唐揚げが好きな人は要注意!唐揚げ専用油を謳うとてもヤバイ食用油を見つけました…( ;∀;)

「起立性調節障害だった息子だけでなく、家族全員が変わりました!」

昨年の11月中旬、起立性調節障害(中学2年生 男子)の相談をいただきました。

朝、声をかけても死んだように眠っている上に、ゆすっても叩いても目覚めることがない。また、起きても3時間くらいはボーっとしていたそうですが、幸いにして10日くらいで朝の声掛けに反応するようになり、12月初旬には自力で起きてきたというお話でした。さらに、11月までとは人が変わったように明るくなったというお話も頂戴しています。

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とんでもない唐揚げ専用油が販売されていた!

実は、このご家庭では次のような唐揚げ専用油を毎週のように利用していました。また、この油で作った唐揚げが「カラッ!」と揚がり家族に大好評だったということで、唐揚げに限らず豚カツや玉ねぎなどにも利用していたそうです。さらに、それを夕食時に作り置きし、翌日の息子さんとご主人の弁当に入れていたそうです。

(クリックすると拡大します)

「から揚げの日の油」でオイルの中身を確認しようとしましたが、よくあることですが掲載がありません。(やましい気持ちがあるんでしょうね)そこで、他のモールで中身を確認してみました。すると、そこにはこの食用油の利用者からたくさんのレビューが掲載されており、先にそれを読んでみました。

から揚げの日の油を使った人のレビュー

「無知は罪である!」

私は、以下のレビューを読んですぐにピン!ときました。(後述します)

・早速、唐揚げに使いました。いつもよりカラッと揚がったような気がします。
・油が切れたので早速使ってみました。カラッと揚げ物が作れて、美味しかったです。
・我が家は唐揚げが大好きなので使ってみました。一度揚げでもからりとあがり、温度を気にしなくても、簡単に美味しくできます。
・夕飯に唐揚げをしましたが、息子がお店のみたい!と大絶賛でした。
・カラッと揚がります!唐揚げ大好きな子どもたちに好評です!これから唐揚げの日はこれにします!
・CMで気になつていて購入!唐揚げ大好きですが、家でつくるといつも油がべちゃっとしていました。でもこの油をつかったら、カラッと美味しい唐揚げが出来ました!いつもよりたくさん食べれちゃいました。
・美味しく揚がりました。容器が捨てやすくてエコでとてもいいです。保存にもかさばらずまた購入したいです。

さて、このお客様の喜んでいるレビューの裏にとても恐ろしい事実が隠れていますが、果たしてそれがお分かりになるでしょうか?

商品について

「から揚げの日の油」商品についてというページには次のような説明がありました。

重要なポイントは赤線を記した次の点です。

油を変えるだけで、専門店のようなから揚げが作れます。

少ない油でも衣の食感良くカラっと仕上がります

バリア性の高いパウチに、容器内の空気を窒素で追い出しながら油を充填・包装

おそらく、既存のお客様ならここまでの話でおおよその想像がついていることでしょう。では、この油の原材料を確認しておきましょう。

 

から揚げの日の油の原材料は?

原材料表記を確認してみると、食用大豆油(国内製造)、食用えごま油、食用パームオレイン、アラキドン酸含有油脂、乳化剤、香料とありました。「やっぱりな!」というのが私の感想です。

食用大豆油(国内製造)

食用大豆油(国内製造)と表記されています。「国内製造」という言葉に騙されてしまう人がほとんどだと思いますが、次のような表記を見たことがあると思います。

これはある会社の豆乳ですが、大豆(国産・遺伝子組み換えでない)とあります。一方で、「から揚げの日の油」は食用大豆油(国内製造)です。

この違いから想像できるのは次の事実です。

・大豆は国産ではない

・ほぼ間違いなく遺伝子組み換えの大豆

・それを輸入し、国内で油を搾りとった

だからこそ、「食用大豆油(国内製造)」と表記しています。

念のために大豆油の脂肪酸組成を確認しておきましょう。

ご覧のように、油全体の53%がオメガ6であるリノール酸です。また、オメガ3であるα-リノレン酸が7%含まれています。

食用パームオレイン

2番目にある食用パームオレインとは、パーム油のことでしょう。パーム油は51%が飽和脂肪酸、オレイン酸が39%、残りが多価不飽和脂肪酸です。このところ、パーム油の弊害があちこちの書籍でも指摘されていますから、おそらくオレイン酸を強調する表記に変えただけの話でしょう。

