市販ドレッシングやマヨネーズの何が問題なのか? 理解してください。

生野菜を食べるとき、あなたは何をかけていますか?

私は、25年くらい前まで市販のドレッシングやマヨネーズをかけていました。が、今はお酢とダシ、コショウを混ぜてドレッシングとして使っています。

そう聞くと、もしかしたら「添加物を避けているのかな?」と、思われるのかもしれません。

もちろん、ドレッシングの添加物も避けるべき理由のひとつです。しかし、それ以上に問題なのは、ドレッシングやマヨネーズには植物油が使われていること。また、それにプラスして今のドレッシングには異性化糖が入っているものが多く売られています。例えば、以下は楽天のランキング1位の商品です。

ゴマドレッシング

原材料表記は、先に書いてあるものほど内容量が多いことはご存じでしょう。つまり、このゴマドレッシングは「果糖ぶどう糖液糖」(異性化糖)がもっとも多く使われています。

この異性化糖は血糖値を急上昇させるとともに、体内で終末糖化産物(AGE)を生成させます。

フレンチドレッシング

他の製品に比べれば使用されている添加物の量は少ない方ですね。ですが、しっかりと果糖ぶどう糖液糖が使われています。

ですが、注意すべきはやはりリノール酸(オメガ6)です。何度も繰り返しますが、ほとんどの日本人は〝チョー″オメガ6を過剰にとっています。少なくとも1日3食食べているなら、必ず過剰と言い切っていいでしょう。

中にはカレーやシチュー、トンカツやコロッケ、てんぷらなどの揚げ物をを週に2~3回以上食べる人もいらっしゃるでしょう。また、そんな時に付け合わせのキャベツやサラダにドレッシングやマヨネーズを使う人も少なくないでしょう。

ならば、オメガ6の必要量(成人おおよそ10g/日)の3倍以上とっている可能性が大デス。また、そういった食事の上でポテトチップスなどを食べる習慣があるのなら、必要量の5倍以上とっている可能性があります。

オメガ6は以下のような生理活性作用があります。

 

・血を固める 

・炎症を促す

・アレルギー促進

オメガ6を摂れば摂るほど血が固まりやすくなります。血液がドロドロになりますから、動脈硬化や脳梗塞の原因となります。つまり、生活習慣病の原因の多くはオメガ6過剰の食生活にあったのです。

また、アレルギー促進作用がありますから、鼻炎や喘息、蕁麻疹、アトピーなど、ヒトにより弱い部分にアレルギー症状が現れます。そのため、ほとんどの人は別の病気判断し、誰も食べ物が原因だと疑いません。

さらに、炎症を促しますから、体内で果糖ぶどう糖液糖とタンパク質が結びついて焦げる反応を促進します。糖を摂れば摂るほどカビが繁殖しやすくなりますから、ガン(癌はカンジダ菌が原因)が出来やすくなります。そして、ガンは糖を摂れば摂るほど早く成長します。

したがって、添加物はもちろんですが、糖(異性化糖や精製された糖、白米、小麦など)とオメガ6を過剰摂取する生活をやめることが必要です。

私も過去、知らないでいるとき大量のマヨネーズを使っていました。また、タルタルソースが大好きで、それこそ揚げ物にタップリかけて食べていました。「無知は罪」知らないで使い続けている方もいらっしゃると思い、事実だけをご紹介します。

 

市販ドレッシング類の脂肪酸バランスに関する食品・栄養学的評価 古賀 民穂, 石井 利直, 他 2010 年 36 巻 2 号 p. 75-81

 

・レギュラータイプ(General type)

・原料こだわりタイプ(Fatty-acid-persisting type)

・輸入タイプ(Imported type)

・低カロリータイプ(Low-valorie type)

 

マヨネーズ

18:2(リノール酸:オメガ6)、18:3(α-リノレン酸:オメガ3)です。どの製品にも30%近くリノール酸が使われていることがわかります。

製品別

製品別に見るととんでもない商品があることがわかります。一番右「n-6/n-3」で、上から2番目の6でも私は怖くなります。原料こだわりタイプに252という数字は寒気すら覚えます。

ドレッシング

ドレッシングも同じく、30%近くがリノール酸です。また、言い忘れていましたが、安価な植物油はヘキサン抽出されたもの。このヘキサンにはメマイや頭痛、吐き気、皮膚炎などさまざまな危険性があります。

製品別

ドレッシングもn-6/n-3比が6を超えた物があります。赤枠で囲った製品は論外ですね。

半固体状ドレッシング

 

・タルタルソース(Tartar sauce)

・新タイプドレッシング(New type of dressing)

・チルドタイプ(Chilled type)

・用途訴求タイプ(Use solicitation type)

・コレステロール訴求タイプ(Cholesterol solicitation type)

・手作りタイプ(Handomede type)

・輸入タイプ(Imported type)

 

コレステロール訴求タイプは4割以上、輸入タイプは6割近くがリノール酸です。他も20%程度がリノール酸です。

製品別

輸入タイプの半固形状ドレッシングをお使いの方は注意が必要ですね。n-6/n-3比が300を超える製品を使うなど自殺行為としか言いようがありません。

この論文をあえてご紹介した理由は、イメージでマヨネーズやドレッシングを選んでいたらとんでもないものを利用している可能性があるからです。

例えばコレステロール訴求型でn-6/n-3比「43.2」のドレッシングではシャレになりません。繰り返しますが、オメガ6がさまざまな病気発症のトリガーとなります。

後は、あなたの判断です。

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Posted by sinsd