プライドが高い彼氏は要注意!もしかしてモラハラかも?
「もしかして、彼氏がモラハラかもしれない…」
そんな心配をしている女性が増えているようです。例えば、私はこの記事を書いているほんの2~3週間前、次のような相談を立て続けにいただきました。
「婚約が決まってから、彼氏が些細なことでキレたり暴言を吐くようになりました。このまま結婚したらモラハラで苦労するのでは?と心配です。」
「付き合いはじめの頃は、とても私を大事に思っていると優しく言葉にしてくれていました。『結婚を前提に付き合ってほしい!』とまで言ってくれました。しかし、3カ月も経った頃から機嫌が悪いとひどい言葉を口にします。『キモイ!』『失せろ!』『死ね!』『どっか行け!』『ウザい!』など、フツーそんなこと口にしないでしょ…ということを連発します。これはモラハラではないかと…、このまま付き合って結婚したらどうなるのか?不安で仕方ありません。」
こんな話をしてくれた女性二人ですが、どちらの彼氏にもモラハラに通じるある共通する特徴がありました。それが、「やたらとプライドが高い!」という点です。
そこで、この記事ではプライドが高すぎる人について、次のことを明らかにします。
- プライドが高すぎるのは、実は弱っているから
- プライドが高すぎる男性は、結婚後モラハラになる可能性がある
彼氏のことは好きだけど、結婚後のモラハラが心配。そんな女性に、この記事をお役立ていただければ幸いです。
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1.プライドと自尊心の違いとは?
プライドとは、自尊心や誇りという意味です。ですが、この自尊心や誇りの意味をしっかり理解すると、「プライドが高い」ことについて負の側面が見えてきますのでご紹介しましょう。
1-1.自尊心と誇り
自尊心とは、自己を肯定する態度です。自分(自己)の肯定(自己肯定感)は、人格や情緒の安定に重要な要素であり、自尊心はそこに必要な感情とされています。
重要なのは、自尊心は他者からの評価は求めない心であることです。「他人からどう思われているだろう?」といった要素を抜きに、自分が自分をどう思ったり、感じたりするかというものが自尊心。あるがままの自分を認める力とも言えるでしょう。
したがって、誇りというのも他者からの評価を求めるものではありません。自分自身の存在や行いについて、自らそれを名誉とする感情です。
1-2.自尊心の特徴
自尊心とは自己を肯定する態度ですから、次のような特徴があります。
- 自分に自信がある
- 自分の存在そのものを尊いと感じる
これらに他人の評価を求めませんから、次のような特徴もご理解いただけることでしょう。
- 自分の欠点も受け入れることができる
- うまくいかないことがあっても、あきらめずにチャレンジする
- 気持ちが安定している
つまり、自尊心は知識や学歴、財産、容姿などから生まれるものではありません。素のままの自分を肯定できる状態が自尊心だと言えるでしょう。
2.プライドが高いとは?
自信から生まれるのが自尊心ですから、そこに傲慢なこころはありません。礼儀をわきまえた真摯な心持ですから、自分を大切にすることはもちろん、人も大切にします。また、自尊心に他者の評価は関与しません。その一方で、プライドが高い人は、自分の価値を人との比較で決定します。
3.プライドが高い!その心理とは??
実は、プライドとは「自分がすごい!」とか「自分は素晴らしい!」と思い込むこと。つまり、妄想にすぎません。そしてそのプライドの高さの裏には、次のような心理が働いています。
- 劣等感がある
- 常に、他者と自分を比較している
- 自分の欠点が許せない
- 失敗を恐れている
- 不安感がある
こういった心理が働いているため、プライドが高いモラハラな彼氏には次のような傾向があります。
3-1.自分の非を認めず謝ることができない
「モラハラな彼は自分の非を絶対に認めません。その非は、私の友人だけでなく彼の両親も認めるものであっても、絶対に認めずもちろん謝ることもありません。」
自分の非を認めることができない。これは、プライドが高い人。モラハラな彼氏にはよくある傾向です。そしてその理由も、前述したプライドの高い人たちの傾向から容易に想像できることでしょう。プライドが高い人、モラハラな彼氏には劣等感があります。素の自分に自信がありませんから、非を認めたら自分が壊れてしまうことになります。そこに防衛本能が働きため、自分の非を認めることも謝ることもできません。
3-2.責任転嫁をする!
