モラハラの本質的な解決は可能です!ご夫婦からいただいた《体験談》をご紹介します。

家庭という密室で行われる暴言や誹謗中傷、無視、物に当たるといった精神的暴力をモラルハラスメント呼びます。日本では「モラハラ」といった呼び方が一般的になりましたが、配偶者やパートナーからのモラハラで悩む方は少なくありません。

しかし、モラハラでは一般に次のような常識が信じられています。

 

・モラハラの問題解決は加害者と縁を切るしかない(離婚)

・モラハラ加害者は自己愛性人格障害者だ

 

ですが、私は著書「モラハラ&DV夫の怒り・イライラを消す方法」で、モラハラ解決への具体的な対策をご紹介しています。タイトルは「夫」となっていますが、著書で紹介しているアプローチは妻や親、兄弟姉妹からのモラハラにも有効です。

今回、私の著書を読んで行動されたモラハラ被害者である奥さんから次のような相談をいただきました。また、その後、本質的に問題が解決された後、加害者であるご主人から手記をいただきましたのでご紹介します。(お二人から掲載許可を頂戴しています)

 

モラハラ被害者である妻からの相談内容

三年前に結婚してから旦那のモラハラがあり(しばらくモラハラと知らなかった)今思えば結婚する前からおかしいと思っていました。

旦那は自分の思い通りにならないと怒鳴る、話が通じない、なんでも人のせい、私のせいにして自分は悪くないと思い込んでいました。人の気持ちを理解できず私が辛くて泣いても働けなくなっても罵倒をやめず、叩き潰すまでやるという感じでした。

分かってもらおうと話をすれば自分を正当化して私が悪いと思うような話し方で畳みかけるように言い返してきました。それが続きいつの間にか頭が真っ白になるようになったり、私が悪いんだと自分を責めたりするようになり、ノイローゼになりました。

体も生理痛が酷くなって、食欲もなくなり、白髪なんて無かったのに白髪が増えたり、歯茎からたくさん出血するようになりました。

体がおかしくなってるからやめてほしいと散々言っても全く耳に入らず、自分が具合悪い時は大騒ぎし、周りが優しくするのは当たり前だと思っているようでした。

 

旦那は長男で跡継ぎだからと甘やかされ、私が相談に行っても我慢するしかないと言われました。実家では王様のように振舞っていたので怖かったです。旦那は何でも親に尻ぬぐいしてもらい自分で生きる力がない人で、だから人を利用することしか考えてないんだと思いました。それでますます不安になり、何がしたいのか分からなくなり、頭もまわらず家事もやりたくなくなり、なんでこんな人と結婚してしまったんだろうと死にたくなりました。

 

私の扱いが酷いのでお金をもって私の実家に逃げ帰ったとき、追いかけてきて悪かったと謝ったかと思ったら、お金を勝手に持ち出したのは犯罪だから出るとこ出たら分かると言い出しました。(私も働いたお金なのに)

お金に執着が凄くて家出しようとする時に必ずお金を置いていけと私の心配なんてしませんでした。やたら警察に訴えるとか裁判所に言うとか、私の実家に電話して私がおかしいと話すとか自分の思い通りにならないと脅してきたり、すぐ離婚すると言ったりホトホト疲れてしまい周りにはいい人なので私がおかしいと思われ誰にも言えませんでした。

 

そのうち動悸が止まらなくなり恐怖とフラッシュバックで全く眠れない状態が何か月も続き、もうこれは私はおかしくなっていると思い、旦那に家から出て行ってもらい別居しました。

その時にやっとモラハラのことを知ってモラハラカウンセリングを受けたのですが、話せば何となくその時は気が紛れるものの、体に出ているのでそれだけでは治らないんじゃないかと思いました。知識ばかりを教えてくれても仕方ないし、私は苦しいままだし、カウンセラーがモラハラは治らないと言い切るのも知ったかぶりのように聞こえました

本当にそうなんだろうか?と思ってインターネットで検索して見つけたのが鈴木先生の本でした。それを旦那に教えてもその時はまったく聞きませんでした。

 

