災害時の「非常食」という考え方を捨て、今すぐ震災や水害など「想定外」の事態に備えましょう!

「想定外だった!」

東日本大震災における福島原発事故では、東京電力幹部が口を揃えたように「想定外」を繰り返し訴えていました。そして、この答弁に対し、多くの方が苦々しい思いを抱いたのではないでしょうか?ならば…

「一難去ってまた一難」

新型コロナウイルス禍が続く中、縁起でもない話ですが災害に備えましょう。

GW前から日本中のあちこちで地震が続いています。そこで調べてみたのですが、気象庁のデーターによると、2001年~2010年におけるM7以上の日本及びその周辺の地震回数は、なんと年平均で3回も起きているようです。また、M6以上を合わせるとなんと20回を超えています。

温暖化により台風や豪雨の被害も深刻です。

2019年は千葉県で2度も大きな被害がありました。なかでも記憶に新しいのが史上最強クラスと謳われた令和元年台風第19号ですが、一歩間違えば250万人が住む墨田区、江東区、足立区、葛飾区、江戸川区が水没するところだったのはご存じでしょうか?

台風19号の降雨により八ッ場ダムの水位は約54メートルも上昇しました。このダム本来の想定容量上限は6500万トンでしたが、この時それを1000万トンも上回る7500万トンもの水を貯めたそうです。

八ッ場ダムは民主党政権時に有効性が疑問視され、建設も一時中断されていました。もし、民主党政権が続いていたのなら、この台風による降雨で墨田区や江東区など前述した5区は水没していたことでしょう。また、降雨量があと少し多くても氾濫していたかもしれないそうです。

繰り返しますが、2019年9月の初旬に発生した台風では、ゴルフ場の鉄柱が倒壊して家が破壊されたるほどの被害が出ました。また、屋根が壊れブルーシートで応急処置をしている家ばかりでした。それほどの被害が出た地域が、わずか1カ月足らずのうちに再び被災しました。

自然災害は「いつ」「どこで」発生するか分からない。

2019年の千葉県を中心とした台風被害は、この教訓を私たちに強く意識させました。

と、言いたいところですが、残念ながらそうではないようです。

サントリー食品インターナショナル株式会社が行ったアンケート調査 (2020年1月8日~1月15日に行ったインターネット調査)によると、家族が3日過ごせる飲料水を備蓄していた人は全体の35.6%でした。また、6人に1人は備蓄していた飲料水の賞味期限が切れていました。

「そうか、では今すぐ災害に備えよう!」

そう思ってくれた方にお願いです。

「まだ、非常食は買わないでください!」

ここでは主に非常食の種類と質についての提言を記しましたが、本書が「まさか!」の時の備えるきっかけとなれば幸いです。

1.災害に「備える人」と「備えない人」その差はいったいどこにあるのか?

「災害時に食料や水をどれくらい備えていますか?」

こんな質問に対し、食料も水も備えていない人はなんと4人に1人という結果でした。また、その理由を聞いた結果も衝撃的なもので…

1.気にしていなかった:3人に1人

2.緊急性を感じていない:15%

3.3日分以上の備蓄が必要だと知らなかった:約10%

語弊があるかもしれませんが、このようなことを「備えていない理由」として答えたということは、彼らの「頭が働いていなかった」ことを意味します。一方で、備えている人の多くにある特徴がありました。

ここでは、公的備蓄に頼れないという事実もご紹介しています。災害時も、まずは自らの備えが必要であることを再確認してください。続きはこちら

2.災害は必ず来る! – その時何が起きるのか?

「自然災害で電気と水道、都市ガスに被害に出たら、一般にどの順番で復旧するでしょうか?」

この答えを理解するとなおのこと、「備えなければ絶対にムリ!」という事実を受け入れていただけると思います。

また、避難所格差も起こりますので、田舎や山間部などにお住まいの方は悲惨な状況に陥ることになります。

もっと困るのは、あなたがお住いの地域ではなく、先に他の地域で災害が起きた時です。その時、やっとスイッチが入って「備えよう!」としても… 続きはこちら

非常時に必要な備えとは?

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Posted by sinsd