新型コロナウイルス感染拡大と重症化に対する当社の見解!

外れてくれると嬉しいのですが、おそらく新型コロナウイルスによる被害はニューヨーク並みになると想像しております。ご一読ください。

お客様各位

こんにちは。

神仙堂薬局 鈴木邦昭です。

新型コロナウイルスに関して、現時点の情報を元に私見をここで述べさせていただきます。過度に神経質になる必要はありませんが、私は取り返しがつかないほどの大流行を想像していますのでご一読ください。

現状の対応では大流行になるであろう理由

今までの日本がとってきたコロナウイルスに対する対応の基本は次の2点であったと認識しています。

✓ 医療崩壊を防ぐ

✓ クラスターの発生を防ぐ

私も3月中旬までは屋形船やスポーツジムなど、感染経路が特定できていたという報道に甘い認識をしていました。しかし、潮目は確実に変わりました。

まず、東京では4月5日に143人の感染者が確認されました。このうち20代は38人、30代は33人、40代が20人、50代が17人と、働いている世代の感染者の割合が圧倒的に高いという結果でした。

また、4月9日181人の感染が確認され、うち感染経路が特定できない人が122人に上りました。年代別では30代が41人、40代が36人、50代が29人、60代が20人など。幼児4人の感染も判明した。

この事実は、テレビや新聞などで繰り返される密閉・密集・密接いわゆる「三密」を避けることではもはや感染が防げないことを意味していると考えます

通勤電車は以前ほどではありませんが混雑しているようですし、東京在住の長女から「スーパーで買い物したときレジ待ち20分以上だった!」という話も聞いています。

繰り返しますが、都市部では感染経路がわからないケースが7割近くに上りますので、現在の緊急事態宣言のような甘い対策ではアメリカやイタリアなみの十万人程度の感染拡大は防ぎようがないでしょう。

正直、このままなら数十万人程度まで感染が拡大しても私は驚きません。また、少なくとも夏までに収束は困難だとも想像しております。

当社のお客様は感染しても症状の重症化リスクは低いと想像しています!

新型コロナウイルスは約8割の人が感染しても症状が軽いようです。逆に、2割の方は重症である上に、さっきまで新聞を読んでいた患者が2時間後には急変して亡くなるというケースもあるようです。

ニュースなどもほとんど見ていないので「違ったらごめんなさい!」ですが、この重症化で重要なポイントはサイトカインストームだと考えるのが妥当だと考えています。。

※ あくまで現時点での私の知識および以下の論文で報告されている内容から、お伝えできることを記します

インフルエンザ関連肺炎の重症化機序の解析と治療法の検討」 関 雅文, 田中 章貴, 小佐井 康介, 河野 茂 2010 年 84 巻 6 号 689-693

・サイトカインストーム

感染症や薬剤投与などの原因により,血中サイトカイン(IL-1,IL-6,TNF-αなど)の異常上昇が起こり,その作用が全身に及ぶ結果,好中球の活性化,血液凝固機構活性化,血管拡張などを介して,ショック・播種性血管内凝固症候群(DIC)・多臓器不全にまで進行する.この状態をサイトカインストーム(cytokine storm)という.

サイトカインストームは「サイトカイン」の「嵐」という意味ですが、要は新型コロナウイルスに感染したとき、サイトカインが大量分泌されると重症化すると考えていいと思います。

「鈴木さん小冊子難しすぎてわかんないよ!」と、多くのお客様に言われてしまいましたが、2018~2019年はこのサイトカインに関連する小冊子をほぼ2年にわたってお送りしていました。ので、読まれた方はなんとなく想像できるかもしれません。

サイトカインは細胞から分泌される低分子のタンパク質で生理活性物質の総称です。ホルモンと同じように体に必要な生理作用を及ぼしますが、ホルモンが全身性である一方で、サイトカインは分泌した細胞近辺で生理作用を発揮します。

例えば、ウイルスに感染した細胞が炎症を促すサイトカインを分泌します。すると、その周囲の血管が拡張しそこから血漿成分(血液)が間質液に漏れ出します。このとき、同時に免疫細胞が漏れ出してウイルスと戦ってくれます。

これが免疫反応ですが、このときサイトカインストームが起きるメカニズムは次のような病気の発症と同じメカニズムが働いています。

・鼻炎や喘息、蕁麻疹、アトピーなどアレルギー

・起立性調節障害

・メニエール病:めまいや立ちくらみ

・浮腫み:顔の腫れや足の浮腫み

そして、その原因がサラダ油や植物油脂、マーガリンやショートニングなどトランス脂肪酸にあることはご承知の通りです。

これらに含まれるリノール酸(オメガ6)やトランス脂肪酸をとれば、それは細胞に取り込まれます。細胞で使われるオメガ6は、食事でとる脂肪酸の量に相関しますから、その摂取量が多いと炎症性サイトカインの分泌量が増えることになります

その意味で、しばらくの間はとくに外食チェーンやスーパーのお惣菜の揚げ物は禁忌としてください。また、コロナ騒動により冷凍食品やカップ麺の売り上げが5割増と聞いていますが、これらもリスクを高めることになるのはご承知の通りです。

新型コロナウイルスと肺炎について

新型コロナウイルスの感染が重症化すると呼吸が苦しくなります。その仕組みを簡単に理解してください。

肺は「肺胞」と呼ばれる袋(細胞)が集まっている臓器です。肺胞と肺胞の隙間には血管やリンパ管、それらを支える間質で満たされています。(実際は、肺胞と血管は密着している部分が多くあります)

実際には、肺胞と血管は限りなく密着しています

呼吸をすると、空気中の酸素が気管と気管支を通じて肺胞に入ります。この酸素が間質に漏れ、それが血管に吸収されて心臓に集まり、全身に運ばれます。

 

肺炎とは?

