化学繊維も不妊の一因…? 現代社会はウソだらけだという前提で身を守る必要がありますね。
「本当は、生理用品も天然素材のものではないとダメなんだけどね…」
20年以上前になると思いますが、以下の動画を見て妻がそんな話をしたことを思い出しました。
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当時、「きっと、そうなんだろうな~」程度の認識でしたが、上記の動画を見て少し調べてみると…
化学繊維の服や下着(ブラジャーやパンツも含め)、プラスチック製品など、私たちの身の回りの品のほとんどが動物も含めたヒトの生殖性に大きな影響を与えていることがわかりました。
例えば、ポリエステルの原料として使われるフタル酸エステルは環境ホルモンに指定されていますが、以下の通り生殖に大きな影響を与えることがわかっています。
・フタル酸エステルの生殖および発生に対する毒性影響についての最近の研究小泉 睦子, 江馬 眞,他 2000年 7 巻 2 号 65-73
(前略)ラット、マウス 、モルモットなどの実験動物の雄に対し酸エステルが精細管萎縮、精子形成阻害などの 精巣毒性および雄副生殖器萎縮を引き起こすことは良く知られている。(中略)
Davis ら(1994a )は 、成熟雌ラットへのDEHP の経 口投与により、性周期の延長、排卵阻害、血中17β一estradiolおよびprogesterone濃度の低下 、GTHサージの阻害が引き起こされることを示した。
これらの毒性は1990年代には指摘されるようになりましたが、私たちに周知されることはありませんでした。
・B-15 フタル酸エステルのラット精巣毒性における時期特異性ついて(泌尿器) 近藤 剛, 生野 猛, 水田 祥代 2005年 41 巻 3 号 442-
環境ホルモンの1つで ある フタル酸エ ステル には精巣毒性があるこ とが知 られてお り、特に 妊娠中の動物胎仔に投与すると泌尿生殖器系の奇形を引き起こすことが知られている.(中略)
同じ濃度のフタル 酸エ ステル に暴露されて も、思春期前の 幼弱ラ ッ トは成獣ラッ トに比べ 感受性が高く精巣に強い 障害を受けるこ とが判明 した。
こういったことから、私は100均などで売られている食器類も疑っています。透明ガラスのコップや器は問題ないのかもしれませんが、色のついた器はどんなもので着色されているのか?
おそらく、人体に影響のあるもので着色されていると想像するのが自然なことでしょう。
・ B-10 フタル酸エステルによる雌ラットの妊孕力の変化に関する研究 甲斐 裕樹, 生野 猛, 水田 祥代2001年 37 巻 3 号 551-
(前略)経口投与されたフ タル 酸エ ステル は雌ラットの性周期にも変動を引き起 こ し、 妊孕刀を著しく低 ドさせ る ことが判明 した。
・B-21 胎仔ラットに投与されたフタル酸エステルが精巣組織内の亜鉛濃度に及ぼす影響について 生野 猛, 水田 祥代, 甲斐 裕樹 2002年 38 巻 3 号 445-
(前略)生 後に投与され たフタル巣組織障害は一過性であるとの報告もあるが、胎子期に投与されたフタル酸 エ ステルは胎盤を通じて胎仔ラッ トに影響し、雄性生殖機能障害をもたらす。今回成長後に妊孕力の低 ドがもたらされることが組織学的にも証明された。
オネエキャラが増えているのも…
・外因性内分泌かく乱物質 (いわゆる環境ホルモン) について 小松 一裕 1999年 10 巻 1 号 2-6
(前略)内分泌かく乱物質がそのエストロゲン様作用あるいは抗エストロゲン作用により生殖系に悪影響を与えることはいまさら紹介すべき内容ではないであろう。
“メス化する自然”という言葉に象徴されるように、内分泌かく乱物質のホルモン作用により本来オスであるはずの個体の生殖巣が精巣にならずに卵巣へと分化してしまうという作用は非常に印象的であり、一般には内分泌かく乱物質(環境ホルモン)の作用といえばエストロゲン作用のかく乱を意味しているといっていいだろう。(以下略)
この論文を読むと、「化学物質の曝露がジェンダー障害の原因なのか?」そう、疑ってしまうのは私だけでしょうか?