【無知は罪!】やはり、1日3食は悪い習慣だった!しっかり‶食べない!〟ことの方が重要でした。
私は25年くらい前から1日2食で、2022年の10月から基本1日1食、水・土・日は昼食に日本そばを食べるので1日2食という生活を続けています。なお、私は間食はありません。
なぜ、こんな生活にしていたかというと、その理由は簡単です。
食べて得る栄養やエネルギーより、消化・吸収に使われるエネルギーの方が多いのではないのか?
私も40代半ばまで、焼き肉食べに行ったり、チャーシュー麺が好きで毎週のように食べに行ったりしてきました。また、安価な外食中華チェーン店などにも通っていました。
家で焼きそばやお好み焼きをホットプレートで焼いた時など、腹がパンパンになるほど食べていました。
そんな食事内容でしたから、食べる回数を減らさないとダメだと思って1日2食を続けてきました。
ただし、旅館などに泊まった時は未だに朝ごはん食べていますけど…
今回、「本当の妊活」について本を書いていますが、いろいろ調べていて知見があったのでご紹介します。
本当に「無知は罪!」だと再認識しましたので、今後の食生活改善のヒントとしていただければ幸いです。
妊活の本で利用したいのでアンケートにご協力ください。
1日3食摂るから具合が悪くなる!と、言ったら…
まずは、隠されていた事実をご紹介します。
・大腸はエネルギー源にブドウ糖を使いません
・小腸はエネルギー源にブドウ糖を使いますが、それは全体の5~7%にすぎません
大腸と小腸のエネルギー源はなに?
大腸のエネルギー源は短鎖脂肪酸です。
一方で、小腸のエネルギー源はグルタミンが50~60%で、ケトン体が15~20%です。グルタミンは血中に最も多く含まれている遊離アミノ酸で、ケトン体はブドウ糖が枯渇したときに肝臓や小腸上皮で産生される短鎖脂肪酸です。
ケトン体とは?
ケトン体はアセト酢酸とβ-ヒドロキシ酪酸、アセトンの3つの総称でミトコンドリアで産生されます。ケトン体の75%はβ-ヒドロキシ酪酸で、エネルギー源として利用できるのがこのβ‐ヒドロキシ酪酸とアセト酢酸です。
これらは水溶性脂肪で、肝臓から血流を介して心臓や筋肉や腎臓や脳などの組織に速やかに運ばれます。また、正常細胞のミトコンドリアで代謝されてエネルギーとなります。
ただし、赤血球はミトコンドリアを持たないのでケトン体はエネルギー源になりません。赤血球はブドウ糖だけをエネルギー源として利用します。
小腸のエネルギー源からわかること!
小腸はブドウ糖をエネルギー源と5~7%利用しています。昨日、私は夕食(1日1食)摂りましたが、その時間は40分でした。1日は24時間=1440分ですから、40分は36分の1です。また、もし1日2回なら18分の1となります。
小腸がブドウ糖をエネルギー源として利用するのが、この食事時だと想定すると辻褄が合うような氣がしませんか?
また、ケトン体は血中のブドウ糖が枯渇しないと出てきません。さらに、小腸最大のエネルギー源がグルタミンなら、小腸は飢餓時を想定して、そのエネルギー源を選定していたことになります。
したがって、ケトン体が産生されるような食生活が求められます。
短鎖脂肪酸はどこからやってくるのか?
大腸のエネルギー源である短鎖脂肪酸には酪酸やプロピオン酸、酢酸の3つがあります。これらは皆、大腸内で腸内細菌が産生しています。また、腸内細菌が短鎖脂肪酸を産生するには、食物繊維を摂る必要があります。
重要なのは、食物繊維が十分なら短鎖脂肪酸が増える一方で、少なければ産生される量は少なくなる点です。また、大腸内はケトン体濃度は血中ケトン体濃度の3倍程度に保たれています。さらに、腸内細菌はケトン体を取り込み短鎖脂肪酸を産生できます。それも、食物繊維より効率的に産生しています。
この事実はとても重要です。
まとめ
小腸は飢餓時を想定し、主要なエネルギー源をグルタミンやケトン体として利用してきた。また、飢餓時は食物繊維も摂れなくなるが、腸内細菌はケトン体から短鎖脂肪酸を産生する。また、この短鎖脂肪酸は大腸のエネルギー源となる。この事実は、ヒトの体は優先的に酪酸を確保していることを意味します。
既述の通り、ケトン体は血中のブドウ糖が枯渇しないと産生されません。ならば、1日3回しっかり食べていたら小腸や大腸は慢性的な機能不全となるでしょう。
・1日2食まで。それも、16時間以上食べない時間を確保すること。
・1週間で2日連続で食べない日を設ける。
・1日食べて1日食べない。
など、しっかり「食べない日を設ける」「食べない時間を確保する」ことが必要だとあらためて確信したのでお伝えしました。
なお、今回の事実以外にも小腸と大腸、短鎖脂肪酸、食物繊維はさまざまな働きに関与しています。
「本当の妊活!」の本にその辺りのことを詳しく書いていますので、参考にしていただければ幸いです。
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