子どもを授かる前の女性に伝えたいこと!:夜泣きは赤ちゃんからのSOS!原因と対処法
「まさか、自分の子どもがこんなに夜泣きが激しいなんて…」
「こんなはずじゃなかった…」と、強いストレスを感じているお母さんはいませんか?
授乳期の夜泣きが激しい赤ちゃん。
寝ても、すぐに目を覚ましてよく泣く赤ちゃん。
母乳やミルクを与えても、オムツを変えてもすぐに泣く赤ちゃん。
これを、単に「夜泣きがひどい」とほとんどのお母さんは深く考えることはありません。一方で、夜泣きで何度も目が覚め、強いストレスを抱えていますよね。
そんなお母さんにこのページは特に重要です。また、赤ちゃんの夜泣きもこのページに記したことを実行すれば、おおよそ2週間程度でずいぶん軽減されていきます。今すぐ取り組んでください。
夜泣きは赤ちゃんからのSOS!原因と対処法
夜泣きがひどい。これは、言い換えれば「赤ちゃんの機嫌が悪い」ということです。
一方、お母さんは夜泣きで何度も目が覚め寝不足になります。そのため、強いストレスを…
そう思っている人がほとんどでしょうが、これも違います。
三大栄養素のひとつ「脂肪酸」
DHAを摂ると頭が良くなる。こんな話、誰もが一度くらいは聞いた事があると思います。
このDHAは油です。詳しく言うと脂肪酸という栄養です。ラードや牛脂も脂肪酸。大豆油や紅花油、キャノーラ油、サラダ油も脂肪酸という栄養素が含まれます。
また、加工食品には植物油脂や植物油という形でこの脂肪酸が使われています。さらに、市販のパンやケーキ類にもトランス脂肪酸という形でこの脂肪酸が入っています。
そして、この脂肪酸の摂り方は情動に大きな影響を与えます。
・n-3系脂肪酸欠乏マウスを用いたDHAの役割に関する研究 原馬 明子 2013 年 22 巻 1 号 p. 59-67
(前略)脳機能,特に脳高次機能にあたる情動行動に着目し,n-3 系脂肪酸欠乏マウスの不安行動を観察して,脳内 DHA 濃度の低下が不安レベルを高めていることを明らかにした. また,n-3 系脂肪酸欠乏状態では,ストレスに対する閾値も低下しており,ストレス負荷により,情動行動がさらに不安定になる可能性が示された.(以下略)
私たちは必ず食事から摂らなければいけない脂肪酸があります。それ故に必須脂肪酸と呼ばれており、n-6系(オメガ6系)とn-3系(オメガ3系)の二系列があります。これら必須脂肪酸は体内で生理活性作用を示し、その過不足が私たちの体とこころ(情動)に大きな影響をもたらします。
・筋組織におけるオメガ3系脂肪酸の役割 原馬 明子, 守口 徹 2022 年 22 巻 7 号 p. 343-348
(前略)食餌性オメガ 3 系脂肪酸欠乏マウスを用いて,オメガ 3 系脂肪酸の重要性を胎仔期から老齢期までライフステージに合わせて検討している。
オメガ 3 系脂肪酸欠乏マウスは,周産期における母性行動の発動遅延や新生仔脳内の未熟な神経髄鞘形成,明らかな学習機能の低下を示すことが見出されている。また,ストレスに対する閾値も低下しており,日常的な刺激に対して不安状態に陥りやすい情動行動を示すこともわかっている。(以下略)
オメガ3系脂肪酸の摂取源は魚やえごま油、亜麻仁油などに限られます。そのため、健康に無頓着な人、肉食に偏った人はオメガ3系脂肪酸不足が大きく不足します。
母親が慢性的なオメガ3系脂肪酸不足になると、ストレスに対する閾値が低下し、イライラや落ち込みなど不安状態に陥りやすくなります。
・精神行動制御における長鎖脂肪酸受容体GPR40/FFAR1の 役割と創薬への可能性 中本 賀寿夫, 徳山 尚吾 2018 年 29 巻 2 号 p. 64-68
(前略)Harauma らは,n-3 系脂肪酸欠乏飼料を摂取させたラットは,不安様行動がコントロールマウスと比べて増加すること,さらにそのラットへ社会隔離ストレスを負荷することで,不安がより増強されることを示している。(中略)
脳内の n-6 系脂肪酸の増加および n-3 系脂肪酸の低下は,異常なうつ様行動および不安関連行動を引き起こすとの報告がある。Sakayori らは,母マウスへ不均一な食事(n-6 系脂肪酸のリノール酸が過剰かつ n-3 系脂肪酸のα – リノレン酸を欠乏)を摂取させたところ,その親から生まれてくる仔マウスは,脳の異常形成および不安関連行動の増加が認められると報告している。(中略)
我々はこれまでに,強制水泳試験直後のマウス海馬において,アラキドン酸やドコサヘキサエン酸含量が低下することを見いだしている。この結果は,急激なストレス曝露によって脳内の脂肪酸が消費されている可能性が考えられた。
また、妊娠中に母親が摂取するオメガ3系脂肪酸が少ないと、生まれてくる子どもは不安情動を示します。さらに、授乳中に母親が摂取するオメガ3系脂肪酸が少ないと、母乳中のオメガ3系脂肪酸も不足します。したがって、赤ちゃんもオメガ3不足により不安がより増強されることになります。
これが「夜泣きが激しくなる」原因です。
・n-3系植物油の利用 しそ油, あまに油について 平野 二郎, 磯田 好弘, 他 1991 年 40 巻 10 号 p. 942-950
不安誘発に対する食用油の効果が検討 された.
囲いのない白いオープンアーム(解放腕)と暗い囲いのあるアームを持った高架式十字迷路を用い、ラットが不安のために暗い囲いからオープンアームに出てくる回数と時間を測定して、不安誘発の程度を評価した(図13)。 その結果,オープンアームにいた時間も回数もサフラワー油食群の方がしそ油食群よりも多く,不安誘発の程度が高かった。
以上のことから、赤ちゃんの夜泣きを改善するにはお母さんが食生活を改善する以外の方法はありません。そして、食生活の改善とは「何を食べない」で「何を食べる」かがすべてです。
私はその一連の食生活改善を10日間チャレンジと呼んでご紹介してきました。
別記事で紹介しますが、赤ちゃんの夜泣きを放置すると成長の過程で子どもにさまざまな問題が生じることになります。
真剣に取り組まれることをこころより願っています。
以下の5つはチクワを食べた方はもちろん、不調のあるなしに関わらずすべての人にお勧めしております。
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16時間節食(1日の中で16時間以上食べない時間を確保する)は重要ですよ。
病気の臓器細胞は十分な節食時に病気の白血球に戻ります。また、その病気の白血球も赤血球に戻り、その後アポトーシスします。真剣に取り組むことを心からお勧めします。