PGE₂の過剰産生が体に与える影響とは…?リノール酸過剰摂取は今すぐ止めましょう!
摂りすぎてはいけない栄養素があることをご存じですか?
例えば脂溶性ビタミンがそのひとつで、ビタミンDやE、Aなどは摂りすぎると頭痛や吐き気などの症状が出ることがあります。
なぜ摂りすぎてはいけないのか?
それは、脂溶性ビタミンは肝臓や脂肪組織にたまる(蓄積する)から。そして、脂溶性ビタミンと同様の注意が必要な栄養素に必須脂肪酸が挙げられます。
必須脂肪酸の摂取量は両極端!
必須脂肪酸にはオメガ6(リノール酸、アラキドン酸)とオメガ3(DHA、EPA、α-リノレン酸)の二つがあり、どちらも必ず食事から摂らなければいけない栄養素です。
しかし、食の多様性や欧米化および魚離れなどによりほとんどの日本人はオメガ6は超過剰摂取状態である一方で、オメガ3は大きく不足しています。
エネルギー源としての必須脂肪酸
オメガ6は超過剰摂取状態、オメガ3は大幅に摂取不足。
その上で問題なのは、オメガ3はオメガ6に優先してエネルギー源として消費されてしまうこと。
ただでさえ不足しているのにオメガ3がエネルギー源として先に消費されますから、体内にリノール酸やアラキドン酸が過剰蓄積されているのが現代の日本人です。
オメガ6は不足するヒトはいない!
オメガ6脂肪酸は魚や肉、野菜などさまざまな食材で豊富に含まれており不足することはまずありません。強調しますが、1日3食食べているなら、すでに過剰摂取状態となります。
また、修行僧の精進料理や厳格なベジタリアンといった一般に粗食とされる食事でも不足することはありません。その意味で、食事は1日2食以下が重要です。
リノール酸過剰摂取が体にもたらす影響
先のように、粗食であったとしても1日3食摂ればリノール酸(オメガ6)は過剰摂取状態となります。また、植物油(サラダ油や大豆油、菜種油、コーン油)を使えば大幅な過剰摂取となります。同様にカップ麺や冷凍食品など加工食品を食べても大幅な過剰摂取。さらに、ポテトチップスなどのスナック菓子、グミ、ケーキ類、菓子類、調理パンなどを食べるなら超超過剰摂取状態となります。
これは決して大げさな表現ではありません。
それほど、ほとんどの日本人はリノール酸を過剰に摂取しており、その副作用に苦しんでいます。が、その副作用を病気と洗脳されているが故、騙され続けているのが現状です。
リノール酸から生じる生理活性物質
また、リノール酸は体内でアラキドン酸を前駆体とするエイコサノイド(プロスタグランジン、ロイコトリエン、トロンボキサンなど)や、腸内細菌などにより生成される共役リノール酸など、さまざまな生理活性物質に変換されます。
これらは生体のさまざまな調節機能を担っている重要な物質です。
ですが、リノール酸の摂取量が過剰になると、これらの生理活性物質も過剰に産生されさまざまな不調をもたらします。
例えば、リノール酸過剰摂取によりプロスタグランジンE₂(PGE₂)が産生されます。
この過剰なPGE₂は頭痛や生理痛、浮腫み、アレルギー、ドライアイ、倦怠感、不眠(なかなか寝付けない、眠りが浅い)、朝起きられない(起立性調節障害)など、さまざまな病気のトリガーとなります。
つまり、上記のようなお悩みは病気ではなく、リノール酸過剰摂取の副作用だったのです。
こんなヒトはリノール酸を”超″過剰摂取している!
では、どんなものを食べるとリノール酸を過剰に摂ることになるのでしょうか?
