多汗症も詐欺だとご存じでしたか? – 手汗やわき汗、足汗、寝汗は同じ仕組みで起きる!
当社の問診票では汗についての質問項目があります。
手汗やわき汗でお悩みの方なら、「なぜ、多汗症(たかんしょう)の質問項目があるのか?」不思議に思われるのかもしれません。
いつも言っていますが、病名とは医者が作った記号にすぎません。また、病名=記号ですから詐欺です。したがって、多汗症も詐欺。今回はそのお話をご紹介します。
※ 詐欺ですから多汗症も自分で治せます。
多汗症もまた詐欺だった!
「夫のモラハラで悩んでお世話になっていましたが、夫のモラハラが改善していったらいつの間にか手汗も出なくなっています。」
「小学生の低学年から不登校を繰り返していた娘は、中学に入って手汗とわき汗を氣にするようになり完全に不登校となりました。中2になる直前の3月に鈴木先生の本に出合いましたが、体の不調も不登校も完全に解決し、学費免除の特待生で高校に入学できました。手汗も体が発するSOSだったんですね。」
「手汗がひどく、手術を申し込もうと悩んでいたところで鈴木先生の本に出合いました。朝起きが苦手で足も浮腫むので『まずはこちらを試そう!』と決断。結果的に大正解でした。朝もスッキリおきれますし、毎週のように通っていたリンパマッサージも行く必要なくなったし、手汗もまったく氣にならなくなりました。ありがとうございます。
多汗症の説明は?
多汗症の説明で「緊張や不安、気持ちの持ち方などの精神的な原因による発汗ではなく、身体機能の失調により引き起こされる病的な発汗を指す。」とありますが…
多汗症は、交感神経が失調し、体温上昇とは関係なくエクリン腺より汗が過剰に放出される疾患である。 頭部・手・脇・足裏に多く見られる。 緊張や不安、気持ちの持ち方などの精神的な原因による発汗ではなく、身体機能の失調により引き起こされる病的な発汗を指す。 1996年(平成8年)4月より、治療に健康保険が適用されるようになった。
手汗やわき汗で悩む方は、当社の問診票の精神面の項目のチェックはほぼ「かなりひどい」か「ひどい」でした。
でも、医学では「精神的な原因による発汗ではなく」と言っています。矛盾していると思いませんか?また、もし異常な発汗を氣にしている方なら、上記問診票をご自分でチェックしてみましょう。
少なくとも「なし」とチェックする方はいないですよね。
さて、これはいったいどういうことなのでしょうか?まずは、自分の頭で考えてみましょう。
確認してください!
異常な発汗でお悩みの方は、それぞれの汗について次のことを確認してください。
手汗:手首よりひじの間をあちこち揉んでください。痛みを感じるところがありますよね。
わき汗:肩こっていますよね。また、肩を指であちこち押すと痛みを感じるところありますよね。
頭や顔の汗:首こっていますよね。首を指であちこち押すと痛みを感じるところありますよね。
足裏の汗:ふくらはぎあちこちもんでください。固いし痛みを感じるところありますよね。
寝汗:体バリバリでしょう。背中も含め、体中あちこちこっていますよね。
ということで、「身体機能の失調により引き起こされる病的な発汗を指す」と言う指摘は正しいのです。
交感神経への言及!
多汗症の説明には次のような指摘もあります。
「多汗症は、交感神経が失調し、体温上昇とは関係なく」
では、交感神経の働きを簡単に確認しておきましょう。
まず、交感神経は活動の神経です。そして、活動の神経が働くと血液は筋肉優先で送られることになります。これは、筋肉が血液から酸素やブドウ糖、栄養といったエネルギー源の供給を受けているからです。つまり、交感神経が働くと、活動がスムーズにできるよう筋肉にたくさんの血液が送られます。
ここで質問ですが、異常な発汗で悩む人は以下の消化器系についてもチェックをしてみましょう。
思い当たる胃腸の不調、きっとたくさん見つかったことでしょう。
その理由も簡単で、交感神経が働くと胃腸への血流が減少するからです。そのため、胃腸が十分に活動できなくなり、ヒトにより違った形で消化器系等の不調が現れます。
重要なので繰り返しますが、ヒトの体は十人十色です。よって、消化器系への血流減少の結果も十人十色。また、その程度も十人十色となります。
いずれにしても、異常な発汗がある人は消化器系の不調が必ずありますが、それは何も不思議なことではなかったのです。
交感神経が働くと分泌されるのは?
