通常よりカカオが多く配合された高級チョコレートの実態! – カドミウムやカビ毒まで
「げっ、チョコレート効果に添加物が入っていた!」
昨日、私ははじめてチョコレート効果の成分表示を確認しました。妻が買ってくるので裏面見ることもなく何も考えずに食べてきましたが、現在の在庫をもって止めることにしました。
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そう、お伝えしましたが、以下の安部さんの記事で捨てることにしました。涙
通常よりカカオが多く配合された高級チョコレートの実態です。
【平気で「高級チョコ」買う人が知らない残念な真実】 意外な「落とし穴」があった!あなたは大丈夫? #東洋経済オンラインhttps://t.co/sglFyYVcNE
— 東洋経済オンライン (@Toyokeizai) February 10, 2023
・平気で「高級チョコ」買う人が知らない残念な真実 意外な「落とし穴」があった!あなたは大丈夫?(転載元:東洋経済オンライン)
(前略)
■高カカオチョコレートには「落とし穴」も存在する
近年、高級チョコレートが人気を集めています。有名店・専門店のトリュフなどもあるのですが、今回はスーパーでも買えて、ちょっと値段の高い「高カカオ(ハイカカオ)チョコレート」について考えてみたいと思います。
というのも、昨今、「高カカオ(ハイカカオ)チョコレートが健康にいい」として大きな注目を集めているからです。
健康にいいとされる根拠はチョコレートの成分・カカオに含まれる「カカオポリフェノール」。
高血圧や動脈硬化を予防して「心臓病のリスク」を下げる、「腸内環境を整える」などの健康増進効果があるとされているのです。
また糖質の吸収を抑える作用、中性脂肪を抑える作用もあるとされ、ダイエット効果も期待できるともいわれているそうです。
こうした高カカオのメリットを裏付ける研究や論文も世界中でたくさん出されています。
この「カカオポリフェノール」を含むカカオが高配合されているのが「高カカオ(ハイカカオ)チョコレート」です。
カカオ配合の規定はありませんが、一般的なチョコレートが20~30%程度なのに対し、60~70%以上含まれるものが「高カカオチョコレート」と呼ばれているようです。
しかしこの高カカオチョコレート、本当に体にいいのでしょうか? そこにはメリットばかりではなく「落とし穴」も存在すると私は考えています。
たとえば、2008年に国民生活センターが「高カカオをうたったチョコレート」についての報告を行い、「さまざまな注意」を喚起しています。
以下、簡単に報告の内容をまとめてみましょう。
【1】高カカオチョコレートは「脂質」が高い
まず「脂質」の問題です。チョコレートは、そもそも脂質が高い食品です。
報告書では「高カカオチョコレートはさらに1.2倍から1.5倍もの脂質を含むものもあり、食べる量に注意する必要がある」としています。
「高カカオチョコレートをもし 50gを摂取したとすると(テストした銘柄の1パッケージ当たりは 45~117g)、脂質を20.4~26.8gとることとなり、100g摂取したとすると、ほとんどの銘柄がそれだけで30~49歳女性の総脂質の1日当たりの摂取目標量をとってしまうことになる」というのです。
その人の活動量によって違いますが、1日当たりの摂取量は、30~49歳の場合は45.6~68.3gとされています(厚生労働省 日本人の食事摂取基準(2020年版)より)。
50gで1日の半分、100gで1日分の脂質をとってしまうというのです。
「日本人の体を壊す『隠れ油とりすぎ』の深刻問題」などでも再三述べてきたように、日本人の「脂質のとりすぎ傾向」を私は大変憂慮しています。
チョコレートの場合、商品によっては、100g当たり40~50gなど、非常に脂質が高いのです。50gだったら、半分は「油」ということになります。
これは深刻かつ重大な「盲点」だと思います。
■「チョコ=“油”を食べている」と思う人はあまりいない
ところが、チョコレートの表示を見ると、「個別包装1個当たり」「1枚当たり」「1箱当たり」などバラバラでわかりづらいのです。
「個別包装の1個(5g)当たり脂質2g」などと書かれていると、「脂質は少ししか入ってないんだな」と思ってしまいがちです。