食用えごま油

憂慮すべきは「食用えごま油」が原材料表記の3番目に書かれていることです。えごま油の脂肪酸組成は次の通りです。

ご覧の通り、えごま油にはリノール酸(オメガ6)が13%α-リノレン酸(オメガ3)が61%含まれています。さらに…

アラキドン酸含有油脂

「『アラキドン酸』による食品の美味しさ向上効果」によると、リノール酸やリノレン酸,EPA や DHA、アラキドン酸などの加熱で生成する脂肪酸酸化生成物が「旨味」や「コク味」を増すようです。なかでもアラキドン酸の酸化生成物はとくに「旨味」や「コク味」を強めるという研究結果が上記の論文で指摘されていました。

さて、これらがどれほど怖い結果をもたらすことになるのか。あなたは理解していますか?

食用油を加熱すると過酸化脂質やトランス脂肪酸が生じる!

実は、リノール酸(オメガ6)を加熱するとヒドロキノネナールという神経毒が生成します。また、α-リノレン酸は70度で崩壊し、容易に過酸化脂質とトランス脂肪酸を生成します。

もちろん、リノール酸も加熱により過酸化脂質やトランス脂肪酸を生成します。しかし、以下のようにリノール酸の二重結合が2つに対し、α-リノレン酸は3つの二重結合があります。

「C=C」と表記される二重結合は、構造式が一見とても頑丈そうに思えてしまいますがとても弱い結合です。そのため、加熱により容易に酸化されます。また、ひとつの構造に二重結合が多ければ多いほど容易に反応します。そのため、リノール酸より二重結合の数が多いα-リノレン酸はより反応性が高いことになります。

この事実を前提に、某モールで「から揚げの日の油」について書かれたレビューが如何にカン違いをしているのか?お分かりになるでしょうか。

・から揚げ大好き家族から、使ってみよう!と言われて購入しました。油の鮮度が守られるパッケージなのがいいです。カラッとサクッと美味しく揚がり、好評でした。
・油はおいしいですが、量が使いにくいです。2人ぐらしなのでちょっと多いし、たぶん男の子がいるような家族には少ないのでは・・・普通のプラのボトルの方がよいです。
・1パック使いきりができるので油の酸化も無く健康にも良さそうです。

繰り返しますが、ひとつの分子に二重結合が多ければ多いほど反応性が高くなります。加熱により、過酸化脂質やトランス脂肪酸が容易に生成することになります。そして、アラキドン酸の構造式は以下の通りです。なんと、二重結合が5つもあります。

α-リノレン酸が豊富な油にえごま油や亜麻仁油があります。これらは、空気や光によって容易に酸化されます。そのため、開封したら1ヶ月以内に使用する必要があります。また、開封していなくても光によって容易に酸化が進みます。

これでお分かりだと思いますが、「から揚げの日の油」の容器が1回使い切りなのはアラキドン酸(二重結合5つ)はえごま油(二重結合3つ)以上に容易に酸化されてしまうため。また、窒素を入れなければアッという間に酸化されて食べれなくなることは容易に想像できます。空気に触れないようにしなければ売り物にならないのです

旨味とコク味は脂肪酸が酸化した結果ということは?

リノール酸やα-リノレン酸、アラキドン酸の二重結合はシス型です。これが加熱により一部がトランス型に変換されます。すると、構造式は以下のように変化します。

シス型もトランス型も二重結合は同じです。しかし、そこにつく炭素と水素の位置がひとつ入れ替わります。また、二重結合部のC-Cは60度に折れ曲がります。水素が同じ側につくシス型(右)では結果的にC-C=C-C部が60度×2=120度折れ曲がります。

一方で、トランス型(左)は二重結合部の片側で水素と炭素の位置が入れ替わります。そのため、炭素結合部のそれぞれが60度に折れ曲がりますが、限りなく直線構造に近づくことになります。つまぎ、飽和脂肪酸の構造に近づくことになります。

部分水素添加という便利な技術は?

