妊娠中の異性化糖 (High-fructose corn syrup)摂取が子に与える影響! – 知らなきゃ怖いよ

さまざまな健康リスクが知られている異性化糖 (High-fructose corn syrup)

「ブドウ糖果糖液糖」「果糖ブドウ糖液糖」「高果糖液糖」と表示されているので簡単に確認できますが、ジュースやアイス類などに限らず、今では多くの加工食品に利用されています。

その異性化糖を妊娠期に摂ると、次世代に以下のようなリスクが生じるようです。

 

High Fructose Corn Syrup (HFCS) は清涼飲料水などに多く含まれている甘味料である.日本を含む先進国で消費量が爆発的に増加しており,それに伴って妊婦の摂取量も増加している.

HFCS の過剰摂取は認知機能を低下させることが報告されており,妊娠期過剰摂取による次世代への悪影響が懸念されている.そこで我々は,妊娠期の HFCS 過剰摂取が次世代の神経新生と認知機能に与える影響について解析を行った.(中略)

【結論】
妊娠期の HFCS 過剰摂取は次世代の神経新生と認知機能を低下させることが示唆された

妊娠期のHFCS過剰摂取が次世代の認知機能に及ぼす影響 大城 雅貴, 山田 宏哉, 他 2022年 10 巻 2 号 77- より引用

 

異性化糖に限らず、やっぱり精製された糖は食べたらダメですね。

 

【背景・目的】フルクトースは食品中に含まれる天然甘味料であり,妊婦における過剰摂取が問題となっている

我々は,母獣のフルクトース過剰摂取が仔海馬において認知機能および神経新生の低下を引き起こすことを明らかにしてきた.そこで本研究ではこのメカニズムを解明するため,胎仔の海馬神経幹細胞に着目して解析した.(中略)

【結論】妊娠期のフルクトース過剰摂取は胎仔の海馬神経幹細胞における細胞周期および神経細胞機能に関与する遺伝子群に影響を及ぼし,増殖能を低下させることが示唆された

妊娠期のフルクトース過剰摂取が胎仔の海馬神経幹細胞に及ぼす影響 景山 斎, 山田 宏哉, 他 2022年 10 巻 2 号 57- より引用

 

 

フルクトース(果糖)は、果物、蜂蜜、ショ糖(砂糖)などに含まれる単糖類で、単糖類の中で最も甘味が強いとされています。水に溶けやすく、製菓や料理の甘味料として利用されるほか、インスリンを必要としないため糖尿病患者向けの甘味料としても使われます。

甘味:砂糖の1.3~1.5倍の甘味があり、より少ない量で甘さを出すことができます。

Google AIより引用

 

Blog’s

Posted by sinsd