そもそも、チョコレートを食べるときに「油を食べているな」と思って食べる人はあまりいないのではないでしょうか。
いくら「カカオポリフェノール」にダイエット効果があるといっても、同時に脂質を大量に摂取したのでは、どこまでその効果が期待できるのか、私には甚だ疑問です。
【2】「テオブロミン」「カフェイン」に注意
チョコレートに含まれる成分の「テオブロミン」や「カフェイン」には気管支拡張、利尿、興奮などの生理作用があるといわれます。
高カカオチョコレートには、この「テオブロミン」や「カフェイン」が普通のチョコレートの4倍も含まれるものもあったそうです。
■大量摂取には気をつけるべき
報告書では「健康な人が嗜好品として楽しむ分にはいいが、これらの成分に感受性の高い人や、気管支拡張薬を使っている人は、摂取に気をつける必要がある」としています。
「テオブロミン」には集中力を高める、疲労回復などの効果があるとされますが、それは適度にとった場合。大量摂取には気をつけるべきだと思います。
ちなみに「テオブロミン」は犬猫に対しては中毒作用があるため、食べさせてはいけません。
【3】「ニッケル」「カドミウム」などの金属、カビ毒「アフラトキシン」の問題
さらにこの報告書では「ニッケル」や「カドミウム」などの金属の問題も指摘されています。
チョコレートは「ニッケル」を比較的多く含む食品ですが、高カカオチョコレートには普通より多くの「ニッケル」が含まれており、50g食べるだけで1日の摂取量をとってしまうことになるそうです。
「ニッケル」はミネラル分として人体に微量は必要ですが、多くとりすぎると金属アレルギーを発症するリスクも懸念されます。
また、「カドミウム」は「イタイイタイ病」の原因物質で、毒性の高い物質です。
報告書では高カカオチョコレートには「すぐに健康被害を及ぼす量ではないが、銘柄により、カドミウム含有量に差が大きい」としています。
さらに金属ではありませんが、高カカオチョコレートからは「アフラトキシン」という毒性のあるカビも、微量ながら検出されたそうです。
結論として、カカオにはたしかに健康増進効果はあるものの、摂取しすぎると、かえって健康を害してしまうリスクもあるといえます。
つまり高カカオチョコレートは「カカオポリフェノール」という体にいい成分がたくさん摂取できる一方で、「健康に悪影響を及ぼすもの」も摂取してしまいかねないという「二律背反の問題」が潜んでいるのです。
この国民生活センターの調査は2008年とやや古いものですが、高カカオチョコレートの「根本問題」を指摘していて、その「問題の構図」は今もあまり変わっていないのではないかと思います。
■チョコのおいしさの決め手は「口溶け」と「香り」
またこれらとは別問題として、高カカオチョコレートはカカオが高配合されている分、「苦み」が強くなっています。また、ほとんどの高カカオチョコレートは「甘さ」がひかえめとなっています。
もちろん嗜好はそれぞれですが、「値段が高いわりにはおいしくない」と思う人もいると思います。
私も正直言って、高カカオチョコレートを「おいしい」と思ったことはあまりありません。辛党代表で甘いものは日ごろ口にしませんが、食べるなら「普通のチョコレート」を選びます。
無理に健康効果を期待して、さほど「おいしい」と思えない高カカオチョコレートを食べるよりも、普通のチョコレートを少量食べるほうが断然いいと私は思うからです。
チョコレートのおいしさの決め手は「口溶け」と「香り」です。
たとえば日本の昔ながらの板チョコなどは、口溶け、香りとともに非常に完成度が高く、本当においしいと思います。
チョコレートはあくまで「嗜好品」です。「健康にいい」と思わせるような表示がされていても、くれぐれもとりすぎに注意してください。
「値段が高いのだから、さぞかし味もよく健康にもいいのだろう」などと妄信せず、「落とし穴」という「デメリット」「裏側」もありうることをきちんと知ってください。
そのうえで、それでも買うならば、とりすぎには十分注意し、おいしいと思えるものを適量、食べるのが一番だと思います。
・高カカオをうたったチョコレート(結果報告) 独立行政法人 国民生活センター 平成20年2月6日