・ボクシング史上最悪“耳噛み切り事件”、タイソンが心情を告白「殺してやろうと思った」(動画あり)
さて、サッカーの選手が試合中に頭突き。ボクシングの選手が試合中に相手の耳をかみ切ったり、別の選手が世界戦で相手を抱え投げたりと信じられない行為に至っています。
なぜ、こんなことが起きるのか?というと、これもまた交感神経の働きが原因です。
交感神経が働くと、アドレナリンやノルアドレナリンが分泌されます。そして、これらのホルモンは次のような情動を招きます
・アドレナリン:不安・恐怖
・ノルアドレナリン:怒り・イライラ
これら二つのホルモンは交感神経が強く働けば働くほど大量に分泌されます。そのため、彼らは簡単に言えば「我を失った」わけです。
結婚されている方なら一度くらい経験があるのではありませんか?
夫婦喧嘩をしていたら、その喧嘩の原因とはまったく関係のないことを口走っていた。
これも「我を失った」一例ですね。そして、喧嘩をしているときもまた交感神経が強く働いています。
映画で経験があるはずです!
「ハ~」
家でスリラー映画などを見ていてCMとなると、思わずため息をつきますよね。
これは緊張して映画を見ていたため、自然と呼吸が浅くなったことを意味します。CMで緊張がほぐれ、浅かった呼吸を回復しようとため息をついたわけです。
そして、異常な発汗に悩む人はよくため息つくはずです。
中には息苦しいとか酸欠感を訴える人もいらっしゃることでしょう。その理由もわかりますよね。緊張しているとき、交感神経が働いています。怖がっていると深い呼吸ができなくなるのです。
では、もう一つ思い出してください。
ドキドキハラハラする映画を見終わったら…
「手汗がびっしょり!」
そんな経験は誰もがしていますよね。
どうです。繋がりましたか?
まとめ
結論を申し上げます。
異常な発汗で悩む人とは、はじめから交感神経が過剰に働いている人たちです。そのため、「手に汗握る」状態が続いているため異常な手汗となります。
足汗は、主にふくらはぎで手に汗握る状態が起きています。脇汗は肩で。頭や顔の汗は首で。寝汗は全身が手に汗握るような緊張が続いています。
したがって、眠りにも問題が生じています。交感神経が過剰に働いているため、休息時に働くべき副交感神経がしっかり働けなくなっています。
そのため、うまく眠れません。眠れても朝疲れがとれていなかったり、寝た気がしない日も多々あるのではありませんか?
つまり、寝ている時から過剰に交感神経が働いています。そのため、睡眠時も血流は筋肉優先で送られます。また、目が覚めると誰もが交感神経の働きが強くなりますが、異常な発汗がある人は睡眠時よりもさらに交感神経が強く働くことになります。すると、次のようなことになります。
強い筋トレで筋肉痛になる。
そのため、私の経験では手汗がひどい人には〝手が震える″という方が少なからずいらっしゃいます。これも、筋肉疲労が原因であることは明らかです。
ということで、多汗症の方からのご相談/カウンセリングもお待ちしております。ただし、以下の生活を1か月以上続けてからお申し込みください。
慢性的に交感神経が働く原因の多くはサラダ油や植物油脂、トランス脂肪酸にあります。オメガ6過剰摂取を止めない限り多汗症は絶対に治りません。上記を1か月続け、以下のページのように問診票で改善を確認してください。
・何らかの不調がある人。副反応・副作用で苦しんでいる人はこちらをお役立てください!