「空腹」を感じるなら、食生活の改善が必要です。ついでに、空腹なら血圧上がるのも…
「血圧を測ったら上が200、下も100以上ありました。どうしたらいいでしょうか?」
本日、ちょうどお客様からそんな質問がありました。が、この質問の裏に何が隠されているのか?お分かりになるでしょうか。
理由があるから血圧が上がる!
まず、重要な事実として、「血圧が上がることは体の防衛反応である」ことです。そこで、私はこの方に次のような質問をしました。
「呼吸が浅いと感じませんか?」
「すごく感じます!」
この返事からわかるのは、この方の交感神経が過度に緊張して(働いて)いることがわかります。
あたかも猫ににらまれたネズミ。のように…
交感神経が働き、深い呼吸ができなくなっていることがわかります。
ではなぜ、交感神経が過度に働いているのでしょうか?
その理由の多くは、悪い物を食べているからです。(薬の服用も含め)
空腹感が強くなって困っています!
「何か悪い物を食べていませんか?」
そう私が聞くと、この方は次のようにお答えになりました。
「風邪を引いてから体力が落ち、なんとか体力を回復させるためにやたらと食べるようになってしまいました。また、主人が長期出張から帰ってきたため、玄米が白米に戻りパンなども食べるようになってしまいました。」
「じゃあ、またお腹が空くようになっているのでは?」
「一時、ほぼ空腹感が無くなっていましたが、今では以前のように空腹が我慢できずに余分な物を食べるようになっています。」
空腹とは?
以前にも話しましたが、「空腹」もまた私たちの洗脳装置のひとつです。
多くのヒトは、空腹を「お腹がすいた」「食べなきゃいけないというサイン」と考えるようですが、本当は「血糖値が下がり過ぎた」というサインです。
ではなぜ、血糖値が下がり過ぎてしまうのか?
それは、血糖値が上がり過ぎる食事をしているから。また、血糖値が上がり過ぎるが故、血糖値を下げる働きのあるインスリンが過剰に分泌されます。さらに、過剰なインスリンにより血糖値は下がり過ぎ、結果として「強い空腹感(空腹)」となります。すると…
下がり過ぎた血糖値を上げるため、体は防衛反応をとります。
具体的には交感神経を刺激し、筋肉などに蓄えられたグリコーゲンをグルコースに変換させ血糖値を上昇させることになります。
空腹感もストレスになります!
ヒトは、交感神経が働けば働くほど、分泌されるアドレナリン(不安・恐怖)やノルアドレナリン(怒り・イライラ)の分泌量も増えます。また、これらの分泌量が増えると、ストレスに対する閾値の幅が広くなります。つまり、ストレスを感じやすくなります。
さらに、ストレスを感じやすくなった時、必ず情緒が乱れます。
※ 「まったく食べないようにするとストレスになるので、徐々に…少しずつ…」というのは?
すると、「ちょっとくらいなら…」と、我慢のタガが外れます。食べないようにしていた悪い物など、我慢ができずについつい口にするようになります。
話は飛びますが、10数年前まで、私は年に数回、フラフラとコンビニに行ってポテトチップスを買って食べていました。といっても、食べるのはホンの4~5枚。幸いなことに、当時の私はポテトチップスを食べるとすぐに気持ち悪くなっていたため、その程度の量を食べて残りを捨てていました。
なぜこのような話をしたかというと、私はとても疲れていた日に限ってポテチを買っていたからです。また、疲れがひどいとき、体は交感神経を過剰に働かせるからです。つまり、体が疲れ→交感神経が過剰に働く→アドレナリンやノルアドレナリンの分泌→情緒の乱れ→ポテチ購入という負の働きが起きていました。
異物の侵入はすべて交感神経が過剰に働く原因となる!
交感神経の緊張(過剰に働く)は、体の防衛反応です。そして、異物が侵入すると、体は自然と交感神経を過剰に働かせることで対抗します。
この異物とは、ほぼすべての医薬品や農薬、添加物など、ありとあらゆる化学物質を含みます。
また、交感神経の緊張を持続的かつ強力にするのが、サラダ油や植物油脂などに多く含まれるオメガ6脂肪酸です。このオメガ6脂肪酸の摂取量が多ければ多いほど免疫は過剰に働き、その程度がひどすぎるとサイトカインストームという免疫の暴走をもたらします。
さらに、交感神経が過剰に働くと、眠りの質が悪くなります。
寝つきが悪い。寝たのに眠った氣がしない。朝起きた時に疲れが残る。など、睡眠の質が悪くなりますから、それがありとあらゆる病気に繋がることは容易に想像できることでしょう。
これらのことを何となくでも理解した上で、次の記事をご覧ください。