(前略)最近になり使用しているカカオ分の割合が多いことをうたった「高カカオチョコレート」が、ダイエットに効果があるといったことがメディアで紹介されたこともあったためか、各社から発売され、種類も急激に増え、売り上げを伸ばしている。
しかし一方で、高カカオチョコレートはカカオの含量が多いことから、脂質が多くエネルギーは相対的に高い。さらにカカオ豆自体には、利尿作用や興奮作用のあるテオブロミンやカフェインが含まれていたり、アレルギーを起こす人がいる食品の一つとしても知られているため、摂取には注意を必要とする食品である。
さらに、近年、残留農薬やカビ毒の一種であるアフラトキシンが、チョコレートの原材料である生鮮カカオ豆から検出され、積戻しや廃棄が行われていた報告もある。(中略)
まず、脂質についてですが、カカオ豆にα-リノレン酸(オメガ3)は含まれません。100g中、リノール酸(オメガ6)が3%ほど含まれるようです。他から十分どころか必要以上のリノール酸食べているのですから、ヒトによりますが1日に食べて良いと思われる量は10~15g程度が限界でしょう。
私がもし鼻炎や蕁麻疹、アトピーなどアレルギーがあるなら、高カカオのチョコレートは食べませんね。
確かにテオブロミンが多いですね。よって、喘息の人は食べないことをお勧めします。また、アレルギー発症のメカニズムを前提にすれば、鼻炎やアトピー、蕁麻疹などの人も控えた方がいいでしょう。
表の一番下に「体重50キロあたりの上限」とあります。
・カドミウム:350ug/週
・ニッケル:550ug/日
カドミウムは土壌又は水など環境中に広く存在します。そのため、米や野菜、果実、肉、魚など多くの食品に含まれており、米から摂取する割合が最も多いとされています。
国立医薬品食品衛生研究所における平成19(2007)年度の調査結果によると、日本人は日常食からカドミウムを1日21.1ug摂取しているようです。
・日常食からのカドミウム1週間の摂取量: 21.1×7=147.7
・上限 – 日常食のカドミウム:350 – 147.7=202.3
森永のカレ・ド・ショコラを1週間に500g食べると上限超えますね。まあ、そこまで食べる人はいないと思いますが、でもカドミウムはあのイタイイタイ病の原因物質です。上限が350であってもできる限り避けた方が良いに決まっています。どうしても食べるなら、やはり1日2~3個が限界でしょう。
また、チョコレート効果では95%が24で86%が15です。カカオが9%増えただけで、カドミウムの量がおおよそ1.6倍ですね。それをカレ・ド・ショコラに当てはめたらどうなるでしょうか?
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カレ・ド・ショコラは70%が45です。86%なので単純にチョコレート効果と同じではありませんが、カカオの量は16%も増えています。よって、1.6倍くらいになるのは自然ではないでしょうか・
45×1.6=72
300g食べたら上限値を超えてしまいますね。
私は1日1枚(5g)食べていただけなのでごく微量(1.2)ですが、チョコレート効果99%は在庫を消費して止めます。
アフラトキシン
アフラトキシンについて調べたところ、非常に低いレベルではあるが、高カカオチョコレートの9銘柄で4種類のアフラトキシンの総量が0.1~0.7ppb検出された。(中略)検出されたアフラトキシンの量は、極めて少量であり、JECFAのリスク評価なども考慮するとすぐに健康被害を引き起こすお汚染量ではないと思われる。
極めて少量とありますが、カビ毒ですからね。
そもそもコロナ禍、国が作った機関が日本国民を病気にする目的だったというのがハッキリしたわけですから、「健康被害を引き起こす汚染量ではない」というのがウソのような氣がします。
また、アフラトキシンは12銘柄中9銘柄から検出されたということでしが、銘柄の開示がありません。よって、手に入りやすい日本製品が該当すると思われます。なぜなら、より多くの日本人が病気になるからです。
ということで、ここ数十年で発売された加工食品に安全安心な物などほとんどないことが改めてわかりました。後は、あなたの判断です。
バレンタインデーにカレ・ド・ショコラは「あげない」「もらわない」ことをお祈り申し上げます。