歯周病の原因は? – 実は、歯周病菌は歯周病のきっかけにすぎません。では、真犯人は?
「ポケットが深くなっていますから、今後は3ヶ月置きぐらいに歯石等のメンテナンスに来てください。」
歯科衛生士にそう言われ、歯科の知識がまったく無かった私は3年近くまじめに歯医者に通いました。そして、ある時歯科衛生士に聞きました。
「3年以上通いましたがポケットの深さはほとんど変わっていませんよね。どれくらい何をすれば改善するのですか…?」
すると、歯科衛生士は次のように答えました。
「そんなに甘いもんじゃありません…」
ということで、私は歯医者に通うのを止めました。そしてそれから5年ほど経ちますが、虫歯もできませんし歯茎の様子も変わっていません。
甘いものを食べなかったのに…
私は幼少期から甘いものが苦手でした。まあ、小学生の頃は多少は食べましたが、友達の20分の1レベルといったところでしょうか?ですが、小学生の頃は虫歯が出来て、近所の歯科に通い詰めだったと記憶しています。
歯を磨くと歯茎から血が…
中学に入ると、毎日歯を磨くたびに歯茎から出血が続くようになっていました。それも、その出血はすぐに止まりません。当時、その理由はわからず、この状況は社会人になるまで続きました。
参考までに、我が家は薬局でした。
昭和の薬局は今のドラックストアの小型版のようなもので、私は実家で販売していたシャンプーや歯磨き粉などの新製品を業者が勧めるままに当たり前のように使っていました。
※ 当時は、業者が説明する製品情報を疑うことなく、そのメリットに飛びついていたと記憶しています。
歯を磨いても歯茎から血が出なくなった!
中学・高校時代も虫歯は出来ていました。が、帰宅が遅い上、土日も部活があったため虫歯は痛みが強くなるまで放置するようになっていました。そのため、ほとんど歯医者に通うことはなく、大学生の時に眠れないほどの強い痛みで歯医者に1度行ったことを覚えています。
そんな私でしたが、大学卒業後、次のような話を聞きました。
「メダカの水槽にCMで宣伝されているボディーソープやシャンプーを使った廃液を入れるとメダカは死ぬが、石鹸(純石鹸や石鹸素地など)の廃液を水槽に入れてもメダカは元気!」
この話から、私はさっそく歯磨き粉とシャンプーをシンプルな石鹸に変えました。すると…
わずか3日で10年近く続いていたハミガキ時の出血が無くなりました。また、その後一度も虫歯は出来ていません。
虫歯と歯周病は治るのか?
専門家によると、虫歯と歯周病が完治することはないようです。
う蝕と歯周病は治るのであろうか?削って詰めたらう蝕は治る,歯石を取ったら歯周病は治る,といいのだが,う蝕と歯周病が完治することはない.
う蝕と歯周病原の原因菌はともに口腔常在菌である.常在菌は追い出すことができない.しかし,う蝕と歯周病の発症・進行を止めることはできる.
う蝕と歯周病の発症:未病から病気に至る理由 天野 敦雄 2024年 2024 巻 34 号 13-17 より引用
※ 「う蝕」の読み方は うしょく で、「虫歯(むしば)」の専門用語
と、言うことで、歯科は「悪くするのを遅らせる」ために通う所なのでしょう。
事実、上記論文では歯科治療について次のように記されています。
削れば削るほど歯の寿命は短くなると FDI(国際歯科連盟) が告げたのは 2000 年.我々が長きにわたり最善と思ってやってきたことは,実はそうではなかったのだ.(中略)
う蝕と歯周病の病因はバイオフィルム細菌.口腔からバイオフィルムを駆逐することはできない.また,う蝕と歯周病の原因菌は常在菌であるから,追い出せない.原因が除去できない限り,う蝕と歯周病が完治することはないのである.
う蝕と歯周病の発症:未病から病気に至る理由 天野 敦雄 2024年 2024 巻 34 号 13-17 より引用
口腔内のpH
口腔内では通常pH6.8〜7.0の中性に保たれています。
一方で、口腔内が酸性に傾くと歯のエナメル質が溶け始め虫歯(脱灰)ができます。
じゃあ、なぜ口腔内が酸性に傾くのか?
と言えば、それは化学物質の摂取です。
☑ 防腐剤や着色料など、食品から摂るさまざまな食品添加物
☑ 過剰な糖分摂取 ←思い当たるヒト多いと思いますのでご確認ください
☑ 肉や養殖魚に含まれる抗生物質やワクチン、養殖魚に至っては飼育環境で使用される200種類以上の化学物質
☑ 歯磨き粉に含まれる発泡剤などの化学物質 など
本来、まったく口にする必要も無いこんな毒物を当たり前のように食べている。虫歯ができるのは自然なことだったのですね。
歯周病の原因は?
歯周病の原因は何なのか?
そう聞かれれば、ほとんどのヒトは口腔内細菌が原因と答えるでしょう。でも、真犯人は別にいます。
確かに、歯の周囲に溜まったプラーク(歯垢)で増殖した歯周病菌が出す毒素が原因で炎症が起こります。これが歯周病に繋がるのですが…
※ P.giugivalis(ポルフィロモナス・ジンジバリス):代表的な歯周病原因菌
※ 歯槽骨吸収:歯を支える顎の骨(歯槽骨)が歯周病や歯の欠損、感染などによって溶けて減ってしまう現象
P.giugivalis 投与歯周炎モデルマウスに置いて、fish oil(n-3系多価不飽和脂肪酸を豊富に含む)添加飼料と corn oil(n-6系多価不飽和脂肪酸を豊富に含む)添加飼料のそれぞれで飼育した場合を比較すると、 fish oil 添加飼料群で有意に歯槽骨吸収が少ないことが明らかとなった。
口-腸-全身軸:ペリオドンタルメディスンの新たな因果メカニズム 山崎 和久, 松川 由実 2019年 36 巻 2 号 18-22 より引用
そう、私が再三指摘してる…
「オメガ3脂肪酸の摂取が大幅に不足する一方で、オメガ6脂肪酸の超過剰摂取が体内の慢性炎症を促し、免疫の暴走を招いている」
これが歯周病の主因であり、歯周病菌から生じる毒素はそのきっかけにすぎなかったのです。
まとめ
歯周病菌による毒素の排泄。
これに免疫が過剰反応を持続的に示す。
その結果が歯周病です。
なんらかの歯茎のトラブルに悩むなら、再三ご紹介している10日間チャレンジが有効であることがご理解いただけたことでしょう。
10日間チャレンジは、さまざまな病気や精神的な問題を解決するには必須の生活習慣です。また、私は新地球の波動に適応するには食生活の改善が必須だと信じています。
賛同される方は、10日間チャレンジを生活に取り入れてください。