些細なことでイライラや落ち込みがあるなら、サラダ油やトランス脂肪酸を控るべき理由とは?

「夏休みに友達と連絡をとり何度か遊びに出かけました。子供のころから中学のときまで、ほとんど友達と遊ぶことがなかったので本当に嬉しいです。」


この子は高校1年生の女の子。彼女は高1の4月まで…

調子が悪くなると「ヒトが怖い」とか「死にたい」、「生きている意味がわからない!」とひどく落ち込んでネガティブな発言を繰り返していました。

また、友達から話しかけられても緊張して返事ができません。したがって、友達もできません。こんな調子ですから小学生の時に不登校になり、中学生になっても休むことが多々ありました。

そんな彼女は中3の10月から10日間チャレンジを実行するようになると、それ以前と比べて随分マイナスな言葉やネガティブな思考も変わってきました。そして、幸い希望していた高校に入学できました。しかし…

入学式の次の日、やはり「友達が怖い!」と学校を休んでしまいました。

「鈴木先生、『もう怖くて学校に行けない!』と言って…」

この時の、電話越しに感じるお母さんの落ち込み様を私は忘れることができません。でも、私は次のように即答したこともハッキリと覚えています。

「お母さん、大丈夫!首のアイソメトリック運動とストレッチをやれば、10日くらいで言っていることが変わるから!」

 

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10日間チャレンジは10月より大幅に値上げとなります。あらかじめご了承ください。

 

脳内における慢性炎症がイライラや落ち込みを招く!

私が10日間チャレンジをお勧めするのは、精神疾患の基礎的な病態として慢性炎症の存在が示唆されているからです。(論文:精神疾患におけるミクログリアを介した神経免疫仮説

私は10数年ほど前から上記のような論文を元に、うつ病やパニック障害、モラハラ、DV、不登校、起立性調節障害、発達障害といった問題への対処を考え続けてきました。そこでたどり着いた結論が、

脳における慢性炎症が負の感情振れ幅を確実に広げる。という事実です。

 

脳内の炎症が大きければ大きいほど情動に流されやすくなる!

脳内の炎症が大きければ大きいほど、些細なことで過敏に反応します。本来イライラする必要のないことでも烈火のごとく怒ったり、逆に落ち込んだりします。それが精神疾患はもちろん、モラハラや不登校、ゲーム依存などにつながることになります。

言い換えると、脳内の炎症は負の情動を強くします。些細なことで「カチン!」ときて、しかもそのカチン!を引きずることになります。最近話題の「煽り運転」などはその典型ですね。

逆に、脳内の炎症が鎮まれば負の感情の振れ幅は狭くなります。イライラや落ち込みが少なくなりますし、怖いとか不安という気持ちも少なくなります。

重要なのは、これが表情として表出されるという事実です。

表情とは脳における扁桃体の評価の表出です。扁桃体は情報を「快」「不快」のいずれかと、大雑把な評価を下すところ。目や耳など五感からの情報に限らず、体内情報も一度は必ず扁桃体に届けられてその評価を受けます。

脳に慢性炎症があると、扁桃体はどうやら「不快」という評価を下すようです。そしてこのとき、表情は乏しくなります。そして、一日のなかで表情が乏しい時間が長ければ長いほど、感情(情動)に振り回される傾向が強くなります。不登校や起立性調節障害の子どもたちがゲームやスマホに依存しやすいのも、情動に流されやすい状態になっていることが原因です。

私は精神疾患やモラハラ、不登校、起立性調節障害などの原因の多くはここにあると考えています。事実、こういった問題を抱えているヒトは表情が乏しく、逆に、脳内の炎症が鎮まるに連れて表情が柔らかくなっていきます。笑顔がどんどん増えて口数が多くなります。

 

コミュニケーションの質は扁桃体の評価のバロメーター

ヒトは精神状態が悪いとき、コミュニケーションの質は次のように両極端になります。

 

・一方的に話し続ける。しかも、内容は否定的で、グチや批判が多い。

・返事をしない。

 

 

脳内の炎症が大きければ大きいほど、コミュニケーションの質は上記のどちらかに大きく振れます。そして、炎症が鎮まれば、前者なら否定的な話が減ります。グチや批判をしなくなりますし、聴く耳が出てきます。

後者もそれは同じで、返事をするようになります。また、状況が改善すればするほど返事は単語から文章になりますし、もっと改善すれば表現が豊かになります。例えば、聴いたことの先まで答えるようになったりします。