「ちょうど、〇〇さんから他の仕事を頼まれてしまったので…」
「それなら××(部下)に頼んでおいたはずなのですが…」
責任転嫁とは、自分が引き受けるべき任務や責務を他になすりつけることです。そして、プライドが高い人は責任転嫁も得意です。そしてその心理には次のような傾向があります。
- 自己愛が強い
- 怒られる(非を認める)ことが怖い
前述したように、モラハラな彼氏は自分ができる人間だと思い込んでいます。その一方で、いつも不安を抱えていますし劣等感がありますから、非を認めると人格が崩壊することになります。それを阻止するため、反射的に人に責任を押し付けてしまいます。これもまた、自己防衛本能が働いた結果です。
3-3.論点をずらしたり逃げたりする!
「私の彼は、自分の非がごまかしきれなくなると突然関係のないことを口にしはじめます。例えば先日も『そんな言い方はおかしくないか?』と、逃げ切れないと思ったとたん、私の話し方について突然怒りはじめました。やたらとプライドも高いし、彼はモラハラなのでしょうか?」
自分に都合の悪い話の流れになると論点をすり替える。もしくは、「もういいや!」とか「お話にならない!」と、話をシャットアウトするのもプライドが高いモラハラ彼氏の得意技のひとつです。そしてこれもまた、自分の身を守る行為であることは誰がお解りでしょう。
3-4.逆キレする!
自分の非を認めることができず、他人に責任を押し付けたり、論点をずらしたり、逃げたりする。それでも逃げ切れなければ、プライドが高い人たちは逆キレします。このことからも、モラハラな彼氏はいつも不安を抱えていることが想像できます。
「窮鼠猫を噛む」と言いますが、猫が目の前にいたらネズミは不安でたまりません。しかし、それも限界になれば、ネズミは猫に襲い掛かることになる。同じように、ウソや責任転嫁も通用しないとわかれば、モラハラな彼氏は逆キレすることになります。
4.なぜ、プライドが高いことがモラハラな彼氏のメリットになるのか?
実は、プライドを高くすることは、モラハラな彼氏にとってとてもメリットがあります。その点につてい説明しましょう。
4-1.努力しなくてすむ!
「こんな話なら俺にだってできる!」
「こいつの話し方チョームカつく。〇〇大学出身のくせに…」
モラハラな彼氏は、自分より優れた人を嫌います。また、偉そうに振る舞う人も嫌いです。そのため、そういった人を否定する言葉を口にします。なぜなら、その裏には次のような心理があるからです。
- 俺も威張りたい!
- 俺も優れている!
これは容易に想像できると思いますが、さらにここには「努力したくない!」という心理も隠れています。自分より優れた人を否定すれば、自分が劣っていること隠すことができます。また、自分を磨く必要もありません。ひがんでいるヒマがあるなら、努力すればいいと思いませんか?
4-2.できない自分から逃げることができる!
ある女性が同じ会社に努める彼氏について、次のような話をしてくれました。
「私の彼は高学歴でプライドが高いのですが、仕事はできません。そのため、上司がメモをとるように指示するのですが、その注意すら守りません。また、指示されたやり方やスケジュールも守ることができません。
高学歴ということもあり、入社当初はとても期待されていました。また、私もその高学歴にひかれたこともあり、お付き合いをするようになりました。しかし、再三というより、ほぼすべての仕事でミスをします。当初は低姿勢で謝ったものの、最近はムッとして上司に食って掛かるようになりました。
それでも彼は、私の前ではプライドが高いままで、『あのやり方は効率が悪い』とか『みんな工夫が足りない』、『イノベーションというのがわかっていない!』など屁理屈を重ねています。そんな彼は、些細なことでキレたり揚げ足をとるような会話に終始しますが、これはやはりモラハラでしょうか?」
もう説明は要りませんよね。プライドを高く保つと、このような保身ができます。これもまた、自己防衛本能が働いた結果であることは明らかでしょう。
4-3.プライドが高い人とは、変化に対応できない人たちだ!
- 勉強はできる
- 知識はある
でも、仕事ができない人は少なくありません。そして、こういった人にプライドが高い人が多いのも事実です。そしてその理由は、変化に対応できないから。勉強の場合、答えが決まっています。その一方で、仕事は答えがひとつではありません。自分なりによりベターな答えを提示し、それがうまくいかなかったらやり方を変える。この積み重ねができるかどうかが、仕事ができるできないの差となります。
つまり、プライドが高ければ、その変化に対応せずにすんでしまいます。したがって、プライドが高い人に仕事ができない人が多いのもうなずけることでしょう。
5.プライドが高い彼が結婚するとモラハラ夫になる理由とは?
