なぜ、認知症になるのか?脳の〝関所″「血液脳関門」が破壊されたら脳機能はどうなる?

時代劇や歴史小説でおなじみですが、交通の要所に置かれ、人や荷物の検査や通行税の徴収を行う施設を関所と呼びます。

265年も続いた江戸時代では、江戸へ武器や鉄砲が持ち込まれ謀反が起きるのを防いでいたのが関所です。

そんな関所の働きをする部位が脳にも備わっており、それは血液脳関門と呼ばれています。

この関所では血液と脳の組織液との間の物質交換を制限すること、例えば病原体や有害物質の侵入を阻止したり、脳内の電解質バランスなど脳内環境を一定に保つバリアの働きをしています。

脳の関所「血液脳関門」が壊れたとしたら…

銃の乱射が起きれば、誰もがパニック状態となりますよね。

同じように、血液脳関門が壊れればさまざまな異物が脳内に流れ込み、脳の働きは狂うことになります。

ならば、認知症に限らず、精神疾患や発達障害、知的障害などさまざまな脳由来の病気や問題に繋がると想像するのは私だけでしょうか?

血液脳関門は血管内皮細胞と周皮細胞、基底膜、アストロサイトから構成されています。その中で、ここでは血管内皮細胞とアストロサイトに絞って知るべき事実をご紹介します。

脳血管内皮細胞とアストロサイトの働き

脳血管内皮細胞は脳内の微小血管の内側を覆う重要な細胞で、細胞どうしが「タイトジャンクション(密着結合)」で強力に結ばれ、血液中の病原体や有害物質が脳内に侵入するのを防ぎます。

アストロサイトは、主に次の五つの働きを担います。

• 脳内環境:余分な神経伝達物質を素早く回収し、過剰な神経細胞の興奮を防ぐ

• エネルギーや栄養の供給:血液から取り込んだブドウ糖や栄養素をニューロン(神経細胞)へ供給

• 血液脳関門(BBB)の形成:血液脳関門の一部で、有害物質が脳内に侵入するのを防ぐ

• シナプス伝達の制御: 伝達物質を放出して神経回路の働きや情報の伝達効率をコントロール

• 物理的な支持と修復:脳の構造を支え、脳が傷ついた際には修復や再生も担う

大雑把に、脳血管内皮細胞が血管を、アストロサイトが脳実質側(脳の本体の組織の内部やその領域)を守っています。

日本人が当たり前のように食べているものが脳の関所を壊している!

脳の関所が壊れたら、正常な脳機能が失われてします。

これは、誰もが容易に想像できることでしょう。なのに…

「無知は罪」

日本人は当たり前のように、脳の関所を破壊するものを食べています。それも、「美味しい!」と行列を作ってまで買っているのが現状です。((;´д`)トホホ

では、どんなものが脳の関所を壊すのか?いくつかご紹介していきましょう。

揚げ物や炒め物

トンカツやから揚げ、魚フライ、天ぷら、中華のさまざまな炒め物。これらは外食チェーン店に限らず、冷凍食品やコンビニ弁当などでも好んで購入されていますし、家庭でもよく作って食べますよね。テレビのグルメ番組など、これらが紹介されない日はほとんど無いのではないでしょうか?

そして、これらの調理時に使われるのが植物油(サラダ油や大豆油、菜種油、コーン油など)。この植物油、揚げ物の衣に給油(衣が吸い込む)されています。

植物油に含まれる成分で問題となるのは必須脂肪酸のオメガ6に属するリノール酸。このリノール酸は、植物油のとてもたくさん含まれています。(以下、薄い青い部分かつ棒グラフの灰色)

そしてこのリノール酸、トランス脂肪酸としられるマーガリンやマヨネーズにもたっぷり含まれています。また、マヨネーズはタルタルソースや明太マヨ、からしマヨネーズ、オーロラソースなど、さまざまな調味料のベースとして使われています。

市販のパンはマーガリンを使ってフワフワにしているものがほとんどですし、ほとんどのパン屋さんのパンもトランス脂肪酸が使われています。調理パンなど、揚げパンやクロワッサン、カレーパンなど、リノール酸をたっぷり摂ることになります。

さらに、忘れてはならないのはポテトチップスやジャガリコなどスナック菓子やインスタントラーメン、菓子類、ケーキなどの生地、グミ、チョコレート、カレーやシチューのルーなど、ありとあらゆるものに含まれています。

また、一見健康的と思えるアーモンドなどのナッツ類、落花生などもリノール酸がとてもとても豊富です。

ということで、あなたにも見覚えがある食べ物ばかりではありませんか?

