【重要】「錠剤やカプセルを飲み込むのが苦手…」これが何を意味するのか?理解しましょう。
「錠剤(カプセルなど)を飲み込むのが苦手です」
実は、この「飲み込むのが苦手」の裏にとても重要な事実があります。
小6の女子をもつ母親です。
娘に起立性調節障害の診断が出て、血圧の薬、漢方を飲んでも様子が変わらず、毎朝泣き、仕事を遅らせ一緒に登校しても10センチずつしか進まない娘が、土曜日に10日間チャレンジを始めたら、3日目から普段の半分の時間で起きられるようになり、泣かずに登校も出来るようになりました。本当にこのサプリに驚き感謝しております。
ここで質問なのですが、もともと錠剤を飲む事が苦手なところがあり、小6の女子という事もあり、体重は43キロあるのですが、やはり1日6錠ずつ飲んだ方が良いのでしょうか?5錠ずつでも大丈夫など……何か分かれば教えて頂きたいです。
この質問にはふたつの重要なポイントがあります。
✓ 子どもなのでサプリの量を減らしてもいいのか?
✓ 飲み込むことが苦手。その裏にある重要な事実とは?
カンタンに記しましたのでお役立てください。
※ ゲップやシャックリ、オナラ、ムセルという、ほとんどの人が見過ごす症状も、この「飲み込むのが苦手」と同じベクトルでお考えください。逆流性食道炎も同じです。
油は子どもだからこそ余分に必要
実は、脳は20代半ばまで成長を続けています。
頭でっかちで生まれた赤ちゃんですが、幼少期から小学生、中学、高校と脳の成長は続いています。したがって、子どもがとった油はどんどん脳に取り込まれることになります。一方で、大人の脳は成長が止まっています。そのため、子どもと違いとった油は既存の油と入れ替わる形で取り込まれます。そして、このことから次のことがわかります。
たとえ同じ油をとったとしても、その影響はより子どもに強く現れます。
つまり、油に関しては大人量や子ども量はありません。その一方で、とる油の質はとても重要です。
とくに重要なのは多価不飽和脂肪酸であるアラキドン酸(オメガ6)とDHA(オメガ3)、EPA(オメガ3)の3つです。
この中で脳に入れるのはアラキドン酸とDHAのふたつです。しかし、脳に入れませんがEPAの摂取はとても重要です。なぜなら、脳内におけるアラキドン酸の量は、赤血球中のアラキドン酸の量に相関するからです。
赤血球中のアラキドン酸の量は、EPAの摂取により〝ある程度″減少させることができます。片やDHAはアラキドン酸の前には無力です。
再三お伝えしてきましたが、オメガ6は厳格な菜食主義者でも不足することはまずありません。通常の食事で過剰となりますし、サラダ油や植物油脂、マーガリン、マヨネーズなどに無頓着なら必要量の数倍以上を摂取することになります。揚げ物やスナック菓子をとる習慣があれば必要量の10倍以上を容易にとることになります。
いくらEPAがアラキドン酸に対抗できるとはいえ、数の論理にはかないません。したがって、オメガ6の摂取を控えた上で、DHAやEPAをとる必要があります。
脳内に入ったDHAはニューロン(脳の神経細胞)やグリア細胞で使われます。また、ニューロンの周囲はミエリン鞘(オリゴデンドログリア)と呼ばれる絶縁体で囲まれていますが、DHAはミエリン鞘の重要な構成成分です。また、ミエリン鞘にDHAが使われることで脳の情報伝達スピードはアップします。
また、木々が枝葉を増やすように、ニューロンは他のニューロンとつながるために樹状突起や軸索末端を増やします。そしてそれには、DHAが必要となります。
想像できると思いますが、樹状突起や軸索末端の数が増えれば増えるほど脳の性能は上がります。ひとつのニューロンがつながるニューロンの数が増えるのですから、それは当然です。
お分かりいただけたように、子どもの脳は成長を続けているからこそ良質の油が必要です。小学生でも中学生でも、大人と同じ量をとることをお勧めします。
※ 脳力が上がりますよ。脳力が上がるとやる気も出るし、記憶力や理解力も上がります。塾より効きます。様子を観てればわかりますのでお見逃しなく。
飲み込むのが苦手。この裏に潜む重要な事実とは?
「錠剤やカプセルを飲み込むのが苦手」
多くの方は、この事実だけを観ているようです。しかし、この裏には次のような事実が潜んでいます。とても重要なことなので参考にしてください。
自律神経の働きとは?
私たちが生きていけるのは自律神経が働いているからです。私たちが意識することなく、心臓は拍動し、食べ物の消化吸収などが行われています。これらは、すべて自律神経の働きのおかげです。そんな自律神経には次のふたつがあります。
✓ 交感神経:活動の神経 – 筋肉に血液を送る
✓ 副交感神経:休息の神経 – 胃腸に血液を送る
交感神経と副交感神経の働きはシーソーのような関係で、いずれかが強く働いたときにもう一方がその働きを弱めるようになっています。
例えば、以下は交感神経が働いたときですが、この時は活動のために筋肉へ大量の血液が送られることになります。また、同時に胃腸への血流は減少することになります。
逆も同じで、副交感神経が働くと胃腸に大量の血液が送られますが、筋肉への血流は減少することになります。
飲み込むのが苦手なのは?
交感神経が強く働くと胃腸への血流は減少します。このとき、食道への血流も減少します。したがって、食道がうまく活動できなくなります。それが「飲み込むのが苦手」の正体です。
飲み込むのが苦手ならば、なんらかの理由で交感神経が強く働いていることを意味します。そしてこのとき、次のふたつのホルモンが分泌されています。
✓ アドレナリン:不安、恐怖
✓ ノルアドレナリン:怒り、イライラ
ふたつのホルモンはそれぞれ上記のような感情を生じます。つまり、飲み込むのが苦手な人は、このふたつのホルモンの分泌によりイライラや落ち込みなど、気分のアップダウンの振れ幅が大きくなっています。(個人差があります)
ということで、「飲み込むのが苦手」を治してあげることはとても重要です。
必ず、体のどこかに強い筋肉の緊張があります。それをほぐせば、飲む込みが楽になります。
同じベクトルで考えてほしいのがゲップやシャックリ、オナラが多い、ムセルといった症状です。これらも、食道や胃腸に十分な血液が届いていないからこそ起こる症状です。そしてその裏には、体のどこかに強い緊張があります。
呑み込みのが苦手。ゲップ。シャックリ。オナラが多い。ムセル。
これらを改善すると、多くの方は性格が明るくなります。そして、それは交感神経の働きで分泌されるふたつのホルモンの分泌量が減少するからです。