心が傷つく言葉の暴力!モラハラと精神的dvの違いとは?
相手の言葉によって、心に深い傷を負い精神的に追い詰められていくモラハラと精神的DV!共に言葉による暴力と言われていますが、被害に遭っている人にとって苦しみの渦中にあれば、違いを考える余裕などないかもしれません。それでは、一般的にモラハラと精神的DVを理解している人はどれほどいるのでしょう?考えたこともない人も多いかもしれませんが、最近話題になることもあり知っている人もいるかもしれませんね。
そこで、アンケートを取りモラハラと精神的dvのことがどれほど浸透しているのか調べてみました。
【質問】
モラルハラスメントと精神的DVの違い、知っていますか?
【回答数】
はい:19
いいえ:81
■調査地域:全国
■調査対象:年齢不問・男女
■調査期間:2015年08月19日~2015年09月02日
■有効回答数:100サンプル
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1.ほとんどの人がモラハラと精神的DVの違いを知らない!
アンケートの結果、8割の人が「いいえ」と回答していました。
・モラハラと精神的DVの違いはよくわからないけれど、モラハラも精神的に苦痛を与える暴力のようなものなので、言葉を分ける意味が良くわからない。(30代/女性/パートアルバイト)
・モラハラは聞いたことがあるのですが、精神的DVという言葉は初めて知りました。(30代/男性/契約派遣社員)
・はっきりとはわからない。線引きはあいまいだし、意味はだいたい同じだと思っている。(20代/女性/専業主婦)
・同じようなものだとは思うのですが、はっきりと違いを述べる事はできません。(20代/女性/無職)
モラハラと精神的DVは精神的に苦痛を与えるものという風に理解していて、違いまではわからないという意見が多く聞かれました。実際に何らかの形でこれらの言葉の暴力に関わることがなければ考えないのが普通なのかもしれません。精神的DVという言葉自体を初めて聞いたという人もいて、社会的にはまだまだ認知されていないようです。
2.モラハラと精神的DVの違いを知っていると回答した人が2割!でも…
そして、「はい」と答えた人は2割という結果!違いを知っている人は多いとは言えないようです。
・モラルハラスメントは、会社の上司や同僚、ご近所関係でも成立しますが、精神的DVは夫婦間や恋人など密接な間柄にある人物からのものと理解しています。(40代/女性/専業主婦)
・モラハラは加害者が知らず知らずのうちにもやっていて、DVのほうは故意にしている。(20代/女性/専業主婦)
・モラハラは、「周りもみんなそう思っている」と自分対複数人という図式で追いつめてくる。精神的DVは自分対相手の関係の中のみで行われるもの。という認識です。(30代/女性/無職)
・モラハラは一見はコミニケーションを取っている様に傍からは見えるが実は一方的。精神的DVは完全支配(40代/女性/パートアルバイト)
モラハラは会社などで生じ、精神的DVは夫婦間や恋人同士で起きるものという意見があったり、モラハラは無意識にしていることで精神的DVは故意にしているといった意見などが見られました。知っていると回答した人でも、その捉え方は様々なようです。
なかには、モラハラと精神的DVの有り様を述べた意見もあって、これらの言葉の暴力に対しての理解度にも幅があるようですね。モラルハラスメントと精神的DV、その違いは一般的にはハッキリと浸透しているとは言い難いのかもしれません。
3.モラハラと精神的DVの違いとは?
DVとはドメスティック・バイオレンスの略称で、同居関係にある配偶者や内縁関係の間で起こる家庭内暴力のことを指します。ですが、今では夫婦間に限らず、元夫婦や恋人など、近親者間で起きる暴力全般を指す言葉として利用される傾向にあります。そしてそんなDVは、身体的暴力や精神的暴力、性的暴力、経済的暴力、社会的暴力といった要素が含まれています。
一方で、モラハラは精神的暴力のことを指し、性的暴力や経済的暴力、社会的暴力を含みません。
4.精神的DVとは?
