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FrontPage>ダウンロード・資料請求>フラッシュバックとは?

「急にまた、暴れるようになりました!」

暑くなったせいでしょうか、とくにここ数日ですが、

  • ずっと穏やかだったのですが、また、息子が暴れるようになってしまったのですが・・・
  • 優しくなった主人が、どうも、このところ機嫌が悪いようで。ずっと良かったのに、なにが悪いの でしょうか?

みたいなご連絡が増えています。これらは、毎年のことですが、原因は扇風機でした。

また、あるうつ病の男性ですが、彼はある日を境に会社に行けなくなりました。

とび職だった彼に、私は「雨に濡れたりしなかったかね?すごく冷えたりとか・・・」と聞くと、予想どおり、彼は「すごい雨が降ったなかで2時間近く仕事をした!」というお話をしてくれました。

さて、いったいなにがおきているのか?

今週は、そのあたりを確認していきましょう。

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◆ フラッシュバック!
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強いトラウマ体験(心的外傷)を受けた場合に、後になってその記憶が、突然かつとても鮮明に思いだされたり、夢に見たりする。

心的外傷後ストレス障害(PTSD)や急性ストレス障害の特徴的な症状のうち1つである、こういった症状を「フラッシュバック」と呼びます。

過去の体験を連想させる、何かのきっかけがおきたとき、あるいは、何かそした刺激を受けたとき、「あのとき」と同じ感情や情動がよみがえります。

このとき、「あのとき」の情景や記憶も一緒になってよみがえることになります。

ここで感情と情動について、確認しておきましょう。

感情とは、怒りや怖い、苦しい、悲しい、心配などのこと。

一方の情動ですが、私はその感情の元になる「快」「不快」というおおざっぱな反応だと定義しています。

たとえば、注射をうつ。このとき、不快という情動が生まれ、それに注射という情報で「痛い」という意味がつく。

鬼面の旦那さんを見て、脳は瞬時に「不快」という情動をだし、それにその鬼面の旦那さんから「怖い」という意味がつきます。

重要なのは、私たちは目で「見た」あとで、なにがおきたのか?わかってから反応していると思い込んでいますが、そうではないという事実です。

それは次のようなケースで明らかです。

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ヘビを見るとドキッとします。

◆ポイント1 ヘビを見たとわかっていない

ヘビを見て(たと思って)ドキッとしたとき、このときヘビを見たとわかっていません。

その証拠に、誰でもいちどくらいは「ヘビだと思ったらヒモだった!」という経験があります。

また、もちろん「ヘビだった」ということもある。

◆ポイント2 確認して感情が生まれる

ヘビだとわかっていないのに、私たちはドキッとします。

つまり、ヘビのようなとぐろを巻いたようなものを見ると、私たちの脳(扁桃体)は「不快」という評価をします。

これが瞬時に自律神経系に届けられ、私たちの体はびくっと反応することになります。

また、一方の流れで、この情報が知性脳(右脳左脳)に届けられ、「なぜ不快なの?」という質問がうまれることになります。

それを視覚で確かめることにより、それがヒモだったなら「安心」という気持ちに。ヘビだったなら、「怖い」という感情が生まれます。

これらは、ある意味「不快」という情動に知性脳が意味をつけたことになります。

◆ポイント3 扁桃体と記憶

カンタンにいうと、
扁桃体は、五感からの情報を安全かどうか評価判定するところ。

そしてその評価は、「快」「不快」ととてもおおざっぱなもの。

ヒモだと思ったらヘビだった!

これでは命がいくつあっても足りませんから、まずはマチガッテもいいから「危険を避ける反応」を優先させています。

重要なのは、この扁桃体が反応したとき、私たちはその理由をさがす点。経験を糧にするといいますが、以前どんなことがおきたのか?そういった記憶が呼び覚まされます。

◆ポイント4 扁桃体と体の反応。そして記憶。

扁桃体が「不快」という評価をする。

このとき、私たちの体は反応します。それも、不快なとき、私たちの体は必ず「緊張」という反応をしているはずです。これは例外はありません。

そしてこれらの情報がワンテンポ後に知性脳に届けられ、「なぜ緊張したのか?」「なぜ不快なのか?」という確認作業がおこなわれます。

このとき、私たちの経験が糧になります。つまり、関連するような情報が記憶から呼び覚まされることになります。
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なんとなくお解りいただけましたでしょうか?

扇風機をかけて、それを体にあてて寝てしまった。

いちどは穏やかな生活をとりもどしていた子供たちですが、寝ている間に、子供たちは体が緊張しまくってしまいました。

試してみればわかりますが、扇風機の風を当て続けると不快です。どう説明していいのかわかりませんが、とにかく同じところに風をあてて、気分の良い人などいません。

そして、体が緊張しているという情報は、扁桃体には「不快」という評価をさせることになります。

これは、冷たい風にあたったとき、熱を逃がさないように寒さを避けることからもあきらかです。

◆ 誰も、不快な理由を認識できない!

ポイントはここです。

扇風機の風で体が緊張し、脳では「不快」という情動がうまれている。

ですが、ヘビなど(注射や怖い人、冷たい風など)と違い、このとき「不快」の理由をさがすことができません。ヒモも確認できませんから安心もできません。

つまり、意味づけができないわけです。

そのため、人はそのときおきたことに「不快」の意味を求めることになります。そのため・・・

・家族の「おはよう!」という言葉も不快に
・いつもなら大好きな朝食も不快に
・お母さんの笑顔も不快に
・学校に行くことも不快に

と、とにかく何でもかんでも不快に感じます。

これが家庭内暴力であり、DV、モラハラなどの原因。

とび職の彼が、雨に濡れて冷え、うつ病になったのも同じことが原因です。

つまり、情動というものは、その人により「精神疾患」という結果として表出することもあれば、問題のある言動、人格や性格の問題としてあらわれることもある。

さらに、知的障害や発達障害などとしてあらわれることもある。

これは、私の経験からもあきらかなこと。

そういったことからも、まずは

しっかり栄養をとり、体調を整える。

そして、何がおきるのか?観察してみる。

きっと元気になります。























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