当然ですが、コミュニケーションの質が良くなるに比例して表情も柔らかくなります。笑顔が増えますから、下記のように親は嬉しくなります。

42019-09-15 → 実際のレビューはこちら

  • 商品の使いみち:実用品・普段使い
  • 商品を使う人:子供へ
  • 購入した回数:リピート
3度目のリピートです。
高2の娘が朝起きられず学校に行けなくなった事がきっかけで飲み始めました。
半信半疑で始めたラケシスAとアミノGabaでしたが、効果の高さを実感しています。
サプリだけではなく、ストレッチ体操と食生活の改善、特に揚げ物やアイス、ジュースなどを制限して、青魚と荏胡麻オイルを摂るようにしています。
体調の波はまだありますが、毎日学校に行っている娘を見ると、本当に嬉しいです。
顔色も良くなり、落ち込むことも少なくなり、明るくなりました。
台風や低気圧の日は、いつも具合が悪くなっていましたが、最近はかなり良くなっています
ただ1つ、もう少しお値段が下がると家族全員でしっかり飲めるのになぁ…というところで★4つです。
朝起きられない理由はそんなところにあったの???と驚く事ばかりで、悩んでいる方に、ぜひ知って欲しいです。

 

ヒトが怖い!など、過剰な不安ははじめから緊張しているから!

実は、2019年の2月にやっとわかったことがあります。それは、「ヒトが怖い」とか「極度の高所恐怖症」、「パニック障害」は筋肉が少なすぎたら治らないという事実です。

したがって、精神疾患や不登校、起立性調節障害などの問題を抱えるヒトは首のアイソメトリック運動とストレッチをやらなければいけません。というのも、これらの問題を抱えるヒトは例外なく「首のコリ」を訴えていたからです。

 

首のコリは緊張と言い換えることができる!

情けないことですが、私はずっと「首がコル」というお客様の訴えを鵜呑みにしてきました。しかし、2019年の1月頃やっと気づきました。

「確かに首はコルけど、それって筋肉が少なすぎるからではないのか?」

頭の重量は子どもでも4キロ程度あります。成人なら5キロでしょうか?

首の筋肉はそれを支えるわけですから、筋肉が少なければカンタンに緊張します。そしてその緊張は、緊張する場面でさらに強くなります。また、この緊張という信号は脳の扁桃体に届けられます。すると、扁桃体は「不快」という評価をします。

身がすくむ。と言いますが、ドキッとしたとき体が硬直します。これは、扁桃体が強く「不快」と評価した情報で、瞬時に交感神経が緊張するからです。逆に、冷たい風を感じれば同じように身がすくみます。また、注射をされるときも自然に力が入ります。以上のように、体が硬直するとき扁桃体は「不快」という評価をします。

重要なのは、この情動体験は体の反応(緊張)とともに脳に記憶されています。そのため、緊張が強くなると過去の辛かった記憶が呼び覚まされます。

 

冒頭の女の子は?

私は自信をもって「首のアイソメトリック運動とストレッチ」をお母さんに勧めました。残念ながら、調子が落ちた彼女は自分でやってくれません。そのため、お金で釣っていただきました。が、それでもダメ。そこで、お金で釣った上で「あたし(母)が押すからあんたは耐えなさい!」と、お母さんに頭を押してもらい、本人はその押す力に耐えてもらいました。

話はずれますが、今年4月からだけでも同じような話は10数名ほといらっしゃいます。本人がやってくれないのでお母さんがせっせと押す。それを続けると先に私が指摘したようなことが起こります。

「言っていることが変わります!」

冒頭の女の子は、この首のアイソメトリック運動とストレッチをはじめて6日、つまりたった3回やっただけで自ら登校するようになりました。他にも、同じような問題を抱えて「ムリ!」と始業式後、すぐに休んでしまった新高1の子どもたちもおおよそ10日くらいで自ら登校するようになっています。

そして彼女は、学校に自ら通うようになってから自分で首のアイソメトリック運動とストレッチをやるようになりました。また、それを続けるうちに「友達が怖い!」といったことを口にしなくなり、どんどん笑顔が増えていきました。

 

運動を行うにあたっての注意点!

首のアイソメトリック運動は2日に1回です。このペースだとおおよそ5回(10日)でなんらかの効果を体感されると思いますが、毎日だと1ヶ月以上かかります。

また、10日間チャレンジをやらずに首のアイソメトリック運動をやると、首の筋肉痛のためによりイライラや落ち込みがひどくなります。さらに、朝なおさら起きれなくなります。

現実に私は次のような類のお話を数名の方からいただいています。

先生がおっしゃったように首のアイソメトリック運動をやったら朝起きれるようになったし、明るくなってずいぶん前向きになりました。そこで、嬉しくて同じ起立性調節障害で悩んでいた知人に教えてあげました。すると、「良くなるどころか返って起きれなくなった!」と恨まれてしまいました。

この理由もカンタンで、脳内で炎症が起きるくらいですから体内の至る所で慢性的に炎症があります。アイソメトリック運動は考えている以上に筋肉がいったん壊れますから、強い炎症反応が起きることになります。そして、炎症が強くなれば睡眠の質はさらに悪くなりますから、朝が苦手ならさらに起きれなくなるのも自然なことでしょう。