旦那と半年離れて段々と落ち着きましたが、今年の1月から3ヶ月間もう大丈夫かと思い旦那と一緒にいたのですが、旦那は変わっておらず職場もパワハラな感じで私の状態はまた悪くなってしまいました。4月の半ばに私だけ帰ってきてから何もできませんでした。

そこで、旦那と私も10日間チャレンジをしたり食事を見直そうとやりはじめました。鯖を食べ始めて全く動けなくなったので相当疲れていたんだと思いました。

10日間チャレンジにご興味のある方はメルマガをお申し込みください。返信メールにパスワードが記載されております。

今はその時より良くなっています。サプリを飲んだり食事に気をつけようとしていますが、胃下垂で水が溜まるのと喉が渇いているのに水を飲んでもジャバンジャバするので飲めないのが辛いです。

あと旦那にモラ発言されると怒りがこみ上げて色々思い出して心臓がドキドキしてしばらく止まりません。旦那は本当に変わるんだろうかという不安もあります。体も心も元気になりたいです。

 

モラハラ加害者だったおご主人からいただいた手記

著書「モラハラ&DV夫の怒り・イライラを消す方法」でご紹介したアプローチを生活に取り入れた後、モラハラ加害者だったご主人から次のような手記を頂戴しました。(下部に書き起こした文章を掲載しております)

手記の書き起こし

モラハラ加害者です。○○○○を飲みはじめて1ヶ月ほど経過しています。飲み始める前は、ほぼ毎日のように夫婦喧嘩が絶えませんでしたが、今はほぼしなくなりました

時にぶつかることもありますが、喧嘩にまではなりません。頻度も前と比べて大変少なくなりました。(週に1度あるかないか)○○○〇を飲み始める前はほぼ毎日のように喧嘩をしていましたから、劇的な変化です

自分の思考を止める事ができるようになってきたと感じます。

思考というのは、以前は不安感からくる防御反応のようなものでした。

「○○になってしまったらどうしよう、なんとかしないと」
「□□って言ってるぞ、そんな事したら○○になってしまうんじゃないか、止めないと…」

というように常に不安感からぐるぐる頭の中を思考が回ってしまっていました。それが少なくなったと感じています。また、そうなった時にもどこか冷静な自分がいて、「大丈夫」と思え、ぐるぐる回る思考を止められるようになったと感じます。

また、以前は些細なことでも過剰に反応していたんだと、気がつくようになりました。

例えば、車の運転時など、他人の運転が少し荒かっただけでイライラしたり、口から愚痴のようなものが出ていましたが、驚くほど穏やかになりました。そして、「あぁ、前はここでイライラしてしまっていたな・・・なんでこんな些細なことでイライラしていたんだろう・・・」と思うのです。

妻の行動にも過剰に反応していました。

前は「なんでこんなことするんだろう、おかしい・・・」と思っていたことが多かったですが、今は「あぁ自分のためを思ってしてくれているんだ。」と、とてもありがたく感じます。

同じ妻の言動でも、前なら私が怒り出していたような事が、今は気にならなくなりました。気にならないどころか、妻の行動が嬉しいと感じたり、ありがたいと感じます。そして、自分が前とっていた行動が恥ずかしく、妻に対して申し訳ない気持ちでいっぱいで、今はいたたまれない思いを感じています。そう言った自分の行動を反省する毎日を過ごしています。

今は、私は○○○○を、妻は○○○○と○○○○○○をのみ、鈴木先生のメルマガや冊子で読んだことを日々の食事に実践しています。首体操もやりはじめて一週間と少し経ちました。

食事を変えて1ヶ月ほどですが、私だけでなく妻にも変化があり、体調が良くなってきているようです。それがとても嬉しく感じます。食事を変えたことで、夫婦でする日課ができ、会話の数も増えたと思いますし、一緒に買い物に行き相談して買い物をすようになりました。