一般に「肺炎」の多くは「細菌」が原因で起きる細菌性肺炎です。鼻や口から細菌が侵入し、気管を通って肺胞にたどり着いて感染します。

このときの反応は先にご紹介した免疫反応と同じです。

肺胞が炎症物質(サイトカイン)を放出し、その周囲の血管が拡張します。そこから血漿成分が漏れ出し免疫細胞が細菌を退治しようと働きます。この滲出した血漿成分が肺胞を水浸しにします。

こうなると空気を吸っても酸素が湿潤した血漿成分に邪魔され、血管に取り込めなくなります。それで息苦しくなります。参考までに、肺胞に入った液体は痰になります。

 

ウイルス性肺炎は?

新型コロナなど「ウイルス性」肺炎では、免疫が暴走することで起きる炎症が重症化に大きな影響を与えていると疑われています。これが冒頭にご紹介したサイトカインストームで、これらは「間質」や「血管」に炎症を起こして傷つけていることがわかっています

新型コロナウイルス肺炎に関しても、死亡した方の血管や間質からはウイルスが検出されなかったという報告が出ています。このことからも、ウイルスによる肺の直接的な傷害よりもサイトカインストームのダメージが大きいことを示唆しています

ただし、専門家は「免疫の暴走」としていますが、私はその原因がオメガ6過剰とオメガ3の不足にあると考えています。上記の事実と以下のオメガ6過剰による弊害を重ねて考えれば…

・オメガ6:炎症を促す。血を固める。アレルギー促進

・オメガ3:炎症を鎮める。血液サラサラ。アレルギー抑制

この事実と上記の死亡患者からの報告を重ね合わせると、重症化には次のようなメカニズムが働いていると想像できます。

1.死亡した方の血管や間質からウイルスは検出されなかった

2.肺胞からは炎症性サイトカインが放出されている

3.肺胞にオメガ6が多ければ過剰にサイトカインが放出

4.たどり着いた免疫細胞はサイトカインからの情報に過剰に反応

5.その結果、正常組織である間質や血管を傷つけてしまう

ここでの重要なポイントは、新型コロナウイルスは肺に感染しますが、これによる自律神経の緊張により全身の細胞にそのシグナルが伝達されることです

そのシグナルにより、全身の細胞に入るオメガ6が炎症性サイトカインを放出する。だからこそ、本来局所的な働きをするサイトカインの免疫反応の弊害が全身で起き、免疫細胞による正常細胞への攻撃が続くと考えられます。

理屈はアレルギー症状と同じです。例えば、本来は花粉でアレルギーは起きません。しかし、オメガ6が多ければ炎症性サイトカインが過剰に分泌されてしまいます。免疫細胞は、炎症性サイトカインのシグナルが続く限り過剰に働きます。

大雑把に言えば、免疫細胞の攻撃はタンパク質(異物)の消化です。そこに病原菌などがいるなら別ですが、いないところでそんな反応が起きれば正常組織が痛むのは自然なことでしょう。

つまり、アレルギーは専門家の言うような「免疫の暴走」ではありません。炎症性サイトカインの大量分泌により、免疫は正常に反応しているだけなのです。

これが新型コロナウイルスにおける重症化のメカニズムだと私は考えています。したがって、当社のお客様は重症化のリスクが低いと想像しています。

ただし、現時点でもアレルギー症状や起立性調節障害、発達障害、メニエール病、強度近視、緑内障などがある人は十分な注意が必要です。※ 私は、これらすべてに共通のメカニズムが働いていると疑っています。

たとえ小枝でも、マッチ1本で火をつけることはとても困難です。一方で、マッチ100本なら小枝には容易で火がつくでしょう。また、マッチ1本に火をともすより、100本の方が熱量は圧倒的に大きくなります。

オメガ6は肺胞に限らず、赤血球や血管壁の細胞、脳、心臓、肝臓など、体中のありとあらゆる細胞に入ります。私は、新型コロナウイルス感染における重症化は、オメガ6による炎症性サイトカインの過剰生産にあると考えております。

・サラダ油や植物油脂の排除:オメガ6の摂取量を減らす

・〇〇Aの摂取

基本的に、これで重症化は防げると思っています。が、後に小冊子を送付しますが、細胞内液と細胞外液のバランスも重要です。多くの方が「減塩」をしていると、恥ずかしながら今年の1月に知りました。

新型コロナの予防的な意味も含め、

「塩」を同封しました。1日1人2.5グラム以上とることをお勧めします

なお、塩の摂取に関しては4月中旬以降に小冊子をお送りしますが、新型コロナウイルスの流行もありますので、4月13日までにはHPでPDFファイルをダウンロードできるようにします。今しばらくお待ちください。

健康サポート情報

Posted by sinsd