私の経験では、プライドが高い彼氏は結婚後、モラハラ夫になる可能性が高いと考えています。そしてその理由は、プライドが高い人が「不安」を抱えている人たちだからです。その辺りを詳しく説明しましょう。
5-1.はじめから不安を抱えているからこそ、プライドが高くなる!
実は、不安を抱えている人とは、すべて脳の扁桃体が‟はじめから”不快という信号を発している人たちです。
この扁桃体と呼ばれるセンサーは、情報を「快」か「不快」いずれかに評価しています。目や耳など、五感からの情報や私たちが考えたことなど、すべての情報はこの扁桃体の評価を受けます。そのため、この扁桃体が不快という評価を続けていると、本人もカン違いしていることと気づかずに「不快」な判断をすることになります。だからこそプライドが高いモラハラ彼氏は…
- 責任転嫁をします
- ウソをついてでも言い訳をします
- 都合が悪くなると話をそらします
- 人を否定する言葉を発します
- 逆キレをします
また、脳がはじめから不快という情報に満ち溢れていますから、自分に自信がもてません。さらに、虚勢をはることはできますが、その場その場の場当たり的な対処に終始しますから脈略がありません。やることに一貫性がなくなりますから仕事ができないのも自然なことでしょう。これは別記事「モラハラの原因」で詳しく説明しておりますので参考にしてください。
くり返すと、脳に「不快」という情報が居座っているからこそ見聞きすることが不快とカン違いし…
- 都合が悪くなるとウソをついたり責任転嫁します
- さらに都合が悪くなると話をそらしたり逆キレします
- 人を否定する言葉を吐きます
また、自分のやったことも「不快」という情報に上書きされますから、どうしても自信がもてません。「不安」になりますから、仕事ができない人が多いのも当然です。
5-2.仕事ができる人がいるのはなぜ?
そんなプライドが高い人の中には、一定割合で仕事ができる人もいます。プライドが高く、仕事ができる。その上で、モラハラな言動に終始する彼氏がいるのも事実です。そしてその理由は、脳の報酬系という回路の働きによります。
この報酬系は「予期報酬」、つまり「こうすれば儲かる!」といったときに快感物質であるドーパミンを大量に分泌します。すると、脳は快感に満たされ、快適に働くことができます。よく、ろくに仕事もせず本も読まないのに、競馬新聞で3時間も4時間も馬券検討をしている人がいますが、これが「競馬に行けば儲かるかも?」という予期報酬の状態です。
同じように、人により仕事の成果でこの報酬系が活発に働く人は、仕事ができるようになります。ドーパミンは強烈な快感物質であるため、前述した扁桃体はその分泌により「快」の評価をします。しかし、一旦ドーパミンの分泌が終われば、モラハラな人はすぐに不機嫌な状態になります。そしてそれは、次のようなケースで明らかです。
5-3.結婚前は優しかった彼が、結婚後にモラハラ夫に豹変した!
「このデートコースに連れて行けば…」
「このプレゼントで気に入ってもらえるかも…」
結婚前の彼は、こんなことを考えます。このとき、前述した報酬系が働くことになるのは容易に想像できることでしょう。「こうすれば結婚してくれるかも…」と、予期報酬が働きドーパミンが大量に分泌されるからです。そのため、このときその人がモラハラな人であっても優しく振る舞うことができます。
一方で、結婚してしまうと予期報酬は働かなくなります。ドーパミンは分泌されません。したがって、モラハラな人はその素の言動が表出することになります。これが、結婚前は優しかった彼が、結婚後にモラハラ夫に豹変した。その理由です。
まとめ
ほとんどの方は、モラハラの専門家が言う「モラハラの加害者は自己愛性人格障害者」や「モラハラの唯一の解決策は縁を切る(離婚)こと」などを信じていらっしゃることでしょう。ですが、私は経験上、それが明らかなマチガイだと断言できます。
この記事で紹介したように、モラハラな彼氏やプライドが高い人は「弱っている」人たちであり、その原因は体の内部情報にあります。したがって、それを改善すればこういった問題は解決できます。もし、真剣に解決を望んでいる方は私の著書をお役立てください。
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