卵子の質が悪い。胚が育たない。流産を繰り返している。そんな女性が知るべき事実!
人工授精をしても妊娠しない。
体外授精をしても妊娠しない。
体外受精しても胚が育たない。
体外受精しても流産を繰り返している。
※ 人工授精:排卵のタイミングに合わせて採取・洗浄・濃縮した精子を細い管で子宮内に直接注入し、妊娠の確率を高める一般不妊治療た
※ 体外受精:女性の卵巣から取り出した卵子と精子を体外で受精させ、育った受精卵を子宮に戻す不妊治療
そんなあなたに質問です。
洋食や肉食、パン、パスタなどばかり食べてはいませんか?
また…
生理痛や生理不順、生理前症候群(PMS)などで苦しんできたのではありませんか?
おそらく、不妊で悩む女性の〝ほとんど″が該当するはずです。また、そんな方にこの記事はとても重要です。
卵子の質の差はどこかにあるのか?
卵子の質はヒトにより大きく違います。では、卵子の質の差はどこにあるのか、ご存じですか?
卵子の質が低下する大きな要因は加齢と言われていますが、果たしてそれは本当でしょうか?
胚は酸化ストレスに弱い!
胚発生率とは、受精卵が移植に適した初期胚にまで育つ割合のこと。その胚は、とても酸化ストレスに弱いことがわかっています。
胚は酸化ストレスに対して著しい感受性を示し、発生障害を起こすことが知られている。
通常 、胚の体外培養は大気中(酸素分圧約20%)の条件で行われる場合が多いが 、 生体内を反映した低酸素分圧(5%02程度)で培養を行うと胚発生率が増加することが報告されている。
・無血清培地によるウシ体外培養胚の生産と胚移植 ―胚の発生効率と品質評価― 星 宏良, 佐藤 威,他 1999年 18 巻 2 号 163-172 より引用
体外受精をしても胚が育たない理由の多くは、胚が過剰な酸化ストレスを受けていることが想像できます。では、過剰な酸化ストレスの原因はどこにあるのでしょうか?
アレルギーや足の浮腫みはありませんか?
鼻炎や喘息、アトピーなどのアレルギーや足の浮腫み、メマイ、立ちくらみなどの症状も該当するのではありませんか?
これらに共通するのは何か?
と言えば、それは〝炎症″です。
あなたの体が、過剰かつ慢性的な炎症状態が続いていることがこれらの症状の原因です。そして、炎症と酸化ストレスは一方がもうひとつを引き起こす悪循環のループを招きます。
まず、酸化ストレスが生じると細胞が傷ついて炎症が起きます。また、その炎症反応により活性酸素が生じ酸化ストレスが悪化します。逆に、体内が慢性炎症状態となれば過剰な活性酸素が生じます。この酸化ストレスにより細胞が傷つき、炎症がひどくなります。そして…
このループが周囲の正常な細胞も傷つけ、老化を大きく加速させます。
卵子の質が悪い原因の多くは、この負のループが続いてきた結果です。
そして、これらから次のふたつが想像できます。
・卵子に炎症が生じている:卵子の質が悪い
・そのため、体外受精をしても受精卵が炎症+過剰な酸化ストレスで胚が育たない
炎症の原因はリノール酸過剰摂取にある!
洋食における調理法の多くは「炒める」「揚げる」となります。そのため、自然と過剰な植物油を摂取することになります。また、そんな植物油に含まれる必須脂肪酸(リノール酸やα-リノレン酸)はリノール酸(オメガ6脂肪酸)がとても多い一方で、α-リノレン酸(オメガ3脂肪酸)が非常に少ないという特徴があります。
よって、植物油を使えば使うほど、摂取するリノール酸量は過剰となります。(加工食品中の植物油脂、マーガリンやマヨネーズなどに含まれるトランス脂肪酸、市販食パン、調理パンなどもリノール酸を〝とても多く含み″ます。)
そこで重要なのが以下の点です。
脂肪酸の組成や濃度は卵子や胚品質に大きくかかわっていると考えられる.
