【重要】納豆に豆腐、きな粉、枝豆をよく食べる人は要注意!大豆製品に隠された意外な盲点とは? 発達障害や起立性調節障害、強度近視、メニエール病、足の浮腫みなどでお悩みの方は必読です!
大豆は健康的!
誰もがそう信じていると思いますが、納豆や豆腐、きな粉、枝豆、豆乳などをよく食べているのならこの話はとても重要です。また、そんな人やご家族が発達障害や起立性調節障害、メニエール病、うつ病や不安障害、パニックなどの精神疾患、足の浮腫み、頭痛、生理痛、疲れやすい(慢性疲労)など、なんらかの不調を抱えているのなら一読されることをお勧めします。
納豆と豆腐、枝豆をやめたら明らかな違いに驚いています!
令和元年の11月末、私は「30日で朝『スッキリ目覚める』体質にする方法!」という本を上梓しました。起立性調節障害でお悩みの方はお読みいただくことをお勧めしますが、私は朝起きが苦手な人の多くは脂質バランスが大きく乱れていることが朝起きられない原因だと考えています。
そこで、本を書く前に下調べとして、食材の必須脂肪酸(オメガ6やオメガ3)の含有量を文部科学省の 日本食品標準成分表2015年版(七訂)脂肪酸成分表編 脂肪酸成分表編 第2章 第1表で調べてみました。
青魚が大好きな上でDHA&EPAサプリを飲んでいる私の脂質バランスは?
私は健康のために〇〇を食べる!という主義ではありませんが、お魚が大好きで週に10回以上はサバやアジ、サンマなどの青魚を食べています。また、お寿司屋さんに行けば真っ先に頼むのがシメサバやアジで、一通り食べたらシメサバ(シャレではありません)で締めるほどの青魚好きです。
また、私は次のようなことはDHA&EPAと栄養で解決できると確信しているのでサプリメントを飲んでいます。
・イライラや落ち込みなど負の感情の乱れ
・頭が良くなる
・時間を有効に使う(ダラダラしない)
DHAと栄養で脳の性能を上げれば感情の乱れはなくなる上に、ニューロン間における情報伝達がスムーズになり脳の働きが良くなります。したがって、学力は容易に上がります。事実、私の言う通りの生活をしている子どもたちはものすごく遊びますが、自らの課題を見つけてさっさと行動し成績も優秀です。
話を元に戻しますが、DHA&EPA(オメガ3)が豊富な青魚を食べた上にサプリメントを飲んでいる私ですから、脂質バランスの検査を受ける前は「オメガ6とオメガ3の脂質バランスは2:1くらいかな?」と想像していました。しかし、以下のように結果は2.82:1でした。(下から2番目)
(クリックで拡大します)
「なんでだろう?」
そう疑問だったのですが、先ほどの文部科学省の 日本食品標準成分表2015年版(七訂)脂肪酸成分表編 脂肪酸成分表編 第2章 第1表でこの理由が理解できました。
ひとつは、私がクルミとアーモンド、カシューナッツの3つが入ったナッツを毎日食べ続けていたことでした。
そして、もうひとつが納豆と豆腐を食べていたことでした。
大豆にはオメガ6が豊富!
「そりゃそうだ!」
日本食品標準成分表2015年版(七訂)脂肪酸成分表編 脂肪酸成分表編 第2章 第1表を見て、私は当たり前のことにやっと気づきました。
「大豆油ってサラダ油だった…、大豆製品にオメガ6が多いのは当たり前だ!」と。
私は今まで大豆油は使わないようにお客様に伝えていたのに、大豆製品のことはまったく気にしていなかったことに今ごろ気づきました。そんな大豆油の脂肪酸組成は次の通りです。
ご覧の通り、大豆油の53%はオメガ6です。これでわかるように、大豆製品はオメガ6がとても豊富でした。
「30日で朝『スッキリ目覚める』体質にする方法!」を書くために下調べをしたおかげで、やっとこの事実に気づいた私は、8月から納豆を食べるのをやめてみました。
※ ナッツ類もやめています。でも、落花生をいただいたので11月末から30粒くらい食べています。おいしいので。( ;∀;)
・9月、今まで以上に小便が勢いよく出るようになりました
・それとともに、寝ているとき小便に起きることが減りました
・11月中旬のある日から、それまでより1.5倍近く仕事をこなせるようになりました
もうひとつ気づいたのは、鼻汁?のことです。
ふだん、私は鼻をかむことはめったにありません。が、風呂に入ったときに顔に温かいシャワーをあてながらマッサージ(といっても4~5回さする程度)をした後、鼻をかみます。すると、ごくわずかですが鼻汁のカスのようなものが出ていました。
今考えると、オメガ6が過剰で副鼻腔に炎症が起きて鼻汁が溜まっていたのだと思いますが、10~11月はこの鼻汁のカスがほぼ出なくなっていました。が、落花生を食べ始めたらまたごくわずかですが出るようになっています。笑
大豆製品やナッツ類の必須脂肪酸含有量!