※ くどいですが、1日3食摂っているなら、すでに過剰摂取であることを前提にしてください。
☑ 植物油: サラダ油、大豆油、コーン油、ひまわり油、紅花油(サフラワー油)など揚げ物
☑ ファストフード: 唐揚げ、フライドポテト、天ぷらなど(油を多く吸うため)
☑ 加工食品・総菜: カップ麺、レトルト食品、冷凍食品
☑ お菓子・パン: スナック菓子(特にポテトチップスの類)、菓子パン、クッキー、マーガリンなど(原材料の「植物油脂」に多く含まれる)
頭痛や生理痛など不調があるヒト、どうですか?思い当たるものばかりではありませんか?
重要な注意点!
スーパーなど、お惣菜を購入する習慣のある方。安価な外食産業をよく利用する方は特に注意が必要です。
なぜなら、企業は安価な植物油を使いまわすからです。
例えば、新品の植物油も揚げ物を作り続ければ1時間も経たずに油の色は黒っぽく変色してしまいます。この油の変色は以下の3つが原因です。
☑ 酸化:空気中の酸素と油が結びつき、色が濃くなる。
☑ 熱:高温で長く加熱すると劣化が進む。
☑ 汚れ:食材の衣やカスが残り、炭化して黒っぽくなる
多くの方がお惣菜や外食産業で揚げ物を食べ、胸焼けが起きた経験があることでしょう。それは、油の酸化や劣化、汚れなどが原因です。
多くのご家庭では、揚げ油は一度で捨てていることでしょう。
スーパーや外食産業、冷凍食品などは油を使いまわしますから、同じコロッケやトンカツなどでも家庭とは別物であると認識するのが賢明でしょう。
もしかしたら魚フライがもっとも危険かも…?
魚の油であるDHAやEPA。これらは、とても融点が低いことはご存じでしょう。
どちらも融点はマイナスで、DHAは約−44°C、EPAは約−54°C〜−53°。
一方で、魚フライを揚げる油の温度はというと、それは170~180℃です。そのため、魚のDHAやEPAは猛烈な勢いで揚げ油に溶け出します。その量は、なんと約50%です。
スーパーや外食産業の魚フライで特に問題なのは、溶け出したDHAやEPAは熱分解や酸化などで急速に過酸化脂質などの有害物質となるからです。摂った過酸化脂質は、動脈硬化、肌の老化、細胞の破壊などの深刻な悪影響を引き起こします。
重要なのは、この過酸化脂質は魚フライの衣だけでなく、DHAやEPAが流出した魚にも置き換えられていることです。また、当然のこととして、揚げ油のリノール酸も衣や魚に移行しています。
DHAやEPAは健康維持に重要な働きをしますが、使いまわされた油の魚フライは”もはや毒″と言ってもそれほど言い過ぎではないでしょう。
こんな病気はあなたが食べた物で起きている!
多くのヒトが〝体質″や〝遺伝″、〝病気″と信じていますが、そのほとんどがあなたが食べた物、それもリノール酸の過剰摂取が原因で起きています。
中でも、成人女性の8割以上が患っている?浮腫みからご紹介します。
足の浮腫み
第3回「足のむくみ」に関する調査 (出典:FUJIIRYOKI)が行った20代~50代の全国の働く女性600人を対象に“足のむくみ”に関するアンケート調査によるとによると、
(1)87%の女性が足のむくみを感じている。40代が最も多く、割合は90%
(2)秋冬の季節は95%が足の冷えを感じやすく、93%が特に足がむくみやすいと回答
(3)むくんだときの主な症状は「足が重くてだるい」、「足が太くなったように感じる」
(4)足のむくみ対策セルフケア方法の1位は「入浴」。「フットマッサージャー」は増加傾向
ほとんどのヒトが「足の浮腫み」を体質だと思い込んでいますが、それは違います。
「30日で足が「むくまない体質」にする方法!」でも指摘しましたが、その原因はリノール酸の過剰摂取にあります。
実は、リノール酸の過剰摂取によりプロスタグランジンE₂(PGE₂)が過剰に産生されると、血管が広がって血液成分が組織に漏れ出しやすくなるため、局所的な腫れ(むくみ・浮腫)が起こります。
PGE₂には強い血管拡張作用があり、患部の血流が増えます。また、血管が拡張することで、血管壁に隙間ができ、そこから水分や血液成分が血管の外(組織のすき間)に漏れ出します。さらに、 これにより、発赤、熱感、痛みとともに「腫れ(むくみ)」が引き起こされます。