・牛の繁殖性や過剰排卵反応に及ぼす多価不飽和脂肪酸の効果 高橋 正弘, 山本 公平 2017年 8 巻 4 号 201-207 より引用
オメガ6脂肪酸は体内で炎症を促す働きを持ち、卵子を含めた細胞の細胞膜に含まれます。
したがって、リノール酸の摂取量が多ければ多いほど卵子中に含まれるリノール酸量が多くなります。また、そんな卵子は炎症により老化が加速しますし、体外受精をした胚は酸化ストレスが増大します。さらに、そんな胚は生育できません。
α-リノレン酸と胚の成長
α-リノレン酸はオメガ3脂肪酸のひとつですが、必ず食事から摂らなければいけない必須脂肪酸と呼ばれる栄養素です。しかし、一般的な食事ではほとんど摂ることができません。α-リノレン酸が豊富に含まれるのはエゴマ油や亜麻仁油など、健康に無頓着の方なら聞いたことすらないでしょう。
一方で、オメガ3脂肪酸にはDHAやEPAなども含まれ、これらは魚介類、特にアジやサバ、サンマなど青魚に豊富です。ですが、これは天然魚に限られ、飼料の一部を大豆やトウモロコシなどで与えられる養殖魚では天然魚と同じオメガ3脂肪酸は摂取できません。
以上のことから、オメガ3脂肪酸の摂取源は天然の青魚やエゴマ油、亜麻仁油など、ごく限られた食材に限定されます。そして、そんなオメガ3脂肪酸は卵子の質を上げ、結果として胚の成長を改善させる効果が確認されています。
飼料中の n-3 系脂肪酸は,血漿と卵胞で脂肪酸組成に影響を及ぼし,卵子の分割率を増加させた.
牛卵子の成熟培養中に不飽和脂肪酸であるリノレン酸を添加した場合,卵子の核成熟を制御している分子機構に影響を及ぼし,成熟卵子である MⅡ期卵子数を増加させ,初期胚の発生が改善された
・牛の繁殖性や過剰排卵反応に及ぼす多価不飽和脂肪酸の効果 高橋 正弘, 山本 公平 2017年 8 巻 4 号 201-207 より引用
青魚を摂る際の注意点
アジやサバ、サンマを食べればオメガ3脂肪酸を摂ることができます。特に生で食べるのがお勧めですが、焼き魚や水煮缶でも十分なオメガ3脂肪酸を摂ることができます。一方で、せっかくの青魚中のオメガ3脂肪酸を無駄に流出させてしまう調理法があります。
それが魚フライで、例えば、アジをフライにしただけで、魚中のオメガ3脂肪酸は半分以上流出してしまいます。しかし、問題なのはそれだけではありません。なぜなら…
魚のフライを調理する際、魚が持つ脂(魚油:DHAやEPA)が揚げ油の中に溶け出し、逆に揚げ油が魚の身に染み込む「油脂の相互入れ替わり現象(脂質交換)」が起きるからです。
アジフライは菜種油で作ることが多いようですが、以下の通りα-リノレン酸よりリノール酸が豊富です。また、そのほとんどが一価脂肪酸です。

忘れてはならないのは、アジフライはアジにパン粉をまぶしていることです。フライ時、このパン粉にもフライ油が吸油されてしまいます。この事実はとても重要です。
なぜなら、以下の通り過剰なオメガ6脂肪酸により卵子の質は大きく低下するからです。
本研究では、オメガ3脂肪酸を豊富に含む食事を生涯にわたって摂取することで、マウスの生殖機能が高齢出産まで延長されることを示しました。
一方、オメガ6脂肪酸を豊富に含む食事は、高齢出産時の生殖成功率が極めて低いことが分かりました。
さらに、マウスの生殖機能が加齢に伴い急速に低下する時期に、オメガ3脂肪酸を豊富に含む食事を短期間摂取するだけでも卵子の質が向上することが分かりました。一方、オメガ6脂肪酸を短期間摂取すると、卵子の質が極めて低下することが分かりました。
したがって、オメガ3脂肪酸は、高齢出産における卵巣の老化を遅らせ、卵子の質を改善するための効果的かつ実用的な手段となる可能性がある。
・食事性オメガ3脂肪酸による雌の生殖寿命の延長と卵子の質の向上 Prolonging the female reproductive lifespan and improving egg quality with dietary omega-3 fatty acids
(Nehra D, Le HD, Fallon EM, Carlson SJ, Woods D, White, Pan AH, Guo L, Rodig SJ, Tilly JL, Rueda BR, Puder M : Aging Cell., 11: 1046-1054, 2012.) より引用
また、もしフライ油が菜種油ではなく、例えば他の植物油(サラダ油)で代用したとしましょう。

見ずらいかもしれませんが、薄いブルーの部分がPUFA(必須脂肪酸)です。図の通り、ほとんどの植物油は圧倒的にリノール酸が豊富です。したがって、これら植物油を使った調理を食べれば食べるほどオメガ6脂肪酸(リノール酸)の摂取量が知らず知らずのうち、大幅に増えることになります。
オメガ3サプリメントを摂る前に!