以下は大豆製品とナッツ類、肉100g中に含まれるオメガ3とオメガ6含有量です。ナッツについては先ほど紹介した記事でご確認ください。
では、大豆製品ですが、肉と比べても100g中のオメガ6含有量が多いことが確認できると思います。例えば、納豆1パックはおおよそ50gですから、これだけでオメガ6を2.99gとることになります。
スーパーで売られている豆腐が2パックがくっついている製品は、1つ200gです。私は絹ごし豆腐をよく食べていましたが、オメガ6を2.78gとっていたことになります。
また、夏は枝豆を山のように食べていました。殻がついたままの枝豆をどんぶり一杯くらいは食べることもありましたから、おそらく100gは食べていたでしょう。これでオメガ6は4.39gです。
私が大豆製品とナッツ類でとっていたオメガ6は?
偉そうにこんな記事を書いている私ですが、「30日で朝『スッキリ目覚める』体質にする方法!」を書くきっかけをいただいたお母さんに感謝しています。
この本を書いたおかげで、私は自分がどれだけオメガ6を過剰にとっていたのか?やっと理解できました。
ナッツの記事でわかりますが、私は毎日のナッツでオメガ6を7.698gほどとっていました。また、納豆1パックで2.99gです。さらに、豆腐で2.78gです。足し算をすると怖くなりますが、合計で13.468gです。夏は、これにプラスして枝豆ですから18gです。( ;∀;)
私の年代(55歳)でのオメガ6必要量は10g程度です。肉や米などからもオメガ6は容易にとれますので、私は必要量の倍はとっていたことになります。
幸い、私は青魚とDHA&EPAサプリをとっていました。また、えごま油をとっていましたので、合計でオメガ3を少なくとも6g以上はとっています。そのため、大きな問題は起きなかったわけです。が、大豆油の脂肪酸組成を知っていたのに、大豆製品をまったく気にしていなかったことを反省しました。
ということで、ご相談をいただいていたお客様にこの事実をお伝えするようになったのですが…
驚くようなお話をたくさん頂戴しています。
お客様も驚いた体験談!
大豆製品やナッツ類は健康的!
繰り返しますが、ほとんどの人はそう妄信しています。(私もそうでしたから、偉そうには書けませんが…)
そして、その健康的なものを控えた上で10日間チャレンジを行っていただいた結果、驚くような変化があったというお話をいただいています。
そんな中でも、とくにご紹介しておきたい事例がありました。
わずか2週間で家族や知人も驚くほど目がひっこんだ!
