子どもを授かる前の女性に伝えたいこと!オメガ3脂肪酸が認知機能に与える影響とは?

私がいただいた認知症の相談は、ひとりを除いてすべて女性です。それも、50~60代半ばまでの若年性の認知症でした。

なぜ、女性ばかりなのか?

そう思われる方もいらっしゃるかもしれませんね。でも、ご主人が認知症になれば奥さんはその現実を受け入れ(あきらめ)、面倒を見ることがほとんどでしょう。

一方で、50~60代半ばの主婦が認知症になったらご主人はどうなるでしょうか?

想像できると思いますが、奥さんが50~60代ならご主人もそれと同じか少し上くらいのお年です。つまり、ほとんどのケースでご主人は仕事もしていらっしゃいます。そんな状況で奥さんの介護を続けることができるでしょうか?

もちろん、そんな状況を受け入れ施設に入所するケースがほとんどなのでしょう。ですが、施設への入所ができない、もしくは入所させたくないというご主人もいらっしゃるわけです。

主婦が認知症になるとどんなことが起きるのか?

「このままでは共倒れです!」

偶然なのかわかりませんが、私がいただいた主婦の認知症の状態はほぼ同じような問題を抱えていました。おそらく、だからこそご主人は医者任せにしていられなかったのだと私は想像します。

では、奥さんはどんな状態だったと思いますか?

実は、奥さんたちは料理を作れなくなっていました。

「な~んだ。そんなことか…」

そう思われた方もいらっしゃると思いますが、もちろんその先の話もあります。

奥さんたちはご主人と簡単な会話をすることはできました。最低限のコミュニケーションはできましたし、私との会話もできました。(もちろん、一部は理解と返答ができませんでしたが…)

そのため、ご主人は施設への入所は考えなかったそうです。

ですが、料理が作れなくなった奥さんたちは、例外なく同じ行動をしていました。それは…

料理が作れないので、スーパーで食材を購入してくることでした。

「???」(という方がほとんどでは?)

料理がつくれないが…

繰り返しますが、奥さんは簡単なコミュニケーションはとることができました。また、食事を作らなきゃいけないという気持ちもしっかりあしました。さらに、どうすれば料理が用意できるかを承知していましたし、それに対して行動することもできました。

実は、ご主人たちが困りに困ったのはこの点でした。

1.食事は作らないと…
2.でも、料理は作れない
3.じゃあ、食材を買おう
4.スーパーに買いに行こう

もちろん、奥さんたちはお惣菜の購入はできました。そのため、ご主人は奥さんの様子に違和感を覚えながらも、すぐに氣づかなかったそうです。

もうお分かりかと思いますが、奥さんたちは「料理が作れなくなった」ので、次から次へと食材を買い込んできてしまう日々が続いていたのです。そのため、ご主人たちは例外なく同じことから奥さんが認知症になっていることに氣づかれました。

「あれっ、なにか臭いぞ…?」

そう、買い込んできた食材が腐っていたそうです。また、何気なく冷蔵庫を開けたときの異臭で氣づかれたご主人もいらっしゃいました。

問題は、認知機能が落ちていたため「買ってこないように!」伝えてもそれが伝わらなかったこと。

冷蔵庫を開けると、そこにはさまざまな食材がパンパンに入っています。でも、メニューが頭に浮かびません。また、調理方法もわかりません。そこで、食事の用意をしなければいけないので、スーパーでお惣菜を買うとともにさまざまな食材を追加購入していたのです。

そのため、ご主人が氣づいた時には相当な出費が続いていた上で、慌てて病院にかかった後も奥さんのこの行動は続きました。

どのご主人も、当初はいけないとわかっていても怒ってしまったそうです。でも、怒ったら治るどころか、かえって認知症は悪化してしまいます。また、出費が止まりません。また、病院にかかっても状況が改善するどころか悪くなっていきます。

そのため、藁をもつかむ思いで私を訪ねてきました。

このレベルの認知症は治ります!

結論から言えば、このレベルの認知症はすべて治りました。

一言付け加えるなら、(区別がつけばの話ですが)急に奥さんがおかずのお惣菜が増えたら注意が必要ですね。

また、揚げ物や炒め物のお惣菜は認知症をどんどん悪化させることになります。

つまり、いつも言っていますが、サラダ油を使わないですむ食材と調理をする必要があります。

ですので、奥さんが良くなるまでご主人たちにお願いしたのは、1食はえごま油をかけた卵や納豆、海苔、みそ汁と玄米。夕食は魚缶詰鍋料理でした。

鍋料理なら、一度作れば3~4日なら食材を追加すれば食べ続けることができます。また、仕事をしているご主人もこれなら続けることができます。

動物性たんぱくは魚缶詰(必ず水煮缶を使ってください油漬けを使ったら認知症は悪化します)とゆで卵、野菜は適当に2~3種類を入れて茹でるだけ。もちろん、ご飯は白米やパンをやめてもらい玄米を食べてもらいました。