多くの場合、足の浮腫みにはマッサージや足の浮腫み対策ソックスなどに頼るようですが、ハッキリ言ってそれは無意味です。リノール酸の摂取量を大幅に減らす必要があります。
さて、足が浮腫むヒトの中には、昼過ぎには足を曲げるのもツライというほど足がパンパンに浮腫みがひどいヒトもいます。そして、そんなヒトが同時に抱える悩みが次の3つ(女性は4つ)です。
1. 朝起きが苦手。もしくは、朝起きれれない。起立性調節障害。当然、子どもも朝起きが苦手
2. 体が重い。疲れやすい。いつも体がダルイ
3.頭痛
4.生理痛・生理不順・PMS(生理前症候群)
まずは体の疲れから…
体が重い。疲れやすいという体質は…
体は液体で満たされていますが、それは大きく3つに分けられます。
ひとつは血管の中を流れる血液、細胞の中を満たす細胞内液、これら二つの間にあるのが間質液です。また、浮腫みはこの間質液が増えすぎることで起こります。

細胞は血液から酸素と栄養を受け取りエネルギーを産生します。浮腫む(増えすぎた間質液)と、細胞と血管の距離が離れますから酸素と栄養の供給が細ります。したがって、浮腫むとエネルギー産生が減少することになります。
疲れやすくなったり、疲れが抜けない、ダルサ、体が重い。
浮腫んでいるヒトは、こんな悩みは自然なことだったのです。
頭痛や生理痛
プロスタグランジンE2(PGE₂)の合成を阻害して効果を発揮する代表的な鎮痛剤は以下の通りです。
☑ ロキソプロフェン:ロキソニンやロキソニンS
☑ イブプロフェン:ブルフェン、市販薬イブ(EVE)、バファリンプレミアム、ノーシンなど
☑ ジクロフェナクナトリウム:ボルタレン、ジクトルテープなど
これらがPGE₂が産生されないように働くことで鎮痛効果が得られます。
ということで、頭痛や生理痛もリノール酸過剰摂取が主要因です。
流産や早産、不妊の原因は…?
生理痛の主要因はリノール酸から産生されるPGE₂にありますが、これには以下の通り子宮収縮作用もあります。
女性の性周期で最も重要な現象である排卵には極めて複雑な機構が関与しており、中枢からのgonadotropin分泌、卵巣でのそれに対応する反応、次いでそれによって起こる卵胞の成熟など、生命現象のうちで最も統一のとれた制御機構の一つが働いている。
従来の研究成果から多くのことが知られるようになってきたが、最近排卵にprostaglandin(PG)が関与しているらしいとの知見が得られており、PGの多彩な作用から排卵におけるPGの役割が注目されている。
PGは、はじめヒツジの精嚢腺から抽出精製された、炭素数20ヶよりなる脂肪酸であるが、現在PGAからIまで9種類が知られている。この他PGの一族としてthromboxane(TX)が発見された。
PGの生合成は、細胞内のミクロソームにあるPG生合成酵素のcyclooxygenaseによってアラキドン酸からPGendoperoxideといわれるPGG₂,H₂が生成され、次いで各種のPG、例えばPGE,F₂α、I₂、TXAなどに変換される。
このうちPGE₂、F₂αは子宮収縮作用があり、分娩誘発などに臨床応用されているが、PGI₂(prostacyclin),TXA2は最近発見されたもので、PGI₂は強力な血小板凝集抑制作用、TXA₂は強力な血小板凝集作用をもつ。しかしそれらと生殖生理との関係は明らかではない。
・Prostaglandinと排卵 河合 康夫, 佐藤 和雄, 他 1980年 56 巻 11 号 1559-1573 より引用
繰り返しになりますが、リノール酸過剰摂取が続けば産生されるPGE₂が増えていることになります。ならば、受精卵の着床ができないこと(不妊)や流産、早産は何も不思議なことではありません。※ 不妊の原因はひとつではありませんので、お悩みの方は「本当の妊活!」をお役立てください。
また、以下のように、うつ病患者はPGE₂も含めPG(プロスタグランジン)の産生量が多いことがわかっています。ならば、生理前症候群(抑うつ気分)で気持ちのアップダウンが激しくなるのは自然なことなのではないでしょうか?