「じゃあ、さっそくオメガ3サプリメントを摂ろう!」
そう思われた方も少なくないと思いますが、その前にとても重要なお話を追記します。
実は、今までと同じ食事を続けたままオメガ3サプリメントを飲むと、相当な確率で後悔します。また、相当な試練が待っています。そして、その試練は、ご両親と出生児のどちらにも生じるでしょう。
試練の内容は知的障害や発達障害、強度近視、各種アレルギーなどヒトそれぞれです。(詳しくは「本当の妊活!」でご確認ください。
オメガ3サプリメントを摂る前に何が重要なのか?
音楽に合わせて周りを歩き、音楽が止まったら急いで椅子に座る。あの、定番の椅子取りゲームを思い浮かべてください。
実は、摂ったオメガ6とオメガ3は、この椅子取りゲームしています。
しかも、この椅子取りゲームにはハンディがあり、椅子に近い位置をオメガ6が周る一方で、オメガ3はその外側に待機させられています。(そういうイメージです。実際には、オメガ6を優先して取り込む酵素が存在します。)
そう、オメガ3は初めからハンディを負わされています。
しかし、現実の食事では魚離れは深刻である一方で、植物油を使った調理は毎日のように食べられています。また、冷凍食品やコンビニ弁当、調理パン、調味料、菓子類など、オメガ6の摂取源は山のように溢れかえっています。
片や、オメガ3脂肪酸が豊富なのは青魚やエゴマ油、亜麻仁油などに限られているのに…
ということで、卵子の質を上げるには、オメガ6脂肪酸の摂取量を大幅に減らすことが最優先事項となります。もちろん、同時に青魚やオメガ3サプリメントを摂ることは有効です。ですが、少なくとも「炒める」「揚げる」調理を止める、冷凍食品や加工食品、菓子類の摂取を止めるなどを優先することを同時進行させることが重要です。
まとめ
卵子の質に限らず、不妊の原因の主因はリノール酸過剰摂取にあります。それも、ほとんどのヒトが必要量の20倍以上摂っています。また、健康に無頓着の方なら50倍以上摂っているのが現状です。
約100-150年前まで、人類 はリノール酸やアラキドン酸などのn-6系脂肪酸とα一リノレン酸 、EPAやDHAなどのn-3系脂肪酸をほぼ等量ずつ摂取してきた。
しかし、最近の農作物の改良による大量生産と搾油技術の進歩により、サラダ油に代表される陸生植物油が安価かつ大量に流通し、 摂取できるようになってきた。
ダイズやトウモロコシなどの陸生植物はリノール酸を含むn-6系脂肪酸を高率に含有している。 その結果 、現在の人類 はn-6系脂肪酸を150年前の20~30倍も摂取している。
この過剰摂取がアレルギー疾患などを引き起こしていると言われている。
・遺伝子改変家畜の現況とその利用、とくに脂質改変による食への貢献の可能性 佐伯 和弘 2005年 33 巻 Supplement 号 31-43
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後は、あなたの判断です。