繰り返しますが、ひとつの分子に二重結合の数が多ければ多いほど容易に反応します。えごま油や亜麻仁油が開封後の賞味期限が1ヶ月以内というのは、空気や光などで容易に酸化されてしまうからです。二重結合が3つあるα-リノレン酸はそれほど容易に酸化されます。

カン違いしないでほしいのは、リノール酸(オメガ6)も容易に酸化します。しかし、大豆油や菜種油、コーン油などのサラダ油は製造時に高温にさらされるため、一定割合がすでにトランス型に変換されています。また、脱臭されているが故、長期間にわたって空気にさらされても変質していることに気づかないにすぎません。

問題になるのは、この「から揚げの日の油」には二重結合が3つのα-リノレン酸と5つのアラキドン酸が含まれていることです。例えば、私はα-リノレン酸が含まれる食用油の加熱利用について、次のような記事を書いています。

「えごま油」や「亜麻仁油」の加熱調理は可!という専門家の話を鵜呑みにしてはいけません!

この事実を前提にすれば、二重結合が5つあるアラキドン酸含有油脂の加熱は自殺行為だと言ってもそれほど言い過ぎではないでしょう。私には、アラキドン酸がいったいどれだけ複雑なトランス型に変換されるのか?想像もつきません。

また、以下の記事でも指摘しましたが、メイラード反応も大きく促進されることに疑いはありません。つまり、この「から揚げの日の油」を使うことは、アレルギー促進はもちろん、動脈硬化や糖尿病、ガンなどの生活習慣病を招くことになるでしょう。

サラダ油や植物油脂が糖化/メイラード反応を劇的に促ことになるであろう理由とは?

カラッと揚がるのは?

「衣がサクサクのとんかつ!」

その秘密について、私は次のような記事を書きました。

【知らなきゃ致命傷!】最強のとんかつチェーンの社長がテレビで語らなかった不都合な真実とは?

いたずらに不安を煽るつもりはありませんので、ここでは結論だけを書きます。この唐揚げ専用油には以下のようなレビューが書かれていましたが、カラッと揚がるのはトランス脂肪酸がそれだけ多いことを意味します

・普段よりカラッと揚がってびっくり!油って大切なんだなと実感しました。

カラッと揚がって次の日も油感がなくお弁当に入れても美味しくいただけました。

油を使った料理は少し怖いのですが、これがあれば安心ですね

・本当に唐揚げが美味しくできました。油の量が調整できないのだけが残念です。

・美味しい唐揚げが出来ました。使い切りのため少し割高に思えますがまた購入したいです。

・美味しい唐揚げが作れました!旦那も息子も美味しいといつも以上にパクパク食べてくれて嬉しかったです1回の使いきりタイプなので割高な感じもしますが、味はお値段以上だと思います!また購入します!

・から揚げの日の油、というネーミングに興味をました。同じく作っても、カラッと揚がるのがあら不思議ゴミがかさばらないのも良かったです。次も買いたいけどわたしにはお値段がネックです。

・早速唐揚げを作りましたが、油切れも良くサクサクと美味しい唐揚げが出来ました(^_^)じゃがいももついでに揚げましたが、美味しくできました♪

普通の油となにが違うのか一見わからなかったものの、実際に試さないとわからないものだなと実感しましたからあげして翌日とんかつにしてしまいました。揚げやすくて、美味しく仕上げられました。割高だけど買ってみて良かった。

皆さんが大きなカン違いをしていることがお分かりいただけたことでしょう。

「カラッと揚がってビックリ!油って大切なんだな」というコメントは、トランス脂肪酸が大量に生成していることを知らないから出る言葉です。また、油切れが良いのも同じ理由です。さらに、ジャガイモは120度で揚げるとアクリルアミドという毒が生成しますし、とんかつは生成したヒドロキノネナールや過酸化脂質、トランス脂肪酸をたっぷり吸い込むことになります

この会社はトランス脂肪酸について次のように書いています!

以下はクリックすると拡大しますが、トランス脂肪酸について2番目に次のように書いています。

「当社は、より皆様に安心して召し上がっていただくために、政府、業界団体の指針でもある、トランス脂肪酸の低減に継続的に取り組んでおります。」

こんなに大きな会社ですから、研究者はたくさんいるはずです。おそらく、この会社の研究者は「絶対にこの油は使うな!」と家族(奥さん)に話していることでしょう。

私レベルが指摘したこの事実を、研究者がわからないはずもありませんから。

「販売時の油はトランス脂肪酸を低減させているので、使った時に増えることは知ったことではないよ!」

この会社の本音はこんなところでしょうね。怖

なんと、再利用が可能と書いてありました!

