、オメガ3よりオメガ6を優先する酵素が存在します。その女性がオメガ6の摂取量が多ければ赤血球中のオメガ6が多くなり、結果的にDHAの脳への取り込み量は減ることになります。


脳の発生・発達における多価不飽和脂肪酸の役割 酒寄 信幸 2022 年 31 巻 1 号 p. 7-14

妊娠中に摂取する n-6 および n-3PUFA は、子の脳機能にどのような影響を及ぼすのだろうか。成体脳を構成するPUFA における DHA の減少(または n-6PUFA の増加)は学習や情動に悪影響を及ぼすことが、奥山らの研究などにより明らかにされている 。

最近、浜崎らは妊婦における n-6/n-3 PUFA 摂取比の増加が子における問題解決能力の発達遅延リ
スクを増加させることを、日本人を対象にした大規模疫学調査によって明らかにした 。

妊婦における n-6/n-3 PUFA 摂取比の増加が子における脳機能の発達に悪影響を及ぼすことは、韓国人を対象にした調査においても報告されている。

n-3系多価不飽和脂肪酸の小児における有用性 清水 俊明 2012 年 21 巻 2 号 p. 217-229

妊婦や出産後の授乳婦に魚油に豊富に含まれるDHAを投与することで、出生した児のその後の発達が促進されるという報告が最近認められるようになっている。(中略)

妊娠 18 週から産後 3 か月まで魚油(DHA 1183mg、EPA 803mg/日)を内服し母乳を与え、4 歳になった児の精神発達を K-ABC スコアで比較すると、対照に比して有意にスコアが高く、妊娠中および授乳中に母親が魚油を摂ったことで、子どもの 4 歳での知能の発達が良かったという結果も示されている。(中略)

私たちは DHA、EPA を 妊婦に投与し、妊婦の血中、臍帯血中、および児の血中の赤血球脂肪酸組成分析を行い、18 か月時の児の発達との関連性を検討した。対象は、20~29 歳の妊娠経過良好な合併症のない妊婦 30 名と当該妊婦から出生した児 30 名(男 16 名、女 14 名、平均在胎週数 39 週 2 日±1.2日、平均出生体重 3109±312.9g)で、方法は投与群(n=15)、コントロール群(n=15)の 2群に分類し、投与群では DHA・EPA 含有カプセル(DHA 440mg、EPA 400mg)を妊娠 37 週から連日摂取させ、採血を行って赤血球膜中脂肪酸分析を行い、生後 18 か月時に Bayley 乳幼児発達検査で児の発達評価を行った。

母体および児の赤血球膜中の DHA の濃度を調べてみると、日本人は魚を良く食べるので、今回の量では母体には有意差は認められなかった。しかし、児の臍帯血では投与群の DHA 濃度が有意に(p<0.05)高値を示した。

18 か月の発達評価では、精神発達指数(mental development index: MDI)では有意差は認めなかったが、運動発達指数(psychomotor developmentindex: PDI)、行動情緒発達指数の orientation(順応性、協調性を調べる検査)で有意に投与群が高値を示した。これらをまとめると、母体への DHA および EPA の投与は、我が国においても 18 か月時の運動・行動情緒面の発達に良い影響を及ぼす可能性が考えた

まとめ

最後の調査もDHAを投与したもの、サラダ油や植物油脂、トランス脂肪酸などの摂取制限はしていません。当社のお客様の子どもたちは精神発達も明らかに他の子どもと違います。ほぼ、別格と断言できますので、10日間チャレンジを前提に食生活の工夫をお勧めします。

なお、脳は2歳くらいまでに急成長します。また、3歳くらいまでに髄鞘化(オリゴデンドロサイト)も行われるようです。この髄鞘化により、ニューロンの情報伝達スピードが格段にアップします。

残念なことに、ちょうどその位から今のお母さん方は子どもに砂糖たっぷりのお菓子やジュース、大人と同じような食べ物(コロッケやトンカツなど揚げ物やサラダ油を使った料理)を与えてしまいます。それが、この髄鞘を脱落させる原因となることを忘れないでください。

一口に髄鞘化と言いましたが、ご覧の通りオリゴデンドロサイトは複数のニューロンを束ねています。それにより情報は強化されて脳内を駆け巡ります。

つまり、サラダ油+砂糖をセットで摂ると、髄鞘(ミエリン)の脱落が促されるだけでなく、

例えば、オリゴデンドロサイトが10本のニューロンを束ねていたのが6本、5本減り、脳の情報ネットワークが脆弱になります。その最たる例が認知症だと私は考えています。

ぜひ、以下の食生活を一日も早く取り入れ、明るく穏やかなご家庭を築いてください。

以下の5つはチクワを食べた方はもちろん、不調のあるなしに関わらずすべての人にお勧めしております。

1.10日間チャレンジ

2.減塩を止める – 塩(どの塩を買ったらいいかわからない方はラメールをお試しください)をとる

3.小麦断ち

4.16時間節食

重曹+クエン酸

チクワを食べた方は以下の記事は必読です。お役立てください。

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16時間節食(1日の中で16時間以上食べない時間を確保する)は重要ですよ。

病気の臓器細胞は十分な節食時に病気の白血球に戻ります。また、その病気の白血球も赤血球に戻り、その後アポトーシスします。真剣に取り組むことを心からお勧めします。

【拡散希望!】ワクチン打っても食事を改善すれば助かるかもしれません!すべては赤血球の質です

 

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Posted by sinsd