精神的DVには精神的暴力と経済的暴力、社会的暴力という3つの要素を含みますが、その攻撃の特徴として「自分が正しく、相手が間違っている!」という方向性があげられます。その中で、モラハラに含まれないふたつの要素である経済的暴力と社会的暴力について説明します。
4-1.経済的暴力
4-1-1.生活費を渡さない
「主人は給料をすべて自分のために使ってしまい、生活費を一切くれません。」
「子供が私立に行くことになりましたが、『公立に行けないバカにやる金はない!』と入学金はもちろん、学費や制服、通学などのお金を払ってくれません。」
「生活費は3万円。高校と中学に通う子供がいるのに、これでは学費や光熱費はもちろん、食費すら賄えません。」
お金があっても生活費をくれない。車のドレスアップなどの趣味やパチンコ・競馬などのギャンブル、自分の遊ぶお金に使っているのに生活費を渡さないといった経済的暴力は少なくないようです。
4-1-2.お金を取り上げる・勝手に使う
「私は看護師ですが、主人は私の貯金を勝手に引き出して自分の趣味や飲み代などに使ってしまいます。」
「主人は、私が結婚前に貯めた貯金を車や洋服など自分のために勝手に使ってしまいました。」
妻(夫)の給与や貯金などを、お金を取りかげることも経済的暴力のひとつです。
4-1-3.洋服など、必要なものを買わせない
「子供の幼稚園入園式のために、私がスーツを買ったら夫から『返してこい!』と言われました。私が『小学校の入学式でも使うし…』と言ったら、『たったそれだけのためにもったいない!返してこい!』と言われ、『お祝い事などでも着ることがあるから…』と言ったら、『たまにしか使わないのに、そんなものはいらない!返してこい!』と大声で怒鳴られ、返品したお金を渡すまでそれが続きました。」
このように、妻(夫)に生活をする上で最低限の洋服などを買わせないことも経済的暴力にあたります。
4-1-4.自分の収入を教えない
「給与明細はもちろん、通帳も見せてもらえないので夫がどれくらい収入があるのか知りません。」
夫の収入がわからない。そんな状態では、家計の管理すらできません。日々の生活で、何をどれくらい使っていいのか判断できませんから、これも立派な経済的暴力となります。
4-1-5.家計を厳しく管理する
「これはいくらだったんだ?レシートを見せろ!」
「コンビニで買ったのか!もったいない。スーパーで買えば20円は安く買えただろう!」
夫(妻)から、細々というか、異常に厳しく家計管理をされている。買い物をするにも息が詰まるような家計管理もまた、経済的暴力のひとつです。
4-1-6.借金を負わせる
「主人から度重なる経済的暴力を受けています。生活費はろくに入れてくれず、子供の学費にも困っています。今の会社は有資格者である私が名義上社長をしています。そのため、会社の借金は私が連帯保証人になっており、離婚はもちろん実家に逃げ帰ることもできません。」
配偶者の都合で借金を負わされたり、会社の保証人にさせられる。このような借金を負わさることも経済的暴力のひとつです。
4-2.社会的暴力
4-2-1.交友関係を制限する
「結婚以来、友達とランチはもちろん、姉や母との外出も許されません。」
「はじめての出産も、実家に帰ることに対しすごく不機嫌になり困りました。」
「お盆やお正月にも、子供を連れて実家に帰ることができません。」
妻の友人関係はもちろん、兄弟や両親との関わりを制限することも立派な社会的暴力です。結婚したとしても、妻の人間関係は尊重されるべき存在です。しかし、妻を自分のテリトリーの中に閉じ込めようとする夫は少なくないようです。
4-2-2.人前で馬鹿にする
「こいつは家の掃除もろくにしないから困っているだよ…」
「飯がまずくて、冷凍食品の方がよっぽどうまいんだ。」
「朝、起きたときの顔など見せられたもんじゃない!」
妻(夫)のことを、他人の前で馬鹿にすることも社会的暴力のひとつです。親しき中にも礼儀ありと言いますが、結婚後の夫婦にも最低限のマナーは忘れてほしくありませんね。
5.モラハラと精神的DVの違い
それでは、モラハラと精神的DVの違いとはいったいどこにあるのでしょうか?それは、カンタンに言えば、加害者の被害者にひけらかす「正義」の質です。
精神的DV:自分(加害者)が正しい。相手(被害者)が間違っている。
モラハラ:相手(被害者)が普通のこと(常識)ができない(間違っている)。
精神的DVが、加害者が絶対に正しく被害者が間違っているという攻撃になる一方で、モラハラは世間一般から考えても自分が正しく、被害者はそうではないという関係になります。したがって、加害者から被害者への攻撃にはそれぞれ次のような傾向があります。
5-1.精神的暴力
精神的暴力には主に、「あほか」「ボケ」「うるせ~んだよ!」「死ね!」などと大声で怒鳴る、嫌み、批判する、 従わないと怒る、無視する、大事な物を捨てる・壊す、発言権を与えないといったものがあげられます。
5-2.モラハラにおける疑問形の攻撃
「こんなことも言われないとわからないのか?」
「俺がどうして怒っているんだと思う?」
そう言われてわからないと聞くと、
「その脳みそは飾りなの?」
「やっぱり聞かないとわからないだ?」
そう、再び疑問形で返される。そのため、こういったことが繰り返された被害者は、あたかも「自分が間違っている」とか「自分がおかしいのか?」と思い込まされることになります。「お前が(世間一般的に考えても)おかしいんだよ…」と、人格や性格を否定する形で精神的に追い詰めるのがモラハラです。
したがって、被害者は加害者意識を刷り込まれるため、自分が被害者であることに気づくのが遅くなる傾向があります。
まとめ
今回のアンケートでは、モラルハラスメントと精神的DVの違いは分からないという人が8割と、ほとんどの人が知らないことが分かりました。言葉としては聞いたことがある、あるいは初めて聞いたという人も多くよく理解されていないのが実態のようです。知っているという人でも、その受けとめ方は様々で、モラハラと精神的DVに明確な線引きは難しいようです。
ただし、私の経験では、モラハラと精神的DVの線引きは必要がないと考えます。なぜなら、私のいただいてきた相談の中で、モラハラの加害者は皆、モラハラと精神的DVの要素を併せ持っていたからです。逆に、どちらか一方の要素だけという加害者は、ほぼ皆無だったと記憶しています。
最後になりましたが、モラハラと精神的DVは、必ず解決できる問題です。ですが、モラハラの原因を含め、適切な知識なしにモラハラを本質的に解決するのは、とても困難なことも事実です。そこで、以下に私が書いたモラハラ解決のための著書をご紹介しております。問題解決にお役立ていただければ幸いです。
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