亜麻仁油とえごま油のどちらがいいの?

亜麻仁油とえごま油。亜麻仁油とは、亜麻という植物の種から採れる油です。また、えごま油とは、えごまの種から搾った油で、どちらもオメガ3の代表的な油ですが、いったいどちらをとったらいいのか?

たくさんのご質問をいただきましたので、ここで私のお返事をご紹介しておきます。

亜麻仁油とえごま油の共通点とは?

亜麻仁油とえごま油はともにオメガ3系の不飽和脂肪酸で、α₋リノレン酸が多く含まれいます。その含有量は産地などで多少の違いはありますが、おおまかには次の通りです。

えごま油の脂質構成

亜麻仁油の脂質構成

比較してお解りのように、際立った違いはないどころか‶ほぼ″同じだと考えていいでしょう。

亜麻仁油とえごま油の健康効果は?

どちらもオメガ3であるα₋リノレン酸の働きで、次のような効果が期待できます。

亜麻仁油とえごま油の成分の違いとは?

含まれる脂肪酸については、亜麻仁油とえごま油で大差はないことがわかりました。それでは、それ以外の成分にはどんな違いがあるのか?確認しておきましょう。

亜麻仁油の脂質以外の有効成分

亜麻仁油にはポリフェノールのひとつであるリグナンという成分が含まれています。リグナンは、ポリフェノールの一種で、更年期障害を改善、骨粗しょう症を予防、コレステロールを下げて肥満を予防すると言われています。

えごま油の脂質以外の有効成分

えごま油にはルテオリンとロズマリン酸というポリフェノールが含まれています。前者は強い抗炎症作用が、後者は抗酸化作用があります。

オメガ3/α₋リノレン酸の欠点

α₋リノレン酸は以下のような構造をしています。

すでにご紹介しましたが、二重結合とは次のような構造式のことで一見、とても結合力が強く思えてしまいます。が、実際はとても弱い結合です。

そのため、α₋リノレン酸に限らず、オメガ3系脂肪酸は空気中で簡単に酸化されてしまいます。そこで重要なのがビタミンEの含有量です。

ビタミンE含有量

亜麻仁油とえごま油のビタミンEの含有量には次のような違いがあります。

わずかな違いに思えるかもしれませんが、この差が酸化のスピードに大きな違いを与えます。私は、この違いをもっとも重視していますのでえごま油をお勧めしています。

まとめ

亜麻仁油やえごま油は酸化されやすいので、以下の期間内に使い切るようにしましょう。

どちらも光でも酸化が進みますから、購入時に遮光ビンもしくは箱に入った商品を選ぶ必要があります。また、冷暗所保存が基本ですから、使用後は速やかに冷蔵庫にしまいましょう。

私からすれば、このふたつの油から得られる効能効果に大きな違いはありません。しかし、この使用期限の違いから、私はえごま油をお勧めしております。

細胞膜の流動性が保証されれば、細胞に栄養がとり込みやすくなります。また、使ったゴミも捨てやすくなります。したがって、代謝が上がります。そのため、ほとんどの人がオメガ3脂肪酸をとると、尿量が多くなり便通が改善します。

例えば、この記事を書いている日に話をしていた中学2年生の女の子から次のような質問をいただきました。

「先生、えごま油をとるようになったら、今まで見たこともない大量のウンチが出るのですが大丈夫でしょうか?」(笑)

もちろん、大丈夫です。

なお、「えごま油はどの商品を購入したらいいの?」というご質問もたくさんいただいています。また、そう聞かれて調べてみて驚きました。

なんと、通販で売れている代表的なえごま油のうち、約6割は生食に向かないものだとわかりました。

詳しくは「えごま油の選び方!」をご覧ください。

 

【追記】

加熱利用は厳禁です!

 



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