2月25日は私はもちろん、起立性調節障害(OD)で悩む方にとって運命の日となるかもしれません!
実は、2月17日、私が書いた起立性調節障害(OD)の著書「30日で朝『スッキリ目覚める』体質にする方法!」にある出版社から商業出版のオファーをもらいました。
2月25日、出版社を訪ねて面談し、そこで出版されるかどうかが決まります。ということで、25日は私もそうですが、起立性調節障害(OD)で悩む人にとっての「運命の日」となります。
Amazonの著書レビューをご覧になればわかりますが、わずか10日間で人は大きく変わることができます。また、レビューから引用しましたが、以下のように10日間チャレンジを生活に取り入れることでご家庭もまた大きく良い方向に変わります。
何を言っても反抗したり聞いてくれなかったり、ちゃんと会話ができない状態なので②、サプリはこっそり料理に入れて、魚油のカプセルはこれまで飲んでいた抗うつ剤が変わった、と言って飲ませました。
次男は夕方元気になって友だちと遊びにいくので、その時コンビニで買い食いしたり、誘われるまま外食したりして、フライドポテトやアイス、ジュース、とんかつなどを食べていました。③なのでやはり10日ではこれと言った変化は見られませんでした。
さて、レビューに番号を振りましたが、その部分についてひとつひとつカンタンいご紹介していきたいと思います。
朝起きられない、夜眠れない、うつ気味になった!①
起立性調節障害(OD)は、医学が指摘している通り「自律神経の機能不全」が起きています。これは、人により「自律神経の乱れ」とか「自律神経代償機構の破綻」、「交感神経の緊張」、「過少もしくは過剰な交感神経活動」など違う形で語られますが、表現が違うだけで同じ「自律神経の働きが乱れている」ことを指摘しています。
ここでは「交感神経の緊張」という表現を使いますが、では交感神経が緊張すると何が起きるのか…?
交感神経は活動の神経です。この交感神経が緊張(活発に働く)するときとは、「ネズミの諺」がもっともわかりやすい例えになるでしょう。
・猫に睨まれたネズミ!:非常に恐ろしいもの、苦手なものの前で、身がすくんでしまい動けなくなる
・窮鼠ネコを噛む!:絶体絶命の窮地に追い詰められれば、弱い者でも強い者に逆襲することがある
交感神経の緊張は「アドレナリン(不安・恐怖)」と「ノルアドレナリン(怒り・イライラ)」という感情を伴うホルモンの分泌を促します。また、ノルアドレナリンはアドレナリンの前駆体(ノルアドレナリンからアドレナリンが作られる)であるが故、交感神経が緊張すればするほどアドレナリン(不安・恐怖)が増えることになります。
このとき、人の情緒は必ず乱れることになります。サッカーなど激しいスポーツでは試合中にもめる(乱闘)ことがよくありますが、そのキッカケはこれらのホルモンの大量分泌です。
夜眠れない、寝ようとしないのはこのホルモンによる興奮です。また、うつ気味になるのはアドレナリン(不安)の分泌によります。さらに、朝起きられないのは別の理由ですが、これは著書でご確認ください。
反抗的でちゃんと会話ができないのは?②
人の「こころ」は、私たちが意識する「その前」に生まれています。例えば、「バタン!」と大きな音がすると私たちは身がすくみます。また、このとき「怖い!」という感情(情動)も同時に生じています。さらに、その後でたとえば「風でドアが閉まった音だったのか…」ということで緊張がほぐれて安心します。
このように、情報を「認知」する前にこころは生じています。
「何を言っても反抗したり聞いてくれなかったり、ちゃんと会話ができない状態」
なのは、アドレナリンとノルアドレナリンが「はじめから」大量に脳内に居座っているからです。そこに「お母さんの顔」や「声掛け」など、視覚や聴覚からの情報が届きます。不安や恐怖、イライラといった感情がそこに上書きされますから、本人も「カン違い!」だと気づかないままに不機嫌な反応をしてしまうことになります。
母親の私が変わりました!④
「気分が落ち込みがちだった私が変わりました。頭の中のもやが晴れていくようで、仕事はてきぱきとこなし、朝すぐ起きられて、動けるようになりました。」
ここが重要なのですが、医学は起立性調節障害(OD)は遺伝的傾向を指摘しています。また、自律神経の乱れも指摘していますが、「なぜ、自律神経の働きが乱れるのか?」その原因については「ブラックボックス」のままです。乱暴な話だと思いますが、原因を「思春期特有」とかいかにもありそうな話をして「病気」と断じます。
10日間チャレンジを生活に取り入れれば脳が快適に働くようになります。また、脳が快適に働けば交感神経の緊張はほぐれます。そしてこの時、アドナリンやノルアドレナリンの分泌量は減少します。ならば、脳はこれらのホルモンの影響を受けなくなりますから、自分の思った通りの行動がサクサクできるようになるのは自然なことでしょう。
主人や長男、長女が明るくなった!⑤
「家族の栄養状態も良くなり、主人のイライラが減り、さほど問題ないと思っていた長男と長女が明るく素直、前向きになりました。」
もう、この件に説明はいりませんよね。お母さんと同じで、脳が快適に働くようになった結果です。
付け加えるなら、「表情」とは脳の扁桃体の「評価」が表出したものです。扁桃体は五感や内部情報(肩コリや頭痛、腹痛など)、すべての情報を「快」か「不快」かのいずれかに大雑把な評価をするところです。ご主人や長男、長女に笑顔が増えたなら、扁桃体が「快」の評価をしていることになります。
なお、栄養不足は扁桃体が「不快」の評価をすることになります。
本人たちはきっと気づいていない…⑥
「本人たちはきっと気づいていないですけど…」
たまには心理カウンセラーらしいことを口にしましょう。