ある高校生の女の子ですが、彼女は起立性調節障害でした。朝起きられないし、起きてもフラフラする。力が入らなくて倦怠感もひどい。そんな状態でしたが、10日間チャレンジと漢方薬の併用で少しずつ起きられるようになってきました。
しかし、私の想定よりも回復が遅かったので、「何か健康を意識して食べているものはありませんか?」と質問してみました。
すると、学校から帰宅したらおやつ代わりに納豆を食べた上で、豆乳に以下の「黒ごまアーモンドきなこ」を大さじ1杯入れて飲んでいることがわかりました。
先のように納豆1パックでオメガ6は2.99gとれます。豆乳からは0.93gです。黒ゴマアーモンドきなこは配合量がわかりませんが、仮にどれも同じ量なら大さじ1杯は約15gですから次のようになります。
ごま100gからオメガ6は22.3g、アーモンドは12.11g、きなこは12.05g含まれます。それぞれ5gずつとったとすると、ごまは1.1g、アーモンドは0.6g、きなこから0.6gと合計で2.3gのオメガ6をとることになります。また、これを豆乳に混ぜていますから、これ一杯で3.23gです。納豆を足せば6.21gになります。
「じゃあ、2週間納豆と豆乳、黒ごまアーモンドきのこを止めてみて!」
そう、彼女に伝えて2週間後に確認したところ、お母さんからは次のようなお話をいただきました。
「2週間で、ハッキリ顔が小さくなりました。また、目が人より前に出ていたのですが、それがひっこんで普通になり驚いています。」
このことから、次のことが想像できます。
彼女はオメガ6の過剰が原因で頭や顔、目ん玉まで炎症が起きて浮腫みが生じていました。その意味で、以下のような類を毎日のように食べているなら注意が必要です。
こういったものは健康的であることに私も異論はありません。しかし、オメガ6は容易に過剰となることはお分かりいただけたと思います。一日のオメガ6摂取量には十分注意するようにしましょう。
まとめ
オメガ6過剰は体内で炎症を促すことになります。そして、この炎症は人により違った形で「病気」として表現されます。たとえば、私のケースでは入浴時に鼻をかむと鼻汁のカスがでていました。魚好きの上にDHA&EPAサプリメント、えごま油を欠かさない私は、オメガ3のおかげで大事にはならなかったのでしょう。
一方で、ほとんどの方は魚離れが進んでいます。そんな人がオメガ6過剰になればアレルギー性鼻炎はもちろん、慢性の鼻づまりや副鼻腔炎に悩まされることは自然なことでしょう。
重要なのは、10日間チャレンジを試していたのに、起立性調節障害で悩んでいた女の子の回復が他の人に比べて遅かったということ。また、毎日の納豆と黒ごまアーモンドきなこ入りの豆乳をやめたら朝起きが改善しただけでなく、顔が小さくなり、出ていた目がひっこんだという事実です。
最後に、私はオメガ6が過剰が原因であると疑う病気をご紹介しておきます。
・アレルギー性鼻炎、副鼻腔炎、鼻づまり
・蕁麻疹や喘息、気管支炎、皮膚炎など
・起立性調節障害
・強度近視 – 目が出ている、目が膨れている
・発達障害
・メニエール病
・多発性硬化症
・クローン病
・潰瘍性大腸炎
なお、「発達障害の原因が栄養面にある」という指摘に対し、Facebookで発達障害のお子さんをもつご両親が「そういうウソをでっちあげるのはやめてほしい!」「そうそう!医者で治らないし障害と診断されているのに…」みたいなやりとりをされているのを目にしました。
私がいただく発達障害の相談は、ご家族が放置できないレベルのお子さんばかりです。例えば、他害がひどくて、お母さんが朝から晩まで一緒に学校に付き添う必要があるなど、ひとりにしておけないレベルのお子さんばかりです。でも、確実に改善されています。
当然のことですが、それを見た発達障害のお子さんをもつ他のご両親が「どうやったらそんなに良くなったの?」と、必ず聞かれるそうです。でも…
「子どもの悩みは同じなので、真剣に先生のことや栄養と食生活のことを話すんですが、みんな反応は『ふ~ん…』で終わりです。」
みなさん、同じことを口にされます。
少しキツイことを言いますが、ご家庭の食生活は同じですから、私は食生活で親の脳の働きも悪くなっていると想像しています。先ほどFacebookで「栄養で発達障害が治るなどというでっちあげ…」などと反応されたお父さんは、その裏に次のような心理が働いていることは想像に難くありません。
「栄養で治るとなるとお金がかかるので困る。治らなくていいので、ほっといて欲しい!」
また、「医者で診断されている!」というコメントからも、「医者に丸投げしたい!」「親として他の努力は遠慮したい!」という気持ちはありありとわかります。
したがって、もしお子さんの発達障害でお悩みなら、ご両親が自分のことを確認してみましょう。
例えば、親も朝起きが苦手だったり、顔が浮腫んでいる、足が浮腫む、鼻炎などのアレルギーがある、ご夫婦のどちらかがアスペルガーを疑っている、夫婦喧嘩が多い、モラハラ、DV、うつっぽい、パニック、目の疲れ、ドライアイなどがあるのなら、私はそれはそういうことだと思います。
ぜひ、子どもさんの為にもご両親が行動してあげてください。