うつ病の患者は図1に示すように、抑うつ気分、睡眠障害、作業能力の低下などの精神症状に加え、頭痛、食欲不振などの身体症状を示し、これらの症状が日内変動を示すことが知られている。

(中略)
病相期にある定型うつ病患者の唾液中PGD2 ,PGE₂、PGF₂濃度は三者共健康成人よりも有意に高値を示すことが判明した。
また、うつ病患者の経過をを初診時より長期にわたり観察し、うつ病の重症度の推移による唾液中PG濃度の変化を検討したところ、うつ病の症状の改善に伴い唾液中PG濃度が次第に低下する結果が得られた。
・うつ病とプロスタグランジン(脳研究の最前線) 上野 隆司 1987年 23 巻 8 号 793-794 より引用
朝起きらない病気、起立性調節障害
コロナ禍、不登校が1.5倍くらいに増えていることはご存じでしょうか?
また、その多くが朝起きられないことが原因、つまり起立性調節障害が原因で不登校になっているケースがほとんどのようです。
実は、朝起きられない病気にもPGE₂が深く関わっています。また、その要因の多くは〝浮腫み″にあります。
なお、起立性調節障害への対処もひとつではありませんので、詳しくは「30日で朝「スッキリ目覚める」体質にする方法!」をお役立てください。
まとめ
鼻炎など、アレルギーがあるヒトに朝起きられない病気、起立性調節障害の患者が多いことがわかっています。また、そんな患者のご家族の多くが朝起きられない傾向があるため、ほとんどのヒトが医学が言う「遺伝」を信じて(騙されて)いるようです。
でも、なんとなくお分かりになったのではありませんか?
鼻炎や頭痛、めまい、生理痛、生理前症候群、流産、不妊、早産など、症状が違うもののそのすべてにリノール酸過剰摂取が深く深く関わっています。
要は、医学はそこに目をつけ、病名という記号を記して詐欺行為を続けてきました。
そしてほとんどのヒトは、それが詐欺だと氣づかず、医学という牧場で飼育されてきたというのが真実です。
目を覚ましましょう。
おそらくですが、牛や豚など肉食が良質のたんぱく源というのも詐欺でしょう。
付け加えるなら、リノール酸過剰摂取は糖尿病や腎臓病、心疾患、ガンなどのトリガーにもなります。
最後まで同じことを記します。
同じリノール酸過剰摂取でも、その症状(病気の種類)は、ヒトにより違った形で現れます。
それを「病名」という記号を付け、西洋医学は私たちを欺き続けていることに氣づいてください。
後は、あなたの判断です。
最後に、世界は食糧危機に向かっていることにお氣づきですか?
以下のような安心・安全な保存食を大量に備えることを強くお勧めします。
・購入しても安心・安全な加工食品はこういった類のものです。今すぐ備蓄してください!
・酒好きに朗報!脳・血管・腸内環境を最後まで守る食べ物リスト ビールや赤ワインも!
・【完全版】ワクチンを打った人がとるべき対策とは? – 【超重要】空腹の意味を正確に理解しよう。
・長期保存食のひとつに大量の(乾燥)大豆をお勧めする理由とは…?







