不登校、令和5年は平成3年と比較して8倍強の35万人に!それでも「こころの問題?」
小中学生の不登校が急増しています。
【発表】不登校の小中学生、過去最多の約35万人に 文科省https://t.co/M4gqlop71r
文科省は増加の要因として、不登校に対する理解が広がり、無理に学校に行かせなくてもいいと考える保護者が増えたことなどを挙げている。一方、小中高校などでのいじめの認知件数は73万2568件で過去最多となった。 pic.twitter.com/QopnnC7aGr
— ライブドアニュース (@livedoornews) October 31, 2024
コロナが約20万人だったのが、約35万人と、たった4年で1.5倍となりました。
以前にも指摘していますが、18年前の2006年にはスクールカウンセラーの全校配置が完了しています。また、少子化で児童数は減少しています。が、不登校児童数が激増しています。
したがって、不登校は「こころの問題」が原因ではありません。「こころの問題」は結果であり、不登校の直接の原因は「食」にあります。これは、起立性調節障害も同じです。
と、言っても〝少子化下の不登校数激増!″はピンとこないと思いますので、平成3年度、平成18年度(スクールカウンセラー全校配置が完了)、令和2~5年度の小中児童数と不登校児童数を表にしてみました。
ご覧の通り、平成3年度と比較して令和5年の児童数は500万人強減少しています。一方で、不登校児童数は約6万7千人が34万6千人と5倍強に増えています。これを児童数を分母にした不登校児童数割合にすると、なんと8倍強となります。
「不登校」は〝記号″に過ぎない!
いつも言っていますが、不登校は「学校に行けなくなった児童」につけた名称(記号)に過ぎません。病名と同じで、例えばガンと起立性調節障害と聞けばほとんどの人は「まったく別の病気」と考えます。関連を疑う人など〝ほぼ″いないでしょう。でも、もちろん関連は〝大有り″です。
また、起立性調節障害とアレルギー発症には同じメカニズムが働いています。これは以下の著書でもご紹介していますのでご確認ください。
「30日で朝「スッキリ目覚める」体質にする方法!: もう、起立性調節障害で悩む必要はありません。」
さらに、以下の論文(1997年発表)でも鼻炎と起立性調節障害、喘息と起立性調節障害の合併発症を指摘しています。
・成人喘息患者における起立性調節障害の合併頻度について 櫻本 美輪子, 姫野 友美, 他 1997 年 46 巻 11 号 p. 1123-1131
(前略)日比らは、鼻炎などのアレルギー疾患をもつ患者についてODの合併頻度を調査し、小児群の79.2%、成人群の88.3%に合併を認めた、と報告している。(中略)
成人発症喘息患者42名について、ODの合併頻度を検討したところ、64.3%にODの合併を認めた。(以下略)
つまり、アレルギー疾患と起立性調節障害、不登校(これは病名ではないけど)は名称(記号)は違えど共通する原因があります。
なお、以下は起立性調節障害の児童(当社のお客様)におけるアレルギー発症率の表です。ご覧の通り、OD発症の本人はもちろん、そのお母さん方も有意にアレルギーを発症していることがわかります。
遺伝ではありませんよ!
不登校児童数と特別支援在籍者数
同じベクトルで、不登校は特別支援在籍者数と関連があることが以下のグラフから想像できることでしょう。
念のため再掲載しますが、平成22年からの不登校児童数の増え方と比較してみてください。
このふたつのグラフを見て、相関を疑わない人は〝ヤバイ!″ですよ。そんな人は、よほど食事の内容が悪い食生活をしている人でしょうね。
近視との相関も明らかです!
近視。
そう聞くと、ほとんどの人は何も考えません。が、これも不登校と関連します。
不登校数や特別支援在籍者数と同じように、グラフは右肩上がりですよね。また、以下のように、当社のお客様(OD患者)の2割以上が強度近視、そのお母さんに至っては25%以上の方が強度近視でした。
この事実は、起立性調節障害が続けば続くほど近視が悪化すること。強度近視のリスクが高くなることが容易に想像できます。また…
お母さんが強度近視であれば、子どもが強度近視や起立性調節障害を発症するリスクが高いことを意味します。
その事実を、医学は〝遺伝″と指摘しています。が、これはもちろん詐欺です。
たった数十年で遺伝的素因が強化されるわけがありません。1970年代、強度近視はもちろん、アレルギー疾患や起立性調節障害を発症する人はごくわずかであり、私自身、起立性調節障害という病名を知ったのは先にもご紹介した著書を書いた前年のこと。
「30日で朝「スッキリ目覚める」体質にする方法!: もう、起立性調節障害で悩む必要はありません。」
ついでに上記平成22年と令和2年、令和4年の不登校児童数を表にしてみました。
特別支援学級在籍者数が2.74倍、不登校児童数が2.81倍。驚くほど似ていますよね。
それでも、これは偶然だと思いますか?
まとめ
不登校はこころの問題ではありません。
また、不登校は病名ではありませんが、明らかに「アレルギー疾患」や「近視」、発達障害などと相関します。もちろん、不登校の半数以上は起立性調節障害でしょう。
ほとんどの人は病名や名称で騙され続けている。
この事実にはやく氣づいてください。
OD児童に限らず、その母親にアレルギーや強度近視が高頻度に発症している。
その理由は遺伝ではありません。
では、どこに原因があるのか?
参考にしていただければ幸いです。