コロナ禍、強いストレスで感情が乱れがちの方は、そのピンチをチャンスに変えましょう

お客様から、嬉しいお話を聞かせていただきましたのでご紹介します。

「お客さんからのクレームの電話がすごく増えました。

困ったことに、それに対するパートさんたちの対応もひどくて電話越しでケンカになってしまうので…

慌てて電話対応私が変わるのですが、電話切った後その場にいたスタッフたちが驚くんですよ。『なぜ、そんなに落ち着いた対応ができるんですか…?』って。

先生が言ってた『10日間チャレンジやってたら腹立たないよ!』という意味を身をもって体験している今日この頃です。笑」

まあ、こんな話を聞いてもほとんどの方は「胡散臭い」と感じるでしょうね。でも、10日間チャレンジやってみればわかります。

ほとんどの人は本当の性格で人生を歩んでいない!

2021年の暮れから「家族や親戚、知人の性格が変わってしまった!」という話をよく耳にします。

怒りっぽくなった人は多いですね。クレーマーが増えているのはその影響でしょう。

家族内で性格が変わった人がいて、困りに困っているというお話もよく聞きます。

ワクチンを打ってから性格が変わった。そんなtweetばかりですが、断言します。

ほとんどの人はワクチン前も本当の性格ではなかったのです。

犯罪者の食生活を想像してみましょう!

相模原で起きたこの痛ましい事件は、殺害人数19人は当事件が発生した時点で第二次世界大戦後の日本で発生した殺人事件としては最も多く、事件発生当時は戦後最悪の大量殺人事件として日本社会に衝撃を与えました。


元介護施設職員男性の一人暮らしです。食べていたものはコンビニ弁当やパン、カップラーメンといった類のものだと想像しませんか?

秋葉原の無差別殺人も実行犯は一人暮らしの派遣労働者でしたね。


添加物まみれでオメガ6過剰の食事はその人の情緒を乱します。また、摂れば摂るほど情緒は強く乱れます。その結果が殺人という形で現れたにすぎず、ヒトにより家庭内暴力やストーカー、煽り運転、ゴミ屋敷、パワハラやモラハラなどハラスメントなど違った形の問題として現れます。

逆に、適切に食生活を改善(10日間チャレンジを強くお勧めします)すれば情緒は明るく穏やかになります。こころが落ち着き適切に行動することができるようになります。

精神疾患とオメガ3脂肪酸

オメガ3脂肪酸摂取不足は依存症(薬物やアルコール、ギャンブル、ゲーム、SEXなど)を引き起こす原因となります。また、精神疾患もそれは同じです。

精神-神経疾患の発症とn-3系脂肪酸 徳山 尚吾, 中本 賀寿夫 2013 年 39 巻 9 号 p. 511-520

(前略)n-3系脂肪酸の摂取の減少は、アルコール依存、薬物依存、うつ、認知症などの精神疾患やアルツハイマー病やてんかんなどの神経変異性疾患を引き起こすことが明らかになっている。(中略)

うつ病

多国間の地域相関研究において、魚の消費量が多いほど、うつ病の発症率が低いという報告がある。幾つかの大型コホート研究においても、n-3系脂肪酸の摂取が多いほど、うつ病になる危険伊率が低いことが知られている。(中略)

54名の健常者を対象に(中略)EPAとうつ病の間に負の相関があることを明らかにした

うつ病患者の死後脳を用いた(中略)うつ病患者の脳内では(中略)n-3系脂肪酸の濃度低下が引き起こされていることが示唆されている。

さらに、大うつ病患者の死後脳15名と対象患者27名を比較したところ、大うつ病患者の眼窩(がんか)全島皮質におけるDHAが低下(22%)しており、男性(16%)に比べて、女性(32%)において優位に低下していることが報告されている。(中略)

統合失調症

胎児期の低栄養は統合失調症の重要なリスク因子の1つとされている。事実、オランダの冬の大飢饉、中国における大飢饉後に統合失調症患者が増えたとの事例報告もある。

統合失調症患者の死後脳を用いた研究において、前頭皮質におけるDHA濃度が低下していうとの報告もある。

さらに、初発の統合失調症患者と6カ月間抗精神病薬で治療した患者において、初発患者のDHAの低下および血漿中の過酸化脂質の増加が認められ、治療群においてはこれらの値は正常化し、精神症状も改善されていた。

また、DHAやEPAの摂取が統合失調症の認知機能と情動異常を改善するとの報告もある。

心的外傷後ストレス障害(PTSD)