リノール酸過剰摂取が血管内皮細胞トに与える影響

リノール酸(オメガ6系脂肪酸)の過剰摂取は、血管内皮細胞に対して酸化ストレスや慢性炎症を引き起こし、動脈硬化を促進します。また、、脳血管内皮細胞に対して慢性的な炎症の誘発、酸化ストレスの増大、そして血管障壁(血液脳関門)の機能低下に繋がります。

リノール酸の過剰やそれに伴う内皮細胞の炎症・酸化は、内皮細胞同士の結合(タイトジャンクション)を緩め、血液脳関門のバリア機能を低下させます。

さらに、酸化したリノール酸は悪玉コレステロール(LDL)を変性させ、血管壁に脂質が沈着する動脈硬化(粥状動脈硬化)を進行させます。これにより、脳梗塞や微小脳出血といった脳血管障害のリスクが高まります。

以上のことから、リノール酸の過剰摂取は血管内皮細胞のタイトジャンクション(密着結合)を脆弱にし、異物の侵入を招くことになります。

【参考】植物性なら安心なんて大ウソ!生活習慣病には「サラダ油」が一番危険(出典:週刊現代)

リノール酸過剰摂取がアストロサイトに与える影響

摂った脂肪酸は血液脳関門を通過した後、アストロサイトが回収します。アストロサイトは通常、神経細胞が排出した余分な脂肪酸を回収し、細胞内に「脂質滴」として安全にため込んでエネルギーとして利用しています。

リノール酸は血液脳関門を容易に通過します。通常、このリノール酸はアストロサイトが回収し、アラキドン酸に変換され、リン脂質としてアストロサイト自身やニューロン(神経細胞)の細胞膜で利用されたりします。

問題はリノール酸の過剰摂取が続くと、アストロサイトが脂質滴として隔離しきれなくなることです。また、アストロサイトにリノール酸の脂質滴が過剰になると、周囲を攻撃・障害する有害な活性化形態(反応性アストロサイト)になることです。

前述の通り、アストロサイトは血液脳関門の一角を占めます。ならば、リノール酸過剰摂取がその機能を破綻させることになるでしょう。

また、アストロサイトはニューロン(神経細胞)にブドウ糖や栄養を供給していますが、反応性アストロサイトはニューロンを死滅させることもあるでしょう。さらに、ニューロンが死滅すれば認知症になることは何も不思議なことではありません。

食品添加物

「政府が許可しているのだから安全(害はない)だろう…」

日本人の多くはそう妄信しているようですが、その実態は真逆です。

例えば、今年8月に製造終了となった『スーパーカップ抹茶』、これをほとんどの消費者は〝アイス″だと思い込んでいるようです。ですが、『スーパーカップ抹茶』は以下の通りラクトアイスです。

アイスの種類

アイスは以下の4種類があります。

・アイスクリーム:乳成分の割合:乳固形分15.0%以上(うち乳脂肪分8.0%以上)

・ アイスミルク:乳成分の割合:乳固形分10.0%以上(うち乳脂肪分3.0%以上)植物油脂が使われることもある

・ラクトアイス:乳成分の割合:乳固形分3.0%以上。乳脂肪分は少なめですが、植物油脂を使うことでコクを出している 上図の①

・氷菓(ひょうか):乳成分の割合:乳固形分がほとんど含まれないもの(3.0%未満)果汁やシロップ、水を凍らせたもの

「だからなに?」

そう思われる方がほとんどでしょうが、重要なのはアイスミルクやラクトアイスには植物油脂が使われていること。(※ 一部、植物油脂が入っていないアイスミルクはあるようです)

植物油脂とは簡単に言えば前述の植物油が使われていることを意味し、それが水素添加で固形化されているためトランス脂肪酸が含まれていることを意味します。したがって、植物油脂が入ったアイスミルクやラクトアイスを食べれば、血液脳関門の働きは壊れていくことになります。そして…

見逃してはならないのは、「乳化剤」「安定剤(増粘多糖類)」「ph調節剤」といった食品添加物も含まれていることです。

食品添加物がアストロサイトに与える影響

結論として、食品添加物の多くは血液脳関門を破壊します。

・乳化剤

乳化剤P80の摂取(飲料水中に1%のP80を12週間)が腸内細菌叢と認知機能に及ぼす影響を調べた。その結果、P80の摂取はSAMP8マウスの認知機能低下を有意に悪化させ、脳病理学的タンパク質の沈着、血液脳関門の破壊、ミクログリアと神経毒性を持つアストロサイトの活性化を増加させた。

・乳化剤ポリソルベート80への曝露は加齢に伴う認知機能低下を促進する より引用

・ph調節剤

ph調節剤は乳化剤よりも直接的にアストロサイトの働きに影響を与えます。その理由は以下の通りです。

アストロサイト自体が脳内の「pH調節剤(脳内環境のpH維持役)」として極めて重要な役割を果たしているため、外部からのpH調節(pHの変動や、pHに関わる輸送体を標的とした薬剤)をより直接的な影響を受けます。