ギリシャ神話では、母親は「ハートソロー」という名前で出てきます。これは、「こころの悲しみ」という意味です。お母さんはご主人のことや子育てなど、生きていくために必須の仕事を毎日朝から晩まで続けているのですが…
残念ながら、そのほとんどが当たり前のこととして感謝されることがありません。本当は、お父さんの仕事よりよっぽど生きるために必要な仕事なのに…。そういった意味で、「(ハートソロー)こころの悲しみ」と名付けられました。「気づいてはもらえないけど…」それがお母さんの仕事の本質なのです。
何の宗教?怖いんだけど!⑦
「何の宗教?こわいんだけど」という反応だった
私が口にすることは、世の中の常識とは大きくかけ離れているようです。そのため、「ヘンな宗教に騙されたのでは?」と、ご家族に言われたというお話はほぼ毎月のようにいただいています。
いっそのこと、新興宗教始めちゃった方がいいですかね?笑
本来の実力!⑧
「なんとか合格できたものの、本来の実力なら取れていたはずの特待資格は取れませんでした」
私の願いのひとつがここにあります。
この記事を書いていた時、ちょうど携帯が鳴りました。受話器をとると、ある中学3年生の女の子からで…
「先生、〇〇高校合格しました!ありがとうございました。高校に入っても頑張ります‼」
この女の子は中学1年の5月に起立性調節障害(OD)診断され、それから中2の3月まで不登校が続いていました。そんな彼女も昨年4月の始業式から元気に登校できるようになり、心配していた学力も徐々に上がりました。また、9月には偏差値が65を超えましたが…
「2年までほぼ全休だったため、行きたかった公立高校は受験できないと言われて…」
電話越しでしたが、彼女の残念そうな顔を目の当たりにしたようで私も残念でした。しかし、それでも彼女は気持ちを切り替え、偏差値68越えの私立高校に合格できました。
レビューをいただいたお子さんは、受験のわずか12日前に著書を読んで10日間チャレンジをはじめています。それも、ジャンクフードを食べながら…
私は、一日もはやく「子どもの可能性をどんどん壊してしまうような食生活をやめて欲しい」と、こころから願っております。
お金で釣る!⑨
「約束が守れたら、10日後にお金をあげることにして。」
まだ、マレに「お金で釣ると、お金に汚い子になってしまうのでは…」と反応する方がいらっしゃいます。が、脳の働きが良くなればそんな心配はいりません。むしろ、「お金はいいからガマンしてみるよ!」となります。
安心してお金で釣ってあげましょう。笑
急激な変化に驚きました!⑩
「これだけの急激な改善に、本当に驚きました。今日で朝から学校に行って4日目です。」
当初は私も驚いたのですが、10日間チャレンジをはじめて10日以内に登校できるようになる子どもは決して少なくありません。(たぶん2割近く)この子も5カ月以上不登校だったそうですが、お金で釣ったら(避けるべきものを避けたら)3日目に自分で起きてきました。
正直、半年レベルの不登校でも10日以内に「自ら起きてきて」また「登校するようになる」子どもが少なくないので、私は起立性調節障害(OD)の重症度の目安が今のところ判断できずにいます。
小学校6年生の娘が、9月頃から朝起きられなくなり、11月の中頃に学校に行けなくなりました。
これは何とかしなければと、11月末から10日間チャレンジを始めたところ、4日目の朝に呼びかけに反応するようになり、10日目には学校に行けるようになりました。
朝起きられなくなって学校に行けなくなった頃は、何かをしたいという意欲もありませんでしたが、今では、毎日笑顔で元気に学校に通い、前向きになりました。
宿題もきちんと終わらせ、もともと好きだった手芸の小物作りに励んでいます。
早めに10日間チャレンジに取り組んで本当によかったです。
ありがとうございました。
娘のために
娘は秋頃から朝声をかけても全く起きられず、やっとのことで起きてきてもリビングでまた横になってしまい困っていました。
起立性調節障害を疑いましたが、医師の予約がなかなかとれず診察は一か月後になり、それまでに何かできることをしようとこちらの10日間チャレンジをはじめました。食事にも気をつけ、植物油脂を摂らないようにし、毎日の青魚、エゴマ油も同時にはじめました。
ちょうど10日めに一人で起きてきました!その後は毎日寝起きが良いわけではないですが、声をかければ起きてきてスタスタ歩いているので効いていると思います。
そして待ちに待った起立性調節障害の検査では起立した後の血圧が正常に戻る時間が平均よりも早いので特に問題なしと言われ、安心しました。診てもらう前に症状がなくなってしまったようですね。しばらく継続しようと思います。ありがとうございました。
まとめ
もし、「30日で朝『スッキリ目覚める』体質にする方法!」の出版が決まれば…
この本がきっかけで、「起立性調節障害(OD)の会」が政治を動かしてくれるのではないか…
そう期待しています。
できれば、学校給食の献立も変わることを期待していています。また、玄米食も取り入れられればいいな~。とも思っています。
さらに、この考え方が多くのご家庭に広まることで、家庭が豊かな笑顔で包まれるようになる。と、思っていますし願っています。
どんどん優秀になっていく子ども。それほど、子どもの可能性は無限です。しかも、元気で明るく、人生を楽しめるように成長していくことでしょう。
なお、出版が決まりましたらAmazonの販売価格を値上げすることになります。お知り合いでお悩みの方がいらっしゃいましたら、27日までにお役立てください。
25日の話し合いで出版が決まっても、私が出張から帰宅するのは27日の木曜日になりますので。
逆に、もし話がパー(出版できない)ことになったら、そのままの価格で販売を続けます。( ;∀;)