うつ病が治らないのは何故なのか…? – 日本の精神疾患患者数は何と約615万人(令和2年)

20人に1人。

日本の精神疾患患者数(入院+外来)が約600万人(令和2年)という話ですから、人口(約1億2千万)の5%が精神疾患詐欺被害者ということになりますね。

上記リンクサイトのグラフでわかりますが、精神疾患患者数は令和元年の419万人が〝わずか1年″で30%近く増えたことになります。そして、この令和2年は西暦2020年、コロナパンデミック詐欺が開始された年です。

過度かつ持続的にストレスを受けやすくなるヒトたち…

繰り返しますが、令和元年に約400万人だった精神疾患患者数が、翌年に約600万人と急増しました。この事実を、私は次のように想像しています。

 

1.コロナ禍、もともとストレスを受けやすくなっていたヒトたちが、(偽装)パンデミックのストレスで精神(こころ)が崩壊した。

2.コロナ禍、フードデリバリーやネット通販の需要が大幅に伸びていることから、調理済の食材を食べる頻度が大幅に上昇した。また、これらを食べることにより、より過度に、かつ持続的にストレスを感じやすい体質(精神状態)となった

 

調理済み食品の特徴

何度も何度も指摘してきましたが、冷凍食品やコンビニ食、宅配ピザ、ファーストフードなどはオメガ6脂肪酸やトランス脂肪酸、添加物などがたっぷり使われています。

また、オメガ6が過剰となると、体内に炎症が生じます。さらに、添加物などは、その炎症を過度に強めるだけでなく、持続させることになります。

同じことは先日の記事「歯周病の原因は? – 実は、歯周病菌は歯周病のきっかけにすぎません。では、真犯人は?」で起きていることを指摘しました。

歯周病は、歯周病菌がきっかけで起きます。もし歯周病菌が歯周病の原因なら、歯科における歯の掃除で解決できるはずです。しかし、現実には何年歯の掃除に通っても、ほとんどのヒトの歯周病は進行しています。

つまり、歯周病菌が存在した際、歯茎の炎症が過剰かつ持続的に続いた結果が歯周病の悪化です。

一見、歯周病とはまったく関係の無い精神疾患ですが、同じシステムが働いています。事実、うつ病の患者さんには炎症反応が高いことが確認されています

 

 うつ病を含む精神障害のなかに炎症反応が高い群が存在し、ストレスや免疫異常よる慢性炎症状態が神経を傷害しうつ病態を引き起こす炎症仮説が注目されている

食品成分の抗炎症作用と精神障害の予防効果 天谷 亮介, 山内 貴史, 須賀 万智 2024年 47 巻 5 号 105-109 より引用

 

炎症反応が高いとどうなるのか?

炎症反応が高いと、精神面はどうなるのか?

単純に、ストレスを受けやすくなります。

健康なヒトならそのまま受け流すような出来事も、炎症反応が高いヒトは過剰かつ持続的に反応します。その典型例が煽り運転やパワハラ、モラハラ、虐待、カスハラなど。同じベクトルで、夫婦喧嘩も頻繁になります。

その意味で、車の横入りなどで腹を立てるなど、些細なことで感情が高ぶるヒトは注意が必要ですね。

では、炎症を鎮めるとヒトはどうなるのか?

精神疾患やストレスを受けやすいヒトは、炎症反応が高くなっている。

ならば、炎症を鎮めて上げたらどうなるのでしょうか?

オメガ3は炎症を鎮める働きがある!