こう言ったことは以前にはできませんでした。私がいけないのですが、食材を買うのにも相談はなく、喧嘩になってしまう事が多かったからです。

食事の時も私は元々食べる事が早く妻は遅いので、私は食事を終ると別の部屋に移動してしまい、食事中の会話をする事が苦痛だったのですが、それが苦痛ではなくなりました。苦痛どころか、会話ができる事が嬉しいと感じます。食事中の会話、2人買い物に行く時間を楽しみたいと思うようになりました。なぜ、あんなに苦痛だったのか、不思議で仕方ありません。

きっと鈴木先生のおっしゃるように、悩の性能がとても悪くなっていたのかもしれません。

しかし、私がしたことは取り消す事が出来ません。大きな後悔を感じます。食事の会話中でも心の中で「取り返しのつかない本当に悪いことをしてしまった・・・」と思っています。そう思いながら今までの自分の言動を改め、妻とのコミニュケーションを心がけるようにしています。

 

その後、奥様から頂戴したお話!

著書に書かれたアプローチを実行されて42日、奥様から次のようなお話を頂戴しました。


少し前まで、旦那は「死にたい」とか「自分はどうなってもいい」といったことを口にしていましたが、最近はそういったことを口にしなくなりました。

また、派遣の仕事が終わって就職活動をしていますが、今やれる仕事をやりながら諦めずに就職活動を続けています。本人が「なんとかなる!」と思えるようになったと言っています。

前はお金があってもなくても関係なくお金の心配ばかりしていました。それも、「なんとかなる!」というようになり、心に余裕がでてきたようです。

私も何とかなると思えるようになり不安が減りました。

前は話が通じなかったんですが、今はキャッチボールになります。明らかに良くなっていますし、ほとんどもめることがなくなりました。


 

さらに3週間後、次のようなお話もいただけました。


旦那の職探しですが、探し始めた頃は面接をしても落ちまくっていました。ですが、最近は本人の表情や言葉遣いがとても穏やかになったためか、だんだん調子が上がっているようです。

面接のに通り、すでに内定をいくつかもらっています。それも、当初落とされていた会社よりもよっぽど好条件の会社に内定をいただけました。また、もうひとつが第一希望の会社からの採否が来ていないのでその結果待ちです。

旦那が言うには、面接時にとても好印象を持たれて気に入られているようです。そんな話をする旦那の顔が、前とは別人のように明るく穏やかですからきっと本当だと思います。

鈴木先生が「モラハラ治れば表情が良くなり、良いミラーリングが起きるから…」とお話してくれましたが、その意味が今やっと理解できました。

ホンの2か月前、あれほど追い詰められていた私ですが、先生の本に書かれていたように自分自身も同じアプローチをしたことで私自身もすごく気持ちが穏やかになりました。

感謝しかありません。ありがとうごうざいました。

《追伸》

カウンセラーが「モラハラは治らない!」と言っていましたが、やっぱりウソでしたね。笑

まとめ

想像できると思いますが、基本的にモラハラ加害者は自分に問題があるという認識がありません。したがって、治療を受けることはありません。また、病院の薬は効果がありませんし、揚げ足取りに終始するコミュニケーションですからカウンセリングも無意味です。

そんなモラハラ加害者ですから、医師もカウンセラーも彼らを遠くから観察(被害者の話だけ聞いて)して「治らない!」と断じてしまったのでしょう。ですが、その常識はモラハラの専門家の常識です。また、それは私の常識ではありません

「常識とは、18歳までに身につけた偏見のコレクションのことをいう」

by アインシュタイン

以下でご紹介しておりますが、そんなモラハラへの具体的な解決策をご紹介した私の著書をAmazonから電子書籍で再出版しました。お悩みの方は問題解決にお役立てください。

モラハラの著書もAmazonの電子書籍化し、実質無料で読めるようにしました。お役立てください。

なお、最後にもうひとつアインシュタインの名言をご紹介します。

狂気。それは、同じ事を繰り返し行い、違う結果を予期すること。

現状を変えたいのなら、やり方を変えてみましょう。

「トライ&エラー」

私たちの人生がうまくいくかどうかは、そんな「トライ&エラー」の繰り返しができるかどうかにかかっています。諦めずに行動してみましょう。

きっと、元気になります!

鈴木邦昭

Blog’s, モラハラ

Posted by sinsd