子どもを授かる前の女性に伝えたいこと!:食事の油脂選択が精神疾患に与える影響!

29年前、私は「精神疾患専門」で相談/カウンセリングをはじめました。

当初は懐疑的なお客様がほとんどでしたが、その実績から不登校の相談をいただくようになりました。また、その実績から不登校解決の実用書が出版されると、

脳の栄養力アップで不登校・ひきこもりは治る!

不登校の相談実績からお客様より次のような質問を多々いただくようになりました。

「主人の暴言や暴力も治るのでしょうか?」

想像できると思いますが、不登校児の一定割合は家庭内暴力を伴います。また、暴言や無視、気持ちのアップダウンが激しい子どもがほとんどです。

「暴言や暴力に大人も子どももありませんよ!」

ということで、そういった実績から私はモラハラやDV解決の実用書を出版することができました。

モラハラ&DV夫の「怒り」「イライラ」を消す方法

ここで言いたいことは、これらの問題はすべて10日間チャレンジという同じアプローチで解決できること。そして、ヒトの精神面はリノール酸の過剰摂取により十人十色のメンタルヘルス悪化として表出することです。

オメガ3系脂肪酸からうつ病・不安にアプローチする 松岡 豊 2020 年 31 巻 1 号 p. 25-29

米国で高齢者 2,622 名を 20 年以上追跡した前向きコホート研究が行われ,心疾患,がん,肺疾患,重症腎疾患,認知機能障害,身体機能障害,その他要因による死を「不健康な加齢」と定義した場合の,ベースライン時点のオメガ 3 系脂肪酸との縦断的な関連が検討された。

その結果,オメガ 3 系脂肪酸・エイコサペンタエン酸(EPA)・ドコサペンタエン酸(DPA)の摂取量が最高五分位にある者は,最小五分位の者に比して,不健康な加齢リスクがそれぞれ 18%,4%,18%低減するという結果が報告された。(中略)

うつ病患者の末梢血多価不飽和脂肪酸を測定した観察研究10 報のメタアナリシスから,うつ病患者では健常者に比して EPA と DHA が低値であるが,アラキドン酸(AA)は健常者との間に差がないことが示されている。これは,周産期うつ病者を対象にした観察研究 12 報のメタアナリシスでも確認された 。(中略)

2016 年に発表されたメタアナリシスでは,6,665 名がオメガ3 系脂肪酸群に 4,373 名がプラセボ群に割り付けられていた。主な結果として,厳格な診断基準に基づくうつ病に対し EPA 含量 50%超のオメガ 3 系脂肪酸が投与された場合に有効であり(効果量= 0.61),DHA 中心のオメガ 3 系脂肪酸は効果が得られにくいこと,そしてうつ病が重症であるほど,効果も大きいことが示された。

2019 年に発表されたメタアナリシスでは,純度 100%の EPA と純度 60%以上の EPA で,EPA 量が 1g/ 日以下のオメガ 3 系脂肪酸がプラセボに比して有効であるという結果が報告された。(中略)

筆者らは 20 年間以上追跡している地域住民コホートのうち佐久地域で実施された 1,881 名のメンタルヘルス調査データを活用し,魚介類・オメガ 3系脂肪酸摂取量とうつ病リスクの関連を縦断的に検
討した。

1 日に 57g 魚介類を食べる群と比較して,1 日に 111g 魚介類を食べる群でうつ病リスクの低下が認められた。同様に多価不飽和脂肪酸との関連では,EPA を 1 日に 200mg 摂取する群と比較して,1 日 307mg 摂 取する群,また,DPAを1日に67mg 摂取する群と比較して,1 日 123mg 摂取する群でうつ病リスクの低下が認められた。(中略)

高リノール酸とうつ

筆者らは緊急経皮的冠動脈インターベンションを受けた急性冠症候群患者100 名における初期治療直後の血清脂肪酸と 3 か月後の精神科診断の関連を前向きに検討した。回帰分析の結果,初期治療直後の血清リノール酸が高値であることが,精神疾患発症(多くがうつ病)に寄与することを見いだした(オッズ比= 3.96)。

初期治療直後の血清リノール酸は,6 か月後のうつ病診断にも影響を及ぼすこと(オッズ比= 7.27)が確認された

筆者らは,浸潤性乳がんと診断され,診断後 1 年以上経過し,現在化学療法を行っていないがんサバイバー 126 名における全血中オメガ 3系脂肪酸と抑うつ症状の関連を横断的に検討した。

脂肪酸は,指先から血液を 80μl 採取し dried bloodspot system 法を用いて測定した。重回帰分析の結果,全血中リノール酸が高値であることが HADSで測定した抑うつ症状を予測することを見いだした(β 値= 0.174)

PTSDとオメガ3

筆者らは,東日本大震災時,災害派遣医療チーム隊員の PTSD 症状緩和を目的に,172 名をDHA 群と心理教育群に割り付けたランダム化比較試験を実施した。女性では有意差が認められ,DHA が PTSD 症状軽減に有効である可能性が示唆され ,その外的妥当性も確認された。(中略)

DHA を中心にした理由は,研究計画時の 2007 年における作業仮説として,「外傷体験後早期にオメガ 3 系脂肪酸(主に DHA)を摂取すると,海馬における神経新生が促進され,PTSD 症状の出現が最小化される」を考えていたからである。

