ビール好きの方へ。安い商品は「良心的!」ではなく「安かろう悪かろう」が正解だった!
つい先ほど、私が食べていたチョコレート効果95%に添加物が入っていることを知りました。
「成分表示を見て買いましょう!」
偉そうに、そう言い続けていましたが、私はほとんど買い物行かないので成分表示を一度も確認していなかったことに氣づきました。お詫び申し上げます。
そこでふと思いついたのが、毎日飲んでいるサッポロ黒ラベルはどうなのか?
実は、こちらも原材料名を確認したことがなかったのです。反省
ここで問題になるのはコーン、スターチです。なぜなら、コーン、スターチはトウモロコシから作られるから。果たしてこれが遺伝子組み換えが使われているのか?氣になったので調べてみました。
・2022年度ビールの原材料に関する公開質問・ビールメーカー4社の回答結果 (転載元:Tanet)
当会は2014年度より、大手ビールメーカーのアサヒビール(株)、キリン(株)、サッポロビール(株)、サントリービール(株)に、ビール及び発泡酒、新ジャンル(第三)のビールなどの原料に使われているコーン及びスターチ、糖類について、非遺伝子組み換え(NON-GM)か否かを公開質問しています。9回目となる今回は2022年11月に実施し、トレーサビリティに関する質問を加えています。
調査を始めた2014年当時、ビールや発泡酒などの原材料であるコーン及びスターチ、糖類はNON-GMトウモロコシから作られたものを使用していました。当会ではビールメーカーにNON-GM原材料を使い続けてもらいたいとの思いと原材料への関心を高め、広く知らせるためこの公開質問を始めました。
切り替え時期はメーカーごとに異なりますが、全社、「長期的安定的な調達・供給」を理由に、トウモロコシ起源の糖類は、遺伝子組み換え不分別(GM)由来の原料に切り替えています。また、ゲノム編集トウモロコシの原料使用については、全メーカーが「現時点では未定または予定はない」と回答しています。
補足:バイテク情報普及会(https://cbijapan.com/about_use/usage_situation_jp/)の「日本の遺伝子組み換え(GM)作物の輸入量推定(2019年)」によると、日本は穀物トウモロコシについては100%約1600 万トンを輸入に依存しており、近年、輸入しているトウモロコシの内、GMトウモロコシ推定輸入比率は91%です。
NON-GMは1割未満と推定され、加工食品やビールなどに使用されるコーン、スターチなどの食品原料並びに飼料となっていると思われます。
【各社への質問】
質問1 貴社製品原材料のコーンとスターチ、糖類を使用している場合について、非遺伝子組み換え(NONGMO)か不分別かをお教えください。
質問2 非遺伝子組み換えの原料を使用している製品に関して、今後不分別のものに切り替える予定はありますか。予定がある場合、その理由と時期をお教えください。
質問3 既に不分別の場合、切り替えた理由とその時期をお教えください。
質問4 今後のゲノム編集トウモロコシを原料とするコーン、スターチ及び糖類使用についてお教えください。
質問5 トレーサビリティについてお教えください。原料の入荷記録の保存、製品の出荷記録の保存、製造ロットと入出荷ロットの対応付け記録
結論から言うと、黒ラベルはセーフでした。
アサヒはダメですね。
キリンは微妙。ひとつずつ調べる必要がありそうです。
サッポロはビールはセーフ。発泡酒と第三のビールはアウト。
サントリーもひとつずつ確認の必要がありそうです。高価格ブランドのプレミアムモルツへの回答が無いのは驚きです。
・2021年3月 2020年度ビールの原材料に関する公開質問ビールメーカー4社の回答結果について(転載元:Tanet)
(前略)
調査を始めた2014年当時、ビールや発泡酒等の原材料であるコーン及びスターチ、糖類は非遺伝子組み換え(NON-GM)トウモロコシから作られたものを使用していました。これは食品用に輸入したNON-GMトウモロコシ110万トンの約半量にあたり、食品全体のNON-GM原材料の調達に大きな影響を及ぼしていました。そのため、当会ではビールメーカーにNON-GM原材料を使い続けてもらいたいとの思いとそのことを広く知らせるためこの公開質問を始めました。
しかし、残念ながら2015年の調査では、2015年初頭よりメーカー4社は糖類を遺伝子組み換え不分別(GM)由来の原材料に切り替えていたことが分かりました。
以後、ビールのコーン及びスターチは非遺伝子組み換え原材料を継続して使用、発泡酒及び新ジャンル(第三のビール)、ノンアルコールビールテイスト飲料に使用されている糖類は不分別のトウモロコシを使用しています。サントリービールの新ジャンルの糖類には非遺伝子組み換え由来のものを使用しています。(以下略)
この2回の調査から、発泡酒や新ジャンルは避けるのが賢明ですね。
「黒ラベルが大丈夫でよかった~」
ホッとしました。笑