社内でここまでの話をしたら、スタッフのひとりがつぶやきました。

「これって、もったいないからみんな再利用していますよね!」

「えっ、まさか…。でも、1回で200円以上の油だからあり得るか…」

そう思って、ふと公式サイトを確認してみると書いてありました。「2~3回まで」と。怖

繰り返しますが、空気を抜いて窒素を入れているのは酸化を防ぐためです。逆に、空気が入っていたら、おそらく店頭に並ぶ前に売り物にならない臭いを発することになるでしょう。

でも、そんな臭いも一度加熱してトランス脂肪酸がいっぱいになれば心配いりません。(怖いことですが)また、一部は飽和化しますからね。わかりますか?

一般に、サラダ油は半年経過しても異臭はしませんよね。あれは、製造時に高温で熱してつくることで、一部が部分水素添加、つまりトランス脂肪酸ができているからです。加熱調理によるトランス脂肪酸の生成は、それと同じ効果があるからです。

この油を再利用し、揚げたから揚げを弁当に入れる。

アレルギー症状の発症や悪化。大人なら脳梗塞や心筋梗塞。子供なら発達障害や起立性調節障害。恐ろしい油を考えついたものです。絶対に使用しないようにしましょう。

 

まとめ

冒頭の起立性調節障害の相談では、ご家庭で次のような変化があったそうです。

「おかげさまで息子は日に日に改善しているようで、表情も明るくなり前向きな言葉を口にするようになりました。何より、暴言とネガティブな発言がほとんどなくなったことを母親として喜んでいます。

先生が言われたように、私と主人も変わりました。

実は、主人は前から不機嫌で暴言を吐くモラハラ夫でしたが、思い返せばこの唐揚げ専用油を使うようになってさらに無視や物に当たるなど態度がひどくなっていました。そんなことが続いた後、息子が起立性調節障害になったため、はじめは主人の言動が原因だと思い込んでいました。

しかし、先生のご指摘で食生活を改善して10日間チャレンジを続けたところ、主人がウソのように優しい言葉を発するようになってきました。正直、まだ改善途中なのと慣れないので『気持ち悪い!』というのが本音ですが(笑)、それでもあの険しい鬼面がなくなったことは私も助かりました。

私も思い返すと、息子が朝だんだん起きられなくなった頃から足がひどく浮腫むようになったり、立ちくらみやメマイ、頭痛が頻繁になっていたことにも気づきました。主人と息子のストレスが原因だと思っていましたが、私の悩みはここ1ヶ月半でほとんど気にならなくなっていました。

顔や足が浮腫むことも、めまいや頭痛もなくなりました。まだ、たまに立ちくらみが起きる程度です。それと、ずいぶん気分が楽になっています。まだ子どもは遅刻して登校することが多々ありますが、『だんだん良くなっているから大丈夫!』と、以前のように泣いたり悲観的になって悩み続けることがなくなりました。

私がこんな油を使ったことで息子は起立性調節障害になってしまいましたが、今までの食生活では遅かれ早かれ発症していたと思います。高校受験まで1年以上ありますので、鈴木先生のご指導を続けて一日もはやく息子が元気になるよう頑張ります。

最後になりましたが、我が家はたった1ヶ月半で大きく変わりました。本当に感謝しております。ありがとうございました。」

「から揚げの日の油」と検索してみると、予想通り恐ろしいブログ記事を見つけてしまいました。Amazonなどの販売ページの下(検索して5番目くらい)に「から揚げの日の油で唐揚げを作ってみた」という記事があったのですが…、追記の部分を抜粋します。

 

追記:この油で揚げた唐揚げを冷凍して、レンジで解凍後に娘のお弁当に入れてみたところ、お昼に食べるときまで借り感が続いていたらしいです。ただ、その次の日に入れた唐揚げは、そこまでカリカリ感がなかったらしく(違いと言えば、その次の日の唐揚げはレンチンしすぎてしまった)、レンジでうまく解凍すればカリカリ感は冷凍しても続くようです。小麦粉ではなく片栗粉で揚げている点も大きいと思いますが、カリっと感が長続きするのはすごいなぁ、と思いました。

無知は罪です。

この油でトランス脂肪酸と過酸化脂質が大量に増えたものを冷凍し、さらにレンジで温めて弁当に入れる。弁当を食べるとき、いったいどれくらい過酸化脂質が増えているでしょうか?想像もできません

しかも、その次の日もお弁当に入れている。

このお嬢さんの将来が心配です。

まちがっても、こんなに恐ろしいことはしないでください。