しかし,参加者毎の心的トラウマ体験をもとに作成した固有のスクリプト刺激前後の心拍数は,DHA 群ではプラセボ群に比して有意に低い反応を示し,精神生理反応抑制効果が示唆された

二次解析において DHA 群では,介入前後の赤血球膜中 EPA 組成変化や EPA/AA 比変化が大きいほど PTSD 症状が低いという負の相関を認めた。また,交通外傷患者コホート研究では,事故直後の血清 EPA 組成とアラキドン酸組成が高いほど 6 カ月時点の PTSD 発症割合が低いという結果を得た。

後の祭りではあるが,身体外傷患者に EPA を投与すれば PTSD 発症予防に役立ったかもしれないという推測は可能である。

がんに罹患した 49%は中程度以上,7%は重篤ながん再発不安を抱え,生活の質や社会機能の低下が
問題となっているが,がん再発不安の病態理解は不十分である。

がん再発不安では,恐怖記憶処理の機能不全と強く関連していることが過去の研究から示唆されており,筆者らはオメガ 3 系脂肪酸が,がん再発不安の予防・治療に有用であるという可能性を提唱した。

浸潤性乳がんと診断され,診断後 1 年以上経過し現在化学療法を行っていないがんサバイバー 126 名における全血中オメガ 3 系脂肪酸とがん再発不安の関連を横断的に検討した。

脂肪酸は,指先から血液を 80μl 採取し dried blood spot system法を用いて測定した。重回帰分析の結果,アルファリノレン酸が高いほどがん再発不安が低いという有意な関連を認めた(beta = -0.165)。

最近,筆者らの国際共同研究グループは不安症状に対してオメガ 3 系脂肪酸を補給した 11 か国 19
の臨床試験をまとめたメタアナリシスを行った。オメガ 3 系脂肪酸の不安症状軽減との関連を示し(効果量= 0.37),身体疾患あるいは精神疾患などの臨床診断を有する場合,そして 2g 以上で抗不安効果が有意であることを報告した。(以下略)

まとめ

血漿中の高リノール酸がうつ病や不安症発症の原因となる。上記論文でもそう指摘していますが、2011年時点の論文では「先進国におけるn-6/n-3比は、ほぼ25:1にまで達している。」とあります。

高度不飽和脂肪酸および脂肪酸結合タンパク質の神経新生に対する役割 大隅 典子 2011 年 11 巻 10 号 p. 359-363

近年の研究から、強度の社会的ストレスを動物に与えると神経新生が抑制されること、またうつ病を惹起(じゃっき)することが知られているインターフェロンが神経新生を抑制すること、さらにドパミンが神経新生を向上することが発表されており、神経新生と精神疾患の関係が注目されつつある。(中略)

統合失調症やうつ病、心的外傷後ストレス障害(PTSD)患者では、しばしば海馬の萎縮が認められる。海馬は生涯にわたって神経新生が生じる場であり、神経新生の低下は海馬の萎縮を招く。われわれは、神経新生の低下が精神疾患発症の脆弱性(ぜいじゃくせい)を招くのではないかという「神経新生仮説」を提唱している。(中略)

現代においては食品加工や調理における大豆油などの使用増加に伴いn-6系PUFAの摂取が増えており、先進国におけるn-6/n-3比は、ほぼ25:1にまで達している。

また、n-6系PUFAとn-3系PUFAの代謝は酵素や輸送システムを共有しているために競合することが知られており、n-6系PUFA摂取の増加は、体内におけるn-6系PUFAの増加とn-3系PUFAの減少をもたらす。

この事実は何を意味するのか?

もう、ほとんどの人のメンタルヘルスが壊れています。

うつ病な不安症と診断されていなくても、ほとんどの人が疑心暗鬼となり…

子どもなら「不登校」や「ゲーム依存」、「スマホ中毒」、「イジメ」など人間関係の問題となるのが自然です。

また、大人なら、会社でパワハラやモラハラ、セクハラ。家庭なら夫婦喧嘩やモラハラ、DVといった問題が生じていても何も不思議なことではありません。

オメガ6過剰は、それ以外にも以下のような問題が生じる原因となっていることを忘れないでください。

以下の5つはチクワを食べた方はもちろん、不調のあるなしに関わらずすべての人にお勧めしております。

1.10日間チャレンジ

2.減塩を止める – 塩(どの塩を買ったらいいかわからない方はラメールをお試しください)をとる

3.小麦断ち

4.16時間節食

重曹+クエン酸

チクワを食べた方は以下の記事は必読です。お役立てください。

年度末は眠っている家族や親戚。「体調+メンタル」不良を改善する大チャンスかも?
↑ページ内で問診票が無料ダウンロードできますのでお役立てください。

16時間節食(1日の中で16時間以上食べない時間を確保する)は重要ですよ。

病気の臓器細胞は十分な節食時に病気の白血球に戻ります。また、その病気の白血球も赤血球に戻り、その後アポトーシスします。真剣に取り組むことを心からお勧めします。

【拡散希望!】ワクチン打っても食事を改善すれば助かるかもしれません!すべては赤血球の質です

 

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Posted by sinsd