・アストロサイトのpH調節機構:脳の生理機能と疾患における重要な要素 より引用

また、アストロサイト内のpH変化が「不安感」を左右することが明らかになっています。

東北大学大学院生命科学研究科の譚婉琴大学院生(学際高等研究教育院 博士教育院生)、松井広教授らのグループは、実験動物のマウスを用いて、脳の手綱(たづな)核のアストロサイトが不安の程度を左右することを発見しました。

ガラス玉(マーブル)を床一面に敷き詰めた環境に置かれたマウスは不安(ブルー)になります。このような不安環境のもとでは、手綱核でシータ波の神経活動が生じ、アストロサイトの細胞内pHは酸性化することが分かりました。そこで、手綱核アストロサイトのpHを人為的にアルカリ化に光操作すると、シータ波の神経活動が弱まり、マウスの不安レベルも緩和されました。

・説明のつかない不安感の正体 手綱核アストロサイトによる神経活動制御の解明 より引用

その他、アストロサイトに悪影響を与える食品添加物についても簡単にご紹介します。

・うま味調味料(グルタミン酸ナトリウム / MSG):神経細胞を興奮死(過剰な刺激による死滅)させる

特徴: 「調味料(アミノ酸等)」と表記され、多くの加工食品やスナック菓子に使用されている

・アルミニウム含有添加物(膨張剤など):アストロサイトを異常に刺激して脳内の慢性的な炎症(神経炎症)を促進

ベーキングパウダー(ミョウバン / 硫酸アルミニウムアンモニウムなど)として、菓子パンや焼き菓子などに含まれることがあります。

アスパルテームなどの人工甘味料や合成保存料・合成着色料も間接的ではありますが、アストロサイトの働きに悪影響を与えることがわかっています。

異性化糖

異性化糖とは、トウモロコシやジャガイモ、サツマイモなどのデンプンから作られたブドウ糖、その一部をさらに酵素で果糖に変換(異性化)して作られる液状の甘味料で、原材料表記にブドウ糖果糖液糖や果糖ぶどう糖液糖、高果糖液糖、砂糖混合異性化液糖と記されています。

これら異性化糖は、清涼飲料やお菓子、ジャンクフードに含まれています。おそらく、ここ30年に発売された上記の製品なら、〝ほぼすべて″に含まれていると思われますので、一度原材料表記をご確認ください。

そしてこの異性化糖は、アストロサイトに悪影響を与えることで脳機能障害や精神疾患のリスクを高めることが分かっています。

異性化糖(果糖ブドウ糖液糖など)の過剰摂取は、脳内の主要なグリア細胞であるアストロサイトに対して「糖代謝の異常」や「炎症反応」を引き起こし、脳機能障害や精神疾患のリスクを高める

・思春期に糖質を摂り過ぎると成長後にメンタルヘルスに悪影響が 単純糖質の摂り過ぎに注意が必要(出典:日本くすり教育研究所)

体に良さそうなものにまで…

異性化糖は意外な、それも体に良い影響を与えると思い込んでいる商品にも使われています。その一つがポン酢。

・ミツカン 味ぽん

・キッコーマン しぼりたて生ぽんず

実は、私は20年来通っていた地元の回転すしチェーン店がありましたが、そこで提供されていた醤油にも異性化糖が入っていました。ので、4年前にようやく氣づき、それ以来そのお店に行っていません。

・キッコーマンうすくちしょうゆ

めんつゆにも…

・ミツカン追いガツオ2倍

・キッコーマン濃いだし 本つゆ

まとめ

毎日のように外国人犯罪の報道があります。しかも、その犯罪者の多くが無罪放免となり、野放しになっているのが今の日本。

その理由は簡単で、国の関所である入国管理が〝あえて″壊されているから。また、裁判官や弁護士も含め、司法が日本が壊れるよう積極的に加担しているからです。

同じベクトルで、飲食業界には積極的に日本人が壊れるようなルールが適用されています。それが、植物油(サラダ油や大豆油、菜種油、コーン油など)の使用やトランス脂肪酸、食品添加物、異性化糖、農薬などの規制で、日本は世界で最もこれらを大量に使われているのが現状です。

不良外国人の入国を進めれば進めるほど外国人犯罪が増えるように、脳の関所である血液脳関門が壊れる毒を摂れば摂るほど脳機能が壊れていくであろうことは誰もが容易に想像できることでしょう。

このままなら日本は終わる。

そう思うのは、果たして私だけでしょうか?

次回は

「なぜ、認知症になるのか?脳の免疫機能が壊れたら脳機能はどうなるのか?」(仮題)

次々回は

「なぜ、認知症になるのか?ニューロン(神経細胞)のネットワークが切断されたとしたら…」(仮題)

「なぜ、認知症になるのか?脳機能のリカバリーに必要となる生活習慣とは…?」(仮題)

と続きます。

最後に、3回後でご紹介する生活習慣を完璧に守れば、自宅で介護できるレベルの認知症なら誰もが驚くほどのペースで改善していきます。また、当たり前の日常生活を取り戻すこともできますよ。

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Posted by sinsd