これに10日間チャレンジを追加しただけ。

このアプローチのメリットは、ご主人もそういった食事で知らず知らずのうちに変わること。面倒に思っていた食事の支度も面倒でなくなりますし、自然の氣持ちも穏やかになります。一時は、スーパーの総菜の影響(オメガ6過剰)で怒りやすくなっていましたが、ご自身が用意したオメガ6が減りオメガ3が豊富な食事で前向きになってくれたことを付け加えてご紹介しておきます。

なお、ほとんどの方は観察力がありません。そこで、上記の取り組みを始める前に、当社の問診票をお役立てください。PDFファイルでダウンロードできます。

↑ クリックするとダウンロードされます。

 

1.取り組みを始める前に問診票をチェック

2.10日後、ふたたび問診票にチェック – 1の問診票は見ない。10日後のチェックが終わったら比較

3.20日後にチェック – 比較

 

「あまり変わっていないな~」そう思っていたのが、「比較したらずいぶん違っていた!」と氣づくはずです。例えば、取組前に頭が重いに「かなりひどい」とチェックしていたのが、10日後には「あり」となっているのかもしれません。こういった細かなチェックを繰り返すと明確に症状の改善に氣づかれることでしょう。

では、今までのは前置きです。ここからが本番、オメガ3が認知機能に与える影響を簡単にご紹介します。

オメガ3脂肪酸が認知機能に与える影響とは?

前述したような認知症対策は、おおよそ今から15年くらい前からご紹介していました。ら、ここ数年で「オメガ3系脂肪酸で認知症が予防できる」とか「認知症の治療に役立つ可能性が…」といった論文が出てきましたのでご紹介します。

ω3系脂肪酸による認知症予防―Up to Date 橋本 道男, 蒲生 修治 2022 年 22 巻 7 号 p. 327-335

論文要旨:ω3 系脂肪酸は,心・血管系や脂質代謝系,さらには脳機能維持に深く関与することが良く知られている。ω3 系脂肪酸,特にドコサヘキサエン酸は脳に多く含まれ,脳機能維持に重要な役割を担っている。否定的な見解もあるが,ω3 系脂肪酸の摂取は,開始する時期や摂取形態を考慮することにより,加齢性認知機能低下高齢者や軽度認知機能障害高齢者の認知機能低下の進行を抑制または遅延させることができ,さらに認知症の発症予防に役立つ可能性がある。

はじめに

わが国では,高齢者の約 15%が認知症またはその予備軍であり,認知症にしめるアルツハイマー型認知症(AD)と血管性認知症(VaD)の割合は,それぞれ 65~70%と 15~20%と報告されている。(中略)

そのような中,2019 年に世界保健機関(WHO)から「認知機能の低下および認知症リスク低減」のためのガイドラインが発表され ,「栄養的介入」が認知症リスク低減因子の一つとして提唱された。

その提言によると,「地中海食や WHO 勧告に則った健康的なバランスのとれた食事は推奨されるが,ビタミン B・E,多価不飽和脂肪酸,その複合サプリメントは推奨されない」と結論づけている。同様に,無作為化比較対象試験(RCT)を系統的にレビュー(systematic review)してメタ解析を行った結果,認知機能低下への ω3 系脂肪酸による改善効果は否定的であった 。

しかしながら,これらの否定的な結論に反して,最近の RCT メタ解析報告 では,ω3 系脂肪酸摂取により加齢性認知機能低下(age-related cognitive decline:ARCD)高齢者,および認知症の一歩手
前である軽度認知障害(Mild Cognitive Impairment:MCI)高齢者の認知機能低下などを予防・進行抑制できる可能性が報告されている。(中略)

ω3 系脂肪酸の代謝

ω3 系脂肪酸投与下では,組織中の EPA と DHA が増加する分,アラキドン酸やアラキドン酸由来の炎症誘発性脂質メディエーターの合成が拮抗的に阻害されることから,炎症反応が抑制される

それに加えて,EPA からは系列のエイコサノイドと E 系レゾルビンが,DHA からは D 系レゾルビンとプロテクチン,そしてマレシンなどのドコサノイドがそれぞれ生合成されて,抗炎症効果などがもたらされる。(中略)

ヒトの場合ではそれぞれの転換率が低く,ALA から EPA は 0.1~21%,DHA は 0.1~9%である。(中略)興味あることに,DHA を豊富に含むが EPA を痕跡程度しか含まないサプリメントを高齢者に単独投与すると(DHA,2152 mg/ 日,EPA,<0.2 mg),赤血球と脳脊髄液中で DHA だけではなく EPA もまた有意に増加したことは,EPA が DHA から逆変換される可能性を強く示唆する。(中略)

脳内での ω3 系脂肪酸代謝

ヒトの死後の脂肪酸分析結果によると,DHA は総脂肪酸の 11~20%と豊富に含まれるが,ALA は約 0.2%,EPA にいたっては 0.1%以下と極めて少量しか含まれない。(中略)脳内の豊富な DHA の大半は直接食事から補給されると考えられる。(中略)