 

1998年に9カ国の地域相関研究において一般に魚の消費量とうつ病の罹患率が逆相関することや、魚の摂取量が多い群は少ない群と比較してうつ病リスクが低い(相対危険度0.83)ことが報告されている。

Hamazakiらによる日本の大学生(4,190人)を対象とした横断研究では、魚の摂取頻度と抑うつとの間に負の相関が見られ、男女を分けたサブ解析では、特に女性に魚摂取と抑うつに強い相関が示されている

さらに、Suらが行った合計2,240人の不安症を抱える人を対象とした19件の臨床研究のメタアナリシスでは、n-3系脂肪酸の摂取により不安症状が軽減すること、また身体疾患や精神疾患等の臨床診断を抱えている場合にその効果が高いことが報告されている

食品成分の抗炎症作用と精神障害の予防効果 天谷 亮介, 山内 貴史, 須賀 万智 2024年 47 巻 5 号 105-109 より引用

 

炎症を鎮めるというアプローチはトラウマ(PTSD)にも有効です。

 

筆者らは、東日本大震災時、災害派遣医療チーム隊員のPTSD症状緩和を目的に、172名をDHA群と心理教育群に割り付けたランダム化比較試験を実施した。

女性では有意差が認められ、DHAがPTSD症状軽減に有効である可能性が示唆され、その外的妥当性も確認された

オメガ 3 系脂肪酸からうつ病・不安にアプローチする 松岡 豊 2020年 31 巻 1 号 25-29 より引用

病気に対する不安も軽減します!

 

がんに罹患した 49%は中程度以上,7%は重篤ながん再発不安を抱え,生活の質や社会機能の低下が問題となっているが,(中略)アルファリノレン酸が高いほどがん再発不安が低いという有意な関連を認めた

オメガ 3 系脂肪酸からうつ病・不安にアプローチする 松岡 豊 2020年 31 巻 1 号 25-29 より引用

ポイントは食生活への介入です!

上記論文では、「女性は」という記述があります。が、実は、これには明確な理由があります。

例えば、メニエール病やメマイ、立ちくらみ、天気病などは、男性より女性が圧倒的に多いという傾向があります。さて、その理由は…?

それは、男女間による体内水分量の存在があります。

男性に比べ、女性は丸みを帯びた体形であるため勘違いしているヒトが多いのですが、実は、女性は男性に比べ体内水分量比が低くなります。具体的には、男性は体重の6割が水分ですが、女性は55%程度です。

このたった5%の差により、男性に比べ女性は浮腫みの影響をより受けやすくなります

30日で足が「むくまない体質」にする方法!

ここではサッと流しますがポイントは…

 

1.体内で炎症が生じると、必ず浮腫が起きる

2.浮腫みが生じることでメマイや立ちくらみ、台風などの低気圧で体がダルクなる

3.足が浮腫むヒトが疲れやすいのは、体力の問題ではなく浮腫みが解消されれば解決する

 

ということで、既述の通り歯周病と精神疾患も関連がありますが、またまた一見何の関係の無いメニエールやメマイ、立ちくらみ、天気病、足の浮腫みなども関連があることがお分かりいただけたことでしょう。

病名は詐欺。

体内で炎症が生じた時、ヒトによりその症状の表出が少しずつ違ってきます。

西洋医学はそれらをグルーピングし、病名(記号)をつけて私たちを洗脳しています。治るはずもないのに薬を処方し、やる必要のない検査でさらなる病気が生じる方向に誘導している。この事実に一日も早く氣づかれるといいですね。

まとめ

歯周病と精神疾患、メマイなどが関連することがお分かりいただけたことでしょう。

また、メマイは起立性調節障害の患者さんには付き物ですよね。

30日で朝「スッキリ目覚める」体質にする方法!

さらに、起立性調節障害の患者さんの多くは足の浮腫むヒト、朝顔が腫れぼったいヒトが多いという特徴もあります。

さて、いったいどこまで関連するのか?

炎症を促すのがオメガ6。炎症を鎮めるのがオメガ3。

歯周病における歯周病菌と同じように、そのきっかけをつくるのがさまざまな薬の服用や保存料、防腐剤、着色料、農薬など異物の摂取です。これらは直接的にも体を傷つけますが、オメガ6による過剰かつ持続的な炎症が起きるキッカケになるのです。

この記事を読むヒトのほとんどは何らかの問題を抱えていることでしょう。

今すぐ10日間チャレンジを生活に取り入れましょう。

 

10日間チャレンジ!, Blog’s

Posted by sinsd