PTSDは生命に脅威が及んだり、悲惨な場面の目撃や身近な物の被害に直面するなどの強い恐怖や無力感を感じる外傷的出来事にさらされた時の恐怖記憶が強度に固定化・再固定化され、恐怖記憶の消去学習が進まない病態と考えられている。(中略)

n-3系脂肪酸がPTSDの予防と症状緩和に寄与することが報告されている。n-3系脂肪酸によって、海馬の神経新生が活性化されると、海馬における恐怖記憶が消失し、PTSD症状が軽減するという仮説を基に、心的外傷患者15名を対象に12週間、n-3系脂肪酸を1.6g/day(DHA1.47g+EPA0.147g)摂取させたオープン試験がある。

結果として、n-3系脂肪酸の摂取はPTSD症状を軽減させ、その機序に血清中のBDNF増加が関与している可能性が示された。(中略)

アルツハイマー病(AD)

オランダのロッテルダムで行われた前向き集団研究において、魚の消費量がADと負の相関を示すことが報告された。すなわち、n-3系脂肪酸の総摂取量、特にDHAの摂取が、ADリスクの減少と関連しているとの結論である。あわせて本報告では、AD患者の血清中のおけるDHA含量が低下していることも確認している。

n-3系脂肪酸やビタミンE、Cなどの栄養素と血漿中のアミロイドβの関係について調査した横断研究によると、n-3系脂肪酸の摂取割合が高い群において、アミロイドβ42の含量が低いことが示されている。(中略)

しかしながら、n-3系脂肪酸を用いた介入研究は、効果なしとの期待外れの結果もある(中略)

疼痛

α-リノレン酸、EPA、DHAなどのn-3系脂肪酸を2.7g以上、3か月間摂取することによって、関節リウマチや月経困難症に伴う痛みが軽減するとの報告に加え、Goldbergらの17のランダムコントロール試験のメタ・アナリシスにおいて、関節リウマチ、炎症性腸疾患や月経困難症などの炎症性疼痛の発症とn-3系脂肪酸との間に関連があるとの報告がある。

さらに、難治性疼痛である神経障害性疼痛に対して、n-3系脂肪酸2.7 – 7.2gを6か月間以上摂取することで、有効であるとの知見もある。(中略)

てんかん

全身痙攣の発症時にDHAを投与することによって、海馬におけるNPDIの合成が促進される。さらに、側頭葉てんかんモデルにおいてNPDIまたはその前駆体であるDHAが、てんかんの発作強度と頻度を減弱するとの報告もある。(中略)

栄養学的、予防医学的にも安全性が確立されている-3系脂肪酸は、新しい治療薬の候補として期待される。(以下略)

まとめ

「n-3系脂肪酸がPTSDの予防と症状緩和に寄与することが報告されている。n-3系脂肪酸によって、海馬の神経新生が活性化されると、海馬における恐怖記憶が消失し、PTSD症状が軽減する」

過去、誰もが強いストレスを伴った嫌な経験があります。それに対し、「あのせいで」と口にする人もいれば「あのおかげで」という人もいます。

実は、この差は「今のその人の調子」を表しています。

「あのせいで」は、今の調子が悪い人。

n-3系脂肪酸を適切に摂ると(10日間チャレンジを強くお勧めします)過去の恐怖・不快記憶が消去され、「あのおかげで」と言えるようになります。繰り返しますが、これは現在の調子が改善したからです。

なぜ、こういったことが起きるのか?

というと、海馬の寿命は約6か月だからです。海馬は6か月で入れ替わりるので、記憶はすぐには消え去りません。

オメガ6が多いと、炎症や不快情動により交感神経が緊張します。と同時に、アドレナリンやノルアドレナリンの分泌でイライラや落ち込みが激しくなります。そのため、情緒が乱れさまざまなことに囚われ悩み続けることになります。

実は、これが過去の嫌な経験(PTSDなど)と繋がる道を広げることになります。

一方で、n-3系脂肪酸の適切な摂取で情動が穏やかになると、気持ちの切り替えができるようになります。また、それにより悩まず、行動が増えますから過去へのアクセスが減少します。

私の経験では、一般的に10日間チャレンジ3カ月を続けると過去の嫌な記憶への評価が変わります。約半分の海馬が入れ替わったころですね。4カ月も続ければ、あれほど悩まされた嫌な記憶がほとんど蘇らなくなったことにお気づきになることでしょう。

最後に、「しかしながら、n-3系脂肪酸を用いた介入研究は、効果なしとの期待外れの結果もある。」

これは、n-3系脂肪酸をとってもn-6系脂肪酸摂取量が多いからですね。

介入研究ですから、サラダ油や植物油脂、トランス脂肪酸、スナック菓子など、深く食生活への関与ができなければ効果がありませんから。

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Posted by sinsd