また DHA と同様に脳内に多く含まれるアラキドン酸は,ともにリン脂質の sn-2 の位置に競合的に結合することから,食物中に含まれるこれらの脂肪酸により影響を受ける。そのために,ω6 系脂肪酸と ω3 系脂肪酸の食事バランスの乱れは,心・血管系機能のみならず中枢神経系の機能をも低下させ,脳の発達障害,認知症やうつ病など,様々な精神神経疾患の発症要因の一つと考えられる。(中略)

高齢者や AD 患者の末梢血に含まれた ω3 系脂肪酸は健常者に比べて低いことや,赤血球中 DHA 量の低い群ではMRI 画像上の脳容積が小さく,認知機能テストのスコアも低値を示したことなどから,高齢者の赤血球中の DHA 値が低いことは脳の老化促進や認知症の発症と関係することが示唆される。(中略)

脳における ω3 系脂肪酸の機能・作用機序

ω3 系脂肪酸は,胎児形成の瞬間から老化プロセスおよび脳の老化に至るまで主要な役割を果たすと思われ ,ω3 系脂肪酸濃度の低下は脳機能の低下のみならず,神経変性を引き起こす一因となり得る。(中略)

筆者らは,DHA が Aβ の重合化,特に毒性の強い Aβオリゴマーの産生を抑制することと,その作用機序として,Aβ 分子間でのチロシン架橋によるその重合化を阻害することを明らかにした。さらに DHA は,Aβ 誘発性 AD モデルラットにおいて,脳内 Aβ 沈着抑制効果や抗酸化ストレス作用などに伴い,AD の認知機能障害を予防および改善 することや,赤血球による Aβ の運搬を促進することを見出した

Zhang らによる RCT 試験では,MCI 高齢者に DHA 含有カプセルを 1 日あたり 2 g,24 カ月間投与すると,血清中のAβ 代謝関連マーカーである Aβ-40 と APP mRNA が有意に低下し,認知機能が改善すると報告されている

これらの所見から,DHA の服用は脳内の Aβ の沈着を抑制して,MCI 高齢者の認知機能低下を抑制する可能性があると思われる。(中略)

赤血球膜 DHA 量が多い人は,視覚的記憶,抽象的スキル,および実行機能が高く,さらに層別化解析では,赤血球膜 DHA 量が多い人は低い人に比べて,MRI 画像解析による全皮質容積が大きいこと,17 年間の前向きコホート研究では,血漿EPA+DHA が高い人は,認知機能と内側側頭葉容積の
低下が低減されて認知症リスクが低下すること,が見出されている

ω3 系脂肪酸の摂取効果

大規模な前向きコホート研究調査をまとめたメタ解析結果では,食(魚),魚油,ω3系脂肪酸あるいはDHA 摂取による AD や MCI 高齢者の認知機能低下への抑制効果や認知機能障害改善効果が報告されている。(中略)

1146 報の RCT 研究論文を,ROBINS-E と RoB2.0 法によりバイアスのリスクを評価して,最終的に残った 9 論文について精査した結果,魚を週 2 皿以上食べると AD の発症リスクが 30%低下し,認知機能の低下を防げるとしている。(以下略)

まとめ

「地中海食や WHO 勧告に則った健康的なバランスのとれた食事は推奨されるが,ビタミン B・E,多価不飽和脂肪酸,その複合サプリメントは推奨されない」と結論づけている。と、ありますが、今となったら「WHOが推奨しないことをやると良くなる」というのが新しい常識でしょうね。笑

また、飲用した論文の最後に「魚を週 2 皿以上食べると AD の発症リスクが 30%低下」とありますが、認知症を防げるとは書いてありません。その理由もお分かりですよね?

オメガ6過剰を止めない限り、あくまでも発症リスクを低下させることができません。

今、チクワを食べた人たちの中で認知症も激増していると思われます。

最後まであきらめず、適切に行動されることをお勧めします。

以下の5つはチクワを食べた方はもちろん、不調のあるなしに関わらずすべての人にお勧めしております。

1.10日間チャレンジ

2.減塩を止める – 塩(どの塩を買ったらいいかわからない方はラメールをお試しください)をとる

3.小麦断ち

4.16時間節食

重曹+クエン酸

チクワを食べた方は以下の記事は必読です。お役立てください。

年度末は眠っている家族や親戚。「体調+メンタル」不良を改善する大チャンスかも?
↑ページ内で問診票が無料ダウンロードできますのでお役立てください。

16時間節食(1日の中で16時間以上食べない時間を確保する)は重要ですよ。

病気の臓器細胞は十分な節食時に病気の白血球に戻ります。また、その病気の白血球も赤血球に戻り、その後アポトーシスします。真剣に取り組むことを心からお勧めします。

【拡散希望!】ワクチン打っても食事を改善すれば助かるかもしれません!すべては赤血球の質です

 

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Posted by sinsd