このように、いくら良いことで前提条件があります。また、良くなったとしても筋肉が減れば必ず状況は悪化します。続けることが重要であることは当然です。

話はそれますが、先日メールで次のような質問をいただきました。併せて、私がお返事を差し上げる必要もないと思いますので、ある方のレビューをご紹介します。

 

10日間チャレンジをやったら子どもが学校に行けるようになりました。もうやめて、元の生活に戻していいでしょうか?」

52019-08-09 → 実際のレビューはこちら

性格も顔つきも変わった!
モラハラは栄養不足が原因、との書籍を図書館で偶然見つけ、いつもイライラしていた夫に「脳の性能を上げるサプリ」というアプローチで飲ませたところ、性格はもちろん、顔つきまで変わりました。数日飲まずにいると、また爬虫類のようなギラギラした顔つきに戻ってイライラしていますがまた飲み始めて数日で穏やかに戻ります。本人も変わったことを実感しているようで、出張にも必ず持って行っています。私も一緒に飲むようにしたところ、頭がハッキリして、朝起きられるようになりました。性格は栄養状態に左右されるということを実感しています。

私は、「こころの問題」の多くは栄養状態が悪くて起きると考えています。10日間チャレンジで栄養状態が改善し問題が解決したとしても、栄養状態が悪化したら元に戻ってしまう。私はそう考えますが、あなたは違いますか?

 

突然の豹変!ネガティブになって何日か休んだ!

冒頭の女の子ですが、4月と5月に何日か休んでいます。それも、すべて月曜日~水曜日。ふだんはとても明るく元気なのに、月曜日の朝、突然ネガティブになって3度ほど月曜から2~3日休んでいます。なぜだかわかりますか?

1回目の理由は日曜日の昼に食べたコンビニのスパゲティでした。論文:精神疾患におけるミクログリアを介した神経免疫仮説にあるように、精神疾患の基礎的な病態として慢性炎症の存在が示唆されています。コンビニのスパゲティには植物油脂やトランス脂肪酸がたっぷり入っていますから、脳内の炎症がひどくなったことが容易に想像できます。このときは水曜日まで3日間休んだそうです。

2日はチェーン店のうどん。この時はお母さんも本人も心得ていますから、トッピングのエビは衣を全部捨てたそうです。でも、前回もそうでしたが日曜の夜にはネガティブになっていて、この時は火曜まで休んだそうです。

その後、お母さんが徹底的に植物油脂やトランス脂肪酸を避け、本人もできる限り食べないように注意していました。その結果、彼女はお友達と遊びに出かけることができるようになりました。

 

元気になった時に落とし穴が…

8月の26日から学校がはじまり、彼女は元気に学校に通っていました。今までは、年度替わりや新学期にはストレスで調子が悪くなっていましたが、夏休み中も元気で宿題も余裕をもって終わらせていました。新学期のそんな娘の様子は、お母さんは本当に安心させたようでした。そのため、9月2日の月曜日にネガティブになって学校を休んだときも冷静に対処したそうです。

休んだ理由は?

彼女はとても元気になってやる気がでてきました。そしてそんなとき、9月6日の金曜日に調理実習があるということで、1日の日曜日に練習として本を買いパンプキンというお菓子作りをしたそうです。

そのとき、彼女は本に書いてあった通りに、サラダ油を40㏄使ってパンプキンを作ってその日に全部食べてしまったそうです。

月曜日はネガティブな上で「眠い!」「寒い!」と口にしていた彼女ですが、火曜日には元気になり自ら前日の調子が悪くなった理由が「あっ、サラダ油だ!」と気づきました。

同じような話は他の子どもでもたくさんあります。

ただし、ほとんどのご家庭では「自分が大丈夫だから!」と、植物油脂やトランス脂肪酸への注意が少ないようです。ですが、論文でご紹介しているように、これらは体内はもちろん脳内にも炎症を招きます。それが…

ヒトによりメンタル面に、ヒトにより頭痛や浮腫み、アレルギー、ガンなどと違った形で表出します。また、「自分は大丈夫!」だと思っていた方が10日間チャレンジを試したところ「性格が変わった!」「人格が変わった!」、「勉強をするようになった!」と、試してみてはじめて問題を抱えていたことに気づきます。

 

まとめ

もし家族の誰かがイライラしたり落ち込んだり、グチを口にするようになったら食べ物を疑ってください。また、いったん口にした植物油脂やトランス脂肪酸の影響は少なくとも3日は残ります。カレーやシチュー、揚げ物、ポテトチップスなどでは5日くらい残ることもあります。

そこで、冒頭の彼女の笑い話を最後にご紹介しましょう。

パンプキンを作るときのサラダ油が原因だった!

そう気づいた彼女はお母さんに言った。

「お母さん、金曜日の調理実習でお菓子作るんだけど、ショートニングとサラダ油いっぱい使うんだよ。どうしよう?」

「土曜と日曜は覚悟しよう!」とお母さんと彼女は話したそうです